エンジニア採用に役立つサイト7選!媒体の特徴・選び方も紹介

優秀なエンジニアを採用したい場合に、どのように採用活動を進めることが適切か悩んでいる企業の担当者もいるでしょう。ひとつの手法として採用サイトの利用があげられます。この記事ではエンジニア採用で活用できるサイトを紹介するので、採用活動のお役に立ててください。

優秀なエンジニアを採用したい場合に、どのように採用活動を進めることが適切か悩んでいる企業の担当者もいるでしょう。経済産業省の「IT人材育成の状況等について」によると、将来的に40万~80万人のIT人材が不足すると予想されており、今後ますます採用が難しくなりそうです。

企業は直近のエンジニア採用市場を把握しつつ、効率よく人材を雇用する必要があります。そのためには、どのような採用手法があるのかを知り、その中から最適な選択をすることが求められます。この記事ではエンジニア採用で活用できるサイトを紹介するので、採用活動のお役に立ててください。

目次

 

エンジニア採用が難しい理由

紙とパソコンの資料を見比べながら業務を進めている男女

AIやデータサイエンスの発展は目覚ましく、ITは企業活動に欠かせないものになっています。しかし一方で、エンジニア採用は難易度が高い傾向にあります。採用担当者はなぜエンジニアの採用が難しいのか、まずはその理由を知ることからはじめましょう。

即戦力となる経験者の争奪戦が激化している

現在のエンジニア採用市場では、未経験者よりも経験者を求める傾向が強くなっています。そのため経験豊富なエンジニアを獲得すべく、採用競争が激化しているのが特徴です。特に、即戦力となる優秀な人材の不足が深刻な課題です。

20代~30代の若手エンジニアには複数社から内定が集まりやすく、企業同士による優秀人材の取り合いが起こっています。そのような状況下で優秀なエンジニアを採用するためには、企業側も採用戦略の見直しなどが欠かせません。

雇用条件がマッチしない

エンジニア採用が難しい要因として、雇用条件がマッチしないことがあげられます。長時間労働が目立つ職場や給与が業界平均以下では、採用難になることは避けられません。

改善策としては、企業側による待遇改善や働き方改革などの取り組み実施が考えられます。事前にエンジニアが求める条件をリサーチしたり、給料設定を業界水準に合わせたり、採用環境を整える意識が重要です。雇用条件のマッチは採用率や定着率に直結する要素ともいえます。企業側は雇用条件について真摯に向き合い、改善に努めましょう。

事前にスキルを把握しづらい

候補者のスキルを事前に把握しづらい点もエンジニア採用が難しい理由のひとつです。コミュニケーション能力やチームワーク力などのソフトスキルはエンジニア以外の採用でも重要視されていますが、加えてエンジニアには開発に必要な専門的なスキルが求められます。

採用担当者は応募者の能力を正確に見極める必要がありますが、事前にそれらを把握することは困難です。

 

エンジニア採用で苦戦する企業の特徴

向かい合いながらノートPCで業務をする3名の男性

エンジニア採用に苦戦する企業には、いくつか特徴があります。求めるスキルが高すぎたり、狙った層のエンジニアにアプローチできていなかったりするためです。適切な採用手段を用いて人材確保を狙う意識を持ちましょう。ここではエンジニア採用で苦戦する企業の特徴を紹介します。

採用のハードルが高い

自社が求める人物像と採用できる人材のバランスに偏りがある企業は、採用に苦戦しています。応募条件を高く設定したり、厳しい選考基準を設けたりすることも採用のハードルを上げてしまう原因です。

求めるスキルや経験に対して給与が低い場合や福利厚生といった職場環境の整備が不十分の場合も、優秀なエンジニアの採用が難しくなります。採用条件に見合う応募者が少なく、採用活動が長期化するケースも少なくありません。企業は求める人物像を見直し、現実的な条件でエンジニアを募集する意識が必要です。

ターゲット層にアプローチできていない

自社が採用すべき人材にアプローチできていない企業も採用活動が難航します。ターゲット層にアプローチするには、適切な募集方法を用いて求職者が目を留めるような条件を提示することが必要です。

自社のビジョンに共感し条件面でもマッチする人材を見つけることは容易ではありません。優秀な人材を競合他社に取られてしまったり、内定辞退を発生させたりしないために、戦略的に採用活動を進めましょう。

 

エンジニア採用を成功させる5つのポイント

ホワイトボードにアイデアを出しつつ、意見をまとめている会議の様子

エンジニア採用を成功させるためには、押さえておきたいポイントがあります。ここで紹介する5つのポイントを知ったうえで採用活動を進めると、成功率の向上が望めるでしょう。自社にマッチするエンジニア獲得に向けて、採用計画に生かしてください。

現場の状況を正確に把握する

応募者の保有スキルや経験を評価する際は、人事だけではなく現場の責任者にも選考過程に積極的に加わってもらいましょう。ITに明るくない人事担当者の場合、応募者のスキルを正確に判断できず、ミスマッチが起こりえます。

エンジニア採用を成功させるためには、現場の状況を正確に把握することが不可欠です。人事は現場責任者と細かく連携を取りましょう。

社内で採用計画を共有しておく

エンジニア採用を成功させるには、人事と現場の意向を合わせ、採用する人材のスキルや経験、求める人物像などを明確にしましょう。求人募集を出す前に、現場の課題の把握と求めるスキルを明確にすることも重要です。現場の責任者やITエンジニアとコミュニケーションを取り、人員不足やスキル不足の状況を正確に把握するように努めます。

その場しのぎの採用にしないために、本格的な採用活動に入る前には社内で採用計画を共有し、十分な話し合いを重ねることが大切です。

自社と相性の良い人材に絞って採用する

自社の社風やビジョン、現場の開発環境などさまざまな点で相性の良い人材を採用しましょう。企業と人材の相性の良し悪しは職場定着率に影響します。長期的に活躍してもらうためにも、採用対象となる人材を絞ることが大切です。

応募者が期待するほど集まらないからといって、相性がそこまで良くない人を採用してしまうと結果的に早期離職を招きかねません。そのようなリスクを避けるために、相性の良い人材に入社してもらえるように努めましょう。

採用手法を見直して精度を高める

実際の採用活動を経て、採用したかった人材と採用できた人材にギャップがあった場合、採用手法を見直すことが大切です。ポイントは従来のターゲット層に加え、新しいターゲット層にも目を向けることです。これまでアプローチしたことのない人材と出会うためには、手法を変えることが有効です。

ひとつの手段に捕らわれず、状況に応じて臨機応変な対応が採用活動で求められます。

採用後の教育体制を整える

採用活動は採用したら終わりではありません。採用した人材を戦力に育ててこそ採用活動の成功といえます。そのためには、自社で育成プログラムを提供することはもちろん、外部の力を借りて例えばJavaやPHP、Pythonなどのプログラミング言語の研修を実施するなど、教育体制を整備することは非常に重要です。

また、スキルアップ環境の有無は求職者にとっても気になるポイントである点も意識しましょう。

 

エンジニア確保に向けた採用手法

エンジニア確保に向けた採用手法は、大きく分けて3つあります。求人・転職サイト、ダイレクトリクルーティング、転職エージェントを使う方法です。

手法 特徴 メリット デメリット
求人・転職サイト オンライン上で求人情報を掲載し、応募を受けられる 求人広告の掲載料金が比較的安価 求人広告が多数掲載され、自社の求人が埋もれる可能性もある
ダイレクトリクルーティング 企業から人材にコンタクトを取る 求めるターゲット層にアプローチできて、ひとりあたりのコスト削減になる 人材を探すことに時間がかかる
転職エージェント 転職エージェントが、応募者の情報をもとに企業を紹介する 求める人材を採用できる確率が上がる 採用に至った場合、高額な紹介料が必要になる

 

エンジニア採用のためのサイトの選び方

モバイル端末で資料をチェックし合う女性社員2名の様子

企業がエンジニアを採用するうえでは、採用サイトの選び方も重要です。エンジニア採用に特化しており、自社の状況にも適する利便性の高いサイトを利用しましょう。ここではエンジニア採用のためのサイトの選び方を紹介します。

エンジニア採用に強いメディアを利用する

エンジニア採用に強いメディアを利用することは、採用の成功率に大きく関わります。登録しているエンジニア数が多く、企業が求めるスキルや経験を持った人材に出会いやすくなるためです。

媒体によっては採用支援サービスやコンサルティングの提供だけではなく、求人広告の掲載から応募者のスクリーニングまで総合的に支援してくれるケースもあります。媒体の料金設定や掲載方法、求人広告の効果測定方法なども比較検討して、自社に最適なメディアを選びましょう。

自社の求める人材が多く登録している媒体を選ぶ

長期的に活躍してくれる人材を探したい場合は、専門性の高い採用媒体を活用するのがおすすめです。スポット的に人材を雇用したい場合は短期契約が可能な採用媒体を選びます。このように、自社の求める人材が多く登録している採用媒体を選ぶことも大切です。

求める人材像に合わせた媒体を選ぶことは、採用コストの削減にもつながります。無作為に人材を探す労力が不要になるほか、多くの有望な人材と出会う機会に恵まれるためです。

利用できる予算を考慮する

エンジニア採用のためのサイトを選ぶうえで、予算は重要な要素です。初期費用や月額料金が発生するメディアはもちろん、採用や入社が決まった段階で料金が発生するケースもあります。自社の予算と相談しつつ、最適な媒体を選ぶのが重要です。

ただし予算にこだわりすぎると、自社が求める人材に合わない媒体を選択してしまう可能性があります。採用成功につながる可能性が高く、自社の予算や採用目的に合わせて最適な媒体を選択しましょう。

 

エンジニア採用に強いサイト7選

パソコンのモニターにグラフなどが写っている様子

エンジニアを採用するのであれば、エンジニア採用に強いサイトを利用しましょう。サイトの特徴を理解すれば、採用も効率的に進められます。自社が求める人材や状況も考慮しつつ、適切なサイトを選ぶことが重要です。ここではエンジニア採用に強いサイトを7つ紹介します。

レバテックキャリア

レバテックキャリアは、ITエンジニアの採用サイト最大手で、集客力の強さに定評があります。数多くの応募者の中から自社に最適な人材を採用できるのが強みのひとつです。

URL https://career.levtech.jp/
特徴 エンジニア市場や自社の現場状況を加味してマッチングしてくれる
利用に適した企業 時間をかけてエンジニアを選びたい企業
料金体系 人材が入社した時点で成果報酬が発生

マイナビIT AGENT

マイナビIT AGENTでは、業界に精通したキャリアアドバイザーによる綿密なサポートが受けられます。

URL https://mynavi-agent.jp/it/
特徴 業種・職種別の専任キャリアアドバイザーが担当につく制度を持つ
利用に適した企業 マイナビグループ全体の採用リソースをしたい企業
料金体系 人材採用後に報酬を支払う完全成果報酬制。入社後3か月以内に退職した場合、紹介料を一部戻せるシステムも

ワークポート

ワークポートは、IT・WEB・ゲーム業界の求人に強みのあるサイトです。全国28拠点にあるネットワークを生かした採用活動ができます。

URL https://workport.co.jp/
特徴 実績豊富な専門のアドバイザーが対応。20年間蓄積したノウハウを惜しみなく提供する中で転職活動をサポートする
利用に適した企業 大手企業や中小企業、地元企業に至るまで、幅広い規模の企業
料金体系 人材採用後に報酬を支払う完全成果報酬制。入社するまでは、サービスの利用量に限らず無料

Geekly

Geekly は、IT・WEB・ゲーム業界に特化しつつ、成長力も高いサイトのひとつです。

URL https://www.geekly.co.jp/
特徴 領域特化型で運営しているため、IT人材が多く集まる。膨大な数の登録データから自社に最適なものだけ利用できる
利用に適した企業
  • ITを専門領域にしているアドバイザーへ相談したい企業
  • 支援実績や豊富な情報・経験を参考に採用を進めたい企業
料金体系 初期費用は0円で完全成果報酬型。紹介された人材が入社するまで費用は発生しない

ビズリーチ

ビズリーチは、ハイクラス向けの求人が多く、海外転職にも強いサイトです。

URL https://www.bizreach.jp/
特徴 190万人を超える即戦力人材のデータから直接検索して必要な人材を探し出せる
利用に適した企業
  • 中小企業から大企業に至るまで幅広い規模の企業
  • 豊富なノウハウや導入実績を参考に採用活動を進めたい企業
料金体系 スタンダード・プレミアムなど4つの料金プランから自社に最適なものを

Green

Greenは、「気になる」「スカウト」機能によりマッチングの質を高められるサイトです。

URL https://www.green-japan.com/
特徴 登録者の過半数がIT/WEB系の経験者。25歳~35歳と若手が大半を占めている
利用に適した企業 広報ページを利用しつつ、効率的に採用活動を進めたい企業
料金体系 一律固定で60万~120万円の成功報酬型。ランニングコストもかからない

パソナキャリア

パソナキャリアでは、2019年~2022年まで4年連続でオリコン顧客満足度調査第1位を受賞しているサイトです。

URL https://www.pasonacareer.jp/
特徴 オンラインや電話、面談を丁寧に実施する。企業のニーズと応募者のマッチングに役立つ取り組みが豊富に用意してある
利用に適した企業 ミスマッチを最小限に抑えて、リスクなく採用活動を進めたい企業
料金体系 人材採用まで費用がかからない完全成功報酬型。入社が確定した段階で紹介手数料が発生する

 

まとめ

パソコンの画面を見ながら内容をチェックする男性と女性

エンジニア採用が難しくなっている背景には、需要に対して経験者が少なく、雇用条件もマッチしづらいことがあげられます。企業側は現場の状況を正しく把握し、相性の良い人材に絞って採用する意識が重要です。

エンジニア採用を効率化させるためには、エンジニア採用に強いサイトの活用が不可欠です。利用可能な予算を加味しながら、最適な採用フローを確立しましょう。