リモート研修への挑戦で得られた相乗効果。主体性と協調性を両立する一歩先の人材育成

ウイングアーク1st株式会社様は本社を東京都港区に置き、帳票や文書管理およびデータ活用におけるソフトウェア・クラウドサービスを開発、提供している会社です。中長期的に自立したエンジニアとして活躍できる人材育成を目指す中で、これまでのリアル会場での集合研修から一転、主体性を尊重するリモート研修の導入を選択しました。その結果、どのような効果をもたらしたのでしょうか。今回、人事機能を持つPeople Success部の依田 彩那さんにお話を伺いました。

課題

リモート下でも主体性を持ちながら仕事に臨める力を培いたい

受講理由

講師との接点がリモート下でありながらサポートが万全で、かつ研修に対する要望を最大限叶えるために寄り添ってくださった

活用方法

出社とリモートをうまく組み合わせながら、はじめてのプログラミング研修(カリキュラム)、およびJava研修とAWS研修におけるマンツーマンメンタリング・チャットサポートを活用

効果・成果

受講メンバーが想像以上に主体的にコミュニケーションを取るようになった

目次

 

オンラインという新たな領域への挑戦。主体性を持ったエンジニア育成の基盤づくり

――TechAcademyの研修サービスの導入前は、どのような課題がありましたか?

依田さん:弊社は、入社3ヶ月後には配属予定部署でのオンボーディングが始まるため、研修を終えた新入社員は早期にエンジニアの基礎知識を持つこと、主体的に動くことが求められている状況でした。しかし、これまで利用していた研修サービスは出社前提で、その場で講師の方が教えてくださる形式だったので、どうしても受け身になりがちな点が懸念点だったのです。このままでは「主体的に動けるエンジニアの土台づくり」という課題を十分にクリアできない、リモート主体の弊社のスタイルにも合っていないのではないかと感じ、より弊社のスタイルにマッチし、課題を解決できる研修サービスを探すに至りました。

 

ベストタイミングでレスポンスがある「痒いところに手が届くサポート」を実感

――TechAcademyの研修サービスを導入したいきさつを教えてください。

依田さん:昨年の夏、前年度の研修が終わった後に弊社に合った新たな研修サービスを探しはじめました。7月末にTechAcademyさんに問い合わせをしましたが、その時点ではもう1社にお声がけしている状況でした。

エンジニアとしての基礎スキルと主体的に仕事に取り組む力の取得を課題とする中、TechAcademyさんのフルリモートかつ、定期的にメンターフォローがある点、主体的に進められる点に着目しました。「バランスが取れたリモート研修」といった印象を受けましたね。弊社がリモート主体ということもあり、この形がうまくいけば、講義型の研修でなくとも、個々で学習したものを教え合える新しいスタイルの研修に変わっていくのではないかという期待を抱いたことを覚えています。既存のものとは180度違う研修になることに不安もありましたが、弊社の課題に対してアプローチできるかという部分を選定基準に置きました。

――TechAcademyを選定した決め手はどのあたりでしたか。

依田さん:やはりメンターの迅速かつ的確なサポート体制が大きかったですね。チャットサポートの詳細やスピーディーな対応を目の当たりにして、この位のスピード感でやってもらえるならば、私たちの意図したことを達成できるのではないかという確信に似たものを感じました。講師の方がきちんと伴走してくださるイメージがはっきりと見えたことが決め手になりましたね。

 

「出社」×「リモート」をほどよく組み合わせ、メンバーの主体性に任せながら進めていった

―― 研修の実施方法やスケジュールについて教えてください。

依田さん:出社かリモートかは自由にしましたが、同期との仲も深めてほしかったこともあり、研修スタートは出社にしました。それは、社会人としての生活リズムを作ってほしいという意味あいもありましたね。それから徐々にメンバーの自走力に任せて、自由に取り組んでいってもらいました。

―― 研修中の受講生のフォロー体制について教えてください。

依田さん:部門側の提案を基に受講生が書いた日報を配属予定部署の先輩や上司が見て、コメントを返すという方法を取りました。最初は研修担当の先輩がメインでFBを行っていましたが、部長やマネージャーなど、徐々にコメントするメンバーが増えていったのです。これからお世話になる先輩や上司からのコメントは、受講生のモチベーション維持に大きく貢献していたようですね。また、研修したことを書くだけでなく、わからなかったことや今日の一言、どのような点に関心があるのかを書いてもらうようにしたところ、先輩たちが細部まで拾い、受講生のキャラクターまで認識するようになったのです。想定外の出来事でしたが、非常にポジティブな効果をもたらしてくれたと感じています。

そのおかげで、研修後は「初めまして」ではなく、コメントに返信をくれた先輩という認識で、ある程度の関係性を築いた上でスタートできた。そういった面も成果としてあったのではないかと思っています。

――研修中の進捗管理はどのように行っていましたか。

依田さん:進捗にばらつきが出たり、自己申告だと見えない部分もあったりしましたが、マネジメントシステムでしっかりフォローできました。進捗や困りごとについて、受講生同士でも積極的にコミュニケーションを取り、解決に努めていた様子も見られましたね。

 

「お互いを尊重しながら支え合う」土台ができた、実りある研修だった

――TechAcademyで期待していた成果は得られましたか。

依田さん:わからないことに対して協力しながら解決方法を探っていく姿を見て、リモートにおいてここまで自立的に、主体的にできるようになるのかと正直驚いています。TechAcademyさんの研修で培った土台をベースに、部門研修でもお互いが支え合う、ほかのメンバーが入ってきても尊重し合いながら取り組めるようになるなど、良いサイクルが生まれたと思います。また、受講前にプログラミング研修に不安を感じていた受講生もいましたが、いつの間にかプログラミングにのめり込み、その後の部門研修でも製品理解に情熱を燃やしていました。インプットメインの研修だったらこれだけのスイッチが入ったかなと思う部分がありましたね。

―― 今回導入されて、総体的にいかがでしたか。

依田さん:主体的に動けるエンジニアの土台づくりという課題を達成できたことにとても満足しています。受講生一人ひとりが研修を活用する意識を持って取り組んだ結果、チャットサポートをフルで利用し、抵抗感を持たずにリモートでどんどん発信できるようになるという、まさに求めていた変化を遂げました。学んだことを共通言語として拒否感なく話せる、必要な技術の取得方法を探るエンジンを積む、エンジニアに不可欠な要素をこの研修で得ることができたと思っています。

来年の研修では別の職種のメンバーもジョインできるようにと調整を図っているところです。今回は4名という少人数での利用でしたが、人数が増えたときにどのような変化が見られるのか、ほかの職種の場合はどうなのか、など、さまざまなパターンで試してみたいですね。

自走もできてフォローの手厚さもあるという、バランスが良いリモート研修に今回チャレンジできて良かったです。これを糧に、これからもより良い研修を目指していきたいと考えています。

 

テックアカデミーIT研修のご紹介

テックアカデミーIT研修

テックアカデミー(TechAcademy)は、日本e-Learning大賞プログラミング教育特別部門賞を受賞している、オンラインIT研修です。
技術スキルのみ学ぶのではなく、「主体的に考える力」「質問力」と言った学びに向かう姿勢の獲得を大切にしており、「未経験者でも自走できるエンジニアへ」成長させることを目指します。

 

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