プログラミング研修とは?目的や選び方、おすすめのプログラミング研修9選

「プログラミング研修はどう選ぶ?」「おすすめのプログラミング研修は?」とお考えの方もいるのではないでしょうか。プログラミング研修は、ITの知識やスキルを学ぶ研修です。本記事では、プログラミング研修の目的や選び方、おすすめの研修企業を9つ紹介します。

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プログラミング研修は企業や社員にとって有意義な場です。社員がIT技術を学び、スキルを習得すれば、業務の効率化や生産性の向上につながります。「自社の社員にプログラミング研修を受けてもらいたい」「おすすめのプログラミング研修を知りたい」とお考えの方もいるのではないでしょうか。

本記事では、プログラミング研修の目的やおすすめの研修企業、導入する際の注意点について解説します。

 

目次

 

プログラミング研修とは?

プログラミング画面と男性の指

プログラミング研修は、ITの基礎知識やプログラミング言語の扱い方、アプリやWebサイトの作成方法を学ぶ研修です。新入社員が入社後に役立つ技術やスキルを習得できる場と言えるでしょう。ここでは、プログラミング研修の目的やスタイル、内容を紹介します。

プログラミング研修の目的

プログラミング研修の目的は、新人エンジニアやプログラマーの育成だけではありません。ITを専門としない社員も研修に参加してITに関する基礎知識やプログラミングの技術を学ぶことで、業務の効率的が図れます。

生産性や利益率の向上、そして売上アップにも良い影響を与えることができるため、プログラミング研修を行うことには大きなメリットがあります。従業員全体のITリテラシーを高めることができれば、機密情報の漏洩などのリスク防止にもつながるでしょう。

プログラミング研修には4つのスタイルがある

プログラミング研修の主な受講スタイルは通学、講師派遣型、オンライン、e-ラーニングの4つです。通学やオンラインにも複数人で受講する集合タイプと、1対1で研修を受けるマンツーマンかという選択肢があります。
それぞれのスタイルのメリットとデメリットは以下の通りです。

スタイル メリット デメリット
通学 【集合】

  • 直接指導を受けられる
  • 短期間で効率良く学べる
  • 社員同士の交流が増える
【集合】

  • スケジュール調整が難しい
  • 社員によって学習定着度に差が出る場合がある
【マンツーマン】

  • 1対1で効率良く学べる
  • 受講者に合ったレベルの学習ができる
  • 講師に質問しやすい
【マンツーマン】

  • 研修費用が高くなりやすい
  • 社員同士の交流が希薄になりがち
講師派遣型
  • 自社に合った講師が選べる
  • 研修のカスタマイズ化
  • 自社にはないノウハウや技術を習得できる
  • 講師代や委託代が必要
  • 時間や場所が限られる
  • 研修効果測定が難しい
オンライン 【集合】

  • 好きな場所で学べる
  • チャット機能で講師に直接質問できる
  • 移動時間がない
  • マンツーマンよりはコストを抑えることができる
【集合】

  • インターネット環境が必須
  • PCの貸し出しなど、費用がかかる場合がある
  • コミュニケーションが難しい
【マンツーマン】

  • 好きな場所で学べる
  • チャット機能で講師に直接質問できる
  • 移動時間がない
【マンツーマン】

  • インターネット環境が必須
  • PCの貸し出しなど、費用がかかる場合がある
  • 社員同士の交流が減る
  • ⾃主的に学習する意欲が求められる
e-ラーニング
  • 好きな時間に学べる
  • 何度でも復習できる
  • 場所が自由
  • インターネット環境が必須
  • 実技を伴うスキルが習得しにくい
  • 講師と直接コミュニケーションが取れない

プログラミング研修の内容

プログラミング研修で習得できる内容は以下の通りです。

  • ITの基礎知識
  • プログラミング言語の扱い方
  • プログラミング開発の全体的なフロー
  • ITリテラシーやセキュリティに関する知識
  • 実務を想定したプログラミング訓練

いずれもプログラマーとして働く際に身に付けておきたい知識やスキルです。初歩的な研修には、ビジネスマナーやビジネスメールの送り方といった内容が含まれる場合もあります。

プログラミング研修の選び方

プログラミング研修を選ぶ際は以下のポイントを重視するとよいでしょう。

  • 研修内容
  • 研修のスタイル
  • 研修のカスタマイズ性
  • 研修中の受講者へのフォロー体制
  • 講師の質
  • 受講費

中でも、研修内容は重要です。実りあるプログラミング研修にするには、受講する社員のレベルに合った研修内容を選ぶ必要があります。企業が身に付けてほしい知識やスキルを組み込みつつ、受講者が知識やスキルをしっかりと習得し、今後の実務につなげられる内容の研修を選びましょう。

必要な知識・スキルをそれらが必要な社員に取得してもらうためには、研修内容をカスタマイズできると受講者がより効率的にスキルを習得することが期待できます。

プログラミング研修を成功させるためには、受講する社員のモチベーションを維持することも大切です。研修中はどのようなサポートがあるのか、フォロー体制はどうなっているのか、事前に確認しましょう。

上記のようなポイントを参考に、自社に適したプログラミング研修を選んでください。

 

プログラミング研修のおすすめ9選

パソコンに向かいマウスを操作する女性

プログラミング研修を選ぶ際にチェックしたいのは、研修内容やスタイル、受講費です。それぞれの研修企業の特徴を参考に、自社に合った研修を選びましょう。ここでは、プログラミング研修のおすすめ9選を紹介します。

TechAcademy(テックアカデミー)

TechAcademy(テックアカデミー)は、日本e-Learning大賞プログラミング教育特別部門賞を受賞したオンラインスクールです。技術スキルだけでなく「主体的に考える力」「質問力」を大事にしており、あえて答えを教えずに自分で調べて解決する学習方針で「自走できるエンジニア」の育成を目指します。研修の進捗確認・振り返りが可能なレポート機能も用意しています。

企業名 TechAcademy(テックアカデミー)
スタイル オンライン
コース/料金(税込)
  • 4週間プラン:22万9,900円〜
特徴
  • 「自走できるエンジニア」へと成長するアクティブラーニングを採用
  • アウトプット主体で、実践を意識したカリキュラム
  • 未経験者の挫折を防ぐマンツーマンでのサポート
  • 研修の進捗確認・振り返りが可能なレポート機能をご用意
  • 研修日程に合わせて学習期間を調整でき、1名様から申し込み可能
  • これまで900社以上、30,000名を超える指導実績
公式サイト https://techacademy.jp/biz

侍テラコヤ法人プラン

侍テラコヤ法人プランは、月額3,980円から本格的にプログラミングを学べる日本最大級のサブスク型プログラミング学習サービスです。24時間現役エンジニアに相談できるフォロー制度や作りながら学べる50種類以上の教材を無制限で利用できるなど、実務的な知識やスキルが身に付くサービスを提供しています。

企業名 侍テラコヤ法人プラン
スタイル オンライン
コース/料金(税込) 月額3,980円(1人当たり)
特徴
  • 累計3万5,000名以上の指導実績
  • 挫折率8%と継続率が高い
  • 現役エンジニアによる回答率100%のQ&A掲示板
  • 作りながら学べる教材(40種類以上)
  • 現役エンジニアとのオンラインレッスン
  • 全額返金保証制度有り
公式サイト https://lp.sejuku.net/terakoya/biz/

CodeCamp(コードキャンプ)

CodeCamp(コードキャンプ)は、オンラインのプログラミングWebデザイン学習サービスです。ZoomやMicrosoft Teamsといった自社で使い慣れたツールで研修が受けられます。受講前のスキルチェックにより、受講者のレベルに合った研修ができる点も魅力です。学習理解度や定着率が高いマンツーマン研修で、学習スタイルに合わせて講師を選べます。

フィードバックや進捗をオンライン上で一括管理しているため、企業も社員の進捗を確認できて安心です。

企業名 CodeCamp(コードキャンプ)
スタイル オンライン
コース/料金(税込)
  • プログラミングコース:19万8,000円~36万3,000円
  • Javaマスターコース:19万8,000円~36万3,000円
  • Rubyマスターコース:19万8,000円~36万3,000円
特徴
  • 受講前スキルチェック
  • フィードバックや進捗をオンライン上で一括管理
  • 30種類以上の教材有り
  • 7時から23時40分まで年中無休で研修OK
  • 学習スタイルに合わせて講師が選べる
  • 返金保証なし
公式サイト https://codecamp.jp/business

DMM WEBCAMP(ディーエムエムウェブキャンプ)

DMM WEBCAMP(ディーエムエムウェブキャンプ)はプログラミング初心者向けのスクールです。未経験者のために開発された教材を備えており、最短ルートで知識やスキルが身に付きます。教育訓練給付金制度がある点も魅力と言えるでしょう。

企業名 DMM WEBCAMP(ディーエムエムウェブキャンプ)
スタイル
  • オンライン
  • 通学
コース/料金(税込)
  • 短期集中コース:1万5,500円/月から(初回のみ2万843円)、一括69万800円
  • 専門技術コース:給付金適用で実質35万800円
  • 就業両立コース:3万7,669円/月から(初回のみ11万円)、一括88万9,350円
特徴
  • マンツーマンのメンタリング
  • 毎日できるチャットサポート
  • 2つのスタイルから自分に合った学習方法が選べる
  • 在籍メンターは全員現役エンジニア
  • 返金保証制度有り
公式サイト https://web-camp.io/

RUNTEQ(ランテック)

RUNTEQ(ランテック)は、開発現場のノウハウを詰め込んだ教材を使用するプログラミングスクールです。受講時間は800~1,000時間で、時間をかけてプログラミングを学びたい方に向いています。

仲間と出会えるコミュニティがあるため、受講者同士の交流で成長できる点も魅力です。

企業名 RUNTEQ(ランテック)
スタイル
  • オンライン
  • 通学
コース/料金(税込)
  • 43万7,800円(一括)
  • 分割24回の場合:初回2万3,097円/2回目以降2万1,000円
特徴
  • 現役エンジニアによるオリジナルポートフォリオ作成サポート
  • バディ制度
  • 就職サポート
  • 受講時間800~1,000時間
  • オンラインコミュニティでモチベーションが維持できる
  • 返金保証なし
公式サイト https://runteq.jp/

Reskill(リスキルテクノロジー)

Reskill(リスキルテクノロジー)はIT研修専門の教育機関で、新入社員から現役プログラマーまで学べる幅広いコースが魅力です。座学+実践で学習が定着しやすく、研修翌日から業務で生かせる内容を学べます。社員のスキルを短期間で実践レベルまで引き上げたいと考えている企業におすすめです。

企業名 Reskill(リスキルテクノロジー)
スタイル
  • オンライン
  • e-ラーニング
  • 集団
コース/料金(税込) 公式サイトから問い合わせ
特徴
  • 無料研修管理システム
  • 研修に必要なものはリスキルが準備
  • コースは600種類以上
  • 初歩的な内容から明日使える知識・技術まで学べる
  • 受講者に合ったスタイルで研修できる
  • 返金保証制度有り
公式サイト https://tech.reskill.jp/

insource(インソース)

insource(インソース)は、年間受講者57万人の実績を誇るコンサルティング企業です。100種類以上のカリキュラムの中でもJavaやPythonに関する研修が豊富で、プログラミング言語について深く学びたい方や企業におすすめします。

WEB insourceでは、受講者が回答したアンケート結果が閲覧可能で、研修の内容や満足度が事前に分かる点も魅力です。

企業名 insource(インソース)
スタイル
  • オンライン
  • 会場
  • e-ラーニング
コース/料金(税込) 公式サイトから問い合わせ
特徴
  • WEB insource(動画・e-ラーニング教材・研修見学チケット・メンタルヘルスケアなど)
  • 研修リクエストサービス(公開講座を追加開催)
  • 100種類以上のカリキュラム
  • 法人プランはお得が多い
  • プログラミング初心者向け研修が多い
  • 返金保証制度有り
公式サイト https://www.insource.co.jp/bup/bup_middle_for_se_programming.html

NPS(日本プログラミングスクール)

NPS(日本プログラミングスクール)は、実績と歴史のあるスクールです。通学・オンライン・通信&通学の3つの中から、受講者に合った研修スタイルが選べます。3日間の合宿コースもあり、短期間でしっかりとプログラミングについて学べる点が特徴です。助成金制度が利用できるため、費用をリーズナブルに抑えたい企業におすすめです。

企業名 NPS(日本プログラミングスクール)
スタイル
  • オンライン
  • 通学
  • 通信&通学
コース/料金(税込)
  • 入会金:3,300円
  • 通学・オンラインコース:1時間/1,155円
特徴
  • マンツーマン
  • 3日間合宿プログラミング特訓コース有り
  • リーズナブルな価格設定
  • 助成金制度が利用できる
公式サイト https://nippon-programming-school.com/

TECH CAMP(テックキャンプ)

TECH CAMP(テックキャンプ)は、6万人以上が学ぶ実績豊富なプログラミングスクールです。オンライン+通学で効率良く学べる他、13時から22時の間はいつでも質問できる点が魅力です。

受講者のモチベーションを維持するパーソナルメンター制度や研修後のキャリアサポート、教育訓練給付制度の対象講座は受講料が最大70%オフといったサポート制度も充実しています。万が一の際には全額返金保証制度があるため、安心です。

名前 TECH CAMP(テックキャンプ)
スタイル
  • オンライン
  • 通学
コース/料金(税込)
  • 短期集中コース

65万7,800円(一括)

分割48回の場合:初回2万380円/2回目以降1万9,600円

※給付金適用で実質19万7,340円

  • 夜間・休日スタイル×オンラインプラン

87万7,800円(一括)

分割24回の場合:初回4万5,137円/2回目以降4万3,800円

※給付金適用で実質31万7,800円

特徴
  • 13時~22時の間はいつでも質問OK
  • パーソナルメンター制度有り
  • 給付金適用で受講料最大70%オフ
  • 全額返金制度有り
公式サイト https://tech-camp.in/training/course/

 

プログラミング研修を導入する際の注意点

パソコンに向かうスーツの男性の手元

プログラミング研修を導入することで、社員は効率良くIT知識や技術を学べます。ただし、研修の選び方によっては、受講者がついていけなかったり企業が進捗を確認できなかったりと不満が残る結果になるかもしれません。ここでは、プログラミング研修を導入する際の注意点を4つ紹介します。

受講者のレベルに合った研修内容を選ぶ

プログラミング研修を受ける社員のIT知識や理解度には差があります。レベルに合わない内容だと、理解できずに離脱したり知っている内容の繰り返しで時間を無駄にしたりと効果的な研修にはなりません。プログラミング研修を導入する際は、事前にスキルチェックをすることで受講者のレベルを把握し、それぞれに合った内容の研修を選びましょう。

管理システムやサポート制度の有無

プログラミング研修を外部委託する場合、受講者の進捗を把握しにくく、研修効果の測定が難しくなります。また、受講者のモチベーションを維持できないと、思ったような結果が得られないでしょう。企業が閲覧できる進捗管理システムの他、メンター制度や質問制度といったサポート制度が充実している研修を選ぶことが大切です。

研修後のフォロー制度も導入する

プログラミング研修で学んだ知識やスキルは、業務の効率化や生産性の拡大に役立ちます。ただし、研修内容を実際の業務で生かすには、研修終了後のフォローが必要です。研修内容がしっかりと身に付き、実践できるまで、気軽に質問や相談ができる環境を整えておきましょう。

価格

プログラミング研修の受講料は、プログラミングスクールや企業によって異なります。できる限りリーズナブルに導入したいと考えるかもしれませんが、付加価値が見込める研修内容であるかを重視しましょう。また、助成金を適用すれば費用が抑えられるため、助成金制度の有無もチェックするポイントのひとつです。

 

まとめ

パソコンに向かう男性とそれを囲む複数の人

プログラミング研修で学べるのは、ITの基礎知識やプログラミングの技術です。研修によって社員がスキルアップすれば、業務の効率化や生産性の向上につながり、企業の成長に役立つでしょう。

プログラミング研修を導入する際は、自社に合った研修を選ぶことが重要です。研修内容や価格、フォロー制度やサポート制度の有無をチェックして、企業が求める研修を導入しましょう。

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