プロンプトエンジニアリング研修導入事例
– 株式会社グロービス様

株式会社グロービス様は、1992年東京都で創業。現在は東京都千代田区に本社を置き、国内のみならず海外にも拠点を持つ、教育ベンダーです。教育ビジネスを展開する企業として最新の知識に触れることを大切にし、勉強会なども積極的に実施しています。そんな同社が研修の一貫として、プロンプトエンジニアリングコースを受講した理由とは?越田さんと、研修に参加された田邊さんにお話を伺いました。

課題

  • ChatGPTを手探り状態で使用しており、効果的に活用できていなかった

受講理由

  • 非エンジニア人材の仕事の効率化を図りたかった
  • 同じ教育ベンダーとしてキラメックス株式会社の教育方法を学びたかった

活用方法

  • 研修の一環として受講

効果・成果

  • ChatGPTの効果的な使い方が理解できたことで使用頻度が高まり、仕事の効率化につながった
  • プロンプトの共有など、チーム内で情報共有が活発に行われるようになった

目次

 

受講前の生成AIとの関り

−−−今回はプロンプトエンジニアリングコースをご受講いただきましたが、これまでに生成AIに関連するプログラムを受講されたことはありましたか。

越田さん:勉強会は非常に活発に行っており、社員全員がおそらく月に一回以上は何かしらの勉強会に参加していると思います。そのなかで、他社のプログラムを研修として活用したのは、今回が初めてです。社内にAIの研究開発チームがあり、ChatGPTを使ったサービスの開発も行っていたので、会社全体として生成AIに対する感度は高い方ではありました。ChatGPTも、話題になってすぐに社内のSlackに実装しています。しかし、実際に自分で手を動かして具体的にプロンプトを書くような研修は、あまり行っていませんでした。

−−−プログラム受講前は、生成AIをどのように活用をされていたのですか?

田邊さん:私は動画サービスのコンテンツを制作する部署に所属しているのですが、コンテンツの制作などに生成AIを活用しています。例えば、テクノロジーに関するワードをわかりやすく解説するような動画を制作する際に、ChatGPTに「小学生でもわかるように」「500文字以内に要約してください」といった指示を出しながら原稿を制作していました。

以前は書籍を読み込んだりインターネットで情報を探したりしながら、原稿を制作していて非常に時間がかかっていました。ChatGPTを活用することで以前より効率的に業務を進められるようになりましたが、当時はChatGPTの活用について、まだまだ試行錯誤の段階でした。どうすれば求める回答が返ってくるのか、手探り状態で進めていました。

 

受講に至った理由〜非エンジニア人材の業務効率化と教育法への関心〜

−−−なぜ、プロンプトエンジニアリングコースを受講しようと思われたのですか?

越田さん:弊社は教育ビジネスを行っており、最新の知識に触れることを日々大切にしています。そのなかで、テックアカデミーではどのように教育をされているのか単純に興味がありました。参加者も同じように考えていたと思います。学びを深めながら、どのようなクラス設計が行われているのかについても学びたいと思い受講を決めました。

−−−どのような方が、プログラムを受講をされたのでしょうか?

越田さん:動画学習サービスの動画を制作しているコンテンツ企画チームのメンバーを中心に、新規事業開発、プロジェクトマネージャー、データサイエンティスト、大学院のコンテンツ開発などに携わる19名のメンバーが参加しました。

−−−受講するメンバーは、どのように選ばれたのですか?

越田さん:私が生成AIの活用が必要だと思う部署を特定したうえで声をかけ、手を挙げてくれたメンバーに参加いただきました。全員30〜50代の、幅広い年代の方々です。

−−−受講するうえで、どのような成果を期待されていましたか?

越田さん:非エンジニア人材の、仕事の効率化につながることを期待していました。仕事のクオリティを上げることは、個々の判断力が大きく影響するため生成AIにはそれほど求めていません。しかし、アイデア出しの数やスピードなどは、モノ作りの際に非常に重要になると考えており、効率化につながる成果が得られればいいなと思っていました。

−−−アイデア出しは、どのぐらいの頻度で行われているのですか?

田邊さん:毎日考えて、日々アイデアを出しています。トレンドに合わせてアイデアを出し、スピーディーにコンテンツを制作して発信することを重視しています。

 

受講した社員の声

−−−実際に受講されてみて、いかがでしたか?

田邊さん:受講前はChatGPTを試行錯誤しながら使用していたのですが、プロのアドバイスを受けて、もどかしく感じていた点が少しずつクリアになっていきました。ChatGPTという言語モデルの説明から始まり、最終的に実務への落とし込み方まで丁寧に教えていただき、本当に助かりました。

プロンプトを書く際には、「箇条書きにするほうが良い」「指示を細かく分けて書く方が良い」「難しい言葉を使わずに簡潔に書く方が良い」など、様々なアドバイスをいただきました。教えていただいたことを意識するだけでChatGPTで得られる結果が変わり、原則を知ることができたのは非常に有益でした。

提供していただいたテンプレートも、大いに活用させていただいています。教えていただいたことを基にテンプレートを活用しながら、自分なりに試行錯誤を繰り返しています。受講したことでChatGPTの使い方も変わり、大変勉強になりました。

 

担当者の思い〜研修として受講したことに意味がある〜

−−−会社としては、受講されてみていかがでしたか?

越田さん:集合研修として、受講できたのは良かったと思います。「これ学ぶと良いよ」と言っても、忙しくて時間を確保できずに学べないこともあると思います。その点、集合研修として強制力が働く形で受講できたのは、非常に良かったと思います。受講を通して学んだことを同じチームの仲間と共有することで、知識の再確認ができました。

−−−受講されてみて、会社としてどのような成果が得られたと感じていますか?

越田さん:ChatGPTを多少は使用したことがあっても上手く使いこなせていなかった社員が、受講を通じて使い方を理解して効果的に活用できるようになりました。さらに、チームの中で自分の考えたプロンプトを共有するなど、情報共有も増えてきたように感じます。ChatGPTの有用な活用方法に気づけたことでChatGPTの使用頻度も高まり、結果的に仕事のスピードが向上したのは大きな成果だと思います。

 

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