テックアカデミーの評判・口コミがわかる受講生インタビュー |テックアカデミー

受講生インタビュー

テックアカデミーを受講された方の声をご紹介

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エンジニアって楽しそうだな、自由だなと憧れて。30代でも変われる・実現できる。

「Web制作に関する仕事をしたい」という強い想いから4年ぶりにテックアカデミーを再受講した受講生に、受講での学びや、Web制作の仕事に取り組むための工夫についてお話を伺いました。(※)今回のインタビュー記事は前編後編に分かれていますので合わせてご覧ください。

(※)記事に記載している内容は2022年9月時点の情報です。

1分でわかる記事要約

エンジニアとしてWeb制作の仕事をしようと思った理由 :派遣先のIT企業でエンジニアの仕事を目の当たりにする機会があり、働き方に興味をもったため。
テックアカデミーを再度受講しようと思った理由 :現場でWeb制作の仕事に携わった際に自身のスキル不足を感じ、より実践的なスキルを身につけたいと感じたため。
受講したコースWebデザインコースWordPressコースを受講し、その後4年後にフロントエンドコースを受講。
Web制作の仕事に取り組むためのコツ :コーディングの勉強がしたいということを社内でアピールし続けること。繋がりのある人や企業に相談すること。

話してくれた人

大井川 真穂さん
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デザイナーやPRの仕事を経験。その後Web制作を行うIT企業への就職をきっかけにエンジニアへのキャリアチェンジを目指し、テックアカデミーのWebデザインコースWordPressコースを受講。企業のサイト制作などの経験を経て、より実践的なスキルを身につけたいという想いから4年ぶりにテックアカデミーのフロントエンドコースを受講。現在はフリーランスとしてIT企業の総務の仕事をこなしつつ、Web制作の仕事にも並行して取り組む。

職場のエンジニアに影響を受け、Web制作に興味を持つ。まずは前職のサイト制作を作ることを決意。

――これまでのご経歴について教えてください。

もともとはデザイン学校出身で、新卒の頃は紙媒体のデザインやテレビ局でフリップやグラフなどを作成する業務をしていました。経験を積んだ後退職し、20代の頃はフリーランスとして人づてなどで雑誌のデザイナーとして数年間働いていました。
その後紙媒体でのデザインの仕事に行き詰まりを感じたため、30代の時にPR会社に社員として入社しました。広報事務の仕事などをしており、その後出産を経て一度仕事を離れました。数年後に復帰したのですが、やはりデザインや制作の仕事をしたいと思うようになり、PR会社を辞めることにしました。その後フリーランスでデザインの仕事をしながら派遣会社で週2日働く、というスタイルとなりました。
そのとき派遣されたのがたまたまIT企業でした。Web制作をやっている会社さんで、総務をされていた方の産休のピンチヒッターで入ったんですけれども、そこで初めてIT関連の業務を目の当たりにすることになりました。

――はじめてIT企業でお仕事をされていかがでしたか?

Web制作が事業の中心なのでエンジニアやデザイナー職の方が多い会社だったのですが、今までの職場や仕事とは全然違ってこんなに自由なんだ、エンジニアって楽しそうだなと感じました。IT企業との契約期間が終わった後、私もWeb制作やデザインについて勉強したいと調べ始めて、テックアカデミーのWebデザインコースWordPressコースを受講した形になります。

受講前から「せっかくお金を払って勉強するのだから何か目標を立てたい、何となく理解するだけでなく仕事に活かしたい」という気持ちがありました。そこで何か仕事にできないかと考えた時に、過去に勤めていたPR会社のWebサイトが質素でどこか寂しい感じだったことを思い出しました。そこでテックアカデミーを受講し、そのWebサイトのデザインだけ作って静的なコーディングをすることにしました。PR会社にも貴社のWebサイトを作りたいということを伝え、再度そこで働くことにしました。

そのPR会社はエンジニアの方がいるわけではないので、自分一人で全て作業をしていたのですが、Webサイト制作の作業を行っていたところ途中で行き詰まってしまいました。なのでWordPressコースの追加のサポートを受けて、メンタリングで実践的な内容について教えていただくことにしました。規模もそこそこあるWebサイト制作だったのでとても大変だったのですが、目標だった「自身が学んだことを実践に活かす」という経験ができたと実感しました。当時は右も左も本当に分からない状態で作っていたので大変でしたが、現在も自分が制作したWebサイトが使われています。

――学びを実務で活かすご経験をされたのですね!その後はどうされましたか。

そのPR会社をまた辞めることになったのですが、ちょうど良いタイミングで派遣で行っていたIT企業さんの方から連絡がきて、「また一緒に働いて欲しい」というお話をいただきました。そのIT企業さんはコミュニケーションツールやプロジェクト管理ツールなど、今どきのツールに触れられる点や、Web制作周りのお仕事をするチャンスもあるかもしれないと感じ、決まった業務を行う派遣社員ではなくフリーランス(業務委託)としてジョインすることになりました。現在に至るまで、IT企業では総務とコーディングの仕事を並行して受けています。またIT企業さんの業務とは別で、個人でもWeb制作のお仕事も受けています。

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大井川さんのポートフォリオ

現場に飛び込み、自身の実践力のなさを痛感。

――IT企業でコーディングのお仕事を受けた時のことについて教えてください。

そのIT企業さんは自社開発を行っており、自社サービスのサイトを公開しています。コーディングの勉強がしたいということを常にアピールしていたところ、その保守や修正などの仕事を任せていただけることになりました。最初に環境構築を依頼されて、社外のWeb制作会社さんが作った環境に入って修正や更新をしたりCSSの調整をすることになったのですが、そこでまたカルチャーショックを受けました。
今まで勉強してきた中ではただシンプルにHTMLとCSSを書いて表示するだけだったところから、実際の現場のコードや環境を直接見ることになったのです。今まで使ったことがないような専門的なツールを活用し、運用などもかなり実践的でした。
それまでに学習して知識としては理解してはいたのですが、ただ一人でやっているだけで、チームで運用しているところに入ったことがなかったため、実践的な部分の理解が足りていないことに気がついたんです。実際に現場に入ってみると「全然分からない。これは何だろう。」という気持ちになりました。でも「やらないと。」という気持ちから必死でネットで検索をしながら作業を進めました。実践的なことが何も理解できていない中でいきなり現場に飛び込む形になり、「これが本物のエンジニアの世界なんだ」と衝撃を受けました。同時に「もっと実践的なことをできるようになりたい、もっと勉強したい」という気持ちが芽生えたんです。

――知識と実務でできることは異なるとご実感されたのですね。

はい。そのような理由で再度4年ぶりにテックアカデミーを受講しようと思い、フロントエンドコースを受講することにしました。
以前テックアカデミーのWebデザインコースを受けた時に、かなり学習内容が実践的だなと感じていたんですね。GitやSlackや色々なツールも受講を通じて初めて使いましたし、以前受講して信頼していたこともあり、今回もお願いしようと考えました。
フロントエンドコースメンターさんはテキスト以外のことまで話をしてくださったことが印象的でした。今のWeb制作のトレンドについても一緒に教えてくれて、とてもよかったです。

――2回もテックアカデミーをご受講いただき嬉しいです。前回の受講から4年後の受講だと思いますが、いかがでしたか。

今回受講した際には、以前受講した時にはなかったテックアカデミーワークス」という受講生の副業・フリーランスの案件紹介をしてくれる新サービスがあるということを知りました。今回はより実践的なことを学びたいという思いがあったので、今後は受講目標を2つ設けました。1つ目は、「テックアカデミーワークスで実際のWeb制作の案件に取り組むこと」、2つ目は「オリジナルのWebサイトを完成させること」です。フロントエンドコースを受講しながら本業のオリジナルWebサイト制作に取り組みました。

更にオリジナルのWebアプリもしっかり1から作ってみようと思い、テックアカデミーのコンテストに応募させていただいたのですが、なんと入賞することができたのです!とても驚きましたが、入賞できたことは自信にも繋がり嬉しかったです。入賞できたのはメンターさんたちのおかげです。
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フロントエンドコースの最終課題で制作し、ブートキャンプコンテストで入賞したオリジナルWebサイト

その後、目標だったテックアカデミーワークスの実力判定テスト(※)にも合格することができたので、応募して案件をいくつかいただきました。中には大企業の案件で想像以上に大変だったものもありましたが、本当に良い経験をさせていただいたと思っています。
テックアカデミーワークスを利用する前に受験いただくテスト

現在はIT企業さんの実務で、他社が作ったWordPressのサイトのメンテナンスなどを行っているのですが、一度自分でちゃんと環境を作ろうと思って、テックアカデミーワークスフロントエンドコースで教えていただいたことをもとに、自分で環境構築して運用するベースを作るということを行いました。その時にテックアカデミーの受講で学んだ内容を生かすことができ、IT企業の関係者にも「エンジニアとしてのスキルが爆上がりしましたね!」と褒めていただきました。自分がやってきたことは間違いなかったんだなと思ったのと同時に、少しづつでもできることが増えたことや自身の技術力に対して前よりも自信がつきました。実際に自分で作った環境で運用を始めて、ちょっとした修正にも対応可能なベースを作ることができるようになったんです。最近もテックアカデミーワークスのランディングページ制作の案件をいただいて、そのベースの環境設定をしてみたりと、今またとてもいい経験をさせていただいている最中です。

――成功体験を積まれて、着実にステップアップされていらっしゃいますね!

はい。とても楽しくやらせていただいています。

後編では、テックアカデミーワークス活用したご感想、働き方の変化、年齢関係なく学び始めることなどについてお話を伺います。

はじめての副業コース受講後、プログラミング初心者30代でも1ヶ月以内に副業を開始できた理由とは?

薬剤師を続けながら別の仕事にも挑戦してみたいと考えテックアカデミーの「はじめての副業コース」(8週間コース)を受講した卒業生に、テックアカデミーを受講した理由や、これまでの働き方、日々の勉強方法、実力判定テストに合格するためのコツなどについてお話を伺いました。(※)
(※)記事に記載している内容は2022年9月時点の情報です。

1分でわかる記事要約

テックアカデミーを受講するまでの働き方 :大学を卒業後、薬剤師としてメーカーに就職し、ドラッグインフォメーション(DI業務)に携わる。(20代前半、4〜5年)→調剤薬局に転職し、現在に至る(30代後半、約10年)
受講した理由 :在宅勤務が広まったことをきっかけに自身の働き方や、薬剤師の働き先に対して不安を感じるようになる。薬剤師以外の仕事もできるようになるため、副業で新たにスキルを身につけたいと考える。はじめての副業コースを受講。
テックアカデミーでの勉強方法 :休日を中心に学習を進め、仕事がある日は帰宅してから数時間学習するスタイル。カリキュラムで気になったところはブックマーク機能を活用し、仕事の休憩時間などにスマートフォンで読み直すことを習慣化。
実力判定テストに合格するためのコツ :カリキュラムの最終課題提出の際にメンターから指摘されたことを、実力判定テストの課題提出前に必ず見直す。
テックアカデミーワークスの活用について :4件ほどWebサイト周りのお仕事をこなし約10万円を獲得。
新しい働き方に興味がある方へのアドバイス :副業やITスキルに関連する勉強を始めるという手段はスモールステップになると考えており、転職よりハードルが低いのでおすすめしたい。

話してくれた人

A.Tさん(37歳)
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京都府出身。現役の薬剤師。大学を卒業後、メーカーに就職し、医薬品情報の問い合わせに対応するドラッグインフォメーション(DI業務)に携わる。その後、転職し現在に至るまで調剤薬局にて勤務。在宅でできる副業に興味を持ち、はじめての副業コースを受講。

10年以上薬剤師として働いていたが、同じ業界に居続けることで視野が狭くなってしまうと感じた

――これまでのご経歴について教えてください。

4〜5年ほどメーカーで医薬品情報の問い合わせに対応するドラッグインフォメーション(DI業務)に携わり、その後転職し10年以上調剤薬局で働いています。現在は非常勤のため週4日間調剤薬局で働いています。

――1日の業務はどのような流れですか。

ヘルプなどで他の店舗に行く日もあり、勤務時間も日によって異なりますが、 基本的に長時間立ち仕事 になります。午前中は外来対応、処方箋を持ってこられた患者さんに対応してお薬を用意して、説明した後に、患者さんのお薬の記録をパソコンで打ち込む薬歴入力作業があります。午後は在宅患者さん(高齢の方、家で介護を受けている方、病院に行けない方)のご自宅まで訪問します。忙しい店舗だと閉店後に薬歴をひたすら入力したり、夜にやっているクリニックの場合は再び夕方から外来対応をしたりするのでたまに20時くらいまで残業することもあります。
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――今まで10年以上薬剤師としてお仕事を続けられて、働き方についての悩みなどはありましたか。

コロナ禍までは仕事や収入に対する大きな不満はありませんでした 。立ち仕事や外に出ていくこと自体も苦ではないのですが、 コロナ禍で周りの知り合いが在宅勤務をしている中で、私の業種にはそういうのがない ということに気がつきました。オンラインでの服薬指導の場合でも、私たち薬剤師は薬局で、薬局のシステムを使って行います。そのため 自分が新型コロナウイルスに感染して外に出れないという状態になったときに働けなくなってしまうのではないか、という不安を感じるように なりました。

もうひとつ、これから薬剤師の需要が足りており人手が余るようになると言われているのです。なんだかんだ人手が足りていないので仕事はあるのですが、いずれにしても ずっと薬剤師の世界しか知らないと自分の視野が狭くなってしまう、というどこか物足りない気持ち があったのです。ニュースやテレビで見る世の中の流れと自分がずっといる場所のずれを感じました。薬剤師の仕事はかなり前からアナログの状態で、コロナの集計の時も未だにFAXを使うことが多いのですが、そのような理由からデジタル化が進んでいるIT業界に興味を持ちました。

――そこで他の業界やお仕事に目を向けられたのですね。

はい。 転職は考えていなかったので「まず、副業をしよう」 と。とりあえずクラウドソーシングのサービスに登録してどんな仕事があるのかを見た時に、 プログラミング関係、コーディングやサイト作成などの仕事が多い ことを知りました。興味を持ってIT系のサイトを調べて、独学でProgateやドットインストールなどを触ってはみたのですが、 どこまで学習したら仕事になるのかが分からなかった のですね。案件をどうやってとるのか具体的なイメージがわかず、その点について詳しそうなスクールを探しました。

――副業としてエンジニア以外に、ライターなど他の業種については検討されましたか。

文章を書くことは嫌いではないのですが、専門的な内容や人に読ませるものについてはハードルが高く、自分ができそうなライターの仕事はあまり見当たらないなと感じました。一方で プログラミングについては、詳しく知らなかったからこそ思い切って飛び込むことができた のかもしれません。

――テックアカデミーのはじめての副業コースを知ったきっかけについて教えてください。他のスクールなどは検討されましたか。

はい。スクールの比較、レビューをしているサイトを何件か見て、ピンときたところについて調べていたところテックアカデミーを知りました。料金がとても高いところや長期でやるところより、 ある程度の勉強量はありつつも数ヶ月で完結、という形の方がいい なと考えました。そこでテックアカデミーの無料メンター相談で、現役エンジニアのメンターに「はじめての副業コースは完結するまでに実際どれぐらいの時間がかかりますか?」という質問をしました。「仕事しながらだと頑張ったら2ヶ月でもいける」ということを教えていただいたため、8週間のコースにしました。

テックアカデミーはまずオンラインでできるという点に魅力を感じました。コースもたくさんあり、その中でも副業に繋がるということが分かりやすい「はじめての副業コース」に興味を持ちました。受講前に一度、無料体験をしたのですが、 カリキュラムと課題とメンタリングの3つの組み合わせで学習ができるということで、これなら自分でもいけそうという予感がしました。

仕事の合間もカリキュラムに目を通し、実力判定テストに1発で合格

――テックアカデミーでの受講の感想をお願いします。

週2回のメンタリングでは、必ず最後に「次は何章まで読んでください」とか「この課題をクリアしておいてください」といった宿題があり、その宿題に取り組んだことを前提に次回のメンタリングでフィードバックや相談に乗っていただく 形で進めてもらいました。 いつまでにこれを理解しよう、課題を終わらせようというメリハリがついてよかった です。また カリキュラムにブックマークをつける機能を活用して仕事の合間や移動中などに読み返す ことも日常的に行いました。カリキュラム自体ボリュームがあったのですが、任意かつ 好きなタイミングで振り返ることができるのがよかった です。

――どのような時間に学習を進めていましたか。

本業の方の休みの日を週1日増やしていたので 休みの日をしっかり使って学習し、仕事がある日は自宅に帰ってから勉強 していました。当時は仕事の方がそこまで忙しくなかったので、 定時に帰ってから4時間ぐらい課題に向けて手を動かして、夜寝る前にカリキュラムを読んで、気になったところは日中に読み直す ということをしていました。

――土日は何時間ぐらい学習されていましたか。

9時から17時までがっつり勉強して、そこから2~3時間ほど空けてまた夜に数時間勉強していました。

――かなり長時間学習されていますね。ほぼ毎日カリキュラムには目を通されていらっしゃいましたか。

はい。 カリキュラムをスマートフォンで読むことができる 点がよかったです。動画での学習も人気ですが、動画のペースに合わせて学んでいくことになるので、私は正直遅いと感じてしまい苦手です。 テキストベースだと自分のペースで学んだり、わからないところはすぐ読み直したりすることができるので、自身の学習方法として向いている と感じました。
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スマートフォンでの学習画面イメージ

――大変だったことは何でしたか。

カリキュラムの後半ではAdobe XDやPhotoshopのツールを扱いながら課題に取り組むのですが、扱ったことがないツールだったため苦戦しました。

――カリキュラム前半はスムーズでしたか。

そうですね。テックアカデミーを受講する前に無料のプログラミング学習サービスを利用していたので、Hello worldから始まり、文字を出してみよう、色を変えてみようみたいなところは順調に進みました。事前設定で扱うAWSなどもあまり知らなかったのですが、カリキュラムに記載されている通りに進めたら問題なくできました。

――メンターとのコミュニケーションはいかがでしたか。

受講前までは、「メンターとは課題やカリキュラムで分からなかった話をするんだろうな」と思っていましたが、実際にはそれ以上のお話をすることができました。具体的には 現役のエンジニアとして仕事をされているメンターの方が、カリキュラムに載っていない業界の話をほぼ毎回してくださって、それがとても面白かった です。「僕も未経験だったんです」という 実体験のお話を交えてくださり、リアルな内容が多かったです。テックアカデミーの受講後、副業として自身で仕事を獲得していく際に注意した方がいいことなどといった実務的なtipsも教えていただきました

――受講が終わってからすぐにテックアカデミーワークスの実力判定テスト(※)を受けられていらっしゃいますが、それまでどのように学習をされましたか。

実力判定テストに受からないとテックアカデミーワークスで仕事がもらえないということで、 最後のメンタリング2回はテスト対策として活用しました

カリキュラムから離れて、 メンターから模写サイトを紹介してもらい、それを作ってみて添削してもらったり、制作に何時間かかったかを報告したりしました。模写サイトはWebサイト制作をする上でかなり勉強になりましたし、実力判定テストに対する心理的なハードルが下がりました 。時期が年末〜年明けのことだったので、本当に受験生みたいな気持ちでしたね。緊張しましたが テストは1回で合格することができました 。実力判定テストの課題提出前は、自身で作ったWebサイトを家族に見てもらい、意見を言ってもらったり細かいチェックまでしてもらっていたので、合格したときは嬉しかったです。

(※)Webページを作成する確認テストです。合格した方はテックアカデミーワークスを無料でご利用いただけます。カリキュラムの内容を理解していれば合格できるレベルのもので、2回まで受験できます。

――実力判定テストのことを考えて先回りしてスケジュールを組まれていらっしゃったのですね。合格の自信はありましたか。

はい。 正直カリキュラム内の最終課題の方が大変だった ように感じました。
実は 最終課題を提出する際にメンターから指摘されたことを、実力判定テストの課題提出前に見直した んですね。具体的には私のパソコン画面だときれいに端まで表示されているのに、メンターが見ると右に余白があるとか、そういった細かい部分を実力判定テストの時にも重点的にチェックしました。
今振り返れば、 カリキュラムの最終課題で色々なご指摘をいただいた分、何度もやり直したり、テストの際にチェックされる可能性がある点について理解することができたことが合格につながった のだと感じています。当時年末でクリスマスも勉強で大変でしたが、合格することができ本当によかったです。
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テックアカデミーワークスで現場の感覚を掴む

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――テックアカデミーワークスではどのようなお仕事(案件)を受けられましたか。

1番目に受けた案件は単純作業で、企業サイトにHTML修正を流し込みするものでした。トータルで1000件ほどあったので、何人かで手分けして実践しました。

2つ目はEコマース、靴屋さんのサイトの案件でした。納期が迫っている急ぎの案件でした。テストをしてくれる人がいないという状態で、そのチェックをする対応をしました。具体的には、使ってみて不具合があれば返す。修正されたら、それをまたチェックする。画像が表示されていない、リンク切れが起きているなどをひたすらチェックする仕事でした。それは大きなプロジェクトの仕事の1つで、 規模の大きい案件の空気感が味わえたのでとてもよかったです。

3件目はリゾートサイトの制作案件で、当初一番イメージしていたWeb制作のお仕事内容に近いものでした。「WordPressのWebサイトでHTMLとCSSを作ってください」という依頼内容でした。HTMLとCSSはテックアカデミーのはじめての副業コースで学習していたため理解はしていましたが、知らない内容の作業もいくつかあったため、 とりあえず手を動かしてやってみて、分からないところはすぐメンターに聞く ようにしました。

私含め、テックアカデミーの受講生やメンターの4人で手分けしてコードの作業をしたのですが、デザインはできているけども運用や記述がバラバラになってしまい、統一させるために途中でルールが変わることもありました。実際の業務の中では状況に合わせて臨機応変に
対応することもあるものなんだなと勉強になりました。

――本業と並行しながら副業を2週間というのは大変だったかと思いますが、実際にやってみていかがでしたか。

他の方も本業と並行してこの仕事をやっていることを知り、私だけじゃないんだなと思いました 。なので特に苦に感じることはなかったですね。テックアカデミーワークスでの仕事は受講時の学習と同じ曜日や時間に取り組んでいました。

――実際に案件を受けてみて、想像とのギャップなどはありましたか。

WordPressに関する保守管理などの仕事がとても多いなと感じました。なのでWordPressやPHPの勉強もした方が、もっと色々な種類の案件に取り組める のだろうなと思いました。テックアカデミーで勉強したことがもちろん全てではないので、まだどんな案件でも受けれるわけではないという、ギャップというよりは課題が見えた形です。

――テックアカデミーワークスでの報酬はどのぐらいですか。

テックアカデミーワークスで受けた3〜4件を合わせると、10万円ぐらいになります。

――今後受けてみたい案件などはありますか。

学んだことをそのまま仕事に活かすならWebページ制作 かなと思います。テックアカデミーワークスだとメンターに質問できるという安心感があるので、もし WordPressの案件があったら今独学で勉強もしているので挑戦してみたい です。
クラウドソーシングのサービスの案件も見ていますが、そちらは倍率が高いですね。他のエントリーされている方のレベルも、フリーランスでバリバリ働いている方などいらっしゃるので。その点、 テックアカデミーワークスだと、自身と近いスキルの受講生のみになるのでハードルは低い のかなと思います。

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現在は書籍でWordPressについて学習中

副業は転職の足がかりになる、最初は楽しんでやる気持ちで

――今後の目標について教えてください。

副業とは言わず、最終的には本業レベルまでWebサイト制作周りのスキルを身につけて、二足のわらじのような形になれば と思います。今本業のペースを落としているので、割り振りは増やしていける状態です。薬剤師の中にもまれに社労士を取ったりダブルライセンスの人もいるのですが、そのハードルは高いなと思いました。かといって薬関係のことばかりやっているのもな・・・と考えた時に、 自分にもうひとつ新しいスキル、新しい能力があると良い ですよね。

これからはカリキュラム内の課題やテックアカデミーワークスでやったことだけでなく、自身の模写サイトのレベルを上げて、「このWebページのレベルなら何日程度で制作できる」ということを感覚を掴めればと思います。それで継続的に安定して収入を得られるようになるのが理想です。

――他に薬剤師の方でIT系のお仕事をされている方はいますか。

ブログやYouTubeで発信している方はいらっしゃいます。あと医療業界にもDXの波が来てはいるので、オンライン服薬指導のソフトを展開するベンチャーの会社に行ったりしている人もいますね。

――今までのご経歴とITを関連させるようなことは考えられますか。

現時点では具体的な構想はまだなく、薬剤師を続けたいと思っています。ただ知り合いのエンジニア職の人がいて最近こういうことを勉強しているという話をした時に、「WordPressで自分のWebサイトを作るとよい」と教えてもらいました。 WordPressの勉強にもなるし、そこで薬関係の情報を発信していくというのもある とおすすめされたので、その道も模索しています。

――これから副業を始めてみようかと考えられている方へアドバイスをお願いします。

いきなり別業界に転職するということを考えるとハードルは高い と思います。ただ 副業やITスキルに関連する勉強を始めるという手段はスモールステップになる と考えていて、ハードルが低いのでおすすめしたいです。 働いていると勉強をする時間がない、など考えてしまうかもしれないですが、それはゲーム感覚で楽しんでやってみると良い と思います。ニュースや新聞で入ってくる情報について興味の幅が広がります。スキルを身につけるとか仕事とか、最初はあまり深く考え過ぎずに楽しんで始めてみてください。

「時間や場所に制限のある人はWeb制作がオススメ」在宅ワークで短時間で高単価を得られるというメリットの具体例

Web制作の仕事をするためにテックアカデミーを受講した卒業生に、Web制作会社のエンジニアからフリーランスのフロントエンドエンジニアになるまでの経緯や、フリーランスとして仕事を得るための方法、報酬の変化、Web制作の仕事が向いている人の特徴についてお話を伺いました。(※)
今回のインタビュー記事は前編後編に分かれていますので合わせてご覧ください。
(※)記事に記載している内容は2022年9月時点の情報です。

1分でわかる記事要約
Web制作会社のエンジニアからフリーランスのフロントエンドエンジニアを目指した理由 :「2年間Web制作会社で実務を経験していれば、社員として働くよりもフリーランスの方が年収が上がりやすい」と友人からアドバイスを受けたため。
現在の働き方 :フリーランスのエンジニアとして、個人でフリーランスエージェント経由で仕事を紹介してもらいつつ、Web制作企業の業務委託を結び大手企業のWeb制作のプロジェクトに参画。
フリーランスとして仕事を得るためのコツ :日々勉強して自身のWeb制作に関するスキルを上げることはもちろん、フリーランスエージェントの営業に自身の強みを売り込む。
垣内さんが考えるWeb制作の仕事が向いている人の特徴について :シングルマザー、地方在住の方

話してくれた人

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垣内 晴賀さん(37歳)

和歌山県出身。趣味はダイビングとスノーボードと野球観戦。20歳でアパレル商社に入社し、ECサイト運営と海外へのアパレル買付を担当。その後、外資系保険会社で約6年、法人/個人営業を経験。入社後3年で法人営業単月全国1位を獲得。アパレル業界でECサイト構築の経験をした後、保険会社の営業に転職。息子が小学校に上がったことをきっかけに再びWeb業界に戻り、現在はフロントエンドエンジニアとして企業の大規模サイト作成を手掛ける。テックアカデミーの「Webデザインコース」と「WordPressコース」を受講。

制作会社での実務経験を経てフリーランスに

――Web制作会社のエンジニア社員から、フリーランスになるまでの経緯について教えてください。

フリーランスの友人から「 Web制作の実務を2年仕事を経験したのであれば、社員として働くよりもフリーランスの方が収入が上がりやすい 」とアドバイスを受け、Webサイト制作の企業のエンジニアを辞め、 フリーランスのフロントエンドエンジニア(※1)になることにしました
現在はフリーランスとしてエージェントからお仕事を受けて、お給料をいただいています。
案件によっては企業へ長期間常駐してオフラインで働くこともあるのですが、 基本的には在宅勤務をしており、企業のWebサイト制作など短期間のプロジェクトのメンバーの1人として稼働することが多い です。 プロジェクト自体は3ヶ月〜半年と幅広く、チームで進行するプロジェクトの時は、他のエージェントさんからもエンジニアが何人か入って一緒に作業を行っています
また、現在のエージェントさんにお世話になる前もいくつか フリーランスエージェント(※2)からお仕事を紹介していただいていました

※1 フロントエンドエンジニア:WebサイトやWebアプリケーションなどでユーザーが画面越しに触れる部分(フロントエンド)の設計や構築、カスタマイズを行うエンジニアのこと。
※2 フリーランスエージェント:フリーランスエンジニア向けの業務委託案件の紹介から企業との商談、条件・単価交渉、契約手続きをサポートするエージェントのこと。自分で営業せずにフリーランスの仕事や報酬を獲得できるITエンジニアやWEBデザイナーにおすすめ。
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自宅でお仕事をする垣内さん

――フリーランスになってから、何件ほどお仕事を受けられましたか。

プロジェクトでいうと1年間で5件ほど になります。大手の銀行のWeb制作のお仕事は企業に常駐する案件で、毎日ではありませんが出社しないといけないという形でした。今は大手保険会社のWeb制作をおこなっており、こちらは完全リモートなので在宅で働いています。 大手の企業からのお仕事は、プロジェクトの規模も大きいためチーム制で行うことが多い ですね。 稼働期間も長期的なものから短期のものがあって、自身で選べることができ融通がきく形 です。

――エージェント経由で頻繁にお仕事の紹介をいただけるのですね。クラウドソーシング系のサイトなどには登録はされていますか。

使っていないですね。クラウドソーシングは単価が比較的安いということもあり、エージェントを利用しています。
エージェントの営業の方と仲良くなったら頻繁にお仕事を紹介してもらえます。私も営業をやっていたので分かるのですが、 「 この人に紹介してあげたい」って思っていただけるように、営業の方に自身の強みなどをアピールしたり仲良くなったりして営業する ようにしています。

過去の営業経験が自身の武器に!仕事獲得のために必要なこととは?

――そこで過去の営業力が生かされているのですね。

そうですね、 フリーランスは技術力だけでなく営業力も大事ですから。本当に営業をやっていてよかったと思いますし、過去の経験が生きている と思います。

エンジニアの方の中にはコミュニケーションが苦手な方もいらっしゃるかと思うのですが、私は人と話したり提案したりすることが得意なタイプなので、ありがたいことに営業の方に気に入っていただいてお仕事も受けることができています。あとは コーディングの経験とCMSの経験があった ことも大きかったと思います。

――フリーランスとして多くのお仕事を得るために大切なことは何でしょうか?

まずは人柄 ですね。 フリーランスの方はほとんど同様のWeb制作のスキルであることが多い ということをエージェントの営業の方から伺いました。 その中でオファーをいただくためにはプラスアルファが必要 だなと。そこで前述の通り、持ち前のコミュニケーション能力を生かしていこうと思いました。

一方で 現場で活用できる最新のスキルも重要なので、勉強を継続することが大切 だと思います。 PHPやJavaScriptの勉強は今でも続けており、書籍なども買って手を動かすようにしています 。ただやっぱり独学は難しいですね。今はたまたま実務で学んだことを実践できているのですが、またテックアカデミーのフロントエンドコース、PHP/Laravelコースなどは受講したいなと思います。

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学習で使っている書籍

――普段、勉強は勤務後にされていますか。

はい、夜にしています。 日中働いて夕方の6時~7時に仕事を終わらせて、そこから子どもの世話などがあって、自分の用事も済ませて一息つくのが夜の10時とか11時 なんです。そこから3時間ぐらいは勉強しています。ややハードではありますが、 この仕事が好きだからこそ続いている のかなと思います。

――土日にまとめてというよりは、平日コツコツと勉強するスタイルなんですね。

私は土日にしっかり遊びたいタイプですね。子どもが通っている野球チームの練習などで一日中出かけていることもあります。ただ夜は土日も勉強をするようにしています。なので何もしない日はないかもしれませんね。

――素晴らしいですね。現在の生活スタイルはどのような感じですか。

フリーランスではあるのですが、現在メインでやっているお仕事はプロジェクトチームに合わせて動いているため、働く時間は決まっています。 最近だと週5日、9時〜6時に自宅で仕事をし、空いている時間に知り合いのサイトをいじったりという形で仕事をしています。

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垣内さんのポートフォリオ

――今後はフリーランス一本でお仕事されるご予定でしょうか?

いえ、実は数ヶ月後にまた 別のWeb制作会社で正社員として働くことを予定している ので他の仕事も入ることになりそうです。正社員になると、フリーランスの時よりも手取りが少なくなると思っていたのですが、そこの会社では新しく子会社を関東に設立するということで、 エンジニアリーダーという役職で採用していただきました !Movable Typeの経験があるエンジニアに入社して欲しかったそうです。年収も今より50万円増えるので、一旦フリーランスを辞めてまた正社員に戻る形になる予定です。
就職先の企業は副業もOKで、フリーランスの時と同様にこれまで通りお仕事を受けることができるため、様子を見ながら柔軟に働けたらと思っています。

――収入の変化はありましたか。

はい。保険会社の頃から制作会社に入社した際には実務未経験ということもあり一旦年収が落ちましたが、フリーランスになってからは保険会社の時より50万円ほど増えました。
今後企業でエンジニアリーダーを経験することで更に高い収入が得られることを期待したいなと思います。

シングルマザー、地方在住の人にはWeb制作の仕事をおすすめしたい

――今後の目標について教えてください。

海外に移住してWeb制作の仕事をしたいですね。 エンジニアはリモートでの勤務がしやすいので、ハワイなど大好きな海があるところに住んで今より自由に働く ことを目標にしています。数ヶ月後に入社する企業では、 エンジニアリーダーとしてマネジメント能力を身につけて、さらにスキルアップしたい と思っています。

――Web制作のお仕事は、どのような方に向いていると思いますか。

例えば、私のように シングルマザーなど時間に制限のある人は、自宅にいながら短時間で高単価を得ることができるのでWeb制作の仕事の方が合っている と思います。最初に技術を身につけるまでは大変ですが、 技術を身につけてしまえば収入を得ることもできますし、子どもとの時間も多く取れます 。人によって合う合わないはあるとは思いますがおすすめしたいです。
また、 地方に住んでい る人にも向いている と思います。私も和歌山から受講していましたし、今はオンラインで勉強したり仕事を受ける環境が当たり前になりつつあるので。

――私どもとしてもそういった働き方があるということを多くの方に知っていただきたいです。

環境を変えるというのは勇気が必要になりますが、思い切ってやってみたら新しい道が開ける と思います。日本だとリスクを嫌う方も多いですが、 ひとつ足を踏み入れたら新しい世界も見えてきますし、収入が増えると見る世界も違ってきます
スクールに通うこと自体、初期投資が必要ではありますが、 自分に投資することで何倍にもなって返ってくるので、躊躇してはいけない と考えています。私は金銭的に頼れる人がいなかったので、勢いもあったのかもしれないですね。自分に甘えないようにして、簡単な道ではなく一回難しい道を選べば、その後の道が開けてくるのではないかと思います。
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子どもに「おかえり」と言いたくて。30代のシングルマザーが未経験から在宅ワークのエンジニアになるまで

Web制作の仕事をするためにテックアカデミーを受講した卒業生に、受講した理由や、勉強方法、Web制作会社のエンジニアになるまでの経緯についてお話を伺いました。(※)
今回のインタビュー記事は前編後編に分かれていますので合わせてご覧ください。

(※)記事に記載している内容は2022年9月時点の情報です。

1分でわかる記事要約

テックアカデミーを受講する以前までの働き方 :アパレル商社でECサイト運営と海外へのアパレル買付を担当(20代前半、約6年)→保険会社の営業職(20代後半、約5〜6年)
受講した理由 :子どもが小学生になり自宅で仕事をしたいと考えたことや、アパレル商社に勤めていた時にECサイト制作を行った経験からWebサイト制作を本業にしたいと考える。和歌山に住んでおり、営業職だったこともあり子どもを預けてスクールに通うことが難しかったため、オンラインで受講できるテックアカデミーを選択。
テックアカデミーで受講したコースWebデザインコースWordPressコース 16週間コース
テックアカデミーでの勉強方法 :営業活動が終わり、夜に自宅へ戻り、家事や子どもを寝かし付けた後に勉強開始。日中の空いた時間も活用して勉強する。
Web制作会社のエンジニアに就職した理由 :自身のWeb制作のスキルを上げて大企業のサイト制作したいという想いから、東京のWeb制作企業にフロントエンドエンジニアとして就職。

話してくれた人

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垣内 晴賀さん(37歳)

和歌山県出身。趣味はダイビングとスノーボードと野球観戦。20歳でアパレル商社に入社し、ECサイト運営と海外へのアパレル買付を担当。その後、外資系保険会社で約6年、法人/個人営業を経験。入社後3年で法人営業単月全国1位を獲得。アパレル業界でECサイト構築の経験をした後、保険会社の営業に転職。息子が小学校に上がったことをきっかけに再びWeb業界に戻り、現在はフロントエンドエンジニアとして企業の大規模サイト作成を手掛ける。テックアカデミーの「Webデザインコース」と「WordPressコース」を受講。

アパレル業界でECサイト構築の経験をした後、保険会社の営業に転職

――これまでのご経歴について教えてください。

20歳の時に、アパレル商社に入社しました。店長として売上を作るため、大手ECサイトのショップページ制作を行った経験があり、HTMLやCSSに触れる機会がありました。
6年ほど働いて、その後20代後半で結婚、離婚を経て外資系の保険会社に入社しました。当時ずっとWeb制作をすること自体は好きだなと思っていたのですが、 子どもがいるので保険会社にいた方が自由に動ける と思っていました。
保険会社で5年半働いた後、自分が30代前半になり、子どもが小学生になったタイミングでWeb制作の仕事に戻りたいなと考えました。今までECサイトの制作しかやったことがなかったので、いきなり就職は難しいだろうなと考え、テックアカデミーを受講しました。
受講期間の終盤では、実務未経験という形で東京にあるWeb制作会社に就職することができ、受講が終わった数ヶ月後に東京に引っ越しました。そこで2年働いた後、30代後半で独立し、現在に至るまで約1年間フリーランスとして活動しています。
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――アパレル商社にいらっしゃった時、ECサイトの構築は独学しながらされていたのですか。

いいえ、当時ECサイトの担当の方がいて、その方に教えていただきながら制作していました。 バナーの作り方などもそこで学びましたね 。当時サーバーの知識はなかったのですが、比較的簡単にECサイトを作れるようになっていました。

店長という役職をいただき売上の管理も任されていたので、 自分の作成したメルマガやECサイトで売上が上がった時は仕事にとてもやりがいを感じましたし、嬉しかった ですね。当時モバイル担当で、最初200万の売上だったのですが、最終的に1000万ぐらいまで伸ばすことができました。

――1000万円!すごいですね。アパレル商社から保険会社の営業職へ転職した理由について具体的に教えてください。

もともと 毎日会社に出社するという働き方が自分には向いていなかった んですね。外資系の保険会社だったのですが、毎日出社しなくてもよかったという点が大きな転職理由になりました。日本の保険会社は毎日出社すると聞いていたのですが、私が入社した保険会社は売上さえ上げていればミーティングが週に2回あるだけなので、その時だけ出社すれば良かったのです。一人で子どもを育てていて実家に頼ることができないという事情もあったので、営業先から直行直帰できる働き方が非常によかったです。子どもに何かあったらすぐに保育園まで迎えに行ったりできますし、営業だと自分で仕事を自由に入れたりできるので調整がしやすかったです。

あとは外貨の勉強や運用の勉強がしたい、生きていく上で金融の知識が欲しいと思っていたのでチャレンジしたかったという理由もあります。投資にも興味があったので、勉強しながらお金が稼げたらいいなという考えでした。

――営業当時の生活スタイルはどのような感じでしたか。

朝子どもと一緒に起きて、家事をやって少し休憩して、昼から車で営業に行く という流れが多かったです。小中高の学校の先生の共済を取り扱っている保険会社だったので、学校の先生の手が空く夕方が一番忙しくなるんですね。なので 夕方まで同僚と情報共有したり、設計書を作成したり、勉強したりして、夕方3時から6時ぐらいまで商談をして、7時には帰宅していました。

――当時はWebサイト制作はされていましたか。

はい。仕事ではないですが 趣味の延長線上でWebサイト制作はしていました 。趣味がダイビングなのですが、知り合いのダイビングショップのサイトを触らせてもらったりしていました。

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趣味のダイビング

Web制作の仕事を本業にするため、営業を続けながらテックアカデミーを受講

――営業として働いている際に、テックアカデミーを受講されていらっしゃいますが、Web制作を仕事にしたいと考えた理由を教えてください。

家で仕事をして、子どもに「おかえり」と言ってあげたいという気持ちが一番大きかった です。営業の仕事自体も好きでしたし自分に向いているなと思っていました。ただ当時子どもが小学校1年生になったタイミングで、夕方 子どもが学校から帰ってきた時に家を不在にしてしまう ことが多くなってしまうなと思い、働き方について考えるようになりました。

そこで、 家でできる仕事となると、パソコンを使うエンジニアなどのクリエイティブ系の仕事になる なと。私自身、パソコンが好きなので苦手意識はありませんでした。すぐWebサイト制作の仕事を本業にしたいと思ったのですが、 ECサイト制作以外の実務自体が未経験だったので、まずは就職に向けてテックアカデミーを受講することにしました

――スクールの中でテックアカデミーを選ばれた理由について教えてください。

当時和歌山に住んでいて、オフラインのスクールに通うとしても大阪になるなと。 子どもを預けるところがないという事情があって、自宅でオンライン受講できるテックアカデミーでの勉強法が一番合っていると考え受講を決めました 。本当はもっと短い期間で受講しようと考えていたのですが、 日中に営業活動しながらだったので長期間(16週間)のコースにしました

――テックアカデミーのWebデザインコースWordPressコースを選択された理由について教えてください。

フリーランスで活躍しているエンジニアの知人に相談したところ、 Webサイト制作を仕事にするならWordPressは絶対にやっておいた方がいい とアドバイスをいただきました。元々はWebデザインコースだけを受講しようと考えていたのですが、その助言があってWordPressコースも受講しようということになりました。

――営業からエンジニアへのキャリアチェンジについて不安はありましたか。

特になかったです。やりたいことをやって生きようというタイプでしたし、ECサイトの制作も経験していて、全く何もしていないという状態ではなかったので。
また自身の性格上、 ひとつのことを突き詰めていくところがありましたし、好きなことなら一日集中しても苦にならないタイプなのでエンジニアに向いている のかなと。今でも10時間以上パソコンと向き合うことも多いです。

――フリーランスのエンジニアになることについては意識していましたか。

その時は考えていなかったですね。 まずは就職してWeb制作会社でエンジニアとして経験を積もう と思っていました。

「東京に行く」という大きな目標を持つことでモチベーションを維持

――テックアカデミーの受講の感想を聞かせてください。

16週間、仕事をしながら夜に勉強というスタイルでやっていたのですが、課題の提出の時には睡眠時間が短くなり正直大変でした。でも 学んだことが直接今の仕事に繋がっている ので、受講して本当に良かったと思っています。

――仕事も続けて、お子さんもいる中で学習を続けられたモチベーションは何でしたか。

東京に行こうという目標があった ので「やる」「やらない」の選択肢ではなく、 「やるしかない」という状況 でしたね。やるなら、とことんやろうと思った、それだけです。
大阪は商いの町なのでECショップを扱うところが多いのですが、自身のWeb制作のスキルを上げて 大きな企業でサイト制作するとなったら東京の方が仕事が多い と聞いて、それなら東京に行こうと考えていました。

あとは「昼に仕事をして子どもの面倒を見ながら、課題を仕上げるというのは本当に凄い。自信を持って。」と、 メンターに褒めていただいたことが学習の励みになりました 。それがあって学習のモチベーションが続き、 中途半端な形で終わらないようにしよう という気持ちが強くなりました。

――就職が決まったのは、テックアカデミーの受講中でしたか。

はい、ちょうど受講が終わる7月ぐらいのタイミングだったと思います。受講が終わって、3ヶ月後の10月には東京に引っ越していました。
実務未経験だったのですが和歌山から東京まで子どもを連れて出てくるというところで、「すごいやる気がある方ですね」と企業の採用担当者から仰っていただいて。何人も面接を受けにきていたとのことなのですが、「せっかく和歌山から来てくれるんだったら」となり採用していただいた形です。社長の話では辞める人が多いので見極めるのが大変ということだったのですが、 私の場合は子どももいるし、そんな簡単に仕事を辞めないということを面接でも伝えていて、その熱意が伝わったのか採用していただくことができました

――テックアカデミーのメンターからのアドバイスで役に立ったものはありますか。

メンターに東京に行きたいということを伝えていたので、メンタリングで 企業の探し方、面接のやり方などについてアドバイスをいただいていました 。それがきっかけで受かったというところもあると思います。
メンターはフリーランスで家で仕事をされている方で、自身の理想としている働き方をしており、かっこいいなと思いました 。お話するうちに、 自分もいずれはフリーランスとして働きたい と思うようになりました。

――就職された先の東京のWeb制作会社での業務内容について教えてください。

Movable Type(※1)を使ったサイト制作で、大手IT企業のWebサイトを手がけていました。フロントエンドエンジニア(※2)として、コーディングやMovable Typeなどを勉強しながらの業務となりました。

※1 シックス・アパートが開発・提供する、ブログで用いられることの多いコンテンツ管理システム 製品。
※2 フロントエンドエンジニア:WebサイトやWebアプリケーションなどでユーザーが画面越しに触れる部分(フロントエンド)の設計や構築、カスタマイズを行うエンジニアのこと。

――理想の働き方であった、ご自宅で働くことはできましたか。

はい。 入社最初、慣れるまでは出社 していましたが、その後は 約2年間ずっと在宅でリモート勤務 でした。新型コロナウイルスが流行する前から社長がリモートでの業務を行う方だったので、在宅で働くという風潮は社内で浸透していました。 在宅だと子どもの様子を見ることができるので、改めて在宅で働くことができて良かった なと思いました。
従業員数も少ないので、一人あたりの仕事がとても多かったです。ただその分、実務レベルでのWeb制作スキルは身につきました。
リモート勤務なので和歌山に戻ろうかなとも思ったのですが、子どもの方が東京にとてもマッチしてしまって。学校に行っていても楽しくて、絶対に転校は嫌だということで引越しはしていません。

後編では、フリーランスになった経緯や、働き方、案件の獲得方法などについてお話を伺います。

テックアカデミーワークスで副業を始めて、半年で副業30万円を稼ぐまでの流れを受講生が語る!

福祉関係の仕事を続けながらプログラミングの副業を始めるためにテックアカデミーを受講した卒業生に、テックアカデミーワークスを活用したプログラミング副業の仕事内容、収入の変化などについてお話を伺いました。(※)
今回のインタビュー記事は前編後編に分かれていますので合わせてご覧ください。

(※)記事に記載している内容は2022年6月時点の情報です。

1分でわかる記事要約

・「はじめての副業コース」受講から約1ヶ月半でテックアカデミーワークス経由でプログラミングの副業に初挑戦。
・メンターのサポートを受けながら不動産のWeb広告のバナー制作や歯医者のWebサイト制作などの仕事に取り組む。
・副業の収入も右肩上がりで増加。多い月は10万超、半年で30万円以上を稼ぐ。

話してくれた人

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H・Nさん(25歳)

都内の介護福祉のスタッフとして約5年勤務中。収入を増やしたいという想いからFXやプログラミング副業、アフィリエイトなどの副業に興味を持つ。独学を経てテックアカデミーの「はじめての副業コース」を受講し、学習開始から約2ヶ月後、プログラミング副業に挑戦。テックアカデミーワークスを開始してから4ヶ月目で月10万円の報酬を獲得できるようになる。

受講から約1ヶ月半でプログラミングの副業に初挑戦。副業だけで10万円超える月も。

ーーテックアカデミーワークスを始めてよかったことはありますか?

他の学習サービスにはない現役のプロによる実務面でのサポートがあることです。初心者でも安心して取り組むことができる点がありがたかったですね。
いきなりクラウドソーシングサービスなどで副業をしようとすると、自身のポートフォリオがない人はまずそれを作ることに時間がかかってしまいますし、ポートフォリオがないと仕事を獲得することも苦戦しそうです。あと作業料金に対する単価はテックアカデミーワークスの方が高価な印象です。
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ーーテックアカデミーを受講してからどれくらいでテックアカデミーワークスのお仕事に取り組まれましたか?

約2ヶ月後ですね。8週間の受講期間だったのですが、早めにカリキュラムを終わらせて実力判定テストに合格していたので受講開始から2ヶ月後(※)にはテックアカデミーワークスに登録することができました。(※受講後の実力判定テスト合格後から1ヶ月以内にテックアカデミーワークスを通じて副業ができるようになります。)

ーーどのようなお仕事内容だったのでしょうか?

初めての仕事は仮想ページの制作をすることでした。仮想ページの制作で一定レベルがあると判断いただいた上で、テックアカデミーワークスから新たに仕事を紹介してもらいました。その後に受けたお仕事としては、不動産のWeb広告のバナー制作や歯医者のWebサイト制作などです。
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ーーどのようにお仕事に取り組まれましたか?

テックアカデミーワークスの専門チャット上で自分のスキルでも対応できそうな仕事にエントリーした後、期日に間に合うように仕事に取り組みました。
納期にもよりますが私は約1週間で1つの仕事を終わらせることが多いです。
今は慣れてきましたが、はじめは納品が期日ギリギリになってしまったり、メンターから複数の修正が入ったりすることが多く、慣れないことばかりで大変だと感じることも多かったです。仕事に取り組む際は、進め方でわからないことや、細かい指示などで確認が必要な箇所はメンターに質問しながら進めるようにしています。わからない時にすぐに聞くことができる環境なのは初心者にとってありがたいですね。

ーーテックアカデミーワークスを始めて数ヶ月経ちますが何か学びはありましたか?

初めて仕事に取り組んだ時に、指示で曖昧な部分を自分で勝手に解釈してしまったり、細かい部分の指示を読み飛ばしていたりと、指示書の確認が甘かったことを反省したことがあります。具体的にはコーディングのフォントや種類や大きさなど細かい部分なのですが、依頼する企業側からすれば指示通りに対応されていないと困ってしまいます。改めて、仕事なんだなと再認識する良い機会になりました。

わからないことは基本的に自分で調べるスタンスは変えていないのですが、テックアカデミーの受講の時以上に、わからなかったこと・確認すべきことは必ず聞くようにしています。

あとはどれくらいの仕事を並行して受けられるのか、自分のキャパシティがわかっていなかったのですが、実際に手を動かすようになってから自分がどれくらいの仕事をどれくらいの時間をかけてできるのかがわかるようになりました。限界までやれるところまでやってみようと思ったこともあるのですが、ある程度余裕を持って取り組んだ方が良いことを学びました。

ーー月収の変化はいかがですか?

元々、プログラミング副業を始める前までの目標は月5万円だったのですが、思ったより収入が入りました。
現在、プログラミング副業に関してはテックアカデミーワークスのみで仕事を受けていますが、最近では10万円を超える月もあり、半年で30万を超えました。

直近のテックアカデミーワークスの収入は以下の通りです。
複数の仕事を受けるようになってから収入がどんどん上がりました。
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ーー短期間でかなり増えましたね!

継続するうちにできるようになる、難しいと思っても諦めないで。

ーー現時点での目標について教えてください。

目標は副業として安定的に稼げるようになることです。そのためには今の自分の知識以上のものを身につける必要があると思っています。具体的にはバックエンド、デザイン、PHPなどの知識も身につけたいです。

あとは先ほども自身のキャパシティの話とも関連しますが、副業に割ける時間は有限なのでしっかり時間管理ができるようになりたいです。

ーー今後​​クラウドソーシングサービスなどでも副業をされることは検討されていますか?

はい、安定的に収入を得るためにも、自身の経験という意味でもいずれは経験したいと考えています。現時点ではまだテックアカデミーワークス一本ですが、本業に余裕がある時などに挑戦してみようと思っています。

ーー転職についてはどのようにお考えですか?

今すぐに転職したいとは思っていないです。今は知識を溜めて副業で実務経験を積む時期だと思っていて、もし転職するとすれば来年以降かなと。もし転職するのであれば、バックエンドエンジニアとしての転職を目指したいです。副業はWebサイトのデザインなど表に見える部分の実装などフロントエンドの仕事が多い印象があり、裏の仕組みの実装を行うバックエンドの仕事は少ないように思います。本業は副業でできなさそうなことをしてみたいという想いが強いです。またフロントエンドだけでなくバックエンドの知識など複数のスキルを持ち合わせた方が転職の時に有利かなと。

ーー最後に、プログラミングの副業にまだ一歩を踏み出せていない人へメッセージをお願いします。

学習を続けられる人、長期的に稼げるようなスキルを身につけたい人、仕事に対して一定の緊張感を持てる人はプログラミングの副業に向いていると思います。

プログラミングの学習自体、難しいと諦めてしまう方も多いと思うのですが、何かできるようになるまで続けて欲しいと思います。新しいことを始めたり、何かをできるようになるためには時間がかかります。それを理解した上で学習を続ければ、小さい成功体験が増えていき自信に繋がります。

様々な意見がありますが、私は短期間で確実にプログラミングの副業を始めるのであれば、プログラミングスクールで学ぶ方が効率がよいと思います。テックアカデミーワークス実力判定テスト合格後1ヶ月以内の案件獲得保証などがありますが、副業に関しては受講中だけでなく受講後のサポートは重要なのでその点でスクールを比較すると良いと思います。プログラミングは複数の言語があり、初めはできることが限られてしまいますが、スキルを身につければ身につけた分だけ多くの仕事にも挑戦できるので長期的に稼げると思います。

また仕事を受ける時にも慣れないうちは問題が出てくることもあると思います。人と人とのコミュニケーションも発生しますし、納品するという責任があるので「ただ作って終わり」ではなく緊張感を持って仕事ができる方にはぜひプログラミングの副業に挑戦していただきたいと思います。

ーーありがとうございました!