テックアカデミー新入社員研修導入事例
– アララ株式会社様
アララ株式会社様にインタビューした内容を記載しております。テックアカデミーを導入した理由のほか社内の育成方針などをお聞きしておりますのでぜひご覧くださいませ。
アララ株式会社様の導入背景
研修導入前のご要望
自社の開発環境に近い分野の研修で、帰属意識をしっかり持てるような研修形式を希望
研修後の変化
テックアカデミーの研修で技術面での基礎を身につけてから部署に入り、即業務にあたれる人材を育成
研修受講コース
- AWS研修
- Git研修
- Python研修
アララ株式会社様の概要
企業HP
https://www.arara.com/company/
事業内容
- キャッシュレスサービス事業
- メッセージングサービス事業
- データセキュリティサービス事業
- その他の事業(ARサービス)
インタビュー回答者
人事部:小川様、奥原様
技術責任者:須藤様
新卒社員が業務に入るまでの土台作りを目標に
――まず技術責任者の須藤様、人事の小川様、奥原様にお伺いしたいと思います。新卒社員研修の内容と、テックアカデミー導入前の課題を教えてください。
須藤様:これまで技術職では外部研修としてJavaの研修を取り入れていました。教室に集まり、他社の方々と一緒に研修を受けて課題に取り組むことに価値があると感じたからです。ソフトウェア開発の現場では他社の技術者と一緒に1つのプログラムを作ることは珍しくないので、いい経験だと思いました。
しかし、一方で入社後、数か月間研修先に通わなければならないため、会社への帰属意識が薄くなるのではないかという懸念がありました。また、授業の内容も気になっていました。扱う内容が最新のテクノロジーに関する題材が多かったからです。そのため、弊社のサービス開発環境に近しい分野の勉強ができる教材を探していました。そんな中、テックアカデミーにたどり着きました。
奥原様:営業職については、技術的な内容についての研修を特に設けていませんでしたが、ITの知識も身につけて欲しいという考えで、2020年卒の新入社員から「ITパスポートの資格取得」を推進する方針になりました。
――新卒社員の営業職の方にもITパスポート研修を実施した理由を教えて下さい。
小川様:弊社の組織体制は、大きく営業部門と技術部門とに分かれています。営業職の社員は文系出身が多く、技術には触れたことが無い人がほとんどです。さらに、実際の営業活動のみではITリテラシーを身につけるのに時間が掛かるという課題がありました。
営業としてのスキルは業務を通して身についていきますが、技術的な知識は早い時点で身につけておかないと、お客様から質問を受けても言葉が分からず対応できません。そのような背景からベースとなるITリテラシーを得る手段としてITパスポートを位置づけ、その勉強を通じてITの知識を定着させる方針になりました。資格でなくてもよかったのですが、ITパスポートはどのぐらい能力が身についたか点数で計れるので分かりやすいと考えました。営業はお客様から聞かれた内容について、社内のエンジニアに質問したり依頼したりすることも多くあります。ITリテラシーを身に付けることで社内コミュニケーションが円滑になると考えています。
初学者でもわかりやすいカリキュラム、分からないことをいつでも質問できるという安心感
――2年連続でテックアカデミーをご利用いただいた決め手を教えて下さい。
須藤様:まず、弊社が必要としているカリキュラムが揃っているというのが大きな決め手でした。また、初学者を想定した内容から始まるところがありがたかったです。弊社の技術部門で採用する人材は、専門学校出身生などバリバリプログラムを触っているタイプの人だけではありません。経験問わず新卒社員を募集して、エンジニアとしての素質があると判断した人を採用しています。そのため、初学者を想定した導入の部分が必ずカリキュラムにあるというのがとてもよいなと思いました。
また一連の勉強をしていくときによくありますが、「これは知っているよね」といった暗黙の前提のもと、いきなり本題に入ってしまうケースがあります。テックアカデミーは、ハンズオンで、手順を示しながら進むので、前提が理解できずついていけなけないという人を出しにくい仕組みだなと感じました。
ほかには、コースの組み合わせの自由度が高いところも魅力ですね。この辺りがテックアカデミーを選んだ決め手になります。
奥原様:オンラインで完結できる点と、メンター制度がある点です。テックアカデミーを受講するタイミングでは、新卒メンバーは配属先が決まっておらず直属の上司がいない状態です。チャット形式でメンターに分からないところをすぐに聞ける仕組みがあるのは、受講生にとっても安心材料になると思いました。また、在宅勤務という環境の中で、オンラインでのサポートがあるのとないのとでは大きな違いがあるのではないかと考えました。
繰り返し手を動かすことで手順が身につき、OJTも迷うことなくスムーズに
――受講された玉川様にお話を伺いたいと思います。入社前に、プログラミングについての経験はありましたか。
玉川様:大学1年生のときから情報工学科に通っており、数学をプログラミングでやっていたぐらいです。
――研修実施期間、学習の時間はどのように確保されていましたか。
玉川様:配属前でしたので、業務をしながらの勉強ではなく、テックアカデミーの勉強に集中する期間として学習していました。
――モチベーションはどのように維持されていましたか。
玉川様:一緒に研修を受けた私を含む4名の経験値はバラバラでしたが、お互いに支え合いながら知らないところ、分からないところを教えあっていました。全員が分からないところはメンターに質問し、分からないところをどんどんクリアにしていくことができました。そういった点が向上心に繋がり、モチベーションを保つことができたと思っています。
――メンターとはどのようなやりとりをされましたか。
玉川様:AWSのコースではEC2やデータベースのエラーなど、自分たちで解決できないときにメンターに質問して解決していました。Pythonコースでは課題を提出したあと、それが正解であった場合でも、「違うアルゴリズムでもこの課題は解決できるんだよ」といったプラスαの情報を教えてもらいました。Pythonや機械学習にもともと興味があったので、「それらが実務でどう使われているのか」なども聞いたりしました。
――メンターサポートで印象的だったこと、エピソードがあればお願いします。
玉川様:メンターがデータサイエンスの経験者だったので、雑談程度ですがデータサイエンスの需要や、実際に業務のどこでデータサイエンスが使われているかを教えてもらいました。実際に働いている人から現場のことが聞ける機会はなかなかないので、とても貴重な経験になりました。
――受講したコースの中で、満足度の高かったコースなどはありますか。
玉川様:一番よかったのはAWSですね。最初全く分からない状態だったのですが、受講を通して何回も繰り返し同じ作業手順を行っていくことで、AWSの全体像や操作感というものが身につきました。実際に受講の後のOJTでAWSを使うことがたくさんありましたが、受講したおかげで操作に関して迷うこともなく、スムーズに進めることができました。
――学習を通じて身についたことは何でしたか。
玉川様:基礎知識全般が身につきました。具体的には、EC2とAPI GatewayとLambdaを組み合わせたAPIの仕様やPythonライブラリのPandasについてなどはOJTでも役に立ったと思っています。
――玉川様、ありがとうございました。
教える側の負担が大幅に減り、現場に入るスピードが格段に上がった
――再度、奥原様と須藤様にお伺いしたいと思います。導入後の成果、感想を教えてください。
奥原様:受講した社員たちの話を聞いていると、元々何かしら学校で学んでいたとしても「プラスで新しい知識を学べたり、バランスよく学習できたりしたのがよかった」という話を聞いています。2年間利用してみて、テックアカデミーのカリキュラムは新卒社員として必要な基礎を身につけるための土台づくりとして合っているということを感じています。弊社が求めているところや受講生のレベルにとてもマッチしていると感じました。
須藤様:毎朝新卒社員たちと30分〜1時間、話をしてから学習に入るのですが、管理者向けのシステムを見るだけで、「ここまで進んでいるんだ」という進捗が確認できるため助かりました。「どのレッスンまで消化できている」とか、「この課題提出で止まっている」といったことが見え、その進捗を見ていると社員それぞれのキャラクターが見えてくるんですよね。言われた通りにババっとやるのが得意だけど最後の課題提出のところで出し直しをくらっていたり、粛々とやっているのですが着実に進むので最後は早くレッスンを終えていたり、そういった個性も垣間見れて面白かったです。
また、スケジュールの部分では各レッスンごとに目星となる所要時間が設定されているのですが、弊社の新卒社員たちはその半分から3分の1ぐらいの時間でこなしていました。残りの時間は「自分で考え、もう一回やり直してみる」という形で割り当てたりしていましたね。あらかじめ必要な時間がみえることで、進めやすくなるので、そういった点も絶妙だなと思いました。
――研修後、社内ではどのような効果がありましたか。
須藤様:まず私はずっと新卒社員の講師をやってきていたのですが、格段に仕事が楽になったというのは間違いないですね。昔はこういった研修を受けずに、いきなり配属して1年間かけて各部署をまわり学んでもらうことも試していました。しかし、すぐに実務にあたれないというもどかしさがありました。ですので、テックアカデミーの研修で技術面での基礎を身につけてから部署に入り、即業務にあたれる点はかなり大きいメリットだと感じています。配属初日に、「じゃあソースコード持ってきて」と言ったらGitから持ってきて見始めたり、と仕事のスタートが早まったというのがとてもありがたいです。他にも、先輩から言われたことにもすぐに反応でき、お互いの意思疎通がしやすくなりました。今後は新入社員研修だけでなく、既存の社員向けにもプロジェクトの開発進行に関する実践的な学習やAWSの勉強会など行いたいと思っています。考えは山ほどあるので、テックアカデミーにご相談させていただきたいと思っています。
――ぜひまた今後もあらゆる研修でサポートさせていただければと思います。ありがとうございました。
テックアカデミーのご紹介
テックアカデミー(TechAcademy)は、日本e-Learning大賞プログラミング教育特別部門賞を受賞したオンラインITスクールです。
技術スキルだけでなく「主体的に考える力」「質問力」の獲得を大切にしており、あえて答えを教えずに自分で調べて解決する学習方針で「自走できるエンジニア」の育成を目指します。
一般社員向け、新卒/若手エンジニア研修などで幅広くご活用を頂いており、
1名〜数百名規模の研修まで企業様の用途に合わせてご受講が可能でございます。
研修でこんなお悩みありませんか?
人材育成のご担当者様にお聞きすると、以下のようなお悩みをお持ちの企業様が多くいらっしゃいます。
・未経験者/経験者それぞれに合わせたフォローが難しい
・配属後に自走できるエンジニアを育てたい
・研修効果の可視化が難しく、配属先と振り返りができない
上記の人材育成に関するお悩みをテックアカデミーは解決いたします。
現役プロのエンジニアがマンツーマンで徹底サポート
講義型とは違い、受講生一人一人にメンターが付き、その方のお悩みに合わせたサポートを随時行います。未経験者が学習時に感じる「不安」や「挫折」を解消いたします。メンターは全員現役のエンジニアですので、進捗の速い受講生には配属後の活躍を見据えたアドバイスやディスカッションなどを致します。
配属後に自走できるエンジニアを育てたい
講義形式のような、ただ解説を聞くだけの受け身の研修ではなく、
テックアカデミーでは受講生本人が主体となって研修を進めていきます。
無駄の無いサイクルで学習効果を高めるだけでなく、
「自ら学習する習慣作り」「課題解決力」を徹底的にサポートし、
配属後も自走できるエンジニア・IT人材の成長をサポートします。
研修効果の可視化が難しく、配属先と振り返りができない
研修を実施した結果、スキル・性格面がどのように成長したのか?振り返りに必要な情報を、
アセスメントテストと受講評価レポートで一人一人ご報告いたします。
また、受講進捗や担当メンターとのメンタリング内容を確認できる
マネジメントシステムもございますので、研修中の様子もモニタリングすることが可能です。
活躍するエンジニアを育てるならテックアカデミー
テックアカデミーではこれまで900社以上でエンジニア・IT人材の育成を
サポートして参りました。
特にエンジニア研修においては「未経験者からでも配属後に自走できる」
をコンセプトに、プログラミングスキルだけではなく、自ら学ぶ習慣作りを徹底サポートいたします。
資料請求はもちろん、IT人材の育成に関するお悩みの相談会も行っておりますので、
まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。
テックアカデミーIT研修
お電話でのお問い合わせ 03-6822-9093 (平日10:00~18:00)