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受講生インタビュー

テックアカデミーを受講された方の声をご紹介

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仕事でもプログラムを書いているからこそ実感!現役エンジニア視点のサービス開発の魅力とは

オンラインブートキャンプを受講された鈴木満さんにお話を伺いました。普段はBtoB向けの業務系エンジニアとして仕事をしている

プロフィール:鈴木満
1986年生まれ。東京都在住。Webアプリケーションコース(Ruby on Rails)を8週間受講し、「Noten(ノーテン)」というWebサービスを開発。

Web系の言語を身につけたかった

——今はどんなお仕事をされているのでしょうか?
普段は、エンジニアです。普段作っているものはWeb系とは違いBtoBの業務系アプリというお堅いものが中心です。

——今回Webアプリケーションコースを受講したきっかけは何ですか?
Webの技術は全く触っていないので、開発者としてこのままではいけないと思い受講しました。
今までも自分一人で勉強していたんですが、やはり一人では効率が悪いと感じ、ネットで検索する中でTechAcademyが一番良さそうだったので受講することを決めました。

——スクールを選ぶ基準などは何かありましたか?
色々調べてスクールの特徴を比較しました。TechAcademyを選んだのは、基本的に自宅学習できるというところですね。
仕事をしながらだったので、どこかに通うというのが難しかったですし、別にわざわざ集まらなくても良いんじゃないかなというのは思っていました。

——学習する言語などにもこだわりはあったのですか?
今回Ruby on Railsを選んだのですが、もともとフレームワークを使わないといけないと思っていました。
仕事ではJavaを使っているのでJavaで作ろうと考えていたんですが、非常に面倒だったので効率の良さを考えてフレームワークを使いたかったんです。

あとは、せっかく学ぶので仕事とは違う言語が良いなと思っていて、Ruby on Railsだったら良いんじゃないかと感じてはいました。

自分が感じていた課題をサービスに落とし込んだ

——今回作っていただいたサービスを教えていただけますか?
Noten(ノーテン)という名前の楽譜を書くアプリです。メモ帳程度の気軽さで楽譜を書くことができます。

——実際に作ろうと思われた経緯とかはありますか?
理由としては、世の中にあるアプリで楽譜を書こうとしたときに敷居が高いと感じていたからです。フリーのソフトが少なかったり、市販されているソフトだと高機能で使いにくかったり起動するのが遅いかったりします。簡単に作った物をタグ付けして検索も簡単に出来るようなアプリを探していたんですが、そこまで手軽な物は無かったのでEvernoteみたいに「手軽で楽譜を書けて管理できるサービス」を作ろうと思ったのがスタートです。

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——サービスの開発期間にはどれぐらいかかりましたか?
時間換算でいうと80時間ぐらいですね。

——難しかったり苦労したところはありますか?
ひとつはカリキュラム外になるんですがJavaScriptですね。
Ajaxもそうですし、jQueryを使って色々イベントを作るのがカリキュラムになかったので、自分で勉強する必要があって苦労しました。
あとはRails自体も覚えるのに苦戦しましたね。

エンジニアだからこそ感じるプログラミングの面白さ

——学習されて何か得るものはありましたか?
やはりプログラミングの面白さを再発見できたのはありますね。
あと仕事と違うところは、まず「自由」というところですね。仕事だと他の方と共同開発で気軽にソースコードは触れませんし、自分の好きなライブラリを入れたりすることもできません。

Webだと一つのアプリケーションを作るのにGemだったりライブラリをどんどん入れていって、「あっ、動いた!」っていう初めてプログラミングを触ったときのような興奮がありました。

あと仕事との両立はしんどかったんですが、辛さは感じず楽しくやれましたね。
今も続いてるのがすごい財産になってるなと感じています。

——プログラミングの一番の面白さとは何ですか?
難しい質問ですね(笑)。やっぱり「魔法」のような所ですかね。
歌を歌ったり、絵を描いたりはその人のセンスとかが影響してくると思うんですが、プログラミングは自分の頭で考えたことを正しく書けば正しく再現できますし、それが思った通りに動いたときが一番楽しいですね。
そういったパズルが正しくはまった時のような感覚が一番楽しいです。

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——学習されたことによりご自身や仕事に良い影響とかはありましたか?
Railsは使っていないんですが、Web開発に慣れた事によって社内ツールを作り始めています。
今まではWeb開発をしてこなかったのでチャレンジできなかったんですが、今回Railsを学んだことによって得た機会かなと感じますね。

——最後にこれからプログラミングを勉強したい方やサービスを作りたいという方に勉強方法やアドバイスをいただけますか?
僕は一人で学ぶのは得意な方だと思っていたんですが、それでもやっぱりしんどかったです。
ですので、一人でやるのではなくて仲間と一緒に目標を持って勉強する方が良いと思います。

たとえば、オンラインブートキャンプのDemoDayでたくさんの方に見てもらったりとか、そういうモチベーションがあるとやりたい気持ちや気力が沸いてくると思うので、何かしら目標を持って勉強すると楽しくなると思います。

(インタビュアー:小嶋大貴)

自分が欲しいと思うものを作った!プログラミング初心者が3週間で作った語学学習サービスとは

オンラインブートキャンプを受講された安部健太郎さんにお話を伺いました。語学学習が趣味だという安部さん。ネィティブに正しい発音を録音してもらい、自分の発音との比較を行えるサービスを開発されました。

プロフィール:安部健太郎
1989年生まれ。東京都在住の大学院生。Webアプリケーションコース(Ruby on Rails)を8週間受講し、Webサービス「I’m-native(アイムネイティブ)」を開発。

プログラミング未経験からのスタート

――大学院では何を勉強されてるんですか?

大学院ではコンピューターとまったく関係のない半導体の研究をやっています。なので、プログラミングは大学の専門とはまったく関係ないですね。
授業ではちょっとJavaをやったんですが、その時はまったく興味が無かったので、もう何にも覚えてないしそこまで真面目にやっていませんでした。

――今回Webアプリケーションコースを受講したきっかけは何ですか?

他の言語と迷ってRuby on Railsにしたという経緯ではないですが、「Webアプリが簡単に作れるフレームワークらしい」と聞いたことがあり、受講しましたね。
あとカリキュラムの「受講したら2ヶ月でオリジナルサービスがつくれる」という宣伝文句があったので。

5年前から自分が欲しいと思っていた

――実際に作ったサービスについて教えてください。

I’m-native(アイムネイティブ)という、勉強したい外国語の例文を文章で入力するとネイティブの方が録音してくれるサービスです。録音してもらうだけでなく、相手が日本語を勉強していればこちらが録音してあげるという双方学習型のサイトですね。
さらにそのネイティブが録音してくれた音声と自分の音声を簡単に比較できるようなシステムも作りました。

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――なぜこのサービスを作ろうと思ったのですか?

僕は語学学習というのは勉強の方法さえ守ってやれば誰でも簡単に上達するものだと思っています。でも、その「正しい方法」で勉強する事がすごく難しいので、ツールで解決できるのではないかと考えました。

5年ぐらい前から「こういうのあったらいいな」っていうのを感じていたんですが、その時は自分が作るという発想はなかったので、色々なサービスを試したり、iPhoneの有料アプリをダウンロードして試してみたりしましたが、それでも自分のなかでしっくり来るものがなかったんです。
そこで、このカリキュラムを2ヶ月間受けているなかで、作ってみることにしました。

――実際にそのサービスを作る時に学んだことや苦労したことはありますか?

僕のサービスは音声を使ったサービスなんですが、「録音」と「再生」がカリキュラムに含まれていませんでした。そこでメンターの方からは「JavaScriptを使えば出来る」と言われたので、まずはJavaScriptの勉強と「録音」のシステムの作成から始めました。

僕はJavaScriptを使ったことが無く、全くアイデアが無かったので、メンターの方にGitHubの使い方などを教えてもらいました。どうしたら自分が使いたいものが見つかるかを教えてもらい、Github内で検索し、片っ端からダウンロードして実際に試しながら開発していきました。
そこがかなり時間かかりましたね。

――実際どれくらい時間がかかったんですか?

録音の機能が出来るようになるだけで1週間くらい、サービス全体では3週間くらいですね。

――今後このサービスはこうしていきたいなどありますか?

将来的には、録音したところに「いいね!」機能や英語も国によって種類が違うので国ごとに絞り込める機能など加えたいと思っています。また、有名人の方に録音してもらえるよう依頼したいと考えています。

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世の中に無いのであれば自分で作ろうと思えた

――オンラインブートキャンプで勉強を始めていかがでしたか?

わからない事をすぐに聞けるというのが大きいですね。
独学でやっていると誰にも聞く人がいないので自分の中で何時間も何時間も悩んでしまうんですが、チャットで質問するとすぐに回答が返ってきてすぐ次のステップにいけるので、やはり学習のスピードが全然違いましたね。

あと実際に2ヶ月間学習してみて、欲しいものを探すのではなくて、自分で作りたいと思えるようになったことも変化として感じますね。

――今後身につけたいプログラミングの知識はありますか?

もっとJavaScriptの勉強をしたいのと、デザイン面のスキルも伸ばしていきたいです。

――最後にこれからプログラミングを学ぼうと思っている人にアドバイスをお願いします。

独学でやろうとすると挫折してしまうことが多いと思うので、誰かに聞ける環境があるのは大事です。一人ではどうやって進めたらいいか分からないことも、出来る人に聞けば学習の道筋も立てられるので身近にそういう人を置くことが大事だと思います。

(インタビュアー:小嶋大貴)

外資系勤務ならではのアイデア!Airbnbを参考に開発したWebサービスとは

オンラインブートキャンプを受講された岩崎裕介さんにお話を伺いました。外資系企業に勤めている岩崎さん。世界各地にオフィスを持つ国際企業向けの社内BnBサービスを開発されました。

プロフィール:岩崎裕介
現在47歳。東京都在住。Webアプリケーションコース(Ruby on Rails)を8週間受講し、「Ourbnb」というWebサービスを開発。

——今はどんなお仕事をされているのでしょうか?
ソフトウェアの会社でプロジェクトマネージャーをしています。元々ソフトウェア開発に非常に興味があり、縁に恵まれてこの仕事をさせて頂いてます。

——今回Webアプリケーションコースを受講したきっかけは何ですか?
仕事上、プログラミングもできたほうが良い事とプログラミング自体に非常に興味があったので、その両方の理由で受講しました。

——プログラミングに興味をもったきっかけはありますか?
元々、アップル製品が好きで、iPhoneの発売当初に「アプリを作る」という一種のブームがあり、そこで興味を持ったのが一番最初です。
また基本情報技術者試験を取ったときにJavaのプログラミングをやりました。
その時プログラミングを学ぶのが本当に初めてだったので非常に苦労はしたのですが、ソート等のアルゴリズムを学んだ時に「アルゴリズムを組み立ててコンピューターにタスクを実行させる」という事が面白く感じ、また実際にコードを書くことで物が動くという事にも面白みを感じましたね。

グローバルな会社だからこその発想

——今回作っていただいたサービスを教えていただけますか?
一言で言うとグローバルに世界各地にオフィスを構えている企業が社内の社員同士でAirbnbのように宿を提供しあうような仕組みを作ってはどうかと思い作成しました。サービス名は「Ourbnb」といいます。

——作られた背景やきっかけ等はありますか?
今、私自身が本社がアメリカのシアトルにある会社で働いており、シアトルに出張する機会が年に数回あります。
私は今も昔もバックパッカーでして、国内外を旅するときにホステルに泊まるのが好きだったんですが、会社だとどうしても中級や高級ホテルとなってしまってホテルに泊まること自体が、正直楽しくなかったんです。
それにホテル代が非常に高いので出張コスト的にも馬鹿にならないと思っていました。
そこで、社内の社員同士で自宅を民宿のように提供し合い、会社がホストやゲストに一種の出張手当を支給することによって、会社も経費の節減にもなりますし、社員には若干の臨時手当がもらえる上に社員同士の交流になって良いなと思ったのがきっかけでした。

——Airbnbは参考にされたんですか?
そうですね。まずはAirbnb事業を研究しました。
また、どのようなサイトマップになっているのか等を調べてワイヤーフレームをそれに基づいて作り、具体的なイメージを作成していきました。

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——サービスを作る上に苦労した点とかはありますか?
今回、Ruby on Railsを初めて学んで目からウロコのようなレベルですごく色々な事にびっくりしました。
これまで学んだプログラミングとはまったく違った物で非常に新鮮な驚きがありました。
今は一通り学んでみてRailsというものがWebサービスを非常に高速で作れるフレームワークだというのは理解していますが、最初はまずそれ自体が難しかったですね。

あとは、現時点で出来ているものは非常に基本的な動きしかまだ出来てないのですが、サイトを作る上で比較的シンプルなサイトであってもバリデーションなど多くのことを気をつけた上で作り込まなければならないとサービス全体を通して感じました。

——今後サービスの中で作りたい機能などはありますか?
あれば面白いと考えていることは「社内的なベネフィット(ギフトカードや社内で使えるポイント等)」があれば面白いと思っています。最終的には会社の経理のシステムと繋がると面白いとも思いますね。

8週間のオンラインブートキャンプを経て感じる変化

——Ruby on Railsをサービスが形になるまで二ヶ月間学習されて、学習される前と今とで意識や考えの変化などはありますか?
まず、Webサイトを見る目が付きますね。
Railsを使っているサイトの見分けが付くようになり、そこがまず面白い変化だと思いました。
あと抽象的な言い方になるかもしれませんが、一つのフレームワークを学ぶことで、自分の考え方に新たな「考え方の回路」が加わったように思います。
たとえばデータベースの連結であったり等、そういった所にプログラミング上の意識がフォーカスされるようになったというのは自分的には上流のアルゴリズムや物の作り方に集中できるという感じがしました。

——今後、勉強していきたい言語などありますか?
しばらくは、Railsを学習したいかなと感じます。
DemoDay後の懇親会の時に「今後はこれに専念する」とおっしゃっていた方がいたんですが、これまで色々な言語をかじっている形になってしまっていて、どれも集中してやってきたわけじゃないので、やはり何かに集中した方がいいと改めて感じて今回Ruby on Railsをやってみて非常に体質に合うと感じました。

——これまで色々な言語を学んできて、なぜ一つに絞ろうと思ったんですか?
今回、Ruby on Railsをやってみて、これをもうちょっと身につければアイデアを形にし易いと感じたからです。
たとえばPHPですと、やはり作りこみの部分の手数が増えたり、手作業でデザインを作りこまないといけないと思います。
そういう意味で言うとRuby on RailsはBootstrapも使いやすいですし、形にするのが非常にしやすいと感じたところです。

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黒い画面でカタカタするだけがプログラミングじゃない

——これからプログラミングを勉強したい方やサービスを作りたいという方に勉強方法やアドバイスをいただけますか?
やはりプログラミングを楽しむことその物が大事かなと思います。
例えば行き詰った時に問題が解決して動くようになった時の快感など、そういった事を楽しむことが大切だと思います。
プログラミングを学ぶきっかけは色々あると思うんですが、作りたいものを作る為にプログラミングをやるという方もいらっしゃるでしょうし。
ただ基本的にはプログラミング自体、そのものが楽しいと感じられるかどうかが大事だと思います。

——プログラミングの楽しみに行く着くまでに挫折する方が多いと思いますが、そういうときはどうすればいいでしょうか?
最近では子供向けのプログラミング学習サービスやおもちゃのようなガジェットで学ぶ機会が結構あると思うんですけれど、大人もそういったものから入ってのもいいのではないでしょうか。
やっぱりプログラミングを学ぼうとするとPCの画面でコーディングをするという所から入った人が多いと思うんですが、それで目的意識が持てるといいんですけれど、そうでない人であれば「そもそもプログラミングとはどういう物なのか」というのを「モノ」で使って理解するのもいいのではないかと思います。

(インタビュアー:小嶋大貴)

プロトタイプですぐ仮説検証できることに価値がある!スタートアップ起業家がプログラミングを学んだ理由

オンラインブートキャンプを受講された鈴木勝之さんにお話を伺いました。スタートアップ企業を経営する中で、プログラミングを学んで、スピード感をもって自社サービス開発をしたいという想いからオンラインブートキャンプを受講されました。

プロフィール:鈴木 勝之
1977年生まれ。東京都在住。2012年に一般企業を退職し、株式会社ビーズの立ち上げに携わる。その後、株式会社Mealthyを設立し現在に至る。自社サービス「Mealthy」のスピンオフ版をオリジナルサービスとして開発した。

自分でもサービスを開発したくてプログラミングの勉強を開始

――スタートアップ企業を経営されているとのことですが、どんなサービスを運営されているのでしょうか?

Mealthy」という外食・コンビニでダイエットができるアプリを提供しています。外食やコンビニ、テイクアウトのメニューのうち、低カロリーでヘルシーなダイエットメニューを、簡単に検索することができるアプリです。

――アプリの開発はエンジニアの方がやっているのでしょうか?

そうですね。アプリの改修する方向性だけは自分が決める感じです。会社のリソースをどのように配分し、どういうスケジュール感でどの機能を足していくかなどを決めています。あとはベンチャーキャピタリストとの話を通して、「こういう機能ないとダメだよね」とかフィードバックを受けて、改修したりしています。

――今まではエンジニアに依頼する立場であるに、どうしてプログラミングの勉強を始めようと思ったのでしょうか?

自分が新しい機能をテストしたいと思った時に、毎回エンジニアの工数を割くのが嫌だなと思ったのがきっかけです。仮説検証のためのテスト機能であれば自分でちょっとやれた方がいいかなという感覚がありました。あとはスタートアップなのに、プログラミングが全くできませんっていうのも劣等感みたいなものもありましたね。

――プログラミングを勉強されたことはあったのでしょうか?

WordPressでサイトを自分で作ったことがあるくらいですね。ただちゃんと理解しているのではなくて、WEBで調べてコピペでHTMLとCSSを少し変えるくらいでした。

自社アプリのテスト用としてサービスを開発

――オリジナルサービスでどういったものを作ったのか教えていただけますか。

Mealthyのスピンオフ版としてサービスの中で追加できてない機能を開発しました。具体的には、糖質ダイエット、グルテンフリーダイエット、ベジタリアンなど、ダイエット目的以外の軸で食事メニューを検索できる機能です。スマホのWebブラウザで表示できるサービスにしました。どんな機能があったらユーザーが喜ぶかを説明するときにこの方が便利なんですよね。

――テスト用だったんですね。

今のアプリに入っているデータは、言うなればカロリーや三大栄養素だけなんです。だけど、健康志向な人たちの中には低糖質とかグルテンフリーの人もいるので、そういうニーズがあるか聞ければいいなと思いました。

――どんな機能を使っているのでしょうか?

基本的にオンラインブートキャンプで学んだことの組み合わせですね。デザインもBootstrapですし。あとはTwitterクローンの機能も使っています。

――Twitterクローンはどこに使われているんですか。

「お気に入りに入れる」という機能をTwitterクローンのフォローの機能からとって使っています。メンターからアドバイスを受けて、それを使うことにしました。

――他にどんな機能があるのでしょうか?

項目ごとにソートできる機能です。例えば、カロリーが低い順番に並び替えたりすることができます。これもカリキュラムで作ったモノリスト(AmazonのAPIを使ったサービス)と同じやり方をしています。ただ、それだけだとスマホで綺麗に表示できないので、調べながら変えました。

――そこはご自身で工夫されたんですか?

そうですね。自分で調べてRubyで画像サイズを変える方法を見つけてうまくできました。

――サービスを拝見すると投稿の機能もありますね。

画像や口コミを投稿できる機能を付けました。あとはTwitterのように他の人にシェアすることもできて、タイムラインで見ると「Like」を付けることができます。

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オリジナルサービス「Mealthy-Spinoff」

いつまでも作りたいものを描いていないで作ってみたほうがいい

――サービスの開発を通して身についたと思うことはありますか?

身についたというか、「この作業はこれぐらい手間がかかるんだな」とか「意外とこれって早くできるんだな」などの感覚がわかるようになりました。
どうしても自分が経営者という立場なので「これ欲しいんだけれど」って言ったらやってくれるんですよ。ただそこに凄く負担がかかっているかもしれないと思えるようになりました。

――自分で作ったことで、裏側でどういう作業が行われているかわかったということですね。

そうですね。エンジニアとのコミュニケーションも、前よりはやりやすくなったと思います。例えば、レコメンドの機能を追加しようというときも、どういうデータを集めてどうレコメンドをするかという話をエンジニアから聞いても、理解できるようになってきました。

――これからもサービスを自分で作ってみようとか思いますか。

ざっくりとこんな感じの機能があると分かる程度のプロトタイプみたいなのを作っていきたいですね。画面遷移がわかるくらいのものを想定していますが。

――最後に、受講を検討している方へのメッセージをお願いします。

受けてみて、すごく良かったと思っています。今の自分の感覚で言うと、ある程度イメージできるものは2、3日もあれば形にできるんですよ。目に見える形を作るためにRailsを覚えるのはいいと思いました。なので、いつまでも「こんなサービスできたらいいなあ」とかぼんやりと思い描くぐらいだったら、2ヶ月間の最初の3週間くらいでさっさと学んで、さっさと作れるようになる方が仮説検証も早くできて時間的な価値があると思っています。

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TechAcademyマークをしていただきました!

(インタビュアー:横内優子)

初めてのハッカソンで優秀賞!TechCrunch Tokyoで発表した電話をかけるだけで決済できるサービスとは

オンラインブートキャンプの第1期を受講された高橋祐樹さんにお話を伺いました。高橋さんはハッカソンにて優秀賞を受賞し、2015年11月に開催されたTechCrunch Tokyoで受賞したサービスについて発表されました。その受賞したサービスについてお伺いしました。

プロフィール:高橋 祐樹
1978年生まれ。フリーランスのエンジニアとして活動。TechAcademyのオンラインブートキャンプを受講後、ハッカソンでワンコール決済のサービスを開発して優秀賞を受賞。その受賞サービスをTechCrunch Tokyo 2015で発表した。

80人参加するハッカソンに1人で挑戦

――今はどんなお仕事をされているのでしょうか?

今年の6月まで社内システムの開発を行い、C#でWindows向けのアプリケーションを作っていました。今はフリーランスで働いています。

――今回参加したハッカソンどれくらいの人が参加していたのでしょうか?

たしか80人くらいだったと思います。複数で参加してもいいので、合計で36チームでした。僕は1人で参加しましたが、多いチームだと6人ぐらいいましたね。

――チームの人数はばらばらなんですね。

何でもありですね。審査基準がいろいろあったんですけど、その1つにデザインがありました。僕はデザインが弱いので、デザイナーさんと「一緒に出ましょう」ということをやっていたんですけれど、誰も反応してくれなくて結局1人で参加しました。

会場で地味と言われて急遽作るサービスを変更

――ハッカソンではどんな作品を開発したのか教えていただけますか?

「OneCall(ワンコール)」という電話決済のサービスです。電話1本で決済が終わってしまうという決済サービスです。

――どのように決済するのでしょうか?

事前に電話番号とクレジットカードを登録しておきます。その上でサービスに対応しているサイトに書かれている電話番号に電話をするとそれだけで決済が完了します。
どのように使うかは発表の映像を見ていただいた方がいいかもしれませんね。

TechCrunch Tokyo 2015で発表する高橋さん

――確かにカード決済って面倒ですよね。

そうですね。特に通販で利用できると思っています。例えば、「ジャパネットたかた」とかあるじゃないですか。特定の電話番号に電話するとそれで注文が完了するいう形にすれば、たぶんオペレーターさんはいらなくなるんですよね。

――このサービスはいつ思いついたんですか?

実はもともと違うサービスを作ろうと思っていたんです。1週間くらい前にルールが発表されて、スポーンサーのAPIを1つ使うという制限がありました。それで最初は電話を会員証にするというサービスを作ろうと思っていました。
いざ本番になって、近くにいた他のチームの人に作ろうとしているサービスの話をしたら「その案はハッカソン向けじゃない。地味すぎるからたぶん勝てないですよ」と言われてしまったんですよね(笑)。それで他の人とも話をしていて、「電話で決済できたらすごいんじゃないか」ということで盛り上がって決めました。

――サービスを作るにあたってどこが難しかったですか?

PayPalの決済ですね。最初はPayPalを使おうと思っていたのが、PayPalのエラーが解決できなかったのでPay.jpを利用しました。また、ルールとして、スポンサーのAPIを1つ使う必要があったので、クラウド電話APIの「Twilio」も使いました。PayPalのところでエラーさえなければもっと余裕を持ってできたと思います。

――Twilioはどんなことで使っているのでしょうか?

電話番号を取得するところと、音声を流すところで使っています。そのデータと登録情報を照合して決済をしています。

――APIを変更して、どれくらいの時間で開発したのでしょうか?

朝5時からなので機能だけでで言うと6時間くらいですかね。そこから3時間でデザインを作っていきました。本当はもっと余裕をもってやりたかったんですけど。

――もともとデザインが弱いということでしたが、デザインはどうしたのでしょうか?

Bootstrapを使いました。時間もなかったので、オンラインブートキャンプで使ったものをコピペしました。機能ができ上がったのが確か13時ぐらいだったんですよ。あと残り3時間でデザインをやらないといけなくて、綺麗なところを持ってきて当て込みました。

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Railsを覚えたことでハッカソンに挑戦しようと思えた

――サービスが完成してから発表だったと思うのですが、いかがでしたか?

ハッカソンに参加するのがそもそも初めてだったので、緊張してガタガタでしたね。なんとかうまくいったみたいで良かったです。ああいう場で発表するのはちょっと気持ちいいですよね。

――優秀賞を受賞されていかがでしたか?

とにかく嬉しかったですね。出たかいがありました。

――初めてのハッカソンに出られた感想を教えてください。

ハッカソンは面白かったですね。昔の仕事で充実感を感じたときというのが凄い追い込まれて、月400時間超えていたときなんですよね。だから普通の現場だと全然ぬるくて、なんかつまんないんです。なので、やっぱり追い込まれて、寝るのを忘れてやるくらいの方が楽しいです。そんなことをハッカソンで味わうことができました。

――オンラインブートキャンプはハッカソンの参加のきっかけになったのでしょうか?

Ruby on Railsを覚えたのはきっかけになりました。やっぱりRailsは手数が少なくて開発時間が短いので、時間制限のあるハッカソン向きだなと思っています。何かアイデアさえあればハッカソンは楽しいだろうなと思いました。

――今後はどうされる予定なのでしょうか?

フリーランスをしながら、自分のサービスのリリースを準備していきます。

――そうなんですね。本日はありがとうございました。

(インタビュアー:横内優子)