IT基礎を体系的に学び、チーム開発演習で実践力を養成
テックアカデミーの研修サービスで実現できた若手主導の人材育成
株式会社ヒューマンインタラクティブテクノロジー様は、東京都新宿区に本社を構え、システム開発やAIソリューション、DXコンサルティングなどを提供しているIT企業です。同社は「自分のライバルは自分で育てる」という企業文化のもと、若手社員が中心となって新人研修を企画・運営していましたが、継続的かつ効果的な育成プログラムの構築に課題を抱えていたそうです。そこで2025年度の新人研修では、テックアカデミーの研修サービスを活用し、企業文化の浸透と体系的な学習を両立する取り組みを開始しました。その結果、どのような成果が得られたのでしょうか。コーポレートデザイン室室長の小井戸さん、AIソリューショングループの山本さん、そして受講者の穐谷さんにお話を伺いました。
課題
若手社員による新人育成サイクルを構築するための内部リソースの不足と研修カリキュラムの陳腐化
受講理由
実践的なカリキュラムと、すぐに答えを教えず、思考を促す指導方針に魅力を感じた
活用方法
基礎知識の体系的な学習とチーム開発演習の実践的学習を組み合わせ
成果発表の機会を設け、アウトプットを重視した研修を実施
また、ヒューマンインタラクティブテクノロジー様の価値観や指導を研修に反映し
メンターによるサポートと社内でのフォローを組み合わせた支援体制を構築
効果・成果
受講者の当事者意識が高まり、主体的に取り組む姿勢が養われた
共通言語でのコミュニケーションが可能になり、後続の研修がスムーズになった
他社と差別化できる人材育成と、企業文化の浸透を同時に実現したかった
――今回、テックアカデミーの研修サービスを導入した背景について教えてください。
小井戸さん:弊社には「自分のライバルは自分で育てる」という企業文化があり、社員が中心となって人材育成をしています。そこで若手社員に研修の企画を任せる際に課題となったのが、リソース不足と既存カリキュラムの陳腐化です。
AIソリューショングループは若手社員が多いこともあり、積極的に研修に関わってもらっているのですが、新しいものを生み出す組織のため業務負荷が高く、そこに研修内容の刷新まで追加すると業務が滞ってしまう懸念があったため、研修サービスの導入を検討し始めました。
山本さん:内定者研修から新人研修まで一貫した育成計画が必要で、特に体系的な技術や知識の習得と、実際のプロジェクトに近い体験の両立が求められていました。しかし、担当者である私自身の経験不足や時間的制約もあり、適切な教育ができるかどうか不安がありました。
――これまでの研修ではどのような課題を感じていましたか?
小井戸さん:過去に動画視聴型の研修を導入した経験がありますが、あまり効果を感じられませんでした。見るだけで終わってしまったり、講師によって指導内容にばらつきが出たりなど、「知識は得られるものの、実践につながらない」という印象が強く、十分とは言えなかったのです。
また、外部研修をそのまま実施すると、弊社が重視している価値観が伝わらないという課題がありました。そこで、弊社の考え方や企業文化を研修に反映し、独自性のあるプログラムとして差別化を図れるような、体系的かつ効果的な学習が出来るサービスを探していました。
提案されたカリキュラムの質の高さと、柔軟な対応力が導入の決め手に
――テックアカデミーを選定された決め手について教えてください。
山本さん:ご提案いただいたカリキュラムの内容が、非常に魅力的だったことが大きかったですね。特にチーム開発演習のカリキュラムは素晴らしく、弊社が求めていた内容と合致していました。弊社では特定の技術の専門家ではなく、お客様の要求に応じて最適な技術を選択し、様々な技術で価値を提供していく人材の育成を目指しています。システムエンジニア入門研修もチーム開発演習も、まさにそれを支えてくれる内容でした。
小井戸さん:弊社は研修に対して要望が多かったと思うのですが、「もっと企業文化の部分まで踏み込んだ研修をしたい」とお伝えした際、どのように組み込んでいくか相談に乗っていただいたことも非常に大きな決め手でしたね。
――テックアカデミーの指導方針と貴社の教育方針との相性はいかがでしたか。

山本さん:「すぐに答えを教えない」というテックアカデミーの方針は、弊社と非常にマッチしていました。考える力を身につけてもらうために、できるだけ自分で解決策を探してほしいと考えていたので、それを理解したうえで実践していただけたのがありがたかったです。
管理システムと人によるサポートを組み合わせ、きめ細やかな進捗管理を徹底
――研修はどのような体制で実施しましたか?

山本さん:私を中心として若手社員にも参加してもらい、計7名ほどでチームを組みました。内定者研修の期間中は、新人一人ひとりに対して先輩社員が担当としてつき、週次でオンラインミーティングを実施し、進捗などを共有しながら進めました。入社後については、特定の担当者をつけるのではなく、若手社員全体で新人をサポートする体制に変更しています。
小井戸さん:弊社の「自分のライバルは自分で育てる」という文化を浸透させるため、また、当事者として育成に取り組んでもらうために若手主体の運営にこだわりました。私は全体を俯瞰しつつ、山本をはじめとした若手が困った時にサポートする立場として関わっています。新人の様子で気になることがあれば、すぐに若手社員に声をかけて対応してもらうようにしていました。
――進捗管理や研修中のサポートはどのように行われましたか。
山本さん:e-Learningについては、テックアカデミーの管理システムで進捗を確認するとともに、受講者から毎日報告を上げてもらっていました。また、講師との事前面談やテックアカデミー運営担当との定例ミーティングで情報共有を行い、多角的に状況を把握できるよう努めました。特に研修に直接関わっていただいた講師の方から、受講者の様子や課題について客観的な印象をお聞きすることができたのは非常に有益でしたね。弊社だけでは気づけない部分も把握でき、より適切なフォローができたと考えています。
問題解決力が育つ、もっと早く受講したかった充実の研修
――研修を受講された感想をお聞かせください。

穐谷さん:システムエンジニア入門研修では、基本情報技術者レベルの知識から実際のアプリケーション開発まで、幅広い内容を体系的に学習できました。内容も非常に充実しており、もし学生時代に知っていたら自分で受講していたと思うほどです。中でも印象的だったのは、メンターの方のサポート体制です。質問に対して迅速かつ丁寧に対応していただけたため、学習を止めることなく進められました。また、技術的な問題が発生した際も、代替手段を一緒に検討していただけたのが心強かったです。
――チーム開発演習で特に価値を感じたのはどのような部分でしょうか?
穐谷さん:プロジェクトを疑似体験できたことが、最も価値のある学びでした。個人学習では体験できないチーム開発の流れや、作業にかかる時間感覚を身につけることができ、実際のプロジェクトに参加する際の基礎となっています。また、講師の方が答えを直接教えるのではなく、「この設計だとこの機能は実現できませんが、それで問題ありませんか」といった形で、自分自身で課題を発見し、解決策を考えられるように指導いただいたことや、新人同士で助け合うように導いてくださったのも非常に学びになりました。自分で考える力が身につき、現在の実務でも大いに役立っています。
実践的な研修を通じて、自ら考える力と業務への応用力を身につけてもらえた
――テックアカデミーの研修サービスを通じて得られた成果を教えてください。

山本さん:チーム開発演習を通じて、新人がプロジェクトの流れを実践的に理解できたことが特に大きな成果です。単に技術を学ぶだけでなく、チームで開発する中で、積極的にコミュニケーションをとることの重要性を体感し、それが次の業務に活かせる状態になりました。加えて、新人自身が気づきを得て、自分で考える力を身につけられたことも重要な成果です。
小井戸さん:若手社員による育成サイクルの構築という面でも、十分な成果を上げられたと感じています。研修を通じて、若手社員や新人同士が円滑にコミュニケーションを取れるようになったことで、後続の研修もスムーズに行えています。また、研修に関わった若手社員に新人の評価をしてもらったところ、全体的に良い評価が得られ、非常に満足のいく結果となりました。
――全体を振り返って、今回の研修をどのように評価されますか?
小井戸さん:過去に導入した外部研修の中で、最も満足度の高い研修でした。技術的なスキル習得はもちろん、弊社の文化を研修に組み込んでいただけたことで、より質の高い人材育成が実現できたと考えています。また、新人の成長速度も予想を上回り、研修の進行が順調すぎる余り、新たな課題設定を検討するほどでした。この取り組みを土台として、若手が主体となって新人を育てるという文化を、より強固なものにしていきたいですね。

左から、山本さん、穐谷さん、小井戸さん

