受講開始から約1年(※1)で複数企業の仕事を受けられるようになった受講生の記事です。
(※1)卒業生向けの仕事紹介・支援サービス「テックアカデミーワークス」では初回の仕事紹介を保証しており、テックアカデミーでの学習開始から最短2ヶ月程度で実務に取り組むことが可能です。

30代でフリーランスのWebデザイナーに転身した受講生に、Webデザイナーを目指そうと思うまでの経緯や、テックアカデミーを受講した理由についてお話を伺いました。(※2)
今回のインタビュー記事は前編後編に分かれていますので合わせてご覧ください。
(※2)記事に記載している内容は2022年5月時点の情報です。

1分でわかる記事要約

・事務職として働いていたが、自分で0から考えて提案したり工夫するのが好きであることに気がつき、フリーランスのWebデザイナーを目指す。
・独学し副業を試みるも、学習内容と実践に乖離があったことや、実務経験が全くなかったことが原因でWebサイト制作やWebデザインの仕事獲得に苦戦。
・独学後、テックアカデミーのWebデザインコースWebデザインフリーランスコースの受講やテックアカデミーワークスでの実務経験を経てフリーランスに転身。

話してくれた人

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小坂 香央里(こさか かおり・32歳)さん
北海道在住。短大卒業後、医療秘書や工場、学校の総務などバックオフィスの仕事に従事。フリーランスのWebデザイナーに転身。趣味はHP制作、DIY、セルフネイルなど幅広く、デザインや物づくりに関することが好き。

事務職からフリーランスのWebデザイナーを目指した理由とは?

――これまでのご経歴について聞かせてください。

短大卒業後、事務職やバックオフィス系の仕事を中心に働いていました。具体的には具体的には医療秘書、工場や学校の総務などです。1年前に退職し、テックアカデミーの「Webデザインコース」「Webデザインフリーランスコース」の受講を経てフリーランスのWebデザイナーになりました。

――なぜフリーランスのWebデザイナーの道を選ばれたのでしょうか。

複数の仕事を経験する中で、自分の仕事に対する適性に気がついたからです。これまでは、指示されたことを正確に行う仕事や、社員のサポート業務などの仕事が中心だったのですが、 0からアイディアを出して提案したり、何かを作ったり、アレンジや工夫することが好き だと感じました。
一方でWebデザイナーの仕事は、企業や個人などの顧客から依頼されたWebサイトのデザインを制作することです。顧客が思い描いているWebサイトを制作できるよう、全体の構成を考え、使い勝手が良く魅力が伝わるようなデザインを制作します。特にフリーランスのWebデザイナーの場合は、仕事を獲得するための営業活動から企画まで携わることができるので、とても興味を持ちました。
また職場の人間関係などに縛られず、専門的なスキルを身につけて仕事に専念したいという思いから、会社員ではなくフリーランスのWebデザイナーの道を選択しました。

――これまでWebデザインやWebサイト制作のご経験はありましたか?

はい、元々HP制作が趣味で手を動かすことはありました。退職する半年くらい前に、たまたま本屋でWebサイト制作で副業ができることを謳った書籍を何冊か見つけて独学をしました。副業を始めるためにWebデザインやWebサイト制作について学んだのですが、基礎的な内容が多くあっという間に1冊終えてしまったこともあり「本当にこれだけで副業ができるのだろうか?」と不安になりました。
学習後、クラウドソーシングサービスに登録したのですが、実務未経験の自分の実力ではできない仕事内容が多いと感じました。今思えば、 学習内容と実践にはかなり乖離があった ように思います。 自分よりも実力や実績のある人が同じ仕事にエントリーしていることも多く、実務の経験が全くなかったことやスキル不足が原因で、なかなか思うようにWebサイト制作やWebデザインの仕事を獲得することはできませんでした 。それでもめげずに何件かエントリーして、数百円程度の報酬は発生したのですが、アンケートや簡単なデータ入力作業など簡単な内容のものでした。

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プログラミングの副業に関する書籍

――実務未経験だとかなり仕事の獲得が難しいのですね。

そうですね。結局、Webデザイン関連の仕事を獲得できず副業は諦めてしまいました。そこで退職後にフリーランスになるため1からスクールで勉強することにしました。Webデザイナーになりたかったので、テックアカデミーのWebデザインコースWebデザインフリーランスコースを受講しました。

――新しい働き方に挑戦することへの不安はありましたか?

いきなりフリーランスになることに対しては多少不安はありましたが、別業界からIT業界へ飛び込むことについては不安はありませんでした。周囲にWebデザイナーのフリーランスの人はもちろん、IT業界で働いている人もいなかったのですが、調べていく中でIT業界は未経験でも挑戦しやすい印象を受けました。私のパートナーも自分が選択した道を応援してくれたので前向きになることができました。

独学を経てスクールで学ぶことの良さに気がついた

――テックアカデミーを選択した理由について教えてください。

大きく3つあります。
1つ目は テックアカデミーの受講後に、卒業生向けのお仕事の紹介・支援サービス「テックアカデミーワークス」経由でWebデザインの実務に取り組める という点です。 実務経験のある現役のデザイナーであるメンターのサポート付きで、Webデザインの仕事に取り組むことができる という点は他のスクールにはなく、かなり惹かれました。

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先ほどお伝えしたように、「独学でWebサイト制作の基礎は身についたがこれで仕事が獲得できるのか?」「仕事を最後まで一人でこなすことができるのか?」という不安があったので、実際にその点をサポートいただけることがかなり受講の決め手となりました。

実際にテックアカデミーワークスでは現役デザイナーのメンターだけでなく、プロダクトマネージャー、ディレクターと一緒にチームで仕事に取り組むため、私のような初心者でも安心して実務に挑戦することができました。初回の仕事紹介を保証してくれるので、副業の時のようにエントリーしたが仕事を受けられないという心配もありませんでした。

2つ目は 定期的なメンタリングがある 点です。地元に教室型のプログラミングスクールがなかったこともあり、元々オンラインのスクールに通うことは決まっていました。一方でオンラインのスクールは一人で学習を行うことが多いので、不安がありました。独学の経験を経て、 学習を続けていく上で誰かとコミュニケーションが取れる方が自分には合っている と感じていたので、パーソナルメンターとの対面でのメンタリングや、チャットサポートでコミュニケーションが定期的に取れることができる点が自分に合っているなと思いました。

3つ目は コース数が多い点 です。フリーランスとして活躍するためには今後広く知識を身につける必要があります。スクールに通って学ぶのであれば、同じスクールで複数の言語を身につけたいと思い、広くコースを展開しているテックアカデミーを選択しました。

――受講いただきありがとうございます!独学をされていた時と比較していかがでしたか?

メンターに自分の技術スキルや、自分が作った制作物について客観的に評価してもらえる点 が独学にはない大きな違いですね。独学だと書籍の見本通り制作したものが本当に正しく実装できているのか、またプロの目線で見た時に良いか悪いかがわからないので、不安が残りますし、カリキュラムを進めて終わりになってしまうことが多いと思います。その点、テックアカデミーでは制作課題の提出後に、メンターから技術面での細かいフィードバックがあるので次に生かすことができます。

また学習方法や進捗についても変化がありました。メンターがいるので 学習目標と課題提出の期日のスケジュールを組み立てて学習するように なりました 。メンタリングの実施の度にメンターと「いつまでにここまで終わらせましょう」という約束をすることが多かったので、定期的な学習習慣が身につきました。独学の時はいい意味でも悪い意味でも自分でペース配分を決められるので、「まあいいか」と思って学習を止めてしまうことがありますが、それがなくなりましたね。

あとは学習を進める上で わからないことについて自分で調べるスキルが身についた ように感じます。テックアカデミーはわからない点があってチャットで質問をした時に、 直接的な回答ではなく、解決に導くためのヒントを教えてもらうことが多い です。はじめは考えることに時間がかかり苦戦することもありました。ただ 今後フリーランスとして働くことになった時に周りの人から何でも教えてもらえる状況ではない ということを考え、自分の将来のことを考えて、あえてそのようにしてくれているのかと気がつきました。自分で調べる力は仕事を進める上で必要とされる重要なスキルなので、学習中に身につけることができてよかったと思っています。

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テックアカデミーワークスがフリーランスになるための近道に

――テックアカデミーワークスについてはいかがでしたか?

正直、テックアカデミーワークスをはじめた頃は仕事の進め方など慣れないことが多く、分からないことが分からない状態でした。独学やテックアカデミーでの学習を通じてWebデザインやWebサイト制作に関する基礎は固まりましたが、 実務とカリキュラム上の課題提出では、影響範囲のスケールや締め切りなどの条件が異なるので、このままフリーランスとして世の中に出ていたらまずかった なと思います。仕事自体はメンターから技術面でのアドバイスをいただきながら、数をこなして慣れていきました。

かなりメンターとコミュニケーションをとる機会が多く、上司のような存在でしたね。時には自分の悪い点について指導を受ける時もありましたが、 自分の成長を考えて伝えてくれている ことを感じ、励みになりました。

あとはテックアカデミーワークスを通じて、 誰もが知っている大企業の仕事に携わることができた ことは自分にとってかなりプラスの経験になりました。自分が制作したWebバナーが、普段目にするところで使われているところを見た時は感動しました!またどのようにコーディングしているのか、実際に運用されているものを見ることができ勉強になりました。

インタビューの続きは後編でご覧ください!
後編ではフリーランスになった後、仕事を獲得するために工夫していることについて伺います。