【企業・法人向け】おすすめのIT研修5つ|選ぶポイントも解説
研修会社ごとに強みが異なるため、企業の課題や人材育成目標によっておすすめのIT研修が変わります。新人エンジニアの育成やDX推進などを検討しており、IT研修の理解を深めたい方に向けて、IT研修の選び方やおすすめの研修会社、注意点などを紹介します。
企業の成長や事業拡大には人材育成が欠かせません。新人エンジニアの育成やDX推進などを検討しており、IT研修の理解を深めたい方も多いのではないでしょうか。
研修会社ごとに強みが異なるため、企業の課題や人材育成目標によっておすすめのIT研修が変わります。自社にとって最適なIT研修はどのようなものでしょうか。
この記事では、IT研修の選び方やおすすめの研修会社、注意点などを紹介します。
目次
IT研修の種類
IT研修は受講者の属性(階層)ごとに提供されることが一般的です。また研修には、オンライン型・講師派遣型・通学型、集合研修・マンツーマン研修・eラーニングといった違いもあります。まずはIT研修にはどのような種類があるのかを見ていきましょう。
受講者の属性による種類
IT研修は受講者の階層別に区別されることが一般的です。ITリテラシーやシステム開発など同じ領域に関する研修でも、対象とする階層が違えば内容も異なります。階層ごとの研修テーマの例は以下の通りです。
- 新入社員向け:ITリテラシー、プログラミング基礎、ネットワーク基礎など
- 中堅社員向け:チームビルディング、デジタルマーケティング、プロジェクトマネジメントなど
- 管理職向け:情報セキュリティ、先端ITリテラシー、ナレッジマネジメントなど
- 役員向け:DXリテラシー、役員に必要なレベルでの業績拡大・変革推進・組織デザイン・リスク管理など
研修形式の種類
IT研修の形式はオンライン型・講師派遣型・通学型に分けられます。
- オンライン型:Web会議システムなどを通じて講師・受講者が双方向のやり取りをする、リアルタイムな非対面研修。リモートワーク環境でも場所を問わず参加できる
- 講師派遣型:社内セミナールームなどにITの専門家を講師として招き、階層別などでテーマに沿った研修を実施。基本的に受講者が一堂に会することを前提
- 通学型(スクール型):設備の整ったプログラミングスクールなどに一定期間通い、テーマに沿った座学・実習などを経て修了を目指す形式。スクールによっては全国に施設展開
研修スタイルの種類
IT研修のスタイルは集合研修・マンツーマン研修・eラーニングに分けられます。
- 集合研修:対面式でグループを対象に、社内人材または外部の専門家を講師とする研修スタイル
- マンツーマン研修:対面または非対面で、講師と受講者が1対1で行う研修スタイル
- eラーニング:あらかじめ作成された動画教材やドリルなどを用い、専用アプリやWebブラウザなどを通じて各自が受講するスタイル
オンラインのIT研修に注目が集まっている理由とは?
IT研修は講師派遣型や通学型でも提供されますが、人気が高いのはオンライン型の研修です。オンライン型は受講者に寄り添った研修を提供しやすく、各自で反復学習もできます。他の研修形式に比べてコストメリットが大きく、効率的に研修管理ができることも利点です。
受講者に寄り添った研修を提供できるため
オンライン型のIT研修は、受講者のスキル・学習状況に合わせて取り組む順番・内容の最適化ができ、学習効果の高い研修を提供できるのがメリットです。
集合研修は良くも悪くも受講者を平等に扱い、全員の研修が同じ時間割ペースで進行します。1人だけ次の内容に進める、1人だけ違う内容に取り組むということができません。
オンライン型のIT研修は全員で同じ時間に受講する必要がありません。また「LMS(学習管理システム)」と呼ばれるツールを活用するため、一人ひとりの学習状況や学習コースを管理できます。これにより視聴履歴やテスト結果から学習状況の確認ができ、受講生ごとに取り組む内容や進める順番の調整が可能です。
受講者が反復して学習できるため
オンライン型のIT研修は受講者が反復して学習できることもメリットです。
オンデマンド配信型のIT研修は、いつでも好きなときに、また何度でも繰り返しコンテンツを視聴できます。例えば15回に分かれた一連の講義を、自身のペース配分で学習し、1回で理解しにくい部分は反復学習が可能です。ライブ配信型の研修でも、サービスによっては録画および再視聴もできます。
対面型だと難しい反復学習がしやすい上、チャットサポートなどと組み合わせて疑問点を解決しやすく、各自のペースで学習効果を高められるのがポイントです。
コスト削減につながるため
オンライン型のIT研修は、オフライン型に比べて金銭的・時間的な面でもメリットがあります。会場を準備する必要もなければ、移動・出張・宿泊する必要もありません。これにより以下のようなコストを削減できます。
- 研修会場のレンタル費や設営費
- 研修に参加するための交通費や宿泊費
- 外部講師に支払う謝礼金
参加人数の制約もなく、研修が大規模になるほど大きなコストメリットを享受できます。
研修の管理を効率的にできるため
研修の管理を効率化できることもオンライン型のIT研修のメリットです。従来は手作業で行っていた出欠・受講状況・成績などの管理を、LMSによりオンラインで完結できます。
一人ひとりの受講状況を細かく確認し、正確な効果測定をするのは手作業では困難です。LMSを活用すれば誰がどのコンテンツを視聴したか、またアセスメントテストの結果などを一元管理できます。受講状況や成績に応じてチャット機能などで学習の呼びかけができ、アンケート調査や効果測定もオンラインで完結するため、研修運営業務の負担を抑えられます。
IT研修を選ぶポイント
IT研修を選ぶ際にはいくつかのポイントがあります。まず自社の課題解決に合った研修を選ぶことが大切です。実績や受講費に納得できるかどうか、進捗確認のしやすさやフォロー体制が充実しているかどうかもチェックしましょう。
自社の課題解決に合った研修を選ぶ
IT人材の育成がなぜ必要かという課題感は企業によって異なります。研修を実施することにより、自社の課題解決につながるような内容のIT研修を選ぶことが大切です。
例えば大量のコンテンツを安価に利用できるお得なサービスに見えても、目的の技術についての講座が少なく、階層別・レベル別の選択肢が限られる場合もあります。研修内容はしっかりと精査しましょう。
また研修を受ける環境によって学習効果は大きく変わります。定期的なメンタリングやチャットによる迅速な質疑応答など、社員が学びやすい・高いモチベーションを維持しやすい仕組みが整っていることも重要です。
実績や受講費に納得のいく研修を選ぶ
研修の実績や受講費に納得できるIT研修を選ぶことも大切です。研修会社によって得意な領域は異なります。サービスの内容によって解決できる課題の方向性にも違いがあるため、研修実績もチェックしましょう。
また研修を担当する講師の経歴やレベルはさまざまです。マンツーマンサポートを重視する場合はテクニカルスキルだけでなくヒューマンスキルも求められるため、講師のレベルを確認することがおすすめです。
受講者の進捗を確認しやすい研修を選ぶ
管理者側が受講者の進捗状況を確認しやすいIT研修を選ぶことも大切です。オンライン研修を提供している研修会社の多くはLMSを活用しますが、さまざまな種類があるため管理できる内容やインターフェース、利用できる機能はサービスによって異なります。
学習進捗を管理しにくいと受講者のサポートは困難になるため、利用できる管理機能やレポート関連のサービスもしっかりとチェックしましょう。
フォロー体制が充実している研修を選ぶ
研修中だけではなく、研修後のフォロー体制が充実しているIT研修を選ぶことも大切です。IT研修は研修期間中の達成度を重視しがちですが、振り返りの機会がなければ学習した内容を忘れてしまう場合もあります。またテストの点数は高くても実務に直結する学びを得られていないケースもあるでしょう。
研修後にカリキュラムを復習できたりメンターサポートの延長ができたりするなど、アフターフォロー体制が整っているかどうかもポイントです。
IT研修におすすめのサービス5選
IT研修を提供するサービス事業者にはそれぞれの強みがあります。例えば、DX研修に強い事業者や新入社員向けのIT研修に強い事業者、IT/DX領域以外も広くカバーする事業者などです。メインの研修チャネルがオンライン型か通学型かといった違いもあるため、自社の課題や状況に合った研修会社を選びましょう。ここでは、IT研修選びで検討したいおすすめサービス5選を解説します。
テックアカデミー(TechAcademy)
テックアカデミーのオンライン型IT研修は、900社・3万名を超える導入実績を誇ります。
通過率10%の選考に合格した現役エンジニアが講師を務め、確かなテクニカル・ヒューマンスキルに基づくマンツーマンサポートを提供可能です。「アクティブラーニング」を活用した能動的な学習により、自ら課題を発見・改善し結果を出せる「自走するエンジニア」への成長を期待できます。
満足度93%を誇るDX研修や、生成AI活用のための「はじめてのプロンプトエンジニアリング研修」など、ニーズの高い領域で良質な研修を提供していることも特徴です。
テックキャンプ(TECH CAMP)
テックキャンプ法人研修は、組織を変える伴走型DX研修サービスです。全てのコースで専任メンターが伴走し、学習完了まで徹底サポートします。カリキュラムは組織課題に合わせてカスタマイズ可能です。
スキルアップや業務改善など具体的な成果が期待できます。組織力を底上げする研修体制・サポート力に定評があり、大手企業を中心に幅広い業種・業界で導入されているサービスです。
リスキルテクノロジー
リスキルテクノロジーは、「最短でITエンジニアの入り口へ」をスローガンに、新入社員・未経験者を対象としたIT研修に定評がある研修機関です。
オープン日程の公開型IT新人研修には1名から参加でき、2か月集中で現役エンジニア講師が即戦力人材に育てる研修コースを用意しています。対面でもオンラインでも受講可能で、「シリコンバレー式実践型Java研修」など特色ある研修プログラムを提供していることも強みです。
コードキャンプ(CodeCamp)
コードキャンプは、新入社員を即戦力人材に育てるオーダーメイド研修に定評があります。プログラミング言語・要素技術・開発手法を組み合わせ、組織の目標・課題解決にフィットする新入社員向けIT研修をオーダーメイドできます。
独自開発のアセスメントツールにより学習進捗・成果を可視化し、効率的な研修運営をサポートできるのもポイントです。現役エンジニアによる個別サポートにも強みがあり、受講満足度は97.4%を誇ります。
インソース(insource)
インソースは、圧倒的な研修数と独自のLMSに強みがある研修機関です。eラーニングによるIT研修を効率的に管理するLMS「Leaf」を提供する他、オリジナルeラーニング教材の作成など関連サービスも利用可能です。
無料の会員専用システム「WEBinsource」に登録すると、インソース主催の多くの研修や動画・eラーニング教材が、会員向けの割引価格になります。
まとめ
IT研修は階層別やスタイル別でさまざまな種類があります。企業の研修目的や状況によっては従来の通学型・講師派遣型や集合研修も便利に活用できますが、学習成果やコストなど総合的にメリットが大きいのはオンライン研修です。
研修機関を選ぶ際は、研修のゴール設定と、実際にそれを達成した事例・実績があるかどうかをチェックしましょう。どのような研修を選択するとしても、自社の課題解決につながるもの、リピートしたいと思えるものを選ぶことが大切です。自社にとっておすすめのIT研修を探してみてください。
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テックアカデミーIT研修
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