テックアカデミーIT研修導入事例
– コニカミノルタ株式会社様

コニカミノルタ株式会社 人事グループの宮澤様・志澤様にインタビューした内容を記載しております。テックアカデミーを導入した理由のほか社内の育成方針などをお聞きしておりますのでぜひご覧くださいませ。

コニカミノルタ株式会社様の導入背景

研修導入前のご要望

社員には学習してもらうよう依頼するのではなく、自身が変化しないことに対する危機意識が生まれるよう人事が啓蒙し、リスキリングを浸透させる

研修後の変化

  • DXや業務効率化の面で社員が積極的に多様なデータを有効活用していく必要性を実感
  • データ分析研修を社員の自己啓発メニューとして追加し、社内展開を検討する上で人事部が率先して受講

研修受講コース

  • データ分析研修

営業、企画、マーケティング、管理部門などの実務でデータ分析を行いたい方を対象としたコースです。データ分析の考え方からツールの使用方法、実践での活用まで体系的に学習します。

コニカミノルタ株式会社様について

企業名

コニカミノルタ株式会社

社員数

4,545名(2022年3月現在)

企業HP

https://www.konicaminolta.com/jp-ja/corporate/outline.html

事業内容

  • デジタルワークプレイス事業
  • プロフェッショナルプリント事業
  • ヘルスケア事業
  • インダストリー事業

社員へ展開する前に人事部が率先してリスキリングに取り組む

ーー貴社の取り組みについて教えてください。

当社では社会課題と向き合い、DXにより無形資産と事業の競争力を強化し、持続的な価値提供で企業価値を高める取り組みを進めています。さまざまなデジタル技術を活用してお客様に新しい価値をお届けすることはもちろん、社内の間接部門でも、多様なデータを活用して事業を支援すると共に、自らの業務効率化も目指しています。

ーー全社全体で業務効率に向けて取り組まれているのですね。

はい。最近はDX戦略を行うために社員に新たにスキルを身につけさせる企業が増えていることから「リスキリング(※)」という言葉が世の中に浸透していますが、業務効率化のためには全社員が自分の職務やレベルに応じて、必要なITリテラシーやスキルを身に付ける必要があると考えています。当社では元々福利厚生として、「自己啓発メニュー」として会社が用意した学習サービスや研修から、社員が自分にあったものを選択することができる制度を設けています。
(※)職業能力の再開発、再教育のこと。Reskilling。

ーー先ほど間接部門のお話がありましたが、具体的にはどのような方になりますか?

開発を行うエンジニアではなく、事業部をサポートするビジネス職の社員になります。具体的には我々人事をはじめ事務、経理の社員などですね。会社としては、そのような社員の方々にデジタルに関連する知識や、多様なデータを活用できるスキルを身につけてもらい、事業を支援すると共に、自らの業務効率化ができるようになって欲しいと考えています。
既にエンジニアの社員に対しては外部の学習サービスを活用して研修を実施しており、データ分析の研修も過去に実施したことがありました。
一方で、ビジネス職の社員は人数がかなり多いので研修という形ではなく、自己啓発メニューの1つとしてe-Learningなどの学習サービスを人事部主導で導入することを検討していました。

ーー今回受講いただいたコースや受講期間について教えてください。

「データ分析研修」の4週間コースを受講しました。前半のデータ分析フレームワークでは課題抽出プロセスや目標設定など、データ分析の方法論を学習し、データ分析手法においてはMicrosoft ExcelやGoogleデータポータルを活用したデータ分析を学習しました。後半ではRPAのツールを使用した作業の自動化を行い、最終課題としてECサイトの看板商品リニューアルを題材にしたデータ分析を行いました。

ーーはじめに人事部で受講することになった経緯を教えてください。

我々人事部は人財育成・教育研修に係る業務を担当しているのですが、多様なデータを人財育成に有効活用していく必要性を感じており、人財育成部員のスキルアップのために受講を決めました。また今後社員へ展開する自己啓発メニューへのラインアップに向け、社員に展開する前にまずは自己啓発を推進する私達が受講するべきだと感じました。

ーー人事部が受講されることで、社員の方々の受講するハードルが下がりそうですね。データ分析関連の学習自体は初めてでしたか?

はい、今回初めて学習しました。

複数のツールを活用しデータ分析の基礎を学習。メンタリングでは実務面での質問も

ーー受講されたご感想を教えてください。

内容については全体的に満足しております。
データ分析コースでは、GoogleデータポータルやRPA、Googleアナリティクスなどの複数のツールを活用してカリキュラム内の課題に取り組みます。このようなツール自体、日常の業務では使わない人も多いと思います。そのためツールに触れたり、ツールを使ってデータ分析を行ったり業務効率化に繋がる作業を行ったという実績そのものが重要だと感じました。

明確な目的を持って、きっちりと腰を据えて課題に取り組みたいような受講生にとっては、有益なコースだと思います。一方で、自分の業務に使える「型」を学びたいような人には、あまり向かないような気もしたので、社員への案内方法も考える必要があると感じました。
あとデータ分析といってもかなり広範囲にわたる内容でしたので、単元によって満足度の濃淡はありました。課題については、模範解答(解説集)などがあるとありがたいです。

ーー難易度としてはいかがでしたか?

個人差もあると思いますが、5段階のうち4くらいのレベルかなと思います。
データ分析と枠組みやエクセル、最後の課題はテキストを読んでいけばわかったので簡単だったのですが、後半のPRAとGoogle analyticsはツールに慣れていなかったことや、エラーなどが出ることも多く、実装するのに時間がかかりました。

ーー1ヶ月(4週間コース)という期間でしたが、どのように学習を進められたのでしょうか?

平日の夕方以降の時間や、土日などに受講しました。
ただ1ヶ月はタイトなので、業務と並行するなら2ヶ月(8週間コース)でもよかったなと思います。新入社員の方など比較的学習に専念できる方であれば1ヶ月でも問題ないかもしれません。どうしても早く終わらそうとすると課題だけをこなす形になってしまいます。カリキュラムを読むことについてはそこまで時間がかからないのですが、ツールを使って作業をする時に時間がかかりました。

ーーメンターとはどのようなやりとりをされましたか?

課題自体は正解があってないようなものもあったので、課題自体の質問というよりは、課題から派生して業界や実務のことについて質問することが多かったです。
業界の傾向や一般的に利用されているツールなど、テキストにはないリアルなお話も多く、ためになりました。
個人的な反省点としてはカリキュラムの課題をこなすだけで手いっぱいになり、メンタリングまでに話題の整理が十分できなかったことです。受講者が明確に詰まっている部分があればその話題になりますが、それが特に無い場合、受講生側からの話が出にくい、何を聞いてよいかがわからないという時がありました。講師側からいくつか話題を出してもらい、受講生が選択して、それについて話をしてもらうような進め方が合っても良いと思いました。

受講開始のタイミングで、事前にアンケートでメンタリングの対応方法の希望(厳しく言ってほしい、優しく言ってほしいなど)を出したのですが、実際に希望通りの方がメンターが担当になり感動しました。私はメンタリングで自分が仕事でやっていることに対してのアドバイスをもらったり、実務にいかに応用できるかを意識して臨むようにしていました。

社員には受講してもらうよう依頼するのではなく、自身が変化しないことに対する危機意識を持ってもらう

ーーテータ分析コースを貴社の自己啓発メニューの1つとして採用いただきました。社員の方は今後どのような方法で受講いただく流れになりますか?

テックアカデミーIT研修の営業と相談し、弊社専用のWebページを作っていただいています。その中にデータ分析コースをはじめ複数のテックアカデミーIT研修のコースを掲載し、社員が受講したいコースを個人で申し込むという流れです。申し込みと決済のページでクレジットカード情報を入力し支払いが完了した後、個人のアカウントを発行してもらい受講をしてもらいます。受講期間終了後には領収書と修了書が出ます。費用は会社が福利厚生として負担するので、社員は領収書を提出してもらい会社から社員に支払う形式になります。

ーーこれから人事部として目指すことについて教えてください。

今回のデータ分析コースをはじめ、自己啓発メニューのジャンルを広げていき、社員一人ひとりの成長にあった選択ができる環境を作りたいと思っています。また冒頭にも申し上げたことに加えて、ビジネス職の社員が最近のITビジネスのトレンドについていけるようになって欲しいと思います。トレンドを知ることで、社員自ら業務の効率化や新たなツールについても興味を持ち、そのためのスキルを身につけようと考え始めると思います。日頃の業務で使えるようになってもらい、業務効率までできることがベストですが、意識の部分から変わると良いなと思います。

ーー最後に、社員の方に自発的にリスキリングに取り組んでいただくための工夫などはありますか?

そもそも会社がものつくりからサービスビジネスに変化し続けている中で、今までと同じことを続けている社員は社内で活躍することができないと考えています。会社としても社員にはプロフェッショナル人材としてあり続けてほしいというメッセージを発信しています。
そのため、自己啓発コースも「ぜひ受けてください」と人事から社員へお願いするスタンスではなく、社員に健全な危機感を持ってもらった上で、自分の将来のために受講してもらうように伝えるようにしています。

ーーどの企業でも活用できる大切なポイントですね。ありがとうございました。

 

テックアカデミーのご紹介

テックアカデミーIT研修

テックアカデミー(TechAcademy)は、日本e-Learning大賞プログラミング教育特別部門賞を受賞したオンラインITスクールです。
技術スキルだけでなく「主体的に考える力」「質問力」の獲得を大切にしており、あえて答えを教えずに自分で調べて解決する学習方針で「自走できるエンジニア」の育成を目指します。

一般社員向け、新卒/若手エンジニア研修などで幅広くご活用を頂いており、
1名〜数百名規模の研修まで企業様の用途に合わせてご受講が可能でございます。

研修でこんなお悩みありませんか?

人材育成のご担当者様にお聞きすると、以下のようなお悩みをお持ちの企業様が多くいらっしゃいます。
・未経験者/経験者それぞれに合わせたフォローが難しい
・配属後に自走できるエンジニアを育てたい
・研修効果の可視化が難しく、配属先と振り返りができない

上記の人材育成に関するお悩みをテックアカデミーは解決いたします。

現役プロのエンジニアがマンツーマンで徹底サポート

講義型とは違い、受講生一人一人にメンターが付き、その方のお悩みに合わせたサポートを随時行います。未経験者が学習時に感じる「不安」や「挫折」を解消いたします。メンターは全員現役のエンジニアですので、進捗の速い受講生には配属後の活躍を見据えたアドバイスやディスカッションなどを致します。

配属後に自走できるエンジニアを育てたい

講義形式のような、ただ解説を聞くだけの受け身の研修ではなく、
テックアカデミーでは受講生本人が主体となって研修を進めていきます。
無駄の無いサイクルで学習効果を高めるだけでなく、
「自ら学習する習慣作り」「課題解決力」を徹底的にサポートし、
配属後も自走できるエンジニア・IT人材の成長をサポートします。

研修効果の可視化が難しく、配属先と振り返りができない

研修を実施した結果、スキル・性格面がどのように成長したのか?振り返りに必要な情報を、
アセスメントテストと受講評価レポートで一人一人ご報告いたします。
また、受講進捗や担当メンターとのメンタリング内容を確認できる
マネジメントシステムもございますので、研修中の様子もモニタリングすることが可能です。

活躍するエンジニアを育てるならテックアカデミー

テックアカデミーではこれまで900社以上でエンジニア・IT人材の育成を
サポートして参りました。

特にエンジニア研修においては「未経験者からでも配属後に自走できる」
をコンセプトに、プログラミングスキルだけではなく、自ら学ぶ習慣作りを徹底サポートいたします。

資料請求はもちろん、IT人材の育成に関するお悩みの相談会も行っておりますので、
まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。

テックアカデミーIT研修
お電話でのお問い合わせ 03-6822-9093 (平日10:00~18:00)

WEEKLY RANKING