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受講生インタビュー

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Webサービスを告知したら5000RT!双子ママ向けのサービスを作ったワケ

TechAcademyのWebアプリケーションコースを受講された本田さんのインタビュー。子育てをしながらどう勉強時間を確保していたのか、オリジナルサービスの開発はどう進めていたのかなどこれから学習する人に役立つ内容をお伺いしています。

プロフィール:本田美希
富山県在住。子育てをしながらオンラインブートキャンプを受講し、双子のママ向けにオリジナルサービスを開発。

自営業をしながら3歳の長女と7ヶ月の双子の育児

――まず最初に、自己紹介をお願いします。

本田 美希です。今は富山県で主人と一緒に焼肉屋を経営しています。現在子育て中で、産休で仕事をお休みしている間に今回のプログラミングの講座を受けた形ですね。現在長女が3歳で、双子が7ヶ月です。
焼肉屋の方ではもともとはホールの仕事もしていたのですが、子どもが生まれてからは経理など裏方の業務を担当しています。

――ご結婚される前はどういったお仕事をされていたんですか。

大学を卒業してから2年ぐらい、東京のIT企業で法人営業をしていました。そこがSEOの会社だったのでSEOや、Web全般のサービスと翻訳サービスを売っていた感じです。その後、寿退社で現在の富山に移りました。

――もともとITに興味があったのですか。

積極的に触っていたというわけではないのですが、パソコンやITは好きで興味を持っていました。大学生のときTwitterにハマっていて、SNSが好きだったんです。それからWebサイトを作るのが面白そうだなと思ってIT系の会社を探して入社しました。

――実際に働いてみて、いちユーザーとして使用していた頃とのイメージのギャップはありましたか。

2年間働く中で、正直Webのサービスよりも営業の仕事の方がインパクトがあったんですよ。そのときは特別Webへの関心が高まったり薄れたりというのはなかったです。

プログラミングに関する知識がない状態からの挑戦

――今回TechAcademyを受講されたのは、どういった経緯があったんですか。

もともと、プログラミング自体に興味があったんです。本や雑誌を読んでも「プログラミングができれば将来的にいい」など記されていたのをよく見てました。他にも「プログラミングを勉強すると論理的な考えが身につく」など、そういった言葉を聞いて興味を持ちました。

過去に一度だけ動画のプログラミング講座を受けたのですが、そこでは全然進まずに1日目で挫折してしまったんです。
ただ、最近子どもが生まれてから「何かしらスキルを身につけてお金を稼がなくてはいけない」という危機感を感じるようになりました。そこで、もともと興味のあったプログラミングを習いたいと思って受講を決めましたね。

――プログラミングという言葉自体への理解はあったんですか。

全くなかったです。「プログラミングとは何か」という本から読んだりしました。
仕事のためにプログラミングスキルを身につけてみたいという思いから色々調べてみて、興味を深めていきました。

――いくつかプログラミングを学ぶ手段がある中で、TechAcademyを選ばれた基準はどのようなものでしたか。

いくつかのスクールを比較しているブログの記事などを読みました。キャンプ形式もあったのですが、私は子どもがいたので、オンラインだけで受けられるものを探しました。
TechAcademyは「身に付けたら実践で生かしやすい」というレビューが多かったんですね。なので、ちょっと難しくても手応えのあるオンライン講座を選んでしっかり身につけようと思って選びました。

――受講を開始された時点での知識は、どのぐらいの状態でしたか。

ほぼゼロでしたね。IT企業で働いていた時にWebサイトやSEOを提案していましたが、HTML/CSSとプログラミングの違いなども分からなかったですね。今考えると色々知らなかったなと思います。

自分自身の出産時の苦労から生まれた双子ママ用コミュニティサイト「HUTACHAN -ふたごちゃんねる-」

――今回作成された、オリジナルサービスについての説明をお願いします。

HUTACHAN -ふたごちゃんねる-」双子と多胎ママのための情報掲示板になります。機能もできるだけシンプルにしたかったので、「コメントのランキング」、「新着トピックの順番」、「検索機能」、「お気に入り登録のシステム」の機能だけに絞ってサービスを作りました。

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――すでに多くの方がサービスを利用しているのですが、どうやって集めたんですか。

ほとんどがInstagramとTwitterのフォロワーさんですね。Instagramは今2600フォロワーほどいて、その中の80%ぐらいが双子ママの方になります。まずはInstagramで告知したのと、Twitterでも「こういうサービスを作りました」と発信したら5000RTくらいされて、「Twitterからきました」と掲示板に書かれている方もいました。今後はユーザーを増やすために、SEOなども力を入れたいと思っています。

――5000RTですか!すごいですね。今回のサービスは、受講する前からアイデアとして持っていたんですか。

そうですね、アイデアありきの受講でした。育児に関するサイトはよく見かけるのですが、双子についての情報が載っているサイトは全く見つけられなかったんです。双子の場合は、状況が妊娠中の段階からかなり違ってリスクも大きくなるし、切迫早産といって早めに産まれてしまうこともあります。他にも入院することが多くなったり、色々大変なことが多いんです。自分の中で情報が必要だったのに得られなかったという経験があったので、みんな抱えている悩みなんじゃないかと思って作りました。

――サービスを作る中で、参考にしたサイトなどがありましたら教えてください。

「ガールズちゃんねる」という女子専用の掲示板です。あのシンプルさがいいなと思い、自分自身使ったことはなかったのですが、今回サイトの構成の参考にしました。

勉強時間の記録をつけたり、経過をSNSで発信するなど工夫して学習

――子育てと勉強を両立する必要があったかと思うのですが、スケジュールはどのように組まれていましたか。

生後2ヶ月なので、正直忙しかったですね。空いた時間はすべて勉強につぎ込むぐらいでした。本当に双子と長女の育児や家事以外は、プログラミングしかしていなかったです。1日の中で全くできないときもあれば、15時間ぐらいやるときもありました。
また個人的に、勉強時間を記録できるアプリで毎日記録を取ったりしていました。

――オリジナルのサイトにかかった時間はどのぐらいでしたか。

アプリで確認するとプログラミング講座が終わるまでが130時間で、そこからオリジナルサイト制作に192時間かけていますね。この8週間は、本当にフルに使いました。

――機能はシンプルにということでしたが、ご自身の中で「もっとこういうサイトにしたい」などの思いはありますか。

最初はシンプルな情報掲示板だけでいいかなと思っていたんですけど、ユーザーの使い方を見ているとリアルタイムにやり取りできる双子ママのコミュニティが欲しいという方が凄く多いんですよ。なので、掲示板だけじゃなくてユーザー同士が交流できるサイトに変えた方がいいのかな、そういう機能をつけた方がいいのかなと悩んでいる段階ですね。まずは、今ある機能を改善しながら進めようと思っています。

一番頑張れる状況に自分を追い込む

――今後のご自身のお仕事や目標について考えていることはありますか。

プログラミングのスキルを磨いて、それを元に就職して仕事ができるようになりたいです。家庭の都合もあるので、できればフリーランスで働きたいのですが、まずは一旦就職して何かしらどこかで最低限のスキルを身につけないといけないかなと考えています。家業が東京にも支店があるんですけど、東京の方が比重が重くなったらそちらに住む可能性もあるので、もしそうなったら私は東京で仕事がしたいと思っています。

――勉強する前と後で、ご自身の中での変化などは感じますか。

サイトの中の構造を知ることができたのがとてもよかったと思います。
今回のカリキュラムを受けて、初めてWebデザインとプログラミングが別ものであるということが分かりました。プログラミングができればおしゃれな凄いサイトが作れると思っていたんですけど、見た目の部分と中身の機能は違うということが分かったのが一番大きいですね。
これからは、デザインのこともきちんと分かるようにしていきたいと思っています。

――これからTechAcademyの講座を受ける方に、学習方法や自分のアイデアを形にするときにどうすればよいかアドバイスをお願いします。

自分が一番どういう状況になれば頑張るかというのを分析して、その状況に自分を追い込むことが重要だと思います。お金も出しているので、覚悟を決めて集中して追い込んでやるのがいいですね。

今回の受講の場合は期限が決まっていたので、集中し続けていてもそこまでストレスにもならなかったですね。逆に半年とか一年あると苦しかったかもしれないので、今思うとその期限の短さがよかったと思います。

(インタビュアー:小嶋大貴)

目指すのは本格的なRPG!仕事をしながら個人で初めて開発したゲームとは

TechAcademyのUnityコースを受講されたブライアン・トーガソンさんにお話を伺いました。翻訳の仕事をしながらオリジナルゲームを開発、プログラミングを始めたきっかけやゲーム開発をする中で感じた面白さ・難しさなどお伺いしました。

プロフィール:ブライアン・トーガソン
1983年生まれ、東京都在住。仕事をしながらオンラインブートキャンプを受講し、RPGゲームを自身で開発。現在はAndroidアプリコースにも挑戦しており、今回はゲームではなく実務で役立つツールを開発中。

日本で翻訳の仕事に携わる

――最初に、自己紹介をお願いします。

ブライアン・トーガソン(Bryan Thogerson)と申します。現在は金融系の翻訳の仕事をしています。現在の仕事は3年前から携わっているのですが、その前は長野県に住んでいて全く別の仕事をしていました。当時の仕事はサービス業で、その中で翻訳も行い接客やイベントの企画などもしていました。

――日本に興味を持ったきっかけなどはありましたか。

昔から日本の文化や伝統、ゲームやアニメなども好きだったんです。アメリカでも子供の頃からファイナルファンタジーとか遊んでいたのですが、そのときは日本のゲームかどうかはあまり意識していなくて、日本に興味を持ったきっかけは長野オリンピックですね。中学生のときだったと思いますが、競技と競技の間にアナウンサーの人がお店や街の人に取材をしていて、日本の雰囲気って良さそうだなと感じましたね。

――日本に来られたのはいつ頃ですか。

最初に日本に来たのは高校の時で、姉妹都市プログラムというものでした。そのときは東京ではなく、北海道の江別という町だったんですが、当時は日本語も全然分からない状態で、ホストファミリーと一緒に回って案内してもらいましたね。
その後、アメリカに帰って、また大学生のときに京都に1年間留学をしたんです。そのときに日本で仕事がしたいと思うようになり、アメリカの大学を卒業して1年ぐらいしたときに、長野で働いていた知り合いに仕事を紹介されました。

――現在の金融系の翻訳の仕事を始められた経緯はどういったものなのですか。

簡単に言うと、東京に引っ越したいと思っていたんです。長野でのサービス業も色々な事情があってできなくなっていたので、それをきっかけにリクナビで条件の良さそうなところに応募をしました。翻訳の仕事をしたいと思っていたので、翻訳ができる仕事で東京に会社があるところを中心に見ていましたね。

――翻訳の仕事で難しいと感じることはありますか。

会議の資料など色々なものを翻訳しているのですが、日本語だと「まず主語を使わない」、「ただ名詞を並べて説明する」など、それをうまく解読して英語に組み替える作業が難しいです。私自身は会議自体には出ていないので、どういうニュアンスで発言したのか汲み取る力が必要だなと感じますね。

ものを作る手段としてのプログラミング

――今回TechAcademyでゲーム開発を学ばれたと思うのですが、プログラミング自体は、勉強した経験はあったんですか。

大学のときに興味があって、C言語を使った基礎的な授業を取っていました。専攻していたのは日本の文化についての学科だったのですが、その学校は自由で、学部にかかわらず好きなものを受けることができたんです。
教授に「基礎ができたら自由に作っていいよ」と言われ、友人が敵が出るなど本格的なRPGを開発していたんです。私も影響されて、脱出ゲームを開発したのですが、マップの上を歩くぐらいしかできなかったですね。

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――現在、翻訳のお仕事をされている中で、またプログラミングに興味が出てきたきっかけって何だったんですか。

日本に来てからも自分で勉強しようと思って、JavaScriptなどの本を買って何か作ろうとしていたのですが、あまりうまくいかなくて諦めてしまったんです。その時、友達が教室に通う形式のプログラミングスクールに通っている話を聞いて、ネットで探してTechAcademyを見つけました。ちょうどUnityをやりたいと思っていたのと、時間も自由だし完全オンラインなので社会人としては勉強しやすいと思い受講しました。

――Unityをやりたかったというのは、ゲームが作りたかったというところに繋がりますか。

そうですね。また、Unityの場合は一番基礎のところをプログラミングしなくていいですし、スマホゲームや、ゲーム機のプレイステーションなどもUnityを使っているゲームが多いというのも知っていたので、ちょうどいいなと思いました。

構想しているゲームのひとつのパートとして作成した「Sky Warriors」

――今回作成されたゲームのタイトルと、概要についてお願いします。

Sky Warriors」というゲームです。ステージが3つあり、飛空艇を操作して戦います。3人の主人公がいて、それぞれ特殊攻撃があり、それを切り替えながら進行していきます。ひとつのステージでは魔物と戦い、ひとつのステージは他の人の飛空艇等と戦います。もうひとつのステージは永遠に続くステージで、ランダムで色々なパターンの敵が出てくる形式になります。

主人公3人からリーダーを選択するのですが、ひとりは敵を追っていき、連射できる弾を撃つことができます。ひとりは大きな闇の剣を使って敵にダメージを与えるのですが、それ自体は動かないので飛空艇そのものを動かして攻撃を当てていくことになります。もうひとりは、当たると広範囲にダメージを与えるファイアボールのようなものを出して戦います。

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――今回作成されたゲームについて、以前からイメージはあったんですか。

今回作ったのはシューティングゲームですが、もともと作りたいRPGのイメージがあったんです。そのRPGで島から島へ旅するときにシューティングゲームに変わって、そうして島に着いて街に行ったりダンジョンに行ったり冒険するというイメージです。今回は、そのシューティングの部分が形になった感じですね。

――今回始めてアプリとしてリリースしての感想をお願いします。

やっぱりちょっとドキドキしました。リリースするまでは自分とメンターの方しか見ていなかったので、誰でもダウンロードしてプレイできるようになってそのプレイした人はどう思うのかとかちょっと緊張感がありました。

――お仕事もされながら、時間に限りのある中での受講だったと思うのですが、勉強のスケジュールなどはどのように立てられていましたか。

週末は一日中集中して、平日は時間のあるときにやるという形でした。今はAndroidコースも受けているのですが、そちらも同じように進めています。
用意されていたカリキュラムは1か月で終わったので、その後残りの1か月で作りました。作成中は週末に加えて、平日も使って進行していました。

――オリジナルサービスの作成はどう進めていましたか。

基本のところはコースで習ったところと同じで、オブジェクトの作り方やスクリプトの書き方などは、自分でも調べながら分からないところはメンターに聞くという感じで進めていきました。メンターには例えば「ゲームでこういうことをしたいんですが、それは何を使えばできますか?」などざっくりとした質問もしましたが、ゲーム会社の経験も多い方だったので、色々と丁寧に答えてもらえましたね。

スキルを向上させ、自分の持っているアイデアを形にしていきたい

――今後実装したい機能や、こういう形にしたいというところはありますか。

今はシューティングゲームだけですが、戦闘のスタイルを3つにしたいと思っています。ひとつはシューティングで、ひとつはRPG、もうひとつは、飛空艇と飛空艇の決闘のようなもの。使える攻撃も、キャラや部品によって変わってくるなど色々整えていきたいですね。
受講中にできなかったことを追加したり、ストーリーも追加したりブラッシュアップしたものをアップデートとしてリリースして、それからずっと考えていたRPGを作る方にいきたいと思います。

――他の言語や技術で、使ってみたいものなどはありますか。

現在AndroidコースでJavaをやっているのですが、それもなかなか面白いですね。ちょうど今私がそこでやっているのがアプリを作るという課題なのですが、今回あえてAndroidの方ではオリジナルアプリはゲームではなく、ツールを作ろうと思っています。

――Androidの方では、どんなツールを作ろうと思っているんですか。

翻訳で使えるツールを作れたらと思っています。
例えば日本語を入れたら英語のリストが出てきて、実際にどう使われているか、そのリストをセットで用語集で保存していく。それを参照したりエクスポートができるツールを作りたいです。これは今自分がやっている実務に通じるものになりますね。

――ゲームやツール開発と様々なアプリを作られてますが、今後のキャリアなどはお考えなんですか。

これからは、フリーでアプリを作ったりしたいですね。翻訳もやっていきますが、それだけでなくゲームの方でも収入を得ることができればと思います。まだまだスキル不足ですが、今後もっと勉強して、考えているものを作りながら覚えていきたいと思います。自分の作ったゲームがうまくいって、それがビジネスになるのが理想ですね。

――最後に、自分でゲームを作りたい人やアイデアを形にしたい人にどういう意識で勉強していけばいいかアドバイスがありましたらお願いします。

私にとって自分の中のアイデアを引き出す方法として、プログラミングが一番最適な方法だと思いました。受講して一番よかったのはメンター制度でしたね。週に2回メンターの方と話すので、何かの進捗がないと恥ずかしいとか思ってました。それがモチベーションになってどんどん進んで、自分のアプリが形になっていくのを見るのが凄く楽しかったです。
前に本で勉強した時は続かなかったので、自分の背中を押してくれるような人を身近に置くことが大事だと思いますね。

(インタビュアー:小嶋大貴)

個人で仕事を得るまで!フリーランスで働けるようになった背景とは

TechAcademyのWebデザイン+WordPressセットを受講された高野昌史さんに、今回受講した感想や現在のお仕事、フリーランスとして働くまでの経緯についてお話をお伺いしました。

プロフィール:高野昌史
茨城県在住。現在は、派遣でWebの仕事をしながら、フリーランスで主にWordPressを使ったWeb制作の仕事を請けている。

――まず最初に、自己紹介をお願いします。


高野昌史、42歳です。
今は派遣でWebの担当をしながら、フリーランスでもWebサイトの作成などを行っています。

今のクライアントは、個人でお店を立ち上げている人なのですが、その方が年齢が高くWebに関する知識があまりないため、サイト作成以外にもチラシを刷ったりロゴを作成したり、お店のシステムについても話し合いをしながら全般的に携わっています。

お店の内容はライブスペースと言いますか、ストリートのミュージシャンが歌ってチップがもらえ、歌う方も料金はかからないし来る方も飲食代だけで楽しめるカジュアルなお店ですね。

派遣の方では老舗の呉服店のWeb担当なのですが、サイト自体は東京の会社に依頼して作成されたものでその後の更新を行っています。

――フリーランスでやられている案件は具体的にどういった仕事をされているんですか?

ライブスペースの案件は、本当に何も無いところからのスタートで、とりあえず場所だけ決まっているというような状態でした。

サイトを作成するにもコンテンツがまだなにもない状態で、システムも決まってなくてキャッチコピーなどもない、そういう状態での出発だったんですね。なのでサイトの話をしながら、ライブハウス全体の設計を考えるというコンサルティング的な仕事もしています。

――そのお仕事は、どのような繋がりで受けられたのですか。

その方は元々知り合いというわけではなく、以前、別の知り合いとある企画をしていました。キャンピングカーを共同で買ってオーナー以外にも貸し出しをする仕組みを作り、出資分はあとから入ってきた会員さんの年会費で維持費をまかなう。そうやってカーシェアをして楽しもうということをやっていました。

このプロジェクトのリーダーに「ネットから予約できるようなサイトを作ってほしい」と言われたんです。その後、その中のメンバーの1人がライブハウスの依頼者の方と知り合いで、人づてに紹介された形でした。

PCに触れる機会は多く、サーバーを立ち上げた経験も

――ITに関しての仕事は、もともとされていらっしゃったんですか?

東京に住んでいたころ、大手ベンチャーで3D CADデータの窓口業務に携わった後、外資系の会社に移り3D CADシステムのヘルプデスクをやっていました。

そこから、思い切って福島の酒造会社で蔵人になりました。そこでは酒造りの傍ら、会社のWebサイトを立ち上げました。
酒造りはやりがいのある仕事でしたが、シングルファザーになったことで止む無く退職して実家に戻り今に至ります。

――それまでプログラミングの経験などはありましたか?

小学校の頃にMSX-BASICを本を見ながら打ち込んだけれど動かなかったという経験はあります。

1週間ぐらい一生懸命やったんですけど、エラーが出て動かなくなったので、それ以来触らなくなりましたね。その本にはちょっとしたゲームが載っていたので、その開発に挑戦してみたんですけど、どこにエラーがあるのか分からなくて諦めてしまいました。小学生だったので、0(ゼロ)とO(オー)の違いも分からないままやっていたと思いますね。

そのときはちょっと挫折してしまったんですが、そのあともパソコンは好きでWin95の頃からインターネットに触れていたので、自然と色々なことを吸収していきました。

Youtubeのサービスが始まるほんのちょっと前、ネットでコメディ動画を配信したいという友達がいて、メンバーに加わりました。Flash MXにストリーミング機能が実装されていたので技術的には可能でしたが、問題はサーバの容量でした。当時、私たちが借りられる料金のレンタルサーバの容量では、動画ファイルを置いたらすぐに一杯になってしまいます。そこで、自宅にWebサーバをLinuxで建てることを思いつきました。今にして思えば、ほんの少しUnixのコマンドを知ってるくらいだったのによく出来たなと思います。

Webに特化した経験が欲しかった

――今回TechAcademyを受講されたきっかけは何だったんですか?

色々勉強してはいたんですが、専門的にWebを勉強したことがなかったんです。WordPressは一応使えましたが、浅く広くという感じだったので、一度ちゃんと勉強してみたいなと思ったのがきっかけです。

CSSなどもあまり分かっておらず、思い通りにならないことが多かったので、体系立てて勉強したいと思いました。以前、本で勉強して挫折した経験があったので、メンターに質問しながら進められるTechAcademyがいいなと思って受講を決めました。

――コースはどのように選ばれましたか?

前提としてHTMLとCSSをちゃんと理解しておこうと思っていました。なので、Webデザインコースは受けなきゃいけないなと思っていたのですが、WordPressとセットになっているのを見て、WordPressも人気があるし外せないなと思って、WordPressとWebデザインのセットでの受講を決めました。

――受講する前と比較して、理解度はどう変わりましたか?


元々、WordPressで簡単なWebサイトは作れたんですが、こういう構造になっててfunctions.phpに書くとこう機能するという基本が理解できて、恐怖心がなくなりましたね。
受講したからこそ既存のテーマをカスタマイズできるという自信がついたと思います。


あと、TechAcademyで素晴らしいなと思ったのがビデオチャットのシステムですね。共有サービスのCacooやCloud9など、便利なツールをうまく使えば自分のやりたい仕事の形に合わせることができると思っています。お客さんとビデオチャットをしながら調整したりと業務を行う上での財産にもなっています。

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フリーランスとして一番最初に仕事を得るために

――フリーランスとして働かれている中で、企業に勤めるのと比べて違うところはありますか?

自分がシングルファーザーで子どもがまだ小さいため少し企業で働きづらいというのもあります。フリーの場合は自分の時間で動き回れるのが大きいですね。

――一番最初の仕事を掴む秘訣はありますか?

地方だと「Webサイトを作りたいけど作り方が分からない、あるけど運用の仕方が分からない」という方が結構いるので、そこにどうやって繋げていけるかというのが大事だと思います。
私は運良く人との繋がりで仕事が入ってきている状況なので、もし友達などに作って欲しいと言われたら、まずは採算考えずにやってみるのがいいと思いますね。作っていくフローで手順も明らかになると思います。

ちょっと前にWordPressが出た時にWebデザイナーという仕事はなくなるとか、誰もがパソコンが使える時代になるかなと思っていたのですがそうでもなくて、Webサイトを作るという仕事は今でも必要とされていると感じます。最初は「作ってあげるよ」という感じではなくて、「作らせてください」という姿勢で臨むことで次の仕事に繋がると思います。

――そういった人たちにはどういうところで出会ったんですか?

学生の頃にお芝居をやっていたのですが、一緒にやっていた仲間から仕事を依頼されたり、。Webサイトは多くの人が必要としてるので、自分の親戚やお店をやっている人など、そういうスタートでいいかなと思います。

――今後の目標や作りたいものについてお願いします。

自分のやったことで成果が出るような仕事がしたいと考えています。
ページを作るだけでなく、それを運用できないと意味がないので、作ったWebサイトによってお客さんがそのビジネスを成功できるようなものにしたいと思っています。

進行中のライブスペースの仕事では、3ヶ月サポートという形で、WordPressの更新の仕方、画像の加工の仕方やブログの記事の書き方などもきっちり指導しようと思っています。サイトが廃墟にならないように、ちゃんと運用できる形で渡すというのを目標にしていますね。

――これから受講を考えている人や、フリーランスを目指してスキルアップをしようと思っている人にアドバイスをお願いします。

面白いメンターさんが何人もいて、時折雑談を交えながらの勉強は、とにかく楽しかったです。

フリーランスを目指す方は、様々な理由があると思います。私のようにシングルで会社に勤めづらいという方にも、実践的に学習できるので、おすすめだと思います。
メンターさんに直接質問することができますが、メンターさんは答えを全部教えてくれず、自分に調べさせるという方針はフリーランスを目指す人には合っていると思います。フリーランスに不可欠な自己解決能力を身に着ける訓練にもなります。

私はずっと独学だったので自分の作法しか知らず、知識に自信がありませんでした。それが、今回学んだことによって知識の厚みが出来て、言葉にも自信が持てるようになりました。一流のエンジニアやデザイナーさんの言葉は、大きな財産ですね。

(インタビュアー:小嶋大貴)

女版ビルゲイツを目指す!未経験でもエンジニアとして転職が成功したワケ

TechAcademyのフロントエンドコースを受講後、東京のIT企業に転職された本山公子さんに、転職に至るまでの背景、受講がどう役立ったかなどについてお話を伺いました。これから転職活動を控える方に向けたアドバイスも語ってもらっています。

プロフィール:本山公子
1981年生まれ。兵庫県尼崎市在住。現在、英会話学校の講師をしながら転職が決まった先の企業でエンジニアとしてリモートワークをしている。TechAcademyのフロントエンドコースの受講がきっかけで、エンジニアとして働かないかというオファーをもらい、晴れてエンジニアとして働くことに。これからはエンジニア一本で仕事をする予定。

TechAcademyのブログがきっかけで転職が決まった

――まず最初に、自己紹介をお願いします。

本山公子です。兵庫県尼崎市に在住で、今は英会話講師の仕事とリモートでプログラミングの仕事も少しさせていただいています。
エンジニアとしての仕事を本格的に始めたのは2017年の4月か5月からになります。1ヶ月ぐらいの間スキルをちょっと見たいということで試用期間があって、業務に入れるレベルであると判断されれば翌月からスタートするという形でした。

――TechAcademyを卒業されてからその試用期間までの間にも、転職活動はされていたんですか?

実はあまりしていなくて、ちょっとRuby on Railsを学びたいなと思っていたので、勉強と英会話スクールの仕事のみしていたんです。そしたらある時に、以前のインタビュー記事を見た方から「エンジニアを探しています」というメールをいただいたんです。

――具体的にはどういう話だったんですか?

メールを開いたら「TechAcademyのブログを見ました」という内容で、たまたま同じTechAcademyで受講されている方だったんです。
「エンジニアを探しています」と言われて、「もし興味があればぜひ面接を」という内容でした。その後、Skypeで面接をしてもらって、「じゃあちょっとやってみますか」という話になり、試用期間を1か月設けてもらったという形です。

ただ、「ベンチャーなので誰でもいいというわけではない」ということは言われたんですね。スキルは経験がないから仕方ないけれども、ちゃんと自分でできるのかやる気を見せてもらいたいということで、試用期間が始まりました。1ヶ月間課題をやってみて、それで実際に働けるかを決めるという流れでした。

――ちなみに課題はどういうものだったんですか?

TechAcademyの最終課題をご覧になった方だったので、HTMLやJavaScriptだけのものになると思っていたら、Node.jsなど全然聞いたことのない言語を扱う課題だったんです。

公式サイトのリンクを渡されて、「これを参考にデータベースを扱うWebアプリを作ってください」と言われました。例えばフォームから名前を登録して、編集、削除などの操作ができるWebアプリを作ってくださいという課題だったんです。

知らない言語なので最初は無理だと思ったんですけど、ネットって凄く情報が多いじゃないですか。「情報を調べる」というスキルは、受講していた前よりはついていたので、必死にこれかなあれかなって試行錯誤して完成させましたね。

――凄いですね。それは実際に今の業務で使われている言語なんですか。

はい、ExpressとSequelize、あとはJavaScriptのフレームワークであるNode.jsですね。

――ではオファーを貰って、そのままその話がうまくいって今に至るということですね。ちなみにTechAcademyを受講していた時はすでに、プログラミングを書く仕事に就こうという意識があったんですか?

その意識はもの凄く強かったです。英会話学校をいずれ離れてエンジニアになりたいという気持ちはずっとありました。アメリカの大学でコンピューターサイエンスを学んでいたのですが、歴史など実務にはあまり関係ないことを勉強しただけで終わってしまったんです。

それでも周りの友達は就職できていたので、焦りはあったのですが、いずれは私もできるんじゃないかなというまま時間がずっと過ぎながら今に至るという感じでした。

何回も勉強しては挫折していたんですが、TechAcademyのサイトを見て、ここだったらいけるかなと思ったんです。私は小学校3年生ぐらいまでしか日本にいなかったので、日本語も読めないものが多くついていけるか不安はあったんですけど、やってみたらとても分かりやすかったですね。

転職活動中に気付いた大事なこと

――転職活動自体は、全くしていなかったんですか?

全くではないですが、就職活動自体は本格的にはしていなかったですね。アルバイトみたいなところには応募していたのですが、あまり引っかからなかったんです。経験がないからという理由もあったんじゃないかなとは思いますね。

あまり転職活動をしていなかった理由は、履歴書を出すところで経験などを見られるから、むやみに応募せずにもうちょっとスキルを上げてからにしようと思っていたんです。Ruby on Railsの勉強も勉強しながら色々な会社を見たりして、Githubに作品をあげて、ポートフォリオを作ろうと思ってから始めようと考えていましたね。

――「何か作った作品はありますか?」というような質問もあったんですか?

実はそれが一番多かったですね。「これを勉強しました」ではなくて、「何を作れるか」というのが凄く重視されているなと思いました。「何か作ったもので見せれるものはないですか」って必ず聞かれるんですよね。

最終的に仕上がったなと思う作品が、TechAcademyで作った最後の課題だったんです。他のものは、機能レベルの細々した感じだったんですよね。「作品」というものを作っていなかったので、今考えれば作れば良かったと思いますね。

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―これから転職を考えている人であれば、自分の成果物を用意することの方が優先度として高いということですか?

それは絶対にありますね。何もないのに応募したら、その会社に2回目応募することに躊躇すると思うんですよね。だから、自分をアピールするものだけは持っておかないと、いろんなところに応募しても何も印象が残らずに不採用にされてしまうと思います。

女版ビルゲイツを目指したい

――今携わっている業務内容などを教えてください。

今は、Webアプリを作っているんですが、そのアプリのコーディングやプログラミングをしています。
内容的には管理画面だけ触っているという感じで、ExpressとかSequelizeなどのデータベースを扱っていく内容が多いですね。

――実際にプログラミングをする仕事に就いてみて、感じることはありますか?

知らないことが95%ぐらいなんですよ。課題の時と違って、現場になると「こういう機能が欲しい」であったり「こことここを修正してください」というように新しいことが毎回出てくるので、毎回新しいことをインプットしながらアウトプットしていくという感じですね。

試用期間の時はまだ、分かっているのもあったという感じでしたが、業務になるとほぼ分からない内容でした。エラーもたくさんありますし、そのエラー内容を読んでも分からない、検索しても分からないという状態でした。解決方法を見つけるのに時間がかかるんですが、逆に失敗して学ぶこともたくさんあるので、むしろ失敗した方が勉強になっているかなと思います。
あと、業務の場合は、開発規模が大きいので、学ぶことがたくさんありますね。

――精神的に辛くなったりとかはありませんか?

全くないですね。心の持ちようだと思うんですけど、プログラミングって絶対に解決方法があるじゃないですか。人間関係ってとても複雑で解決方法がない時もあると思うんですけど、プログラミングって絶対に解決する方法を誰かが知っているし、検索すればどこかに答えがあるし、聞ける人にも恵まれているので、なんとかなると思って仕事してますね。

――素晴らしいですね。ちなみに今後の目標などはあったりしますか?

ちょっとこれを言ったら笑われるかもしれないですが、良いハッカーになりたいんですよ。悪いことをするハッカーじゃなくて、良い意味のハッカーになりたいですね。今はまだエンジニアとしては頼りにならないですが、将来的になんでも任せてもらえるエンジニアになりたいなと思います。

――イメージしている人とかはいるんですか。

夢は大きく持ちたいので、ビル・ゲイツとかですね。

ポートフォリオを作って、自分から行動する

――今回、エンジニアとして働くまでに至ったと思うんですが、「エンジニアになりたい」という目的で受講される方や勉強を始める方に向けて、ご自身の経験を踏まえてアドバイスをいただけますか?

まず、自分でやっても分からないことは人に聞いた方が早いんですよね。私は、就職できないのを勉強が分からないということのせいにしてずっと長引いていたんですが、お金を惜しむ方が良くないなと思います。お金を借りてでも自分に投資して知識を増やすことが重要だと思いますね。

お金は結果についてくると思うので、あとで回収すればいいと思うんですよね。なので行動は早めにするべきだと思います。

――これから転職する人に向けてのアドバイスもあれば、ぜひお願いします。

先ほども言いましたが、ポートフォリオは絶対に作った方がいいと思います。私は運が良かったですけど、自分をアピールしていくポイントがないと企業の人って雇いたくないと思うので、ポートフォリオは必要ですね。

あと、むやみに色々なところに応募するよりは、まず何社か応募してみて、そこで全部に引っかからなかったら他のところでもそうなる可能性は高いと思うんですよ。そこで見直して、何が足りないのかを考えて、ポートフォリオを充実させたり、他の技術を習得してみたりなど、穴を埋めていってから応募していくという流れが良いと思います。

(インタビュアー:小嶋大貴)

自分の強みを把握して面接突破!2ヶ月間で学習と転職を成功させた秘訣とは?

TechAcademy就職予備校のJavaエンジニアコースを受講された佐藤 光さんに、今回受講した理由や受講してみての感想、エンジニアになるまでの経緯などについてお話を伺いました。

プロフィール:佐藤 光
1986年生まれ。現在は神奈川県在住。もともとコミュニケーションが苦手だったこともあり、新卒の時期に就活をせず体力仕事の引越し業者の契約社員として従事。その仕事の中で営業が得意なことに気付き営業職に就くが、生産性の悪い働き方やアナログな管理手法を変えたいと思いITに興味を持つ。プログラミングスキルを身につけて多くの人の役に立つ人間になりたいと思い、今回オンラインスクールのTechAcademy就職予備校 Javaエンジニアコースを受講した。

営業マンが1日に救える人は限られている

――今まではどんな仕事をしてきたんですか?

もともとは人見知りで目を合わせて話すことも難しい性格もあって、高校卒業後はまともに就活せずとりあえず引越し業者の契約社員になりました。あまり将来のことは考えてませんでしたね。。。
体力さえあればできる仕事だと思ってましたが、その引越し業者で4年半ほど仕事をしていく中で接客の方が大切であることに気づきました。引越しの荷物を運ぶだけではなく、新しい引越し先で運んだ荷物に使う耐震マットやつっかえ棒などを提案して売るというアクションをしたところ、会社の中で売上1位になることができたんです。ただ、現場の仕事だったので適正な評価をされずらく、売上1位になっても昇給にはつながりずらいことがあって退職しました。

引越し業者の経験から、自分は営業職が向いていることがわかったので、次は通信会社に営業職として転職しました。通信系だったのでネット関連の知識は仕事で身につきました。
その知識や経験を生かして、主にWeb関連やHP制作関連で売上をあげる会社を仲間と作りました。
ただ、起業をすることによって自分自身のメンタルや体力が限界にきてしまって、一度立ち止まって今後のキャリアを整理するため起業した会社を辞め、家電量販店でスマートフォンやネットの販売の派遣に就きました。知っている知識だけで仕事ができたので、プレッシャーもなく規則正しい生活を送ることができて自分を取り戻せた感じがしました。

さらに、縁あって出会った方の会社に営業職として改めて入社したのですが、その時にはすでに営業職の仕事にやりがいを見出せず、また業務効率の悪い働き方やアナログ的な管理方法などに辟易してしまいました。そんな中、業務効率化を図れるIT・人工知能などの最新技術に興味を持ち、調べていくうちにプログラミングというものにたどり着いたんです。学べば自分でも発信したいことや作りたいものが作れる可能性があることを知って、「これだ!」と思い、勉強しようと決心しました。

――なぜ転職してジョブチェンジをしようと思ったのですか?

これから一生営業職をやっていくのか、と考えた時にあまり想像ができなかったんです。営業職でいることの限界を感じていたんですね。家電量販店で働いている時も、良い情報やサービスがあるのにそれを1日に数十人にしか伝えられないのは効率が悪いと思いました。
その点、ITの技術を使って、Webサイトやアプリ化してそれらを認知してもらえたら、1人の力で今までの何倍もの人を救うことができると、ITにはそういう可能性や力を感じました。
あとは、将来性の観点からもITがこれから廃れることは考えにくいし、自分自身が活躍するフィールドを海外まで広げたいと思った時にプログラミングを学習してエンジニアになる、という選択はいたって自然にたどり着きました。

1ヶ月前倒して学習を終わらせ2ヶ月で内定獲得

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――プログラミングを学習するのにTechAcademy就職予備校を選ばれた理由を教えてください。

他のスクールも候補にはあったのですが、1番の決め手は価格でした。カリキュラム構成、メンターのサポート時間帯などサービス内容と価格のバランスが一番良かったのがここでした。

――1ヶ月以上前倒しですべてのカリキュラム内容を完了されてますが、そういう計画を立てていたのでしょうか?

そうです、もともとその計画でスケジュールを組み立ててました。本来であれば学習期間として2ヶ月ありますが、2ヶ月で内定まで取りたいと思っていたので、会社を退職して時間をたっぷり確保できる状態で臨みました。
また、転職活動と並行して、残り1ヶ月間の受講期間を有効活用してオリジナルアプリを作りたいと思っていたのでパーソナルメンターに相談もしました。Googleスライドで作りたいアプリの概要やページの共有をして、毎回レクチャーしていただいてましたね。

オリジナルアプリは以前、家電量販店で働いていた時に格安SIMの導入ハードルが高いことを痛感したので、それを解決するアプリを作りたいと思っていました。格安SIMはほとんどの人が確実に月額費用を安くできて通信スピードなども変わらないのに、仕組みや情報のわかりづらさからか取り入れている人が圧倒的に少ないのです。特に、インターネットなどのネットリテラシーが高くない方々の役に立つものにしたいと思いました。
また、転職活動をするには自分の年齢もネックになると自覚していたので、オリジナルアプリという武器を持った上で活動をしたいと思っていました。1日に14-5時間は費やしましたが、1週間でオリジナルアプリを形にすることができました。

▼完成したオリジナルアプリの動画

――メンターサポートはいかがでしたか?

まず、現役エンジニアからサポートを受けられるこの仕組みが本当に素晴らしいです。メンターのみなさんは優しいですし、対応も早くて諦めずに解決するまで付き合ってくださるのでとても心強かったです。
実は最初の環境設定のところで2時間ほどつまづいてしまったのですが、メンターのチャットサポートで解決することが出来て、初動から心が折れずに済みました。すごいサービスだな、とその時に実感したのを覚えています。

――学習で心がけたことはありますか?

1点は、30分自分で考えてみてもわからなかったらメンターに質問をする、ということです。
2点目は、メンターのみなさんがよく使う便利なツールを積極的に教えていただいてました。Google Chromeの拡張機能や業務効率化になるツールなど、同じ時間内でもさらに生産性をあげるためのツールは積極的に自分でも取り入れたいと思っていましたし、エンジニアとして仕事をする時にも必ず役に立つと思っていたからです。

自分の強みを明確に把握し面接でアピール

――転職活動はどのように進めたのでしょうか?

受講開始から1ヶ月過ぎた頃に開始しました。合計でいうと40社ほどには書類を送りましたが、その中で通った企業の面接に進みました。
第一志望のところはなるべく日程を後ろにして、他社の面接で経験値を積み、良い状態で第一志望の会社の面接に臨めるようにしました。
無事に第一志望の会社から内定をもらえたので本当によかったです。

――面接で心がけたことは何ですか?

まず、やる気があるという熱意がしっかり伝わるようにしました。
また、これまでの営業職の経験と実績が、エンジニア職でどう活かせるかを具体的に提示するようにしていました。
もともと人見知りだったところから営業職の経験によってコミュニケーションをとることが得意になり、また業務のキャッチアップの速さなどから売上や実績も出すことができたことが強みだと認識しました。
それらをプログラミングに置き換えたら、スキル習得の速さや現場でのエンジニアとの円滑なコミュニケーションが取れること、オリジナルアプリも短期間で完成させたコミット力などアピールできるところは全面に出しました。

自分の強みを明確に把握しておく、ということは重要だと思いますね。

――エンジニアを目指す人に向けたメッセージをお願いします。

とにかく、早く始めた方が良いです。学習できる環境を整えて、やらない理由を全て捨ててチャレンジするのみだと思います。
私自身もそうでしたが、退職して時間をたくさん確保できる状態にしてから学習を始めるのがオススメです。
仕事をしながらの学習は、外部要因によって継続出来なくなってしまったり、体力面やモチベーションの面でもあまり効率は良くないと思います。
100%プログラミングの学習にエネルギーを注いで、やらなければいけない状態にすると達成率も変わってくるのではないでしょうか。

(インタビュアー:清水 綾加)

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