テックアカデミー新入社員研修導入事例 –
株式会社エイチーム様

株式会社エイチーム様は、1997年に岐阜県土岐市で現代表が個人事業として創業後、2000年に設立した総合IT企業です。現在は愛知県名古屋市に本社を構え、在籍する社員は約900人。インターネットを軸に、情報サイトやECサイト、ゲームコンテンツなどの企画・開発・運営を行っています。

同社では、2017年からテックアカデミー IT研修を利用しています。エンジニア以外の社員にはプログラミングの苦手意識を払拭するために、エンジニアは実務で必要になるスキルの習得を目的に導入し、社内研修などで活用していただいています。今回は、長年テックアカデミー IT研修を利用して感じたメリットや効果について、同社で新卒研修を担当する千田さんにお話を伺いました。

課題

社員のプログラミングに対する苦手意識を払拭し、エンジニアとのコミュニケーションを円滑にするため

受講理由

営業担当・講師の人柄や柔軟な対応に好感が持てたため

活用方法

新入社員の社内研修で活用中

効果・成果

新入社員に「自分でもプログラミングができる」という達成感を味わってもらえた

 

目次

プログラミングの苦手意識をなくして、エンジニアとのコミュニケーションを活発にしたかった

ーーまずはテックアカデミー IT研修を導入した目的について教えていただけますか?

導入の目的は、プログラミングに対する苦手意識をなくして、エンジニアと円滑なコミュニケーションを行えるようにするためです。
近年、ビジネス職においてもプログラミングスキルの必要性は高まっています。たとえば、アドマーケティングでは様々な広告のデータをデータベースから抽出・分析し、新たな企画を考案します。しかし、その都度エンジニアに抽出を依頼するとエンジニアにしかできない業務を行う時間を奪ってしまいます。

最近では、プログラミングスキルがなくても生成系AIを活用することでコードを書けるようになりましたが、それを使いこなせるようになるためにもプロンプトの理解に代表されるような、プログラミングに対する理解は不可欠です。そこで弊社では、エンジニアでない社員でも最低限のプログラミングは理解できたほうが良いという風向きがありました。
また弊社は、「お互いを認め合う」という文化を大切にしています。お互いを認め合うためには、お互いの業務に対する最低限の理解は必要です。そのため、エンジニア以外の社員にもプログラミングに触れる機会を設けて、エンジニアの業務に対する理解を深めてほしいと考えたのです。

他職種への理解があると、「相手が業務をする際に何を考えているのか」を考えることに繋がり、業務を円滑に進めるために自然と「自分が何を考慮して、どんな情報を渡すべきか」考えることに繋がります。その結果、エンジニアとのコミュニケーションも活発になると考えています。そのためには、まずプログラミングは「いったい何を行っているのか」を理解するための実習として、テックアカデミー IT研修を導入しました。

ーー活用状況について教えてください。

現在は新卒入社直後の研修で導入しています。研修はオンライン学習に加えて、講師の方を派遣していただき、プロダクト制作の流れを体験するという内容です。具体的には、ライブラリやフレームワーク、APIなどの基礎知識を座学で身に付けながら、開発環境の構築からWebページの制作、MySQLを使用したデータベースの構築などを行っています。

それぞれ進捗に個人差はありますが、もともとプログラミングが得意な人が苦手な人をサポートするなどして進めています。研修を通じてチームワークの形成にもつながっていると感じています。
直近の研修で見られた改善点として、研修参加者が少なかったためか、時間が半日ほど余った場合の対応が挙げられます。今回は、講師の方が臨機応変に対応してくれましたが、事前に想定できることだったため、今後は担当者さまと講師の方と相談しながら準備していきます。

 

充実したカリキュラムと、担当者の人柄が継続の決め手

ーー2017年から継続してテックアカデミー IT研修を活用いただいておりますが、継続の理由について教えていただけますか?

カリキュラム面が充実している点と、担当者の方のお人柄が継続の決め手です。
実は過去には他サービスも含めて検討したタイミングがありましたが、エンジニアの役員陣からの強い希望で継続が決まりました。その理由は研修がプログラミングの楽しさを伝えられる内容であり、担当講師の方への信頼が厚かったからです。

また講師の方だけでなく営業担当の方も、弊社をしっかり理解してくれている点に好感を抱いています。講師の方はビジネスサイドとエンジニアサイドにおける両方の視点から受講生と接してくれますし、 営業担当の方はお人柄も良く、柔軟な対応をしていただいています。たとえば、ゲームエンジニアの職種の研修で正規表現のカリキュラムの追加に対する相談にも真摯に対応していただきましたし、それに対応できるカリキュラムを取り揃えていることにも安心感がありました。

ーーテックアカデミー IT研修を導入して、良かったと感じる点はありますか?

やはりプログラミングに対する苦手意識を克服できた点が、一番良かったと感じています。プログラミング研修では、エンジニア以外の職種でも、自分でプログラミングを行う達成感を味わえます。そうすることで、実務でもExcelで関数を組むなどの小さなことから始まって「もっと○○できないだろうか」という視点で業務改善を行っていくきっかけに繋がっています。そういった改善をする過程で自分からどんどん必要なスキルを吸収していこうという気持ちも自然に生まれているようです。このような文化の醸成の一端を担っていただけている点でも、非常にメリットを感じています。

 

「プログラミングは自分でもできるもの」という感覚を持ってもらえた点は大成功

ーー研修の成果についてどう感じられていますか?

私たちは研修を行ってプログラミングに対するハードルを低くすることを目的としています。その点に関しては、研修終了後に「難しかったけど、意外と自分でできるものなんだ」という言葉を社員から聞いていますので、苦手意識がかなり薄まっていると感じ、成果が出ていると考えています。それは今年に限らず、毎年のように得られる成果です。新卒プログラミング研修を実施してきて本当によかったと思います。

エイチームは創業者の林がエンジニア出身ということもあり、エンジニアであれば当たり前でも、他職種であればなかなか馴染みがない文化が浸透しています。例えば日報をMarkdownで書いたり、ビジネス職がGitLabでイシューを作成して「これでやってください」と依頼することも当たり前のようにある。一般の企業ではかなり珍しいことだと思います。新入社員たちはプログラミング研修で学ぶことで、アレルギーがない状態でその環境に飛び込むことができていると思います。

社内にはノーコードのツールを使い、自分でサーバの契約もして、個人でWebサイトを立ち上げるような社員もいます。創造力を持って「エンジニアじゃなくてもできるのではないか」と貪欲に挑戦し続ける社員が多いのがエイチームの特徴です。研修に参加したことでプログラミングに対する苦手意識が薄まっていることも、そのような挑戦を後押しする要因になっていると思います。

ーー「新卒プログラミング研修」の今後について、どうお考えでしょうか?

新卒研修を受講した社員の話を聞いて、改めて継続していくべきだと感じました。ただ、エンジニア以外の職種、特にビジネス職に求められるエンジニアリングのスキルが年々上がっているようにも感じています。次年度以降、研修の内容をアップデートする必要があるかもしれません。そのあたりはキラメックスさんに相談しながら検討していきたいと思います。

ーー最後に、今後サービスの導入を検討している方へアドバイスをお願いします。

「時代の潮流に合わせて、なんとなくやってみよう」ではなく、まずは取り組みの目的を言語化して、終わった後に効果を測定しやすい状態にしておく必要があると思います。効果が測定できないと次年度の検討の際に「結局やって成果あったっけ?」となる場合が多いので、導入の際はそこまで見据えて検討をする必要があると考えています。
また、目的の言語化に際しては、具体的なスキルの習熟度から落とし込むのではなく、カルチャーやケイパビリティから落とし込んで伸長させたいことは何なのかを明確にしていくことが成功のポイントになるのではないかと思います。

 

テックアカデミーのご紹介

テックアカデミーIT研修

テックアカデミー(TechAcademy)は、日本e-Learning大賞プログラミング教育特別部門賞を受賞したオンラインITスクールです。
技術スキルだけでなく「主体的に考える力」「質問力」の獲得を大切にしており、あえて答えを教えずに自分で調べて解決する学習方針で「自走できるエンジニア」の育成を目指します。

一般社員向け、新卒/若手エンジニア研修などで幅広くご活用を頂いており、
1名〜数百名規模の研修まで企業様の用途に合わせてご受講が可能でございます。

研修でこんなお悩みありませんか?

人材育成のご担当者様にお聞きすると、以下のようなお悩みをお持ちの企業様が多くいらっしゃいます。
・未経験者/経験者それぞれに合わせたフォローが難しい
・配属後に自走できるエンジニアを育てたい
・研修効果の可視化が難しく、配属先と振り返りができない

上記の人材育成に関するお悩みをテックアカデミーは解決いたします。

現役プロのエンジニアがマンツーマンで徹底サポート

講義型とは違い、受講生一人一人にメンターが付き、その方のお悩みに合わせたサポートを随時行います。未経験者が学習時に感じる「不安」や「挫折」を解消いたします。メンターは全員現役のエンジニアですので、進捗の速い受講生には配属後の活躍を見据えたアドバイスやディスカッションなどを致します。

配属後に自走できるエンジニアを育てたい

講義形式のような、ただ解説を聞くだけの受け身の研修ではなく、
テックアカデミーでは受講生本人が主体となって研修を進めていきます。
無駄の無いサイクルで学習効果を高めるだけでなく、
「自ら学習する習慣作り」「課題解決力」を徹底的にサポートし、
配属後も自走できるエンジニア・IT人材の成長をサポートします。

研修効果の可視化が難しく、配属先と振り返りができない

研修を実施した結果、スキル・性格面がどのように成長したのか?振り返りに必要な情報を、
アセスメントテストと受講評価レポートで一人一人ご報告いたします。
また、受講進捗や担当メンターとのメンタリング内容を確認できる
マネジメントシステムもございますので、研修中の様子もモニタリングすることが可能です。

活躍するエンジニアを育てるならテックアカデミー

テックアカデミーではこれまで900社以上でエンジニア・IT人材の育成を
サポートして参りました。

特にエンジニア研修においては「未経験者からでも配属後に自走できる」
をコンセプトに、プログラミングスキルだけではなく、自ら学ぶ習慣作りを徹底サポートいたします。

資料請求はもちろん、IT人材の育成に関するお悩みの相談会も行っておりますので、
まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。

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