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全国高校サッカーからITで起業!未経験から開発したiPhoneアプリとは

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TechAcademyのiPhoneアプリコースを受講された池内さんのインタビュー。オリジナルアプリの開発はどう進めていたのかなどこれから学習する人に役立つ内容を話していただきました。

プロフィール:池内 慶
22歳 東京都在住。以前、全国高校サッカー選手権大会でテレビ放送された「大迫半端ないって!」の発言で一躍有名になった選手と同じ滝川第二高校サッカー部出身。自身も同大会に選手として出場。その後、自身でアプリ開発を行い、現在はTwitter上からグループ通話に参加できる「GA-YA-CHA」を開発中。

全国高校サッカーからITの道へ

――最初に自己紹介をお願いします。

高校まではサッカー一筋の人生だったんです。
「大迫半端ないって!」という発言で有名になった人と同じ滝川第二高校に入学し、全国高校サッカー選手権大会に選手として出場する夢も叶いました。
その後、アプリを開発し、会社を設立しています。現在は、通話アプリを開発していて、スマートスピーカーなどと連携させるものですね。僕の他にエンジニアとデザイナーがいて、サービスの企画や開発を一緒に行っています。

――サッカー選手として進路を決める人もいたと思いますが、そこからITの道に方向転換したのはどんな背景があったのですか。
全国高校サッカーには出場できたんですが、1回戦目で自分がPKを与えてしまい、負けてしまったんです。
仲間たちは慰めてくれましたが、自分自身はサッカーの神様に嫌われてるんじゃないかと思ってましたね。
大会後、進路を考える上で、もっとクリエイティブなことをしたいと考えるようになったんです。サッカーは自分の中である程度区切りがついたし、スマホを日頃から使っていたので、アプリとかゲームを自分でも作れたら面白そうだなと思い、ITの道に行きました。

――会社の方はいつ頃からスタートされていますか。

2018年の1月に起業しました。サービス自体は去年の11月に思いついたのですが、エンジニアが僕以外にも必要だったのでTwitterのDMでSFCの学生を誘い、二人で開発して7月にリリースしました。

過去の受講で音楽系のSNSアプリを制作

――TechAcademyを受講していたのはいつ頃ですか。

2016年の9月ですね。iPhoneアプリコースで、期間は8週間のコースを受講していました。

――それより以前にプログラミングの経験はありましたか。

なかったです。独学で少しやっていたのですが、少し限界を感じてやりがいもなくなったので、何か挑戦しないといけないなと思い受講を決めました。

――当時からアプリのアイデアはあったのですか。

当時は「こういうアプリを作りたい」というアイデアがあったのですが、技術がなかったのでTechAcademyを受講しながら作りました。その時は「Supersonic」という音楽系のSNSアプリを作りました。(現在は配信停止中)

音楽をジャンルではなくアーティストで分類した「Supersonic」

――Supersonicのサービスの説明をお願いします。

Supersonicは自分で音楽を投稿するアプリです。特徴として、投稿する上でのグルーピングを音楽のジャンルではなくて、アーティストにしていました。例えばビートルズというカテゴリがあって、そこにはビートルズに影響を受けたビートルズ風の曲が集まるというSNSです。他のサービスではロックやヒップホップというジャンルでの分類しかなかったので、アーティストをジャンルにすれば面白いんじゃないかと思い、開発しました。

アーティストの分類については、音楽を作っている人なら分かるという感覚があります。アーティストの人は自分の曲は誰に似ている、ビートルズ風だったりボブ・ディラン風であるという感覚を持っているんです。基本誰かの影響を受けて作っているため、それを基準にしました。人それぞれではあるんですけれど、肌感覚に近い形でアーティストを選んで投稿しているユーザーが多かったですね。

――そのアプリはどれくらいで完成したんですか。

受講中に開発を始めて、受講が終わってから3ヶ月ぐらいで完成しました。

――アイデアがあってからの受講とのことでしたが、アプリを形にするためのメンタリングやチャットサポートをどう活用していましたか。

自分のアイデアをまとめて、それを作るために何が必要かというのを聞いていました。

――初めてSwiftに触れて、特に難しかったと感じる部分はありましたか。

データベースとアプリを繋げて、データの取得や保存を行う部分が難しかったと思います。なのでそこは徹底的に聞いて進めていました。他の部分はそのままInstagramの要素を使っていたので、ある程度こんな感じだろうなと想像はできていました。開発中は混乱を避けるため他の教材とは並行せず、メンターさんのアドバイスだけを聞いていました。

――配信停止についてはどういう経緯があったんですか。

Firebaseに凄くお金がかかってしまうアプリだったんです。音楽1投稿あたりのデータベース容量が大きくて、月10万とかデータベースにかかっていました。当時大学生だったので、アルバイトの給料だけでは不十分で、資金調達するにも音楽系のアプリはあまり儲からないということで、うまくいかなくて配信停止した形になります。それが1年ほど前ですね。

Twitter上からグループ通話に参加できる「GA-YA-CHA」

――そこから次のアプリに切り替えて、今の会社に至るという感じですね。現在ベータ版でリリースしているアプリについて説明をお願いします。

Twitter上でグループ通話ができる「GA-YA-CHA」というアプリを作っています。Twitterでリンクをシェアして、それをタップしたら皆が電話に参加することができます。
UIもエンタメ系のアプリっぽく可愛くして、Twitter上にシェアし、そこからワンタップで電話に参加できるというサービスです。アプリ内でもグループ電話できるんですが、一番大きいのはTwitter上でシェアして電話ができるという点ですね。

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――このアプリを思いつくまでには、どういった背景があったのですか。

単純に寂しかったんです。高校卒業後にプログラミングの勉強をしていたんですが、それから3年ぐらいは全然友達とも会えなくて。電話するといってもLINEの電話くらいしかないんですが、LINE通話はどうしても自分からかけるというプレッシャーがあってかけにくい印象がありました。Twitter上で電話できたらそのとき暇な人が入ってきて、孤独感から抜け出せるんじゃないかと思ったのが最初のきっかけです。

――LINEにもグループ通話がありますが、それをもう少しカジュアルにした感じですね。

そうですね。もっと壁を低くして使えるようにと思っています。エンタメ性を押し出すためにUIやUXを可愛くして、OGPみたいな画像付き、色はピンクにするなどの要素を盛り込んでいます。

何か作業をしながら友達同士での雑談に

――使用されているのはどういうシチュエーションが多いですか。

基本夜ですね。空いた時間帯に、深夜まで電話するといった感じです。参加可能なのは8人までとなっていますが、それ以上だとたぶん多すぎて混乱すると思うんです。Housepartyというアメリカのアプリなど、他のグループ通話サービスもだいたい8人までになっています。

――実際に使われているのはどのぐらいの人数が多いですか。

基本3〜4人ですね。2人で会話してたところにもう1人入ってくることが多いです。

――アプリ内でアカウントを持っている人がリンクから参加できるという形ですか。

Twitterにシェアするのはアプリをダウンロードしている人だけなんですが、Twitter上からはアプリをダウンロードしていない人でも匿名アカウントで参加できます。

――開発の方はどういった形で進めていますか。

自分が考えたものに対して社内の人にどう思うか聞いて、みんなで一緒に考えて進めています。独裁ではなく民主主義といった感じですね。みんな遠いので、Slackを使ってやり取りしていて、実際に集まるのはご飯に行く時くらいです。

――TechAcademyで受講した要素の中で、アプリ開発に役立ったというものはありますか。

Firebaseの知識ですね。その仕組みを理解していたから社内のエンジニアに対して「こういうコードで実装して欲しい」という指示が出しやすかったです。今回のアプリは僕はコードを書いてないに等しいのですが、指示が出しやすくなったというのがあります。

1回目に作ったアプリのときはFirebaseで凄く苦労しましたが、今回それを仕組みを理解した上で開発したのでスムーズに進みましたね。Firebaseを勉強していなかったらデータベースを何にするかなどで凄く悩んだと思います。

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――現在のユーザーは口コミやプレス経由の方が多いですか。

そうですね。今は主にスタートアップ界隈ですね。ターゲット層は10代〜20代の女性ですが、最初は一旦リリースしてから完璧なものにしていきたいと思っていたので。65%ぐらいの状態でリリースして、問題が出てくると分かっていたので。それを突き詰めてからターゲット層にリリースしていきたいと考えています。

――ちなみに10代の女子ってTwitterをよく使っているんですか。

どちらかというとInstagramの方が多い印象ですね。なのでインスタ上にも会話の内容を投稿できるようにしたいと思っています。例えば会話の10秒だけを切り取って、それをストーリーに投稿するという仕組みを作ってTwitterに流入してもらうというのも考えています。インスタ上で電話できるようにしてもいいとは思っているのですが、ここは様子見ですね。基本的にはTwitterのユーザー層から取りに行くという形です。

作りたいものを明確に持ってから学習する

――会話の内容や雰囲気としてはどのようなイメージを想定されていますか。

おそらく、ダベりながら何かするというのが多いと思っています。例えば電話しながらテレビを見たりとか、ゲームしながら電話したりというイメージです。その関係性はたぶん親友じゃないとできないので、メインは親友同士で電話する。SNSは基本的にシェアする人よりもしない人の方が多いので、シェアしない人がする人のところに何の壁もなく会話に参加できるような仕組みを作っていけば10代20代の女性が使ってくれるアプリになるし、そうなると男性も入ってくると思っています。
今日は学校でこういうことがあったとか、沈黙が気まずくない関係で話す内容なので、特に内容はなくだらだらしゃべる感じですね。

――ターゲットである層にアプリを届けていくためにどういった施策を考えていますか。

10代〜20代に人気のYouTuberにTwitter上でシェアしてもらって、そこからアプリの使い方を覚えてもらいたいと思っています。本人と会話に参加できる7人という形で、参加するのは早いもの勝ちといった感じです。それ以外の人は聴く専門となって、その中でアプリの使い方を覚えてもらう。そこからTwitter上にシェアしてもらうというのを想像しています。

――今後作りたい機能などはありますか。

通知の部分をもう少し極めたいと思っています。例えばTwitterにシェアしたときに、誰もタイムライン見ていなかったら気付かないので、Twitterでシェアしたときにアプリ内で友達に通知を送るという実装をしていきたいと思っています。
あとは、親友同士で使うというアプリにしたいので、どうすればユーザーが電話をするハードルを下げることができるかを凄く考えています。そのためにはまず通知を極めたいと思っていますね。

――最後に初心者から実際にアプリをリリースするところまでやったという経験もふまえて、これから開発の勉強をする方に向けてアドバイスをお願いします。

まず、作りたいアプリを最初に決めたほうがいいと思います。みんなこういうアプリが欲しいとか、このアプリのこういうところが不満だからこうしたいとかというものがあると思うんですよね。僕は構想のあと最初に独学で1ヶ月ほど勉強してから、だいたい基礎がついたのでTechAcademyで作ろうという形でしたね。最初そういった無料でできるようなサービスを使って、もう少し本格的にやりたいとなったらこういったスクールを利用するのが一番いいと思います。

(インタビュアー:小嶋大貴)

アトピーに悩む人の課題解決に!公認会計士が1人で作ったiPhoneアプリとは

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TechAcademyのiPhoneアプリコースを受講されたAkoさんのインタビュー。仕事をしながらどう勉強時間を確保していたのか、オリジナルアプリの開発はどう進めていたのかなどこれから学習する人に役立つ内容を話していただきました。

プロフィール:Ryotaro Ako
30代 千葉県在住。公認会計士。アトピーに悩む人向けのSNSアプリアトピヨを開発

育児休暇中に以前からの目的を果たすためプログラミングの勉強を開始

――最初に、現在のお仕事の内容について教えてください。

公認会計士の仕事をしています。大学院卒業後に会計士の勉強をして受かりまして、その後大手監査法人に就職し8年ほどいました。そこでは数値を見ることは多いんですが、自分で決めた数値ではなく出来上がった数値をチェックするという業務だったので、自分で数値を作る側に行きたくてベンチャー企業に入ったのが3年半前です。そこでは、財務・経理・税務や子会社管理といったところを担当しています。昨年、3人目の子どもが生まれまして、子育てに忙しくなるタイミングで思い切って育児休暇を1年3ヶ月取ったんです。その期間の間に自分の中でやりたいことをやろうと思いTechAcademyを受講しました。

――もともとプログラミングの経験はあったんですか。

実は大学や大学院は理系だったんです。卒業論文などで当時はC++やVBAというのをやったことがあったのですが、もう15年以上も前なので、ほぼゼロからのスタートですね。

――受講する前からアプリのアイデアは考えていたんですか。
元々やりたいことは明確にありました。僕自身がアレルギー体質でアトピーに悩んでいたことがあり、今国民の2人に1人がアレルギーを持っているので、そのアレルギーの分野で何かやりたいなと思っていました。その中でもアトピーというのは人目に触れるという点で精神的にも辛いものだということ、アレルギーマーチの一番はじめにあるのがアトピーで、そこから食物アレルギーなどに連鎖していくというのが最近分かってきたので、自分の中ではアトピーが一番重要性が高いのではないかという問題意識がありました。

いろいろ調べる中でアトピーの人で、ビフォーアフターの写真を並べてその間で何があったかというのを時系列で残していくというブログをやっている方がいたんです。それを見て、他の人の症状や治療法をデータベース化したら自分の体調管理にもなるし意味があるんじゃないかと思い、作り始めました。

SwiftとFirebaseを使ったアプリ作成に挑戦

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――作りたいアプリを実現するために受講をどう進めていましたか。

最初の1ヶ月はTechAcademyのカリキュラムを進めていて、1ヶ月後ぐらいにインスタグラムが作れるようになりました。そこから画像データを保存するためにストレージを学んだのですが、ここが一番時間がかかってますね。あとは最後の方でプッシュ通知を付けました。ここは技術的に難しいので、メンターの方に懇切丁寧に教えていただいて進めました。ひとつひとつ知らないことが多いので、その度にチャットとメンタリングでサポートしていただけるのがありがたかったですね。

最終的にモニター版までに3ヶ月、リリース版までに3ヶ月かかって、そしてリリース準備に1ヶ月かかりました。

――大学の頃にC++を勉強していたというお話でしたが、Swiftを学ぶ上で以前の経験が生きることがありましたか。

大学や大学院のときは卒業論文を書くという目的で、そのためにシミュレーションを回してデータを取らないといけない。今回の場合も、このアプリという明確な目的があって、それに向かっていくという過程は似ていると思いました。実装に関して言えば、当時は本しかない時代だったので、今の方が格段に作りやすかったです。

アトピーの症状・経過や対処法を共有するアプリ「アトピヨ」

――今回作成されたサービスについて、サービス名と概要についての説明をお願いします。

アトピー治療見える化アプリ「アトピヨ」です。
サービスの概要は、アトピーなどあまり人に見せたくない悩みをInstagramのように匿名で写真を投稿・共有するアプリです。
特徴としては2つありまして、1つ目は画像を投稿することによって時系列で自分の症状が分かります。もうひとつは、投稿することで人からアドバイスをもらったり、悩みを相談することです。

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――ユーザーヒアリングなどは行っていたんですか。

Twitterでアトピーの話をしている人で有名な方がいて、その方に協力していただきました。おかげで回答が集まって一定の傾向が見えるようになったり、「画像でビフォーアフターしたら良かった」という話も聞きました。

治療法についての情報交換だけでなく悩みの共有の場にも

――アプリでは、どういった投稿が多いですか。

投稿は匿名なのですが、アトピーというのは結構特殊で皮膚科学会やアレルギー学会が推奨している標準治療というものがあるんですね。これは簡単に言うと「ステロイドを効果的に使って治しましょう」というものです。その一方で脱ステロイドという手法があって、これはステロイドを使わないで治そうという考え方なんですね。大きくその2つがあります。

アトピーの人ってステロイドで治らなかった経験を持っている人も多いので、脱ステロイドで食事を変えてみたり運動をしてみるとか、色々な考え方があるんです。
食事などは今では科学的にも解明されていて、腸内細菌を整えることで免疫システムが安定してくるというのは言われているんですが、色々な治療法があるというのが目に見えて分かるのが興味深いです。

それともう一点はアトピー特有の悩み、例えば今の時期であれば暑くて汗をかいている、女性なんだけれどもスカートが履けないなどあります。そういった心情を出して、それに対して分かりますといったアトピーあるあるで盛り上がることもあります。

▼QRコードを読み込んでアプリインストールが可能
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――ユーザー側からとしては、治療法に関する情報を発信する投稿とアドバイスが欲しいという投稿ではどちらが多いですか。

両方ともありますね。今アトピーの世界で新薬が出たんですよね。デュピルマブというんですけれど、注射なんですよ。その注射が高いんですよね。なので、「それを打つときにどうすればいいですか」や「高額療養費とかそういうのをうまく使ったらうまくできますよ」など、やっぱりアトピーの世界ならではの話が多いですね。

――アトピヨのアプリを作る上で気をつけたところ、工夫した部分があったら教えてください。

治療法は症状それぞれに合ったものが色々ありますが、全員に通じるものというのは今はあんまりないんですね。なのでお互いの治療法を否定しないようにしたというのがひとつ気をつけたところになります。

技術的な部分では、画像の表示スピードとプッシュ通知にこだわっています。リアルタイムのコミュニケーションなので、画像がサクサク表示され、それにコメントが入った瞬間にプッシュ通知が飛ぶようにしています。今回であれば画像のアプリなので、通知もただ文字がくるのではなく画像もセットでというところにこだわっています。

明確な目標を持ってから学習するということ

――今後の目標などはありますか。

まず、日本でアトピーの方が600万人いるので、その10%に使ってもらいたいと思っています。そこに辿りつくためにどうすればいいのかなというのをひとつ考えると、アプリとしてUIやUX、プログラミングも含めてアプリを良くしていって継続率を高めたいです。さらに大きなことを考えると、日本だけじゃなくて海外でも色々悩んでいる方がいるはずで、一回中央アジアのキルギスの方からメッセージをもらったことがあるんですよ。もしこれが日本でうまくいくのであれば他の言語でも可能性があると思うので、多言語への対応も考えたいです。

――最後にこれからプログラミングを始めようという初心者の方に向けた勉強の方法やアドバイスなどがありましたらお願いします。

最初にやりたいことを見つけた上でプログラミングをすると習得スピードも違うのかなと思っています。自分が課題に感じたものや大好きなもの、趣味や音楽、ファッションなど何かひとつ見つけてそれをやりたいという目的があってからプログラミングを始めるとより効果的かなと思います。

(インタビュアー:小嶋大貴)

LINEスタンプが発想のタネに!コミュニケーションのきっかけになるお絵描きアプリとは

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TechAcademyのiPhoneアプリコースを受講された酒井さんのインタビュー。仕事をしながらどう勉強時間を確保していたのか、オリジナルアプリの開発はどう進めていたのかなどこれから学習する人に役立つ内容を話していただきました。

プロフィール:酒井健(サケイ ケン)
東京都在住。広告代理店に勤務をしながらオンラインブートキャンプを受講し、自分で描いたイラストが動画再生されるお絵描きアプリを開発。

広告会社の情報システム部門で関係者同士の架け橋となる業務を担当

――最初に、自己紹介をお願いします。

酒井 健(サケイ ケン)といいます。広告会社で働いています。ここ2年ぐらいは情報システム部門にいるんですけれど、自分でコードを書くことは全くなくエンジニアと現場の橋渡しを仕事にしています。今の部門に行く前は企画などの業務をしていました。転職経験はなく、ずっと同じ会社に在籍しています。

――もともと広告の仕事を希望されていたんですか。

学生のときに面白そうだなと思ってマーケティングのゼミに入り、初めて広告会社というものが世の中にあることを知りました。実際に広告会社に入社したいと思ったのは就職活動の直前でした。

――今回TechAcademyを受講するにあたって、過去にプログラミングを学習された経験などはありましたか。

ないです。今回が初めてになります。

自分で作れる条件から出たアイデアを形に

――今回受講を決定したきっかけは何だったんですか。

漠然とiPhoneのアプリを作ってみたいとは思っていたのですが、それをもう少し現実的にするために、まずは自分で制約事項を決めました。具体的にはサーバーとやり取りをしないスタンドアロンのアプリを作る、ゲームはリアルタイム性が求められたり色々とシビアなので作らない、という制約を決めて「初心者の自分でも作れそうなアイデア」を固めました。その後1ヶ月くらいは独学で開発していたのですが、あまりに効率が悪いので、詳しい人に頼ったほうが絶対効率的だなと思い受講することを決めました。

――独学での学習のときは、本などを利用していたんですか。

本とWebで調べてサンプルコードを参考にしながら自分のコードを書いていました。

――今回のアイデアはどういう時に思いついたんですか。

ふと思いつきました。
面白そうだし、技術的に自分でも作れそうだなと思いました。

――今回TechAcademyで受講しながらの開発でしたが、独学の頃との違いなどはありましたか。

圧倒的に楽でしたね。分からない部分はその都度調べて聞いて、ひとつひとつ解決できました。アプリで使っている機能を見るとそれぞれどれも僕にとっても面倒なものだったんですが、どれもすでに世の中に機能として普通に存在しているものなので、必ずどこかに情報は存在していて、それを見つけることで実現できるはず、と思ってやり切りました。

――勉強時間はどのようなスケジュール管理をされていましたか。

平日は3〜4時間、土日はそれぞれ8時間ほど使っていました。受講前は、映画を見に行ったり、本を読んだりというプライベートに使っていましたが、今回はその時間を削って進めました。

手描きの絵をその過程ごと再生して送れるアプリ「kist!」

――今回作成したオリジナルアプリの紹介をお願いします。

kist!」というタイトルのアプリで、LINEのスタンプみたいなものを誰でも手軽に作れるような仕掛けがあるといいなと思ったのが最初のきっかけです。

――アプリの概要について簡単に説明をお願いできますか。

正方形のキャンバスに指で簡単に文字やイラストが描けます。その時、指の軌跡に沿って音が出るようになっています。描き終わった後にボタンをタップすると、その描いているプロセスが音も含めて再生されるアプリです。
その動画にメッセージを添えて独自形式のファイルで書き出せるようになっています。書き出したファイルをメールなどに添付して送ることができ、送られた相手はこのアプリを使って、受け取ったファイルを再生することができます。独自形式のファイルとは別に、動画ファイルも書き出すことができます。

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――それまでLINEスタンプはご自身でも作られたりしていたんですか。

自分で作ったことはないです。ただ、友だちで作っている人がいて、もちろんその人はそういう作業が好きでやってるんですけど、かなりの数を描く必要があったりと凄く大変なんです。それとは別に、アイデアのヒントとして、例えば中学高校のときに教室で落書きして紙を回したりするとか、電話のメモ書きにちょっと絵を添えるとか、そういうカジュアルなんだけれど、描いている人の人となりが伝わるようなコミュニケーションをアプリで表現できたらいいなと思ってこのアプリを作りました。

――そういうアプリって今まであまりなかったですよね。

調べたところあるにはあるんです。例えば、iPhoneに標準でついているメッセンジャーに手描きのものを再生する機能はあります。でも、それはおまけ機能みたいな感じで、そこに特化しているわけではないんですよね。手描きでコミュニケーションすることに特化したアプリはほとんどないと思います。

――LINEスタンプも動くものがありますが、それをよりカジュアルに作れるようにするという感じですね。

LINEのスタンプって、もちろんポジティブに使うこともあるんですけど、返事を書くのが結構めんどくさくて「ここで会話を打ち切りたい」というときに使うこともありますよね。その時のちょっとした罪悪感も発想のヒントのひとつになっています(笑)
このアプリは、スタンプよりもちょっと手間がかかって面倒だけれど、その分だけ気持ちを伝えられるものになればいいなと思って作りました。

メンタリングではプロセスやUIなどについて相談

――週2回のメンタリングではどういうやり取りをされていましたか。

メンタリングをしてくれる方だけにはプロジェクトファイルを渡していたんですが、自分だけではどうしてもうまく解決できない問題を、プロジェクトファイルを細かく見てもらい、ポイントを教えてもらうことで解決できたことが、すごく助かりました。

――今後追加したい機能などはありますか。

動画の書き出しをもっと早くできるようにしたいです。実は動画の書き出しは、故意に無駄が多い作りになっているので、そこを最適化してもっと使いやすいアプリにしたいです。というのも、iPhoneは機種によって処理のスピードが違うんですが、早い機種だと処理が速すぎて次の処理が追いつかないから、それをすっ飛ばしてしまうことがあるんです。そういうわけで、どの機種であっても、本来できるはずの処理より遅い処理になってしまっています。それを、機種ごとに最適化された処理ができるようなロジックに改善したいと思っています。

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――ご自身でLINEのスタンプを作成されていたという方にはアプリを紹介されましたか。

はい、スタンプの作成とは全くの別物ですが、彼らのお子さんも含めて面白がってくれています!

自分がやりたいと思ったことをベースに技術を習得したい

――カリキュラムの内容の中で、オリジナルのアプリに生きた部分はありましたか。

とても役に立ってますね。例えば、Xcodeの使い方ひとつとっても、ダウンロードしてプロジェクトファイルを作り、コードを書いて動かすところまでは自分で調べてやっていたのですが、ソースコードの管理や履歴を扱う方法など、エンジニアであれば普通に知っているようなベーシックな機能を短期間で効率よく理解できました。Githubの使い方やフレームワークのインストールなどについても、余計な試行錯誤を繰り返さず、最短距離で知ることができ、その分コーディングに時間を使うことができました。

――今回のアプリを開発する上でデザインを参考にしたアプリなどはありましたか。

UIで参考になるものはないかと色々探したんですけど、最近のアプリの画面構成の大半が、画面下部にアイコンが固定で並んでいて、そのアイコンをタップすると画面上部に表示が遷移する構造だということに気付いたんです。その構造は僕のアプリには合わないので、結局、特に参考にしたものありませんでした。画像を構成する要素はほぼ最初から決まっていたので、あとはそれらを分かりやすく、かつ使いやすい配置にするために自分で色々と配置をいじって試しました。

――その配置や画面遷移などは、開発する以前にある程度イメージはできていたんですか。

必要な画面の要素は最初から見えていたので、あまり深く考えず、まずはとにかく作り始めましたが、途中で一度、メモ紙にレイアウトや画面遷移を書き出して不要な遷移を洗い出し、現状のシンプルな遷移に整理しました。ボタンなどの細かいデザインは最後にまとめてやろうと思っていました。今回はアプリの構成要素が最初からかなり具体的に見えていたので良かったですが、イメージがある程度しか見えていない場合は作りながら考えるしかないかなと思います。

プログラミングをやり始める時はより具体的なイメージがあることが大事

――受講される前と後で、アプリの見方の違いはありましたか。

アプリのユーザーインターフェースは凄く気になるようになりましたね。アプリの作成中にも色々なアプリを見ていたのですが、何気ないちょっとしたアニメーションで操作感がかなり違ってくる、といったことに気づくようになりました。ほんのちょっとしたアニメーションをかませることで、唐突感がなくなり、使っている時の心地よさに大きな違いが出るというのは自分にとって、大事な発見でした。

――今後ご自身のキャリアの中での、こうしていきたいと思うような変化はありましたか。

キャリアというほど大げさなことは何も考えていなくて、自分が楽しく遊べるフィールドが増えて良かったなという感じです。特に大きな目標とかはないですが、「アプリのアイデアを思いついたら自分で作れる」っていうカードを手元に持てたことが、個人的にはすごく嬉しいです。

――最後にこれからアイデアを形にしたいという方に、今回の経験もふまえてアドバイスをお願いします。

いざ作ってみると大変なことも多いと思うので、「どうしてもこれは作りたい」という気持ちと、具体的なイメージがあればあるほどいいと思います。
よほど特殊なことをやろうとしていない限り、情報は必ずどこかにあるので、それを自力で探し回るのも楽しいといえば楽しいんですけど、それが続くとかなり疲弊するので、詳しい人に側にいてもらって、本質的な作業にフォーカスできる環境はとても有効だと思います。

例えば僕の場合は「こんな簡単なことをやるのに、どうしてこんなに面倒なコードを書かなきゃいけないんだ」といった、なかなか他の人に理解してもらえない愚痴を、メンターさんに笑いながら聞いてもらうことでモチベーションが維持でき、とても救われました。

(インタビュアー:小嶋大貴)

アフリカにいながら学習!JICAボランティアがWebデザインを学んだ理由とは

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Webデザインコースを受講された竹田さんにインタビュー。青年海外協力隊としてアフリカのルワンダで働きながらご自身でWebサイトを作成した背景や今後の目標についてお伺いしています。

プロフィール:竹田憲弘
1989年生まれ。海外で生活しながらオンラインブートキャンプを受講し、オリジナルサイトを作成。

ルワンダの農村部で衛生啓発活動に携わる

――最初に、簡単に自己紹介をお願いします。

2018年の1月頭までアフリカのルワンダという国で、青年海外協力隊として活動をしていました。
仕事の内容としては「コミュニティ開発」と呼ばれるんですが、ざっくり言えば地域の人々の生活の向上のお手伝いをするという仕事です。特に水や衛生環境の改善に携わっていて、自分のメインの活動としては近隣の学校に行って衛生啓発活動を行うということが主な仕事でした。
青年海外協力隊の任期が2年間なので、この活動は約2年行いました。ちなみに青年海外協力隊は書類選考と面接があって、それに通った人が色々な国の色々な職種にアサインされて派遣されます。

――青年海外協力隊の活動は、どういう経緯で始められたのですか。

活動を始める前は、3年間日本の食品メーカーで働いていました。その会社もCSR活動に力を入れている企業だったので、そこで社会貢献事業部に行ってソーシャルビジネスなどに携わりたいと思っていたんです。私が入社したのがちょうど東日本大震災の翌年で、希望して仙台で3年間働いていました。そこで働きながら土日は震災復興のボランティアなどもお手伝いさせてもらっていたんですが、土日にちょっと手伝うだけだとそこに住んでいる方々がどんなことを考えているかよく分からないなと思ったんです。
震災のことだけじゃなくて、現場で体験できる、その現場の人と同じ目線になって考えられる経験をしたいと思い、会社を辞めて青年海外協力隊の活動を始めました。

――NGOなどいくつか選択肢がある中で、JICAのボランティアスタッフを選んだきっかけは何でしたか。

協力隊は制度がかなりしっかり保証されていたということと、現場に一番入り込めるという点ですね。NGOの場合はもう少し上のレベルでやる仕事が多い印象なんですが、実際に私が住んでいた所は人里離れた農村部だったので、そういう経験ができるのも協力隊ならではだと思います。

――その時の活動について、詳しく説明いただいてもよろしいですか。

私がやっていたのは、学校にある「衛生クラブ」の支援になります。ルワンダに限らず途上国では、水や衛生環境が悪いことによって下痢になってしまったり、水因性疾患と呼ばれる水や衛生による病気で亡くなってしまう子どもが多くいます。それを防ぐことが一番の目的になります。
ルワンダでは、学校に「衛生クラブ」を置きましょうという推進をしていたんですが、学校だけで独自で維持していくのはなかなか難しいので、私たちも実際に学校の中に入って先生や生徒たちと一緒に衛生クラブの維持や管理をしていました。学校の外でも、住民に向けて劇や歌の発表会をやることでその地域に衛生啓発の意識を広めたりしていました。

自身のWordPressサイトをカスタマイズして、デザインの勉強もしたい

――アフリカでの生活をする中で、今回TechAcademyを受講された背景についてお聞かせください。

私は今WordPressでブログを運営しているのですが、サイトのデザインをカスタマイズできるようになりたいと思ったのが一番の理由です。これはボランティアにも通じるんですが、ソーシャルデザインに興味がありまして、社会的な課題をデザインの力で解決するという考えが凄く面白いと思ったんですが、そもそもデザインというものが何なのかよく分からず、どうやって勉強したら良いのかも分からなかったんです。
自分でゼロから勉強すると時間も手間もかかってしまうので、体系的に学べる講座などを探していたらTechAcademyのオンライン講座を見つけたので、まずはWebデザインを勉強してみようと思い受講しました。

――受講以前に、ご自身で勉強したことはありますか。

少し独学で勉強はしていました。ネットで無料のプログラムなどを使ってHTMLやCSSを触ったり、色彩学の勉強などもしていました。
他にも色彩心理学という、色が人間の心理にどういう影響を与えるかという学問もずっと勉強していました。Webデザインで配色は重要だと思うので、自分でサイトを作ったときにどんなコンセプトを持っていて、それをどう表現するかという時に色彩の知識は生きてくるかなと思っています。

――WordPressは、もともとブログをやりながら学習していたのですか。

ブログをやりながらです。分からないところがあったらネットで調べて、自分で解決するようにしていましたブログを始めたのはルワンダに来た頃からですね。内容は雑記ブログで、自分の生活のことや読んだ本とか、好きな音楽などを色々書いている感じですね。このブログをもっとオシャレに見やすくしたいと思ったのが一番の受講の理由になります。

ルワンダでのスタディツアーを呼びかける告知・応募サイトを作成

――今回竹田さんが作られた、オリジナルサイトについて概要やコンセプトを教えてください。

サイトの概要は、これからルワンダでやろうとしているスタディツアーの告知と応募サイトになります。ターゲットとしては、大学生ぐらいの若い人たちで。「社会貢献や国際協力に興味があってアフリカにも行ってみたいけど、一人で行くのは不安、怖い」と感じる人たちが最初の一歩を踏み出す後押しができるようなプログラムを作りたいなと思って作ったWebサイトですね。

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――学生の場合は東南アジアに行く人が多いというイメージが強いですが、アフリカに行くプログラムもあるのですか。

最近ルワンダでも旅行会社のH.I.S.さんがNGOワールド・ビジョン・ジャパンさんと提携してツアーを組むなど、徐々に増えてきています。それでもまだ少なくて金額も高かったりするので、学生が使いやすいものがあればいいなと感じているのでやりたいなと思っています。

――スタディツアーを主催することになったきっかけは何ですか。

実は、すでにブログを通じて日本からルワンダを訪れた人たちを受け入れて、現地の人の家にホームステイをしてもらったり、学校に一緒に行ってもらって子どもたちと交流する活動をしていたんです。
この2年間でホームステイをした人が20人弱、全体でも50人ぐらいの人が来てくれているので、ちゃんとしたプログラムで提供したいと思うようになりました。これまでは個人個人で受け入れていたんですけど、大学やサークル単位でまとめて、しっかりツアーとして企業の視察をしたり、ちょっとしたボランティア体験ができるツアーにしたいと考えています。

――他にも同様のプログラムがある中での差別化要因などはありますか。

「現地に2年間住んでいた人間が提供している」というところですね。スタディツアーを作っている人って日本にいて、ちょっと現地の様子を見て作られているとは思うんですけど、農村部まで入った経験のある人は多くないと思います。ましてそこに2年間住んで、現地の人たちとも繋がりがある人間というのは、なかなかいないと思います。

――今回のサイトを作成するときに、こだわったポイントや工夫した点はありますか。

正直時間がなかったので、とにかくシンプルに見た人が一番必要としているであろう情報が分かるサイトを作りました。
自分が大学生だったときのことを思い出して自分が知りたいという情報を入れるように意識しました。

これからやりたいこと、学びたいこと

――受講中はどのようなスケジュールで勉強されていましたか。

時差などもあるため、質問できる時間帯が朝になるので午前中にTechAcademyの勉強をして、午後は自分の活動をするというスケジュールでした。土日はほぼ一日中プログラミングをやっていた気がします。

――サイトの作成にはどれぐらいの期間がかかりましたか。

2日ほどですね。TechAcademyのコンテストに応募をしたくて、とりあえずシンプルな形だけでも出してみようと思い、2日間でやりました。

――そんなに短い期間でここまで作成されていたんですね。その2日間は、ずっと作業していたのですか。

サイト作成ばっかりやっていましたね。もっと余裕を持ってやればよかったとは思います。

――今回作ったサイトについて、今後増やしたいコンテンツなどありますか。

体験談をもう少し増やしたいなと思っています。
今までにホームステイなどをしてくださった方々の感想や生の声をもっと入れてリアリティを持たせたいと思いますね。あと、内容がまだふわっとしているので、もっとコンテンツを具体的にしたいです。どんなボランティアができるのか、どんなところに行ってどういうものが見れるのかなど、ツアーの内容をもう少し具体的に見せていけたらと思います。

――これから勉強したい言語や技術などはありますか。

今はPHPを勉強したいと思っています。
以前、友人からWordPressのカスタマイズを依頼されたときに、その内容だけ聞いたときはTechAcademyで勉強したことで余裕でできそうだなと思ったんですが、いざその友人のWordPressの管理画面を見たら自分が学んだHTMLがどこにも無かったんです。これはどうすればいいんだろうと思ったら、実はPHPで作られていることをその時初めて知りました。
デザインやプログラミングのことを広く浅くやっていくよりは、「WordPressのカスタマイズはできます」とはっきり言えるようになりたいと思っています。それも仕事のひとつにしていけたらいいなと思っているので、まずはPHPを勉強していきたいですね。

――最後に、これから自分のアイデアを形にしたい、プログラミングを勉強したいと思っている方に向けてメッセージをお願いします。

受講する方はそれぞれ目的意識があって受講していると思うんですけど、そこをいかにはっきりさせるか、自分に落とし込めるかが大事かなと思います。
自分が何を学びたいのか、どうすればそのスキルを身につけられるのかをはっきりさせておくのが大切だと思います。

Webサービスを告知したら5000RT!双子ママ向けのサービスを作ったワケ

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TechAcademyのWebアプリケーションコースを受講された本田さんのインタビュー。子育てをしながらどう勉強時間を確保していたのか、オリジナルサービスの開発はどう進めていたのかなどこれから学習する人に役立つ内容をお伺いしています。

プロフィール:本田美希
富山県在住。子育てをしながらオンラインブートキャンプを受講し、双子のママ向けにオリジナルサービスを開発。

自営業をしながら3歳の長女と7ヶ月の双子の育児

――まず最初に、自己紹介をお願いします。

本田 美希です。今は富山県で主人と一緒に焼肉屋を経営しています。現在子育て中で、産休で仕事をお休みしている間に今回のプログラミングの講座を受けた形ですね。現在長女が3歳で、双子が7ヶ月です。
焼肉屋の方ではもともとはホールの仕事もしていたのですが、子どもが生まれてからは経理など裏方の業務を担当しています。

――ご結婚される前はどういったお仕事をされていたんですか。

大学を卒業してから2年ぐらい、東京のIT企業で法人営業をしていました。そこがSEOの会社だったのでSEOや、Web全般のサービスと翻訳サービスを売っていた感じです。その後、寿退社で現在の富山に移りました。

――もともとITに興味があったのですか。

積極的に触っていたというわけではないのですが、パソコンやITは好きで興味を持っていました。大学生のときTwitterにハマっていて、SNSが好きだったんです。それからWebサイトを作るのが面白そうだなと思ってIT系の会社を探して入社しました。

――実際に働いてみて、いちユーザーとして使用していた頃とのイメージのギャップはありましたか。

2年間働く中で、正直Webのサービスよりも営業の仕事の方がインパクトがあったんですよ。そのときは特別Webへの関心が高まったり薄れたりというのはなかったです。

プログラミングに関する知識がない状態からの挑戦

――今回TechAcademyを受講されたのは、どういった経緯があったんですか。

もともと、プログラミング自体に興味があったんです。本や雑誌を読んでも「プログラミングができれば将来的にいい」など記されていたのをよく見てました。他にも「プログラミングを勉強すると論理的な考えが身につく」など、そういった言葉を聞いて興味を持ちました。

過去に一度だけ動画のプログラミング講座を受けたのですが、そこでは全然進まずに1日目で挫折してしまったんです。
ただ、最近子どもが生まれてから「何かしらスキルを身につけてお金を稼がなくてはいけない」という危機感を感じるようになりました。そこで、もともと興味のあったプログラミングを習いたいと思って受講を決めましたね。

――プログラミングという言葉自体への理解はあったんですか。

全くなかったです。「プログラミングとは何か」という本から読んだりしました。
仕事のためにプログラミングスキルを身につけてみたいという思いから色々調べてみて、興味を深めていきました。

――いくつかプログラミングを学ぶ手段がある中で、TechAcademyを選ばれた基準はどのようなものでしたか。

いくつかのスクールを比較しているブログの記事などを読みました。キャンプ形式もあったのですが、私は子どもがいたので、オンラインだけで受けられるものを探しました。
TechAcademyは「身に付けたら実践で生かしやすい」というレビューが多かったんですね。なので、ちょっと難しくても手応えのあるオンライン講座を選んでしっかり身につけようと思って選びました。

――受講を開始された時点での知識は、どのぐらいの状態でしたか。

ほぼゼロでしたね。IT企業で働いていた時にWebサイトやSEOを提案していましたが、HTML/CSSとプログラミングの違いなども分からなかったですね。今考えると色々知らなかったなと思います。

自分自身の出産時の苦労から生まれた双子ママ用コミュニティサイト「HUTACHAN -ふたごちゃんねる-」

――今回作成された、オリジナルサービスについての説明をお願いします。

HUTACHAN -ふたごちゃんねる-」双子と多胎ママのための情報掲示板になります。機能もできるだけシンプルにしたかったので、「コメントのランキング」、「新着トピックの順番」、「検索機能」、「お気に入り登録のシステム」の機能だけに絞ってサービスを作りました。

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――すでに多くの方がサービスを利用しているのですが、どうやって集めたんですか。

ほとんどがInstagramとTwitterのフォロワーさんですね。Instagramは今2600フォロワーほどいて、その中の80%ぐらいが双子ママの方になります。まずはInstagramで告知したのと、Twitterでも「こういうサービスを作りました」と発信したら5000RTくらいされて、「Twitterからきました」と掲示板に書かれている方もいました。今後はユーザーを増やすために、SEOなども力を入れたいと思っています。

――5000RTですか!すごいですね。今回のサービスは、受講する前からアイデアとして持っていたんですか。

そうですね、アイデアありきの受講でした。育児に関するサイトはよく見かけるのですが、双子についての情報が載っているサイトは全く見つけられなかったんです。双子の場合は、状況が妊娠中の段階からかなり違ってリスクも大きくなるし、切迫早産といって早めに産まれてしまうこともあります。他にも入院することが多くなったり、色々大変なことが多いんです。自分の中で情報が必要だったのに得られなかったという経験があったので、みんな抱えている悩みなんじゃないかと思って作りました。

――サービスを作る中で、参考にしたサイトなどがありましたら教えてください。

「ガールズちゃんねる」という女子専用の掲示板です。あのシンプルさがいいなと思い、自分自身使ったことはなかったのですが、今回サイトの構成の参考にしました。

勉強時間の記録をつけたり、経過をSNSで発信するなど工夫して学習

――子育てと勉強を両立する必要があったかと思うのですが、スケジュールはどのように組まれていましたか。

生後2ヶ月なので、正直忙しかったですね。空いた時間はすべて勉強につぎ込むぐらいでした。本当に双子と長女の育児や家事以外は、プログラミングしかしていなかったです。1日の中で全くできないときもあれば、15時間ぐらいやるときもありました。
また個人的に、勉強時間を記録できるアプリで毎日記録を取ったりしていました。

――オリジナルのサイトにかかった時間はどのぐらいでしたか。

アプリで確認するとプログラミング講座が終わるまでが130時間で、そこからオリジナルサイト制作に192時間かけていますね。この8週間は、本当にフルに使いました。

――機能はシンプルにということでしたが、ご自身の中で「もっとこういうサイトにしたい」などの思いはありますか。

最初はシンプルな情報掲示板だけでいいかなと思っていたんですけど、ユーザーの使い方を見ているとリアルタイムにやり取りできる双子ママのコミュニティが欲しいという方が凄く多いんですよ。なので、掲示板だけじゃなくてユーザー同士が交流できるサイトに変えた方がいいのかな、そういう機能をつけた方がいいのかなと悩んでいる段階ですね。まずは、今ある機能を改善しながら進めようと思っています。

一番頑張れる状況に自分を追い込む

――今後のご自身のお仕事や目標について考えていることはありますか。

プログラミングのスキルを磨いて、それを元に就職して仕事ができるようになりたいです。家庭の都合もあるので、できればフリーランスで働きたいのですが、まずは一旦就職して何かしらどこかで最低限のスキルを身につけないといけないかなと考えています。家業が東京にも支店があるんですけど、東京の方が比重が重くなったらそちらに住む可能性もあるので、もしそうなったら私は東京で仕事がしたいと思っています。

――勉強する前と後で、ご自身の中での変化などは感じますか。

サイトの中の構造を知ることができたのがとてもよかったと思います。
今回のカリキュラムを受けて、初めてWebデザインとプログラミングが別ものであるということが分かりました。プログラミングができればおしゃれな凄いサイトが作れると思っていたんですけど、見た目の部分と中身の機能は違うということが分かったのが一番大きいですね。
これからは、デザインのこともきちんと分かるようにしていきたいと思っています。

――これからTechAcademyの講座を受ける方に、学習方法や自分のアイデアを形にするときにどうすればよいかアドバイスをお願いします。

自分が一番どういう状況になれば頑張るかというのを分析して、その状況に自分を追い込むことが重要だと思います。お金も出しているので、覚悟を決めて集中して追い込んでやるのがいいですね。

今回の受講の場合は期限が決まっていたので、集中し続けていてもそこまでストレスにもならなかったですね。逆に半年とか一年あると苦しかったかもしれないので、今思うとその期限の短さがよかったと思います。

(インタビュアー:小嶋大貴)