1分でわかる記事要約
何かやりたいことを探しプログラミングに興味を持つ
オリジナルアプリを開発したいと思いテックアカデミーを受講すると決断
アイデアを形にして「朝の習慣を友だちと共有する」チャットアプリリリース
パソコンにすらまったく触れ合っていなかったテックアカデミー卒業生に、未経験からオリジナルアプリをリリースしたリアルな実体験を聞きました。
話してくれた人
山本 優也(やまもと ゆうや)さん
大学2年生。高校卒業までサッカー一筋で生活。
サイドバックを務め、豊富な運動量でチームを牽引していた。
テックアカデミーで現役エンジニアからプログラミングを学び、
未経験からオリジナルアプリ開発を実現。
Webでプログラミングを独学中、理解するために人に聞きたいと思った
――プログラミングを学ぼうと思った経緯について教えてください
高校入学もサッカー推薦で、今までずっとサッカーだけをやってきました。
なので、サッカーを辞めたあと自分のやりたいことが無くなってしまったんです。
何かやりたいことを探したいと思い、ビジネス系のYouTube動画を見始めました。
そのときにYouTubeもプログラミングで動いていると知り興味を持ったのがきっかけです。
最初は動画をみたり、オンラインプログラミング学習サービスで簡単なプログラムを勉強していました。
ただ、自分でパソコンを買うまでは家にパソコンも無いような状態だったんで、まったくの素人ですね。
プログラミングにハマったのはいいものの、周りに聞ける人も本当にいなかった。なので、お金を貯めてスクールに行ってみようと思ったんです。
――動画やオンライン学習サービスでの勉強はどうでしたか?
ちょっとつまずいたりはしてたんですけど、初心者向けの講座もあるので、比較的順調には進められていました。
ただ、学習サービスにしても動画にしても、Webで調べられる情報は答えがただ書いてあることが多いです。
ものによってはどうしてそうなるのか詳しい仕組みや処理の書き方まではわからないので、誰かに質問できればいいなとずっと思っていました。
メンターに聞ける環境は学習効率が圧倒的に違う
――そこから受講を開始したわけですが、なぜテックアカデミーを選ばれたのでしょうか?
最初はバックエンドやフロントエンドを学習していたんですが、最終的にはスマホのアプリ開発したいと思っていました。
当時僕が使っていた学習サービスにはSwiftコースはありませんでした。
そこで、アプリ開発を学習できるスクールを探していてテックアカデミーを見つけました。
――実際にテックアカデミーを受講した感想を教えてください
やっぱり「質問できること」が独学でやってきたときと大きく違うところですよね。
テックアカデミーで学習すればある程度のレベルまで成長できると感じましたし、分からない箇所をメンターにすぐに聞けるところが、学習効率を大幅にアップしてくれました。
メンタリングの際は、一緒にコードを見ながら教えてもらえますし、単に答えを教えてくれるだけではなく、不具合の見つけ方や問題へのアプローチや考え方なども教えてくれるので、自走力もつきました。
あとは、現役エンジニアの方なので、実務での開発の流れなども教えていただき大変参考になりました。
データベース設計、デザイン、0からオリジナルアプリを開発
――カリキュラムの難易度はどうでしたか。
オリジナルアプリを開発する段階から、急に難しくなったなと感じました。
カリキュラムでInstagramのクローンを開発するところまでは、コードを書いたら動くし解説も書いてあるのでとくに問題はなかったです。
ですが、全部一から自分で開発するとなると途端に難しくなって。
プログラムを書くだけではなく、データベースの設計だったり、デザインも考える必要が出てきました。
一方で学べることが増えて楽しかったです。
やはり困ったらすぐメンターさんに質問できる環境のおかげでとても楽しく開発を進められました。
――白紙から考えるのは大変ですよね。メンターには具体的にどういった質問をされましたか。
設計やエラーで詰まっているところを質問していました。
比較的扱いが簡単な技術フレームワークを使っていても、応用するとなるとやはりつまづいてしまいます。
そういったところは一緒に見てもらいながら開発していました。
サポートがなかったら本当に完成できませんでしたね。やっぱりプロのエンジニアだと感じました。
「朝の習慣を友達と共有する」アプリをリリース
――開発されたオリジナルアプリについて教えてください
コロナの影響もあり、朝の習慣が良くない状態だったんですね。
そのときに、高校のときに友達とサッカーの朝練を約束をしていたことを思い出して。
友達との約束は断りにくいし、行こうとなる。
それをアプリで実現できないかなと思ったのがアイデアのきっかけです。
特定の時間にしか朝の目標を設定できないようにして、それを友達と共有するアプリのアイデアを考えました。
それに加えて単にチャットアプリがどう作られているのか気になっていたのでチャット機能も搭載しました。
――そのアプリの制作を決めた背景、アイデアについてもメンターと共有しましたか
はい、思いついたけど、本当に開発できるかはまだ判断できなかったので早い段階から相談しました。
相談すると、「できると思う。教えるから開発してみたらいいよ。」と。
メンターの人柄にもとても助けていただきました。
相談しなかったら開発していなかったかもしれないですね。
――今回のアプリについて苦労した点、こだわった部分などはありますか。
チャットアプリだったのでメッセージを送受信部分のデータベースの扱いやデザインで苦労しましたが、そういったところはメンターさんにサポートしてもらいました。
コードを見てその通りにやることと、イメージしたものをコードにするのは全然違くて。
学習した構文を実際に組み込めたときはとても嬉しかったです。
文法を覚えても、点が繋がらない感覚だったのですが、自分でプログラムを作って動いたときは感動でしたね。
朝の目標を設定して共有する動作について、それを特定の時間にしか操作できないようにしたのはこだわりポイントです。
LINEなどの既存のチャットアプリとの差別化って凄く難しいなと思って。
同じにならないように、ちゃんと特徴を持たせましたね。
起業家に憧れたが何もない。まずはプログラミングを学んだ
――今後の目標について教えてください。
インターンをしてみたいです。
今いろいろと応募していて、プログラミングの業務を手伝ったり、ほかにも営業や企画の長期インターンの形でアルバイトのように働ける企業に申し込んでいます。
――とても積極的に行動されているんですね。
サッカーをやめてから友達と遊んでいたときもあったんですけれど、ずっと遊んでいたら何か違うなという気持ちになったんですよね。
たまに遊ぶくらいの方が楽しいなと。遊ぶときも計画を立ててから行動する方が好きなので。
あとプログラミングを目指した理由の1つとして、起業があります。
今までサッカーしかやっていなくて、プログラミングを始める前に起業家ってかっこいいなという憧れを漠然と抱いていたんですね。
会社がどういう形で動いているのか、自分でもし経営するとなったときにどんな発見があるのか知りたかったです。
でも何もなかったら無理だなと思い、きっかけとしてプログラミングを身につけることで今後さまざまなことにチャレンジしていきたいです。
山本さんが制作したアプリはApp Storeからインストールできます。
ぜひ使ってみてください。
山本さんのアプリをインストール
(インタビュー:田中/編集:河村)