ITの新人研修とは?目的やメリットデメリット・おすすめの企業10選
IT系の新人研修を計画中で、自社にとって最適なIT研修企業を選べず悩んでいる方もいるのではないでしょうか。講師の質やサポート体制に優れ、挫折せずスキルアップできる研修企業を選びましょう。この記事ではおすすめのIT研修企業13選を紹介します。
新人研修でIT系のカリキュラムを計画しているものの、自社にとって最適なIT研修企業を選びき切れずに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。IT系の新人研修に関する基礎的な知識、おすすめの研修内容や選ぶ際のポイントを知ることで、自社に合ったIT研修企業を選べます。
この記事では、IT系の新人研修を選ぶポイントやおすすめのIT研修企業10選を紹介します。
目次
- ITの新人研修とは?
- ITの新人研修を行う目的
- ITの新人研修の内容
- ITの新人研修を受けさせるメリット
- ITの新人研修を行う際の注意点
- ITの新人研修を選ぶポイント
- ITの新人研修でおすすめの企業10選
- まとめ
ITの新人研修とは?
ITの新人研修とは、新たに入社してきた社員に対して、ITつまり情報技術に関するスキルを身に付けてもらうために実施する研修のことです。
現代のビジネスでは、ITの活用が必須条件となっています。ITを活用することで、業務の効率化や生産性の向上、新たな価値の創造などが可能になります。
また、ITの基礎的なスキルを身に付けておくことで、新人の今後のスキルアップの土台となることから、ITの新人研修を実施することは重要です。
ITの新人研修を行う目的
IT系の新人研修は、新卒採用の場合は学生から社会人へ、中途採用の場合は自社の企業文化になじませるという意識改革が大きな目的です。
また、業務に必要な情報処理技術やグループでの開発スキルを学び、最前線で活躍するための下地を形成することも目的のひとつです。
また、新しい知識を習得してツールやプログラミング言語を使いこなし、情報やデータの取り扱いに関して全社で最低限のノウハウを共有することで、業務の効率化や生産性の向上につながります。
ITの新人研修の内容
IT系の新人研修は、コンピュータ・ネットワークの仕組みや最低限の情報セキュリティといった基礎的なITリテラシーと、業務に必要なプログラミング・マーケティング・デザインなどのスキルを身に付けるための研修です。IT系の知識やスキルに加え、あいさつ・名刺交換・電話対応のようなビジネスマナーや、企業理念・経営方針も学びます。
IT系の新人研修でおすすめの内容
IT系の新人研修は多種多様なコースがあります。中でも、今後重要度が増すと見込まれるビッグデータやインターネットビジネスに関する以下の内容がおすすめです。
- エンジニア系IT研修:Java・PHPといったプログラミング言語や、プロジェクトマネジメントを学ぶ
- マネジメント系IT研修:ITリテラシー・デジタルマーケティング・ビッグデータ分析を学ぶ
- Webクリエイター系研修:HTML5・CSS3や、Illustrator・Photoshopを学ぶ
ITの新人研修を受けさせるメリット
新人研修としてIT分野のカリキュラムを学ばせることで、大きく次の3つのメリットが得られます。
新人のスキルアップにつながる
ITの新人研修を実施することで、新入社員は入社後すぐに必要なスキルを習得することができます。これにより、業務への即戦力化が期待できます。
また、ITの基礎的なスキルを身に付けることで、ITの仕組みや概念を理解することができ、これがスキルアップの土台となります。より高度なスキルを習得する際に理解が深まり、効率的に学習することができたり、プログラミング言語やITセキュリティなどの各IT分野を掘り下げて学ぶ際にも役立ちます。
業務効率化を実現できる
新人の入社後すぐにIT研修で基礎的なスキルを身に付けさせておくことで、早期に自立した働き方が可能になり、すぐに業務に取り組むことができます。このため、先輩社員の負担を軽減し、業務効率化を実現できます。
また、新入社員でもすぐに業務にITを活用できるようになり、省力化・自動化を図ることができます。
情報セキュリティ対策を強化できる
新人にIT研修を行うことで、情報セキュリティの強化にもつながります。
IT研修では、情報セキュリティに関する基礎知識やスキルを身に付けられます。たとえば、マルウェアやフィッシングメールなどの脅威の種類や対策方法、パスワードの管理方法、情報漏えい時の対応方法などを学べます。
これらの知識やスキルを身につけることで、新人は情報セキュリティに関するリスクを理解し、適切な対策を講じることができるようになります。
ITの新人研修を行う際の注意点
ITの新人研修を行う際は、次の3点に注意しましょう。
受講者のレベルに配慮する
新人に要求するレベルが高過ぎる場合、早々に自信をなくしたりモチベーション低下を招いたりするケースもあります。
特に新卒採用の新入社員は、大学や専門学校でITの基礎を学んだものの、企業で実際に使用するITスキルは未経験であることが多いです。そのため、受講者のレベルに応じた研修内容とカリキュラムを設計することが重要です。
たとえば、事前にアンケートを実施して受講者のスキルレベルを把握したり、研修の最初に受講者のスキルレベルを把握するためのテストを行ったりした上で、カリキュラムを設計しましょう。
受講者のレベルに配慮したIT研修を実施することで、新入社員のモチベーションを維持し、効果的な研修を実施することができます。
研修テキストを作成する
新人にIT研修を行う際は、研修用のテキストを作成することで効果的な研修を実施できます。
研修用のテキストを作成することで研修の目的やゴールを明確化でき、受講する新人にとっても研修の流れや内容を把握しやすくなったり、研修の振り返りや復習に役立ったりというメリットがあります。
ただ、テキストの作成には手間と時間がかかります。外部の研修を利用すれば、基本的に研修用のテキストを作成する必要はありません。
理解度チェックとメンタルケアを行う
研修の途中で、受講者の理解度を確認するために、適宜テストを実施すると良いでしょう。テストの結果から、ついてこれていないと判断した受講者には、補講を実施してフォローアップを行いましょう。
カリキュラムの内容だけでなくメンタル面でもフォローアップが必要です。
新入社員は、慣れない仕事や人間関係で不安やストレスを抱えている可能性が高いからです。ストレスを抱えた状態では、IT研修に集中できず、思うようにスキルを習得できない可能性があります。
そこで、ストレスチェックを実施してストレスの度合いを把握し、専門家に相談できる窓口を設置するなどの対応も必要でしょう。
研修のスケジュールや内容を事前に説明することで不安を軽減したり、研修の最後に新入社員に研修の感想をアンケートなどで収集し、次回以降の新人研修に反映させることも大切です。
ITの新人研修を選ぶポイント
新人向けのIT研修は大小さまざまな企業が提供しています。選ぶ際にチェックしたい主なポイントは、受講者のレベルに合った研修内容や講師の質、サポート制度の有無です。研修の効果を高めるために、研修中の進捗確認や研修後のフォロー体制も重視しましょう。
受講者のレベルに合った研修内容か
新入社員にプログラミング経験者が多い場合、プログラミング研修に大きな効果は見込めないかもしれません。一方、IT系の素養がない新入社員は、基礎的な内容の理解に難儀することも考えられます。受講者にとってハイレベルなカリキュラムだと、研修についていけずに離脱率が高くなってしまうでしょう。
IT系の新人研修は「受講者それぞれのレベルに合った内容か」「レベルに合わせてカリキュラムをカスタマイズできるか」といった点を確認して選ぶことが大切です。
講師の質は高いか
IT研修企業によって、所属する講師の経歴やスキルレベルはさまざまです。プログラミング経験はあってもシステム開発などの実務はほぼ未経験という講師もいれば、第一線で活躍する現役エンジニアを多数抱えているIT研修企業もあります。
研修の目的や受講者のレベルに合った最適な講師が在籍しているかだけでなく、企業向けの研修実績の豊富さもチェックしたいポイントです。IT研修を成功させるためには、講師の質や研修への姿勢、実績にも目を向けましょう。
サポート制度はあるか
IT研修企業ごとに研修スタイルやサポート制度はさまざまです。研修スタイルには、講師派遣・オンライン研修・通学型研修などがあり、それぞれ講師とコミュニケーションが取れる時間の長さやタイミングが異なります。
ついていけない受講者を減らし、充実した研修にするにはサポート制度が重要です。メンター(指導者)制度や気軽に質問できるサポート体制、研修後のフォローアップ制度の有無をチェックしましょう。
研修中の進捗を確認できるか
マンツーマンサポートやマネジメントシステムなど、研修期間中のサポート体制は重要です。マンツーマンメンタリングやチャットサポート、課題レビューに対応するIT研修企業であれば、研修期間中に素早くPDCAを回せて、受講者を挫折させることなく学習効果を高められます。
講師のスキルや実務経験だけでなくコミュニケーション力も重視し、学習進捗や理解度の可視化に対応するIT研修企業であれば、きめ細かい確認やフォローが可能です。
研修後のフォローは万全か
研修後のフォローアップ制度も重視したいポイントです。例えば、担当メンターによる評価レポートで技術的スキル・コミュニケーションスキル・エンジニア適性を可視化できれば、配属先の検討やトレーナーへの報告に活用できるでしょう。
第一線で活躍する現役エンジニアが監修する実力判定テストを利用できれば、研修を受講することでどの程度の実力が付いたかを把握しやすくなり、研修後の自主的な学習にもつなげられます。
ITの新人研修でおすすめの企業10選
新人向けのIT研修は多くの企業が提供しているため、いざ選ぼうとしても比較検討が難しいかもしれません。研修スタイルや内容はもちろん、実績やサポート体制も重視して、自社にとって最適なIT研修企業を選びましょう。ここでは、新人研修におすすめのIT研修企業10選を紹介します。
TechAcademy(テックアカデミー)
TechAcademy(テックアカデミー)のIT研修は、提供実績900社以上、研修満足度98.7%を誇ります。内容や期間をカスタマイズできる50以上のコースから最適な研修を提案し、設計から効果測定まで一気通貫でサポートできるのが強みです。
第一線で活躍する現役エンジニアによるメンター制度を完備し、きめ細やかな質問対応ができます。サポート時間内に講師が即対応するため、受講者のモチベーション対策も万全です。マンツーマン指導で新人エンジニアの学習定着率を高め、独自のアセスメントシステムや評価レポートにより受講後のスキルアップもサポートします。
SAMURAI ENGINEER Biz
SAMURAI ENGINEER BizのIT研修は、累計指導実績3万5,000名以上、実践的なスキルが身に付くプログラミングスクールNo.1に選ばれた実績があります。
研修の前にヒアリングを行い、受講者のスキルに合ったメンターを割り当ててくれる他、研修外でもQ&Aサポートを完備しているのが強みです。受講生の途中離脱率も低く、実践と寄り添いにこだわった伴走型の教育で、個々のスキルレベルに合った学習ができます。
CodeCamp(コードキャンプ)
CodeCamp(コードキャンプ)のIT研修は、導入企業数300社以上、受講者5万名以上で、現役エンジニアによる質の高い指導で有名IT系企業にも重宝されています。
基礎的なプログラミングコースはもちろん、適性や目標に合わせてカスタマイズするオーダーメイド研修に対応し、オンライン研修・オフライン研修の組み合わせも可能です。フィードバックや進捗をオンライン上で一括管理できるのも、企業にとっては大きな魅力といえるでしょう。
侍テラコヤ法人プラン
侍テラコヤ法人プランは、月額1人当たり3,980円(税込)のサブスクリプション型IT研修サービスを提供しています。
アカウントを作成すると、すぐに研修を開始できる手軽さも強みで、研修計画の手間や時間もかかりません。チームダッシュボード機能や学習ログ機能、24時間現役エンジニアに質問できる回答率100%のQ&A掲示板も利用でき、受講者の挫折率8%という続けやすさに定評があります。
KENスクール
KENスクールのIT研修は、いまやスクール業界の定番となった個別指導や現場指導のパイオニアとして知られる老舗IT研修スクールです。30年を超える実績と5万人以上の卒業生、95%のリピート率を誇ります。
全国各地のスクールで通学型のIT研修を提供する他、eラーニングや講師派遣にも対応可能です。研修の組み合わせにも柔軟に対応してくれる点や、助成金の活用に関して相談や書類作成のサポートがあるのも魅力です。
insource(インソース)
insource(インソース)のIT研修は、年間受講者64万人という豊富な実績が魅力です。SE向け研修/IT研修は1,600種類にも上り、必要な研修内容を自由に選んで受講できます。新人向けのIT研修も豊富なプログラムを用意し、講師派遣や公開講座を組み合わせ幅広いニーズに対応可能です。
あらゆる研修や動画教材が割引になる無料サービス「WEBinsource」や、研修・eラーニング・人事評価を一元管理できる教育管理システム「Leaf」など、特色あるサービスも提供しています。
アイテック
アイテックは、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が主催する国家試験「情報処理技術者試験」のための教育サービスを国内の民間事業者として初めて手掛けたことで知られています。そのため、IT系資格の試験対策通信講座が強みです。
高度IT人材の育成にフォーカスした新人研修を提供しているのも特徴です。業務遂行に当たって資格が求められるSIerなど、新人研修の目標に各種IT資格や試験の突破を設定する企業におすすめです。
プロシーズ
プロシーズは、定額制で新人向け23講座または34講座を受け放題のeラーニング研修を提供しています。スタンダードプランは1人当たり3か月7,500円で、Office系・ビジネススキル系・コンプライアンス系が受講可能です。さらに、プレミアムプランであれば、1人当たり3か月1万2,000円でマネジメント系やプログラミング系も学べます。
独自のeラーニングシステム「LearningWare」により、研修管理機能・人材管理機能・SNSコミュニティも利用できるのも特徴です。
東京ITスクール
東京ITスクールのIT研修は、東京における新人Java研修の受講者数No.1、リピート率93.2%を誇ります。システム開発企業だから実現できる「現場で活躍するための研修」にこだわり、実際の開発現場から逆算したカリキュラムや現役のエンジニアによる活きた知識の共有が強みです。
開発ノウハウに関する豊富な研修コースがあり、100名の現役SE兼講師認定者による実践的な研修は学習効果に定評があります。ほとんどの研修はオンラインで提供されるため、全国各地から受講可能です。
AxiZ(アクシズ)
AxiZ(アクシズ)は、データベース・Webプログラミング・グループ開発に関するIT新人研修に強く、大手IT系企業を中心に大小さまざまなオーダーメイド研修を提供した実績があります。
中でも、新人エンジニアの現場力を高める育成がメインです。JavaやSQLといったテクニカル系だけでなく、ヒューマン系を組み合わせた研修もできます。研修状況の詳細な報告や担当講師・研修生・トレーナーの3者面談、助成金の申請サポートなど、企業へのサポートが手厚いのも特徴です。
まとめ
IT新人研修は、業務に必要な情報処理技術やグループ開発スキルを学び、最前線で活躍するための下地を形成するのが目的です。研修で身に付けた知識やスキルは、自社の業務の効率化や生産性の拡大につながります。研修の効果を高めるには、自社に合った研修内容や研修スタイルを選ぶことが重要です。
受講者が挫折せずに学習を進め、実践力を確実に身に付けるために、研修期間中のサポート体制や研修後のフォローアップ体制が充実したIT研修企業を選びましょう。
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