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副業でもWeb制作を!個人で開発の仕事をもらうポイントとは

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TechAcademyのWebアプリケーション・フロントエンド・Webデザインセットを受講された鈴木さん。育児休暇の間にプログラミングやWebデザインを学びポートフォリオサイトをリリースしています。

プロフィール:鈴木慎太郎
1987年生まれ。東京都在住。育児休暇中に受講し、ポートフォリオサイトを作成。副業でもWeb制作を行う。

プロダクトマネジメント業に携わりながら副業でWebや動画制作などを行う

――最初に自己紹介をお願いします。

鈴木慎太郎と申します。現在31歳で2人の息子がおります。新卒で入社した会社で主にプロダクトマネジメント業を担当していて、その企業での仕事の合間に副業もやっています。もともと色々趣味があって、絵を描いたりWebを作ったり動画を作ったりとしていたところ、友達や親族からちょっとした依頼をいただくようになりまして、現在は開業して個人事業主として行なっています。

――プロダクトマネージャーのお仕事は新卒のときからされているのですか。

1年目はデザイナーとして配属されてPhotoshopやHTML・CSSを使う現場仕事をやっていたのですが、2年目からは主にプロダクトマネジメントをやっています。

――その配属の背景について教えてください。

私自身が希望したというよりは、会社の意向だったと思います。学生時代にWebなどの経験が少しだけあったのでデザインの部署に配属されたのですが、もともとはシステムエンジニアを志望していたんですよ。その頃から自社システムの一番重要な部分をデザインの部署が持っている形で、その部署ごと盛り上がっているプロジェクトに配属されました。

プログラミングやコーディングのスキルもつけたかったですが、それは個人の希望なので本業以外のところでやればいいと思い、自分で案件を受けて副業を始めたというのもあります。逆にマネジメント業というのはあまり個人では受けられないので、そういう意味では良かったと思ってますね。

――学生時代に授業などでプログラミングの勉強などはされていたんですか。

一応プログラミング言語は使っていたんですが、物理の実験の環境をコンピュータ上に仮想で作るといったもので言語も全く違うものでした。小学校の頃からWebやメールが好きで、友達に何か送ったり、学生時代に音楽をやっていたんですが、サーバーに音源をUPしたり譜面を共有してましたね。他にも趣味レベルでWebサイトを作成したり、ライブの動画をUPしたりとかをやっていました。

受講でサーバー側の理解を深める

――今回TechAcademyを受講するに至った経緯を教えてください。

背景としては会社で受けさせてくれた形になります。ちょうど育休の直前だったので、休暇に入ってから自宅で子どもの世話をしながら受講できるなと思い会社の方に申請して承認していただいたという形になります。入社してから周りの同期がエンジニア研修に行っている中、私一人プロジェクトにすぐ入った経緯もあって、そういったスキルを伸ばす目的で受講しました。

――選ぶ基準としてはプログラミングとデザイン、どちらを重視されていましたか。

どちらかといえばプログラミングですね。Webアプリを自分でまるまるひとつ作り上げることができないという課題を持っていて、デザインに関しては一人でなんとかできると感じていたので、プログラミングを重視することを考えていました。

――過去の経験が受講する上で活きたことや逆に新鮮だったことはありますか。

今まで経験があったのはHTMLやCSSが中心だったので、考え方の違いみたいなところは特にRuby on Railsをやっていて感じました。ただ、今までの経験としてWebアプリケーションのディレクションをずっとやってきたので、データが通信される仕組みなどは、ソースコードレベルでは理解していなくてもイメージとしてある程度理解していたので、その辺りは答え合わせをしているような感じでしたね。

――会社でのお仕事の方にも活かせる部分はありましたか。

ありましたね。特に作っているシステムのバックエンドにRuby on Railsを使っているので、今までその部分は外注して管理する立場だったのですが、やっていることがよりイメージしやすくなりました。

――受講中のスケジュール管理はどのようにされていましたか。

やっぱり子どもを世話しながらになるので、規則性はなかったですね。メンターの方にも子育て中の方がいらっしゃって、二人とも後ろから子どもの声が聞こえたりしていました。

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「Webだからこそできること」にこだわったポートフォリオサイト

――今回コンテストに応募された作品について、アイデアはいつ頃出されていましたか。

受講中にメンターの方に相談しながら、コンテストに応募するならこういう感じの方向でいくといいのではないかといったアドバイスをいただいて決めた形になります。ポートフォリオサイトはもともと持っていたのですが、ここで一個形になるものを作ろうということでコンテストに向けて作成を行いました。日数でいうと一ヶ月ぐらいだったのですが、一日の時間はかなり少なかったです。

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――今回のオリジナルサイトでこだわった点や工夫した点を教えてください。

Webデザイン部門の応募ですが、実装の部分にこだわったところですね。会社で仕事しているとデザイナーがPhotoshopで一枚の画像を作って、それを受け取ったコーダーが意図を解釈しながら形にしていくというやり方が多いと思います。一般に仕事をスケールさせていくにはこの分業体制というのはやむを得ない部分だと思うんですが、見ていて面白いとか楽しいサイトにするには見た目の部分と裏の実装は切り離して考えられないものだと思っていました。なのでCSSのプロパティで面白いものを入れてみたり、ページを開いてから表示されるまでの速度が早いといった部分を考えながらデザインするということをこだわりました。

――フォルムが徐々に鈴木さんの実物に近づいてくるアニメーションなどは、何か参考にされたものがあったんですか。

なんとなくそのサイトのコンセプトを考える際に、スクロールをしていったら少しずつ分かってくるみたいな構成を考えていたんです。試しにコーディングで色々実装している中で面白いプロトタイプができたので、それを形にしたという感じですね。デザイン的に面白く見ていて楽しいもの、あと静止画では表現できない、Webサイトだからこそ表現できるものという部分にこだわってみました。

――実際に業務でサイトを作成する場合はデザイナーとコーダーの分業となるかと思われますが、今回はどのように進行されていましたか。

同時並行ですね。まずはコードから作り始めました。最初にスクロールについてくる変わった動きと裏の背景が変わるという部分のプロトタイプを実装して、そこに当てはまる写真を撮ったりイラストを描いたりという順番でやりました。会社ではデザイン先行というか見た目ができてから初めてコーディングがスタートできるので、そこに対してのもやもやが少しあったんですね。デザイナーが裏の実装まで考えて組むというのはなかなか難しい部分もあるのにと思っていました。

――今後の学習予定などはありますか。

受講中にいろいろとアイデアが浮かんだので、それらを形にしていきたいと思います。ただ、会社の仕事の方も育休中にリモート勤務という形でやっているのですが、育児・会社の仕事・副業の3つで、今は育休に入る前よりも忙しいかもしれません。無理のない範囲でやっていこうと思います。

知人の手伝いからスタートした副業

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――副業として一番最初の案件はどのような形で受けられましたか。

自分の勉強と思い無償でいろいろとお手伝いをしていたのが始まりです。そのうちに謝礼をいただくようになり、仕事としてちゃんと受けた方が良くなってきたので、開業するに至りました。フリーランスで働こうとか副業を持とうという強い意思があったわけではなく、成り行きで開業しました。

――今は以前と比べて仕事の量が多くなっているという形でしょうか。

依頼をいただく機会は増えましたが、受ける量はあまり増やしていません。本業に活かせる内容であるとか、単価を見てお受けしています。

――ひとつのプロジェクトに時間はどれぐらいかかっていますか。

現在会社の方の仕事がリモート勤務で月40時間ぐらい、それに加えて月に30時間ぐらい個人でプロジェクトを受けてという感じですね。五月からは会社の方に戻るので副業の時間は減るとは思うのですが、これからも続けていく予定です。

Webで困っている人は思っているよりも多い

――過去に断った案件などもあったんですか。

ありますね。やっぱりプログラミング系が今まで苦手だったということもあり、やり遂げる自信がなかったのでシステム開発は断ることが多かったです。今後も仕事は引き続きWeb制作やデザインを中心に受けて、プログラミングは個人の制作としてやっていきたいなと思っています。

――副業の仕事を進める上で苦労することなどはありますか。

契約書や納税などを自分でやらないといけないところぐらいですね。個人で受ける案件は、責任も評価も全て自分自身のもので、それが性に合っているので気持ちが楽です。

――最後に、これから受講される方や副業を始めたいと思っている方に向けてアドバイスをお願いします。

メンターの方がついてくれるとはいえ基本的に自分でどこまでも頑張らなければいけないコースだったので、とてもやりがいを感じながら進めることができました。時間をかければかけるほど踏み込んだ内容をメンターの方に質問することができるので、ぜひ有効活用してほしいですね。

副業のアドバイスとしては、簡単なことから少しずつ始めることと、それを積極的に発信していくことが良いと思います。Webのことを自分でできるという人は、実はとても少ないです。自分のFacebookの友達を見ても、その中でWebができる人はたぶん1%くらいしかいなくて、残りの99%の人は何かしらWebで困っているんじゃないかと思います。実際、私も周りに「副業でWeb制作をやっています。」と発信していると「ちょっとこれ相談したいんだけど!」といった声がかかるんですよね。やってみてからわかることも多いので、まずは小さく始めると良いんじゃないかと思います。

ジャマイカで起業!ゲーム感覚で身につく子供向けの算数アプリとは

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TechAcademyのUnityコースを受講された古田さん。ジャマイカで働きながらアプリ開発を学びオリジナルアプリをリリースしています。

プロフィール:古田優太郎
1991年生まれ。ジャマイカ在住。青年海外協力隊を経て、ジャマイカで現地採用。さらには現地で学習塾を運営するために起業。TechAcademy Contest 2018 Fallのプログラミング部門において、最優秀賞を受賞。

ジャマイカの学校で数学教育の指導を行う

――まず最初に、自己紹介をお願いします。

古田優太郎と申します。現在ジャマイカの教育省で、現地の教員に対して数学教育の指導を行っています。
もともと青年海外協力隊として今年の6月まで活動していまして、そのまま活動先だった場所で現地採用された形になります。
また、現在の教育とは別に新しい仕組みを作りたいと思い、学習塾を作るために起業しました。
 
――ボランティアから現地採用へ至った経緯を教えてください。
 
特に教育の分野でブルー・オーシャンな部分があるなと思っていました。数学教育に関してはレベルがまだまだ低くて改善の余地があるというところと、プログラミング教育という点でもほとんどされていないような状態でした。その分野で日本人として違いが作れるんじゃないかというチャンスが見えたため、大きい決断ではあったのですがチャレンジしてみようと思いました。

――実際の業務内容などはボランティアのときと違いますか?
 
ボランティア時代の活動がそのまま仕事になった形ですね。ボランティアは2年間やっていて、その前は日本の中学校で数学科の講師をしていました。正規の教員になる前に色々な経験を積みたいという思いがあって、海外にチャンレジしてみようかなと思いました。

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――今回の受講にあたって、プログラミングの経験などはありましたか。
 
大学時代に授業で少しプログラミングを勉強していたのと、Androidアプリの勉強を独学でやっていたぐらいです。大学は理工学部の数学科だったのですが、授業の一貫としてプログラミングがあったので1年半ぐらい授業を受けました。ただ、授業の質も低くてとりあえず文法だけ書けるようになったくらいで、その段階では何か作品を作ることはなかったですね。
 
――授業では何の言語を学んでいたんですか。

C言語だったと思います。先生から課題が与えられて目標物を作るという流れでした。社会人になってからもプログラミングには興味があったんですが、本を読んで勉強したぐらいで何か作ろうという強い気持ちはなかった状態です。

具体物操作による数の概念の習得

――そういった中で今回TechAcademyを受講されたきっかけは何でしたか。
 
作りたいものが仕事の中で出てきたことが大きなきっかけですね。ジャマイカの小学校1〜2年生の算数を見たときに出来が悪くて、どうしたらいいかなと色々考えていました。具体物操作といって、ブロックを動かしたり実際にあるものを動かして数えるのですが、それをやる物もないし、教員もその指導のやり方を分かっていないので実際にものを触れるようなアプリがあれば良いなと思い、作りたい気持ちが強くなりました。

――ジャマイカの子供たちはみんなスマホを持っているんですか。

中国の格安スマホなどを持っています。結構普及していて、みんな学校に持ってくるぐらいなんです。ブロックの教材を買ったりするとすごく高いんですが、アプリだったらインストールしてしまえば無料で使えるので途上国でも合っているんじゃないかと思いました。

――ちなみに具体物操作が子供たちにとってなぜ重要な要素なんですか。
 
数字の概念は子供たちにとって、なぜ自分が分からないのかというのが説明できないんですね。子供が数字をどう理解しているのかは深い部分で色々研究はされているんですが、やっぱり数字というものだけを与えても子供はそれを理解できないんです。その数字という抽象的なものと具体物を繋げて覚えさせていくというのが子供の数の発達に必要になってくるんです。

子供が遊びながら数字の基本を身につけるアプリ「FRUTA MATH」

 
――今回作成されたアプリについて紹介をお願いします。
 
アプリ名は「FRUTA MATH」です。これは自分の名前を使っているのですが、ジャマイカでは「FRUTA」というジュースがあって、それを受けて命名しました。内容としては小学校に入るまでの子供たちが数字の基礎を遊びながら理解できるゲームです。子供の興味を引くようにキャラクターのアニメーションを入れたり、UIの動きを派手にして興味を失わないような設計にしています。

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――ジャマイカではそういった学習アプリはあまりないんですか。
 
ないですね。計算がひたすら出てきて、それに数字を答えるアプリはあるんですが、ジャマイカの子供たちに必要なのはその手前で、具体物操作という要素がとても大事になってくるなと思っているんです。家庭内での教育に関する下地がない状態で小学校に入るので、そういうところを助けられたらなと思いました。
 
――開発期間はどれぐらいでしたか。
 
正直今も完成はしていないんですが、リリースまでは2ヶ月ぐらいでした。受講前から全体の構想は決まっていて、カリキュラムをすべて終えてから今回のアプリ開発に着手した形です。
 
――開発する中で難しかったところはありますか。
 
問題ごとに難易度が変わるようになっているのですが、そのクイズを選択する設計が難しかったです。ゲーム自体の構成は難しくなかったんですが、クイズの情報をどのクラスが持っているかなど、エンジニアとして働いたことがなかったので、どう設計したらいいか考えるのに苦労しました。
作りながらどの問題を出そうか、レベルをどう記憶させようかなどを考えていたので、開発する過程で辻褄が合わなくなることもあり、きちんと動作するアプリを作るのは難しいなと感じましたね。

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――子供が使うことを想定した上で、こだわった点があれば教えてください。
 
キャタクターをAnima2Dという絵に骨を入れてなめらかに動かす機能を使って作りました。最初はパラパラ漫画のようにアニメーションしていたのですが、それだと生きている感じがしなかったんです。Anima2Dでキャラクターが生きているような形にしてから子供もより気持ちが乗るアプリになったんじゃないかと思います。
あとは、正解したときに色々なアニメーションを入れて嬉しい気持ちを引き出したり、サウンドもポコッとした音を出すなど細かいですが、全体として見ると印象が違ったので気を使った点になります。

家庭内での数字に対する教育のベースアップを目指したい

 
――今後加えたい機能や、アップデートしたい部分はありますか。
 
現在のアプリでは、数字は5までしか扱っていないので、まずは10まで増やしたいですね。他にも繰り上がりや繰り下がりの概念が重要で、多くの発展途上国で色々な先生が問題を抱えている部分なんです。それをゲーム感覚で学べるものが作れたらかなり画期的になるだろうなと思います。対象がかなり小さい子たちで、まだ文字も読めないことも多いので、問題を読み上げてくれる機能なども欲しいです。
 
――作られたアプリの今後の目標などはありますか。
 
ジャマイカでは、家庭で数字の教育が全くされていないという課題があるので、どの家庭にもこのゲームが入っていれば下地もかなり変わってくるんじゃないかと思います。目標としてはジャマイカの親御さんのスマホの中にFRUTA MATHが入っているというのが理想ですね。
 
――最後にこれからアプリを作ってみたい、プログラミングの学習をしてみたいという方に向けてアドバイスをお願いします。

大学でプログラミングを学んだときは自分の中で作りたいものがなかったのでつまらなく感じていましたが、この算数アプリを作りたいと思ったらそれにできることを逆算して考えるようになりました。加えてどんなサービスがあったらいいかなとか、どんなゲームがあったらいいかなとも日常の中で考えるようになったので、そういう視点を持つとさらにプログラミングのやる気も出るんじゃないかなと思います。

(インタビュアー:小嶋大貴)

営業からグルメ系ITベンチャーのWebエンジニアに転身!未経験からキャリアステップに成功した秘訣とは

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TechAcademyのPHP/Laravelコースを受講されたY.Mさん。目的意識を持ちアクションを重ねた結果、未経験ながら自社サービスを運営している企業への転職を果たしました。自分のキャリアを形にするための体験談を今回は伺いました。

プロフィール:
1992年生まれ。東京都在住。大学卒業後、外資系自動車メーカー向けの製品販売に従事。海外営業として試行錯誤を繰り返しながら新規ビジネスの受注を収めるなど力を発揮されました。日々の生活を豊かにしたり、社会に新しい価値を創造しているWebサービスに惹かれ、IT業界へのキャリアチェンジを決意。「エンジニアとして切磋琢磨しながら自身が興味がある共感できるサービスの開発をしたい」という思いを胸にTechAcademyを受講、主体的な転職活動を通してキャリアチェンジに成功されました。

未経験から事業会社を目指して

――簡単に自己紹介をお願いできますか

東京都在住で、年齢は26歳。前職は外資系企業をターゲットとしたカーナビの新規開拓営業と開発フォローの業務に携わっておりました。 対海外向けの営業ということで英語のスキルを身につけることはもちろん、規模感の大きい案件に対してコミュニケーションミスがないよう、常に学び続けて業務をしておりました。現在はTechAcademyで学習したスキルを活かし、エンジニアとして転職成功。グルメ系ITベンチャー企業でエンジニアとして従事しております。

――プログラミングを学習しようと思ったきっかけを教えてください

Airbnbで世界中の人のリアルな生活を体験できたり、Progateで初心者でもプログラミングを学べたり、レアジョブで日本にいながら優秀な講師による高品質な英会話を学んだりと、様々なWebサービスを使用していく中で「インターネットを介したサービスが人の人生を変える可能性を秘めている」と強く感じ、未経験からエンジニアになりたいと考えました。
そこから、自社開発をしている企業に入るには学習し、スキルを身につけてからでないと難しいのではと考え学習を開始しました。

――どのような学習をされてきたのでしょうか

無料のオンライン学習サービスでHTML,CSS,JavaScript,jQuery,PHP,MySQLなどを学びました。色々と手を広げ、書籍も含めて100時間程度学習をしていたと思います。
ただ、限られた予算や時間の中で効率良く学びたいと考え、スクールでの学習を検討していました。
スクール選びでは予算だけでなく、未経験からの転職を成功させる質の高いポートフォリオ(Webサービス)を作れるサポートを希望しており、メンターの評判がよかった点も加味してTechAcademyを選択しました。

――TechAcademyでの学習はいかがでしたか

先にお答えしたように、質の高い作品作りをしたかったので「優秀なメンターのサポート」を希望していました。そういった点で、非常に満足できたと思います。
特に体調が悪くなった時や学習に対してプラスアルファの相談をした時など、メンターが親身に対応してくれたことが印象に残っています。
そういったサポートもあって無事スケジュール通り機能実装ができたことは本当に良かったです。
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試行錯誤を繰り返した転職活動

――転職活動ではどのような目標を設定されていましたか

今回設定した目標は「完全未経験から3ヶ月で自社開発系へ転職」でした。ただ、漫然と自社開発系の会社を目指すのではなく、 IT業界に興味を持ったきっかけが素晴らしいサービスに触れたことでしたので「自分が好きなサービスの開発に携われる環境」を一番大切な思いとして持っていました。
そこから、自分が興味があった「グルメ系」「マッチング」「訪日外国人向けサービス」の分野にマトを絞りながら、開発メンバーと試行錯誤しながらユーザーにとって価値あるサービスを開発できる企業を求めて、転職活動を開始しました。

――目標を達成するために具体的にどんなアクションをされたのでしょうか

大きく分けて2つです。
「企業に効果的にアピールできるポートフォリオを作成する」そして「多くの企業にアプローチする」でした。
まず、ポートフォリオに関してですが、自分の目標としていた転職時期の中で最大限コミットできるラインを検討した結果、オリジナル作品ではなく、Twitterクローンの機能拡張へと舵を切りました。
Twitterクローンはカリキュラムの課題としてベースが出来上がっており、そこからサーバーサイドエンジニアに必要なスキルを習得しつつ、身につけた技術を企業へアピールするイメージができていました。そこで、「ファイルアップロード機能」 「ユーザー登録時のメール送信機能」「投稿削除時のモーダル表示 」など追加実装を行い、機能やサービスの質を高めました。
カリキュラムにない技術は苦戦をしましたが、外部サイトを使用し調べたり、経験したエラーの解決方法などを思い出すなど、不具合があった際の予測と対応がスムーズにできたこともあり、計3週間ほどの開発期間でリリースに漕ぎ着けることができました。

実際に作られた作品:Microposts

シンプルな見た目ながら、技術をアピールするための機能と工夫がなされています。
また、AWS S3との連携をするなど、積極的に技術を高めた結果が垣間見れます。

作品の準備が完了し、いざ転職活動をする際に意識したことは多くの企業にアプローチすることでした。
実際に自身の志望度が高い企業は20社程度でしたが、IT未経験ということもあり、第2第3志望の企業も含めて70社アプローチをしました。
結果、書類通過は20社。限られた面接の機会の中でいかに内定を勝ち取るかPDCAを回しながら取り組んでいました。

――多くの企業とコンタクトをとる中で工夫したことはありますか

70社の応募は求人媒体で気になった企業や、Twitterを使用してアプローチするなどとにかく間口を広く持っていました。また、数をこなした理由は本命で評価してもらいたかったから。やはり、大切にしていた「自分が好きなサービスの開発に携われる環境」を持つ企業にどうしても入りたかったので、面接で質問された内容や自分の受け答えはしっかり振り返りました。
書類NGにしても面接NGにしても「何がダメだったのか」はしっかり考えるようにしていました。あとは、頻出する質問はしっかりメモをとり、次はもっとよく答えられるように対策しましたね。
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実際に取られたメモの一部、頻度が高い質問は準備と改善を怠らなかった。

頻度 (多)
 志望度
  ・志望理由は?どうして弊社?
  ・キャリアプランをどう考えているか?
 適性
  ・どうしてWebエンジニアに?
  ・チームでやり遂げた経験はあるのか?

頻度 (中)
 業務経験
  ・前職での仕事内容は?
  ・前職での実績は?
  ・前職で苦労した経験は何か?どうやって乗り越えた?
  ・エンジニアとして活かせる経験は?
 学習内容
  ・現在何を学習中か?課題は何か?
  ・ポートフォリオ作成で何を学んだか?一番苦労したことは?
  ・エンジニアとしての適性はあると感じるか?

頻度 (少)
 その他
  ・どうしてIT業界なのか?
  ・その言語を選んだ理由は?
  ・自分を一言で表すと何か?
  ・新卒就職時の軸は何だったか?
  ・仕事ではどのようなことを意識している?

また、多くの企業と接するうちにエンジニアとして未経験だからこそ「エンジニアとしての適性・ポテンシャルをアピールする」重要性を感じたため、自己分析を重ねました。特に、物作りが好きだという事を理解してもらえるような過去の経験や体験を掘り起こし、説得力のある理由は考えたと思います。

――転職活動で思い出に残ったエピソードはありますか

強いて挙げるならエンジニアとしてみてもらえた事ですね。
マッチング系のサービスを運営している企業に応募した際、結果は見送りだったのですが、CTOが直々に私が作ったサービスをみて改善点などを伝えてくれたんです。
ご縁はいただけなかったのですが、一エンジニアとしてみてもらえた事はとても嬉しかったですし、新たな課題が見つかったことは次に繋げるためにとても参考になりました。
また、友人で未経験からエンジニアになった人がいて、多くの企業に書類を出していたと話は聞いていたので、落ちる会社が何社でても挫けずにすみましたね。
結果、今の会社に内定をいただいたのですが、選考の課程で実際の開発メンバーと話をする機会を設けて頂き、社風がみれたことも印象に残る出来事でした。

―― 最後にこれから学習し転職を目指す方へメッセージをお願いします

TechAcademyのようなスクールで本気でプログラミングを学習したい人の共通点の一つは、「テクノロジーやキャリアに対する意識の高い人」であると思います。
私もそうでした。そういった思いを持っているのであれば、実現したい目標を明確に設定した上で、妥協せず行動し続ければ、きっと道は開けると思うので、ぜひ頑張ってください!!

(インタビュアー:山﨑 健太)

全国高校サッカーからITで起業!未経験から開発したiPhoneアプリとは

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TechAcademyのiPhoneアプリコースを受講された池内さんのインタビュー。オリジナルアプリの開発はどう進めていたのかなどこれから学習する人に役立つ内容を話していただきました。

プロフィール:池内 慶
22歳 東京都在住。以前、全国高校サッカー選手権大会でテレビ放送された「大迫半端ないって!」の発言で一躍有名になった選手と同じ滝川第二高校サッカー部出身。自身も同大会に選手として出場。その後、自身でアプリ開発を行い、現在はTwitter上からグループ通話に参加できる「GA-YA-CHA」を開発中。

全国高校サッカーからITの道へ

――最初に自己紹介をお願いします。

高校まではサッカー一筋の人生だったんです。
「大迫半端ないって!」という発言で有名になった人と同じ滝川第二高校に入学し、全国高校サッカー選手権大会に選手として出場する夢も叶いました。
その後、アプリを開発し、会社を設立しています。現在は、通話アプリを開発していて、スマートスピーカーなどと連携させるものですね。僕の他にエンジニアとデザイナーがいて、サービスの企画や開発を一緒に行っています。

――サッカー選手として進路を決める人もいたと思いますが、そこからITの道に方向転換したのはどんな背景があったのですか。
全国高校サッカーには出場できたんですが、1回戦目で自分がPKを与えてしまい、負けてしまったんです。
仲間たちは慰めてくれましたが、自分自身はサッカーの神様に嫌われてるんじゃないかと思ってましたね。
大会後、進路を考える上で、もっとクリエイティブなことをしたいと考えるようになったんです。サッカーは自分の中である程度区切りがついたし、スマホを日頃から使っていたので、アプリとかゲームを自分でも作れたら面白そうだなと思い、ITの道に行きました。

――会社の方はいつ頃からスタートされていますか。

2018年の1月に起業しました。サービス自体は去年の11月に思いついたのですが、エンジニアが僕以外にも必要だったのでTwitterのDMでSFCの学生を誘い、二人で開発して7月にリリースしました。

過去の受講で音楽系のSNSアプリを制作

――TechAcademyを受講していたのはいつ頃ですか。

2016年の9月ですね。iPhoneアプリコースで、期間は8週間のコースを受講していました。

――それより以前にプログラミングの経験はありましたか。

なかったです。独学で少しやっていたのですが、少し限界を感じてやりがいもなくなったので、何か挑戦しないといけないなと思い受講を決めました。

――当時からアプリのアイデアはあったのですか。

当時は「こういうアプリを作りたい」というアイデアがあったのですが、技術がなかったのでTechAcademyを受講しながら作りました。その時は「Supersonic」という音楽系のSNSアプリを作りました。(現在は配信停止中)

音楽をジャンルではなくアーティストで分類した「Supersonic」

――Supersonicのサービスの説明をお願いします。

Supersonicは自分で音楽を投稿するアプリです。特徴として、投稿する上でのグルーピングを音楽のジャンルではなくて、アーティストにしていました。例えばビートルズというカテゴリがあって、そこにはビートルズに影響を受けたビートルズ風の曲が集まるというSNSです。他のサービスではロックやヒップホップというジャンルでの分類しかなかったので、アーティストをジャンルにすれば面白いんじゃないかと思い、開発しました。

アーティストの分類については、音楽を作っている人なら分かるという感覚があります。アーティストの人は自分の曲は誰に似ている、ビートルズ風だったりボブ・ディラン風であるという感覚を持っているんです。基本誰かの影響を受けて作っているため、それを基準にしました。人それぞれではあるんですけれど、肌感覚に近い形でアーティストを選んで投稿しているユーザーが多かったですね。

――そのアプリはどれくらいで完成したんですか。

受講中に開発を始めて、受講が終わってから3ヶ月ぐらいで完成しました。

――アイデアがあってからの受講とのことでしたが、アプリを形にするためのメンタリングやチャットサポートをどう活用していましたか。

自分のアイデアをまとめて、それを作るために何が必要かというのを聞いていました。

――初めてSwiftに触れて、特に難しかったと感じる部分はありましたか。

データベースとアプリを繋げて、データの取得や保存を行う部分が難しかったと思います。なのでそこは徹底的に聞いて進めていました。他の部分はそのままInstagramの要素を使っていたので、ある程度こんな感じだろうなと想像はできていました。開発中は混乱を避けるため他の教材とは並行せず、メンターさんのアドバイスだけを聞いていました。

――配信停止についてはどういう経緯があったんですか。

Firebaseに凄くお金がかかってしまうアプリだったんです。音楽1投稿あたりのデータベース容量が大きくて、月10万とかデータベースにかかっていました。当時大学生だったので、アルバイトの給料だけでは不十分で、資金調達するにも音楽系のアプリはあまり儲からないということで、うまくいかなくて配信停止した形になります。それが1年ほど前ですね。

Twitter上からグループ通話に参加できる「GA-YA-CHA」

――そこから次のアプリに切り替えて、今の会社に至るという感じですね。現在ベータ版でリリースしているアプリについて説明をお願いします。

Twitter上でグループ通話ができる「GA-YA-CHA」というアプリを作っています。Twitterでリンクをシェアして、それをタップしたら皆が電話に参加することができます。
UIもエンタメ系のアプリっぽく可愛くして、Twitter上にシェアし、そこからワンタップで電話に参加できるというサービスです。アプリ内でもグループ電話できるんですが、一番大きいのはTwitter上でシェアして電話ができるという点ですね。

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――このアプリを思いつくまでには、どういった背景があったのですか。

単純に寂しかったんです。高校卒業後にプログラミングの勉強をしていたんですが、それから3年ぐらいは全然友達とも会えなくて。電話するといってもLINEの電話くらいしかないんですが、LINE通話はどうしても自分からかけるというプレッシャーがあってかけにくい印象がありました。Twitter上で電話できたらそのとき暇な人が入ってきて、孤独感から抜け出せるんじゃないかと思ったのが最初のきっかけです。

――LINEにもグループ通話がありますが、それをもう少しカジュアルにした感じですね。

そうですね。もっと壁を低くして使えるようにと思っています。エンタメ性を押し出すためにUIやUXを可愛くして、OGPみたいな画像付き、色はピンクにするなどの要素を盛り込んでいます。

何か作業をしながら友達同士での雑談に

――使用されているのはどういうシチュエーションが多いですか。

基本夜ですね。空いた時間帯に、深夜まで電話するといった感じです。参加可能なのは8人までとなっていますが、それ以上だとたぶん多すぎて混乱すると思うんです。Housepartyというアメリカのアプリなど、他のグループ通話サービスもだいたい8人までになっています。

――実際に使われているのはどのぐらいの人数が多いですか。

基本3〜4人ですね。2人で会話してたところにもう1人入ってくることが多いです。

――アプリ内でアカウントを持っている人がリンクから参加できるという形ですか。

Twitterにシェアするのはアプリをダウンロードしている人だけなんですが、Twitter上からはアプリをダウンロードしていない人でも匿名アカウントで参加できます。

――開発の方はどういった形で進めていますか。

自分が考えたものに対して社内の人にどう思うか聞いて、みんなで一緒に考えて進めています。独裁ではなく民主主義といった感じですね。みんな遠いので、Slackを使ってやり取りしていて、実際に集まるのはご飯に行く時くらいです。

――TechAcademyで受講した要素の中で、アプリ開発に役立ったというものはありますか。

Firebaseの知識ですね。その仕組みを理解していたから社内のエンジニアに対して「こういうコードで実装して欲しい」という指示が出しやすかったです。今回のアプリは僕はコードを書いてないに等しいのですが、指示が出しやすくなったというのがあります。

1回目に作ったアプリのときはFirebaseで凄く苦労しましたが、今回それを仕組みを理解した上で開発したのでスムーズに進みましたね。Firebaseを勉強していなかったらデータベースを何にするかなどで凄く悩んだと思います。

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――現在のユーザーは口コミやプレス経由の方が多いですか。

そうですね。今は主にスタートアップ界隈ですね。ターゲット層は10代〜20代の女性ですが、最初は一旦リリースしてから完璧なものにしていきたいと思っていたので。65%ぐらいの状態でリリースして、問題が出てくると分かっていたので。それを突き詰めてからターゲット層にリリースしていきたいと考えています。

――ちなみに10代の女子ってTwitterをよく使っているんですか。

どちらかというとInstagramの方が多い印象ですね。なのでインスタ上にも会話の内容を投稿できるようにしたいと思っています。例えば会話の10秒だけを切り取って、それをストーリーに投稿するという仕組みを作ってTwitterに流入してもらうというのも考えています。インスタ上で電話できるようにしてもいいとは思っているのですが、ここは様子見ですね。基本的にはTwitterのユーザー層から取りに行くという形です。

作りたいものを明確に持ってから学習する

――会話の内容や雰囲気としてはどのようなイメージを想定されていますか。

おそらく、ダベりながら何かするというのが多いと思っています。例えば電話しながらテレビを見たりとか、ゲームしながら電話したりというイメージです。その関係性はたぶん親友じゃないとできないので、メインは親友同士で電話する。SNSは基本的にシェアする人よりもしない人の方が多いので、シェアしない人がする人のところに何の壁もなく会話に参加できるような仕組みを作っていけば10代20代の女性が使ってくれるアプリになるし、そうなると男性も入ってくると思っています。
今日は学校でこういうことがあったとか、沈黙が気まずくない関係で話す内容なので、特に内容はなくだらだらしゃべる感じですね。

――ターゲットである層にアプリを届けていくためにどういった施策を考えていますか。

10代〜20代に人気のYouTuberにTwitter上でシェアしてもらって、そこからアプリの使い方を覚えてもらいたいと思っています。本人と会話に参加できる7人という形で、参加するのは早いもの勝ちといった感じです。それ以外の人は聴く専門となって、その中でアプリの使い方を覚えてもらう。そこからTwitter上にシェアしてもらうというのを想像しています。

――今後作りたい機能などはありますか。

通知の部分をもう少し極めたいと思っています。例えばTwitterにシェアしたときに、誰もタイムライン見ていなかったら気付かないので、Twitterでシェアしたときにアプリ内で友達に通知を送るという実装をしていきたいと思っています。
あとは、親友同士で使うというアプリにしたいので、どうすればユーザーが電話をするハードルを下げることができるかを凄く考えています。そのためにはまず通知を極めたいと思っていますね。

――最後に初心者から実際にアプリをリリースするところまでやったという経験もふまえて、これから開発の勉強をする方に向けてアドバイスをお願いします。

まず、作りたいアプリを最初に決めたほうがいいと思います。みんなこういうアプリが欲しいとか、このアプリのこういうところが不満だからこうしたいとかというものがあると思うんですよね。僕は構想のあと最初に独学で1ヶ月ほど勉強してから、だいたい基礎がついたのでTechAcademyで作ろうという形でしたね。最初そういった無料でできるようなサービスを使って、もう少し本格的にやりたいとなったらこういったスクールを利用するのが一番いいと思います。

(インタビュアー:小嶋大貴)

アトピーに悩む人の課題解決に!公認会計士が1人で作ったiPhoneアプリとは

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TechAcademyのiPhoneアプリコースを受講されたAkoさんのインタビュー。仕事をしながらどう勉強時間を確保していたのか、オリジナルアプリの開発はどう進めていたのかなどこれから学習する人に役立つ内容を話していただきました。

プロフィール:Ryotaro Ako
30代 千葉県在住。公認会計士。アトピーに悩む人向けのSNSアプリアトピヨを開発

育児休暇中に以前からの目的を果たすためプログラミングの勉強を開始

――最初に、現在のお仕事の内容について教えてください。

公認会計士の仕事をしています。大学院卒業後に会計士の勉強をして受かりまして、その後大手監査法人に就職し8年ほどいました。そこでは数値を見ることは多いんですが、自分で決めた数値ではなく出来上がった数値をチェックするという業務だったので、自分で数値を作る側に行きたくてベンチャー企業に入ったのが3年半前です。そこでは、財務・経理・税務や子会社管理といったところを担当しています。昨年、3人目の子どもが生まれまして、子育てに忙しくなるタイミングで思い切って育児休暇を1年3ヶ月取ったんです。その期間の間に自分の中でやりたいことをやろうと思いTechAcademyを受講しました。

――もともとプログラミングの経験はあったんですか。

実は大学や大学院は理系だったんです。卒業論文などで当時はC++やVBAというのをやったことがあったのですが、もう15年以上も前なので、ほぼゼロからのスタートですね。

――受講する前からアプリのアイデアは考えていたんですか。
元々やりたいことは明確にありました。僕自身がアレルギー体質でアトピーに悩んでいたことがあり、今国民の2人に1人がアレルギーを持っているので、そのアレルギーの分野で何かやりたいなと思っていました。その中でもアトピーというのは人目に触れるという点で精神的にも辛いものだということ、アレルギーマーチの一番はじめにあるのがアトピーで、そこから食物アレルギーなどに連鎖していくというのが最近分かってきたので、自分の中ではアトピーが一番重要性が高いのではないかという問題意識がありました。

いろいろ調べる中でアトピーの人で、ビフォーアフターの写真を並べてその間で何があったかというのを時系列で残していくというブログをやっている方がいたんです。それを見て、他の人の症状や治療法をデータベース化したら自分の体調管理にもなるし意味があるんじゃないかと思い、作り始めました。

SwiftとFirebaseを使ったアプリ作成に挑戦

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――作りたいアプリを実現するために受講をどう進めていましたか。

最初の1ヶ月はTechAcademyのカリキュラムを進めていて、1ヶ月後ぐらいにインスタグラムが作れるようになりました。そこから画像データを保存するためにストレージを学んだのですが、ここが一番時間がかかってますね。あとは最後の方でプッシュ通知を付けました。ここは技術的に難しいので、メンターの方に懇切丁寧に教えていただいて進めました。ひとつひとつ知らないことが多いので、その度にチャットとメンタリングでサポートしていただけるのがありがたかったですね。

最終的にモニター版までに3ヶ月、リリース版までに3ヶ月かかって、そしてリリース準備に1ヶ月かかりました。

――大学の頃にC++を勉強していたというお話でしたが、Swiftを学ぶ上で以前の経験が生きることがありましたか。

大学や大学院のときは卒業論文を書くという目的で、そのためにシミュレーションを回してデータを取らないといけない。今回の場合も、このアプリという明確な目的があって、それに向かっていくという過程は似ていると思いました。実装に関して言えば、当時は本しかない時代だったので、今の方が格段に作りやすかったです。

アトピーの症状・経過や対処法を共有するアプリ「アトピヨ」

――今回作成されたサービスについて、サービス名と概要についての説明をお願いします。

アトピー治療見える化アプリ「アトピヨ」です。
サービスの概要は、アトピーなどあまり人に見せたくない悩みをInstagramのように匿名で写真を投稿・共有するアプリです。
特徴としては2つありまして、1つ目は画像を投稿することによって時系列で自分の症状が分かります。もうひとつは、投稿することで人からアドバイスをもらったり、悩みを相談することです。

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――ユーザーヒアリングなどは行っていたんですか。

Twitterでアトピーの話をしている人で有名な方がいて、その方に協力していただきました。おかげで回答が集まって一定の傾向が見えるようになったり、「画像でビフォーアフターしたら良かった」という話も聞きました。

治療法についての情報交換だけでなく悩みの共有の場にも

――アプリでは、どういった投稿が多いですか。

投稿は匿名なのですが、アトピーというのは結構特殊で皮膚科学会やアレルギー学会が推奨している標準治療というものがあるんですね。これは簡単に言うと「ステロイドを効果的に使って治しましょう」というものです。その一方で脱ステロイドという手法があって、これはステロイドを使わないで治そうという考え方なんですね。大きくその2つがあります。

アトピーの人ってステロイドで治らなかった経験を持っている人も多いので、脱ステロイドで食事を変えてみたり運動をしてみるとか、色々な考え方があるんです。
食事などは今では科学的にも解明されていて、腸内細菌を整えることで免疫システムが安定してくるというのは言われているんですが、色々な治療法があるというのが目に見えて分かるのが興味深いです。

それともう一点はアトピー特有の悩み、例えば今の時期であれば暑くて汗をかいている、女性なんだけれどもスカートが履けないなどあります。そういった心情を出して、それに対して分かりますといったアトピーあるあるで盛り上がることもあります。

▼QRコードを読み込んでアプリインストールが可能
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――ユーザー側からとしては、治療法に関する情報を発信する投稿とアドバイスが欲しいという投稿ではどちらが多いですか。

両方ともありますね。今アトピーの世界で新薬が出たんですよね。デュピルマブというんですけれど、注射なんですよ。その注射が高いんですよね。なので、「それを打つときにどうすればいいですか」や「高額療養費とかそういうのをうまく使ったらうまくできますよ」など、やっぱりアトピーの世界ならではの話が多いですね。

――アトピヨのアプリを作る上で気をつけたところ、工夫した部分があったら教えてください。

治療法は症状それぞれに合ったものが色々ありますが、全員に通じるものというのは今はあんまりないんですね。なのでお互いの治療法を否定しないようにしたというのがひとつ気をつけたところになります。

技術的な部分では、画像の表示スピードとプッシュ通知にこだわっています。リアルタイムのコミュニケーションなので、画像がサクサク表示され、それにコメントが入った瞬間にプッシュ通知が飛ぶようにしています。今回であれば画像のアプリなので、通知もただ文字がくるのではなく画像もセットでというところにこだわっています。

明確な目標を持ってから学習するということ

――今後の目標などはありますか。

まず、日本でアトピーの方が600万人いるので、その10%に使ってもらいたいと思っています。そこに辿りつくためにどうすればいいのかなというのをひとつ考えると、アプリとしてUIやUX、プログラミングも含めてアプリを良くしていって継続率を高めたいです。さらに大きなことを考えると、日本だけじゃなくて海外でも色々悩んでいる方がいるはずで、一回中央アジアのキルギスの方からメッセージをもらったことがあるんですよ。もしこれが日本でうまくいくのであれば他の言語でも可能性があると思うので、多言語への対応も考えたいです。

――最後にこれからプログラミングを始めようという初心者の方に向けた勉強の方法やアドバイスなどがありましたらお願いします。

最初にやりたいことを見つけた上でプログラミングをすると習得スピードも違うのかなと思っています。自分が課題に感じたものや大好きなもの、趣味や音楽、ファッションなど何かひとつ見つけてそれをやりたいという目的があってからプログラミングを始めるとより効果的かなと思います。

(インタビュアー:小嶋大貴)