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TechAcademyオンラインブートキャンプの公式ブログ

自治体職員から転職!未経験エンジニアの採用メソッドを聞いてみた

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アドテクエンジニアとして、オンラインブートキャンプの受講生を採用された株式会社EVERRISEの大倉 朋子さんと、受講生である伊藤 大智さんにお話を伺いました。未経験エンジニアを採用するメソッドをお聞きしています。

プロフィール:大倉朋子
株式会社EVERRISEには中途採用で入社し、営業・総務・人事・採用など多数の業務を経験。

プロフィール:伊藤大智
WebアプリケーションコースWordPressコースを受講し、自治体職員から株式会社EVERRISEにエンジニアとして転職。

心からプログラミングが好きな人と働きたい

――簡単にお二方の自己紹介をお願いします。
 
大倉:大倉朋子と申します。株式会社EVERRISEには中途採用で入社し、今年で6年目となります。これまで営業・総務・人事・採用辺りを担当してきました。
  
伊藤:伊藤大智と申します。今年社会人2年目で、学校を卒業して1年は地元の自治体の方に非常勤で勤務していました。そこからエンジニアになりたいという気持ちが固まったので、今年の4月からEVERRISEで働かせていただく形になりました。
 
――大倉さんと伊藤さんが一緒に働かれるまでのお話をお聞かせください。
 
大倉:伊藤さんとの最初の出会いは、Wantedlyを通じてでした。
伊藤さんのプロフィールを拝見した時に、市役所勤めをしているけれど技術もやりたい、という内容が書かれていて、働きながらも自己投資して勉強している人がいるんだと驚いたんです。当社は技術が好きだったり、自ら勉強していける人をターゲットにしていたので、会えませんかという形で私の方からメッセージをお送りしたところがスタートでした。
実際に来てもらって話してみると、「この転職に賭けている」という、エンジニアに対するただならぬ思いを感じました。絶対技術を自分のものにして、ビジネスができるようになりたいという思いを強く感じると同時に、TechAcademy以外にも勉強会に足を運んでいたり、言っていることと行動が凄く伴っている方だなというところが、最初お話しした時の印象でした。

伊藤 :TechAcademyを受講してみてWebサービスがどういう仕組みで動いてるのか知ることができたんですが、スキルとしてはまだまだだと感じたんですね。これはエンジニアになって続けるしかないっていう気持ちが受講中に固まっていたので、とにかくやりたいですという思いをお伝えさせていただきました。

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画像:伊藤さんがWordPressコースの受講中に作ったスケートボードの情報サイト

――最初にお会いした時のお互いの印象などを教えてください。
 
伊藤:大倉さんは凄くガッツのある方だな、というのが第一印象でした。会社の全体のことをしっかりと把握していて、どんなエンジニアの方がいるかなど、詳しく教えてくださいました。自分と同じ境遇であったり、近しい考えをお持ちのすでに働いているエンジニアの方ともお話させていだいたのですが、会う人皆さん人柄が凄くいいなと感じたのも、とても印象に残っていますね。

大倉:私、いつもお会いした方の感想を社長に述べるのですけれど、伊藤さんについては、「EVERRISEの社員たちを全員並べても、今一番勉強している人が彼です」というような言い方をしました。そもそも、結構うちの会社って勉強している人が多いんですが、その中でも伊藤さんの勉強意欲はズバ抜けていると感じましたね。こういう言い方したらあれなんですけれども、未経験中途なので即戦力ではないんですが、色んな人を追い抜いて即戦力になるスピードが早いんじゃないかというのを凄く感じました。
 
――エンジニアの採用を決めていく中で、採用・不採用を分けるポイントはどこにありますか?
 
大倉:まず、自ら情報収集して学べるかっていうところが大きいですね。あとは本当にプログラミングが好きか、技術が好きか、というところですかね。中身を知っていないと満足できないような人たちを集めたいので、コードを書くのが好きか、といったところも見ていたりします。

モチベーションは「人の役に立ちたい」という思い

――実際今、伊藤さんはどのような業務を担当しているのですか。
 
伊藤:今は広告の配信サーバーのプロジェクトの保守をメインでやっています。最近、iPhone用の音楽アプリの開発にも関わり始めたところですね。

――使われる言語としてはどのようなものがありますか。
 
伊藤:配信サーバーはJavaをメインにやっていて、最近やっている音楽アプリの方は、Objective-Cを使っています。

――実際業務をする中で、JavaもObjective-C自体も触れるのは初めてでしたか。
 
伊藤:はい、どちらも全く触ったことのない言語でした。 PHPやRubyと違って、Javaは型の意識が結構固いので、その概念が入ってこないというのが一番苦労した部分ですね。

――今はもう使いこなしているのですか?
 
伊藤:まだまだですけれど、ようやく少しずつ、全体像が見えてきたところですね。調べながら少しずつ作れるようになってきました。
 
――伊藤さんのプログラミングに対するモチベーションは、どこから湧いてくるのでしょうか。
 
伊藤:自分は、本当に役に立ちたいっていう気持ちが一番ですね。まだまだ自分で役に立てていますと言えるほどではないのですが、たとえどんなステージに移ったとしても、モチベーションの根幹になっていくと思います。

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――実際に伊藤さんがエンジニアとして働かれてみて、何か感じることはありますか。
 
伊藤:入る前から大変だろうな、とは思っていたのですが、期待通り…いや、期待以上の大変さでした。
早い段階から実際の業務の方に携わらせていただいているのもあるのですが、本当に分からない、やったことのない作業でも自分で情報収集して解決していかなければならない仕事なので、そういうところには一番大変さを感じてはいますね。

気軽に質問ができて即レスが来る社内環境

――社内の方々の雰囲気はどのような感じですか?
 
伊藤:基本的に明るくて、気にかけてくれる方が多いです。同じチームじゃないエンジニアの先輩とかも、ちょっと悩んでそうだなという人を見かけたら声をかけてくださったりするので、いつも調子を気にかけてくださっているんだな、と感じますね。 

――社内のエンジニアの方々は、プライベートでもプログラミングする方が多いのですか。
 
大倉:多いですね。うちは広告周りの業務が多いので、プライベートではSwiftを使って家で気軽に動かしてますという方もいれば、新しい技術がでると、何人かで集まって何か作ってみたなんて話もよく耳にします。
 
伊藤:最近は休日とかに社内の有志の方が勉強会を開いてくださいます。純粋に学びたい人が集まって先輩方が教えてくれる環境があるので、自分も本当にありがたく思っていますね。
 
――勉強会の内容を教えてください。
 
大倉:昨日は、スクレイピング講座でしたね。結構実践型なんですよ。
 
伊藤:勉強会の名前自体が「なめんなよ会」っていうんです。笑
「エンジニアだったら分かっているでしょ、だけどちゃんと分かってる?」ということを、手を動かしながら説明してくださるので、凄く勉強になりますね。

大倉:それとは別に、月に一回は就業時間を使って全エンジニアが勉強する機会もあります。今まではCTOが講座をやっていたのですが、今年からはヤングチームやインフラチーム、フロントチームといった興味のあるチームに参加して、その中で勉強をしていますね。

――採用されたあとの育成に関する取り組みはどのようなことをやられているのですか。
 
大倉:特別、未経験や中途採用にというわけではないんですが、CTOが3ヶ月に1回ほど技術面談という形で、今どこが詰まってるのか、次何を勉強したらいいのかなどを提示する機会を作っています。
また、社内で使用しているチャットワークのルーム機能を使って、技術質問板や、今さら聞けないことを匿名で聞ける部屋などを設けています。1年目の人がコードを貼り付けて、「分からない」みたいなことを書くと、もの凄く早いレスが来るんです。どんな人でも気軽に質問ができて、その質問に対して多くの人が回答していくような環境は整っているのではないでしょうか。

――もともとそういう環境は社内にあったんですか?
 
大倉:いや、なかったですね。正直、6年前に私が入社した頃は社内の殆どが中途入社の社員で、良くも悪くもギークな社員が多かったからか、今と雰囲気は全然違っていました。少なくとも気軽に教えてもらえる雰囲気は皆無でしたね…。
本当にこの1~2年ぐらいで抜本的に環境改善していきました。そういった背景もあってようやく未経験中途採用ができるようになったので、伊藤さんの採用につながったところがあります。

作ったものを発信することが大切

――伊藤さんにこれから期待するところは、どんなところですか。
 
大倉:伊藤さんは勉強すること以外にも、会社の中の色んなコミュニティ…例えばバーベキューといったイベントに積極的に手を挙げてくれます。技術を頑張る以外にも、会社を盛り上げる立ち位置に立ってくれているので、その両方から会社を引っ張っていってくれるんだろうなと期待しています。

――これから未経験からエンジニアとして就職・転職される方向けに、人事目線とエンジニア目線で、アドバイスをいただけますか。
 
大倉:未経験の方で勉強されている方はたくさんいらっしゃると思うんですが、その先で大切なのは、それをどう情報発信していくかだと思います。最初は勿論クオリティは低いものかもしれませんが、成果物を人に見せるだとか、技術ブログを書くなどして、積極的に外部に発信していくことが重要なのではないでしょうか。
やっぱり「やってます、やってます」と口だけではなく行動する、情報を発信することで、色んな会社の人の目にとまるのではないかな、と思いますね。
 
伊藤:とにかく下手でもいいから作る、作ったものを見せることを繰り返していくことが大事だと思います。どうせそんな最初からできるわけない、と思いつつも、エンジニアになりたいという強い意思があれば、いつかは必ず上手くなると自分は信じています。変にできなくちゃいけない、と気負わないで、とにかく自分はまだまだなんだからどんどん教えを請うていこうという気持ちを持って、どんどん作ったものを見せるというのが一番近道なのかな、と思います。

(インタビュアー:小嶋大貴)

グラフィックデザイン事務所の代表がWebディレクションコースを受講した理由とは

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オンラインブートキャンプのWebディレクションコースを受講された久保田 泰寿さんにお話を伺いました。グラフィックデザイン事務所の代表を務めている久保田さんに、今回Webディレクションコースを受講した理由や、今後のお仕事の展望についてお聞きしました。

プロフィール:久保田 泰寿
1965年生まれ。静岡県在住。有限会社ネイティブグラフィック 代表取締役、Original DENIM Brand Fujiyama Wash 代表。日々様々な案件をこなしているが、もう一度自分のWebディレクションスタイルを見直したいと考え、Webディレクションコースを受講した。TechAcademy Contest 2016 Fallではマネジメント部門において最優秀賞を受賞。

自分のWebディレクションスタイルを見直したい

――簡単に自己紹介をお願いします。

久保田 泰寿と申します。
静岡県静岡市にあるグラフィックデザイン事務所「有限会社ネイティブグラフィック」の代表を務めています。
元々は紙媒体のデザインがメインでしたが、3年ほど前からWebサイト制作の仕事が増えてきて、今ではもう紙媒体とWebの割合が半々ぐらいになってきていますね。

――独立される前はどのようなお仕事をしていましたか?

最初は広告代理店に勤務していました。
広告代理店で勤めていた頃は、新聞広告やチラシ、雑誌などの紙媒体のデザインをしていましたね。
その後、色々なデザインの仕事ができるデザイン事務所からお声がかかり、そこに転職したんです。
そして、その事務所で4年ほど仕事した後、独立して今の会社を立ち上げました。

――どうしてWebディレクションについて勉強しようと思ったんですか?

もともとWebに興味があったので、自分で色々勉強しながら、Webデザインの受注も対応していました。
ただ最近では、そもそもWebサイトの構築から依頼されることも増えてきたので、もう一度自分のWebディレクションスタイルを見直したいと思ったんです。

――TechAcademyの受講を決めた理由を教えてください。

一番は、地方に住んでいても学習が可能であるということですね。
地方だと講習会なら少しはあったりするんですけど、スクールスタイルとなると東京まで通わないといけないんですよ。
さすがに業務があるため、その間に1週間休んで取り組むという余裕がありません。
でもTechAcademyは、通常業務が終了してからでも受講でき、Webでしっかりサポートしてくれると聞いたので、受講を決めました。

メンターから実務的な内容の話を伺えた

――実際に受講してみた感想を教えていただけますか?

最初の方の内容は、今まで自分達がやってきたことのおさらいだったので、そんなにハードではなかったです。
ただ、さすがに後半になると、自分の知りたかった世界がどんどん増えてきたので、そのことに関して自分で調べたりして、時間を要しました。
ちょっと1ヶ月はきつかったかなとも思いましたが、達成感はありましたね。
知りたかったことが受講内容に入っていたので、とても勉強になってよかったです。

――メンターに支えられた部分もありましたか?

そうですね。
自分が作っている課題の中の企画書を見てもらって、「ここをこのように直して出したらいいんじゃないですか」みたいな話をしてもらったりしました。
また、普通の課題はもちろん、課題と関係ない質問でも、しっかりフォローして頂けたので、非常にモチベーションになりました。
カリキュラム以外の部分では、SEO関係の質問をさせていただきました。
ネットで調べてもあまり出てこないような情報など、実務的なお話が伺えてよかったです。

今の仕事に活かせることが学べた

――カリキュラムの中で、一番役に立ったのはどの部分ですか?

既存のサイトからリニューアルをかける課題の中での、問題点の洗い出しの方法です。
企画書内にも混ぜていくし、シートにもしっかりと出していくというところですね。
今までクライアントには口頭でさらっと伝えていて、書面でしっかりと残すというのをやっていなかったので。
全部書いていって洗い出すということは、お客さんにはかなり説得力があるなと勉強になりました。
あとは、しっかりとスケジュール工程を出してお客さんに見てもらうなど、今の仕事に活かせることが学べたと思います。

――受講中に大変だった、難しかったところはどこでしたか?

1ヶ月でやりきるためのスケジュール管理が難しかったです。
最初は前もってやっていたんですが、もっと良い評価をもらいたいと思って練り直したりしているとずれていっちゃって、最後は一気にやることになりました。
仕事とのバランスの点では、もともと夜遅くまで作業できるタイプなので、平日の夜に仕事が終わってから3時間ぐらいやっていました。
休日は、今日進めておかないと間に合わないと思ったときぐらいでしたね。
それぐらいのペースで課題提出などは間に合っていました。

Webのみで様々なターゲットにアプローチする難しさを実感した

――カリキュラムの一番最後の課題が大変だったと思いますが、期間はどれぐらいかかりましたか?

休日も含め、約1週間でやりました。
メンターさんとも話しましたが、実際の業務でも短納期のお仕事というのはどうしても発生するので、そういう場合でも手を抜かずにしっかりとやるということの勉強になりました。
時間がないからと言い訳をするのも好きではないので、時間がない中でもできる形でやりきろうとなって、逆にいい課題でしたね。

――最終課題で作ったサイトのアイデアなどはどのように出されていましたか?

子どもに安心・安全な商品という課題だったのですが、もともと子ども関係のデザインは前にしたことがあって慣れていたので、デザイン的には難しくなかったです。
ただ目標とするターゲット層にどうやって落としていくのか、Webでしかできないことをどうやって考えていくかというところが難しかったですね。
あと、Webを使わないユーザーにどのようにリーチしていくのかなども考えながらやっていきました。

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久保田さんが作成された提案書から。ページデザイン案について説明されている。

――最終課題の中で一番大変だった部分はどこでしたか?

企画書を全部まとめるのが大変でした。
今まで私たちが作っていた企画書は、自分で持っていってお客様に説明をしながら出すという補助的なものだったのですが、課題の中で作ったのは、クライアント側に置いていっても分かるような企画書でということでした。
なので、企画書のページ数がとても多くなり、時間がかかりました。

――最終課題を作っていて面白かった点や工夫した点はどこですか?

ターゲットを3つに分けて、それに対してどのような切り口でアプローチしていくかというところが面白かったです。
ひとつではなく色々なターゲットで考えてWebサイトを構成するというのは、今までもやってはいたのですが、もう一回おさらいとして勉強になりました。

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グラフィックもWebも両方できるデザイン事務所へ

――受講された後、実際の業務で変わったことはありますか?

スケジュール管理や、リニューアルの案件での問題点の洗い直しという部分ですね。
自分だけではなくスタッフの工程を計算しながら無理のない計画にしておけば、クライアントにも説明できますしね。
今までは、そういう見せ方ではなく、納期からスケジューリングをしていただけだったのですが、現在はクライアントにも分かりやすい工程表になって、Webサイトの見直しもしやすくなっています。

――今後、他に勉強してみたい分野などはありますか?

SEO対策ですね。
一応タグなどをしっかり作っているので、他社と評価的にはそんなに差があることはないですけれども、きちんと作っていますよという裏付けができればと思っています。
そのためには、自分で知識をしっかり持っておく必要があるので、そこを受講してみたいなと思いました。
ホームページを作るだけではなく、「どうやって人を集めていくか」という次の段階ですね。

――今後の業務での展望などがございましたら教えてください。

グラフィックを中心にしながら、Webもできるデザイン事務所にしたいと思っています。
グラフィックデザイナーの方で、Webに対しての表現というところを徹底的にやりこんでいる方は、現在あまりいませんね。
なので、弊社は「Webもしっかりとできるグラフィックデザイン事務所ですよ」というところをアピールしていった方が、差別化になるかなと思います。
社員にも、紙媒体だけでなくWebもしっかり論理立ててデザインできるようになろう、と話しています。

――これからTechAcademyの受講を考えている方々に向けてメッセージをお願いします。

地方在住でも東京などで活躍されている講師の方に指導していただきながら受講ができることが、一番の魅力だと思います。
空いた時間や決めた時間内で学習できるので、地方だからというデメリットを感じないで色んなことが学べるはずです。

(インタビュアー:大橋 愛未)

株式会社ベーシックが新卒エンジニアの研修にWebアプリケーションコースを導入した理由とは

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新卒エンジニアの研修としてプログラミングスキル研修を導入された株式会社ベーシックのCTO桜庭洋之さん、研修を受講された(写真右から)浅本侑樹さん、唐澤貴大さん、白木宏朋さん、寺田佳輔さんにお話をお伺いしました。研修にWebアプリケーションコースを導入した経緯や、受講してみての感想、今後のお仕事の展望についてお聞きしています。

株式会社ベーシック
Webマーケティング事業やEC事業を展開している。今回、新卒のエンジニア向けにプログラミングスキル研修を導入した。

Webサービスに関する知識を一通り理解するために

――TechAcademyを研修で導入した経緯を教えてください。

桜庭:初めて新卒のエンジニアが入社したのは、2014年でした。
そのときは、社内で作ったカリキュラムを、社内のエンジニアがそれぞれ得意分野としているところを講義するという体制で、2ヶ月間プログラミング研修を行ったんです。

でも、研修の準備が大変だったり、講義を担当するエンジニアの力量に左右されたりと、課題が残りましたね。
それで2015年は、社内エンジニアによる講義だけでなく、TechAcademyのオンラインブートキャンプも導入してみることにしました。
実施してみると、TechAcademyの講座がかなり好評だったので、2016年からはTechAcademyをメインとした研修を行うことにしたんです。

――Webアプリケーションコースを選んだ理由を教えていただけますか?

桜庭:弊社はWeb関連の事業を展開しているので、Webサービスに関する知識は一通り理解しておいてもらわないと仕事がスムーズに進まないと思い、Webアプリケーションコースを受講しました。
Webサービス開発の基礎を1ヶ月間で学ぶことができて、とても良かったと思っています。

――皆さんはどのようなプログラミング言語を勉強したことがあったんですか?

唐澤:大学でCやJavaを、独学ではPythonを勉強していました。
Rubyの勉強は今回が初めてでしたね。

――今回Rubyを勉強してみて、どういう印象を受けましたか?

唐澤:括弧が必要ないところとか、他のプログラミング言語とは少し異なるところがあり、最初は戸惑ったんです。
でも、学習していくうちに、括弧が省略できるのは楽だなと感じるようになり、どんどん学習が楽しくなりましたね。

――今回制作されたオリジナルサービスについて教えてください。

寺田:イラストの画風で絵師さんを検索できるMoe Creatorsというサービスを開発しました。
テストデータとして、「絵師100人展」というイベントに出ていた100名の有名な絵師さんを登録しており、検索できるようになっています。

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「面倒くさい」を解決したい

――皆さんがプログラミングに興味を持ち始めた時期・きっかけを教えてください。

寺田:「面倒くさい」を解決したい、プログラミングできない人でも自分が作ったプログラムで快適になってほしいという思いがあり、プログラミングに熱中するようになりました。
高校1年生の授業でCOBOLを習ったときは、プログラミングが大嫌いになりましたね。
でも、高校2、3年のときには、「プログラミングはちゃんと使い道がある」っていうのが理解できるようになって、開発が楽しくなりました。

浅本:小学生のとき、たまたまテレビでアフィリエイトに関して特集していた番組を見たんですよ。
それで、お小遣いが欲しいなと思って、HTMLとCSSの勉強を始めました。
最初はブログのフリースペースをカスタマイズして商品を掲載しているだけだったんですが、徐々にサイトを自分で作るようになっていきましたね。

――プログラミングの勉強で挫折したことはありましたか?

唐澤:ありますよ。
動画のダウンローダーを作っていたとき、なかなか思い通りに動かない日が何日か続いて、一回投げ出してしまいましたね。
独学だったので、周りに教えてくれる人もいませんでした。
でも、半年くらい空いてから久しぶりにやってみたら、なぜか思い通りにできて、そこからまた再開しました。

白木:本で独学していたとき、最初の基礎は意外とスムーズに理解できたんですが、応用になって知らないことがどんどん出てきたときは、挫折しそうになりました。
そういうときは、基礎の本を読み返したりして、少しずつ解決できるようにしていきました。

体系的に学ぶことができた

――今回、通常のオンラインブートキャンプのビデオチャットメンタリングとは異なり、講師の方に来てもらって直接話せるというスタイルで受講して頂きました。その感想を教えてください。

寺田:Ruby on Railsのビューとコントローラとモデルの関係など、理解しづらい概念について、1対1で3時間くらいかけて丁寧に説明していただけて、とても助かりました。

――いつでも質問できるチャットの制度はどうでしたか?

白木:常に誰か待機していてくれるというのがとても心強かったです。
それだけでなく、今の状況をチャットでもしっかり伝えられるように、Gyazoを使ってスクショを撮って送るというシステムなども、便利だと思いました。

――受講してみて、何か変化はありましたか?

唐澤:今まで自己流でやっていたのですが、今回講師の方に教えて頂いたことで、体系だったものを学ぶことができたのでよかったです。

寺田:研修前と研修後の技術の差は、かなりあると思います。
1ヶ月集中して取り組んだので、今までの学習とは成長角度が断然違いますね。
また、Railsに対して苦手意識があったんですが、今回勉強したことでRails便利だなと感じるようになったので、その点でもよかったです。

――貴社では、TechAcademyの研修後に、さらに1ヶ月独自の研修をされているとお聞きしました。その研修はどういう目的で行っているんですか?

桜庭:弊社は、事業創造に力を入れているので、エンジニアもただエンジニアリングだけをするのではなく、自らサービスを考えることにも挑戦してもらいたいと思っています。
営業や企画などのメンバーと一緒に進めていくということや、最初から最後まで自分たちだけで取り組むということなど、サービス作りのプロセスを経験してほしいと思って、実施しました。

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お客様にどんな価値を提供できるか

――今後の目標を教えてください。

唐澤:今やっている開発がどのように役に立って、お客様にどんな価値を提供できるのかというところまでしっかり考えて仕事したいです。
こうすれば効率よくできる、より価値を提供できるといったエンジニア目線の提案ができたり、営業やマーケターと一緒に相談しながら開発できるように、プログラミング以外の知識やディレクションスキルを身につけたいと考えています。

唐澤:また、現場に配属されてから、エンジニアがしっかりプログラミングできないと、営業やディレクターのやりたいことが実現できないんだなと実感するようになりました。
なので、要望や改善点に対する対処法が決まってから、今後のメンテナンスなども考えていかに早く実現できるかっていうところを意識して仕事していきたいと思います。
そのために、RailsだけでなくCSSなども網羅して、いろいろ組み合わせて取り組めるようになりたいと考えてますね。

――これからTechAcademyの受講を考えている方々に向けてメッセージをお願いします。

寺田:プログラミングは目的ではなく手段であるということを理解しておいてほしいですね。
作りたいものややりたいことがはっきりとあると、それがモチベーションになるので、継続して学習できると思います。

白木:大学で学んでいたとき、自分の技術では無理そうだなと少しでも思うと諦めがちになっていました。
でも、プログラミングをしているうちに、なんとか解決できるように少しずつなってきました。
なので、あの頃の自分に、「作りたいものがあるなら、人に聞いたりあらゆる手を尽くして作れ」と言いたいですね。

(インタビュアー:小嶋 大貴)

美大受験のための予備校を経営!美大生の将来を広げる新しい美術教育×Webサービスとは

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オンラインブートキャンプのWordPressコースを受講された児玉 宗之さんにお話を伺いました。現在岐阜市で美大や芸大受験のための予備校を経営されている児玉さん。WordPressを学ぼうと思ったきっかけや、今後の美術教育の展望についてお聞きしました。

プロフィール:児玉宗之
岐阜県岐阜市在住。現在岐阜市で美大受験のための予備校を経営。WordPressコースを受講し、経営する予備校のコーポレートページのリニューアルや、新サービスの就職支援サイトを制作中。

地方でも美術を学べる場を

――簡単に自己紹介をお願いできますか?  

児玉宗之と申します。
現在岐阜市で、美大や芸大受験のための予備校を5年ほど経営しています。

――今の仕事に就いたきっかけは何でしたか?

僕自身愛知県にある美大出身というのもあるのですが、岐阜市の美術教育に問題を感じたため、予備校を立ち上げようと思いました。
現状として岐阜市の美術科高校の子は、やはり地方ということもあって、都会に行かないと受験のための勉強ができないんですよね。
そこで、岐阜にひとついい予備校があれば、今まで受験できなかった子が受験できるようになるのではと思いまして、立ち上げを決意したんです。

――立ち上げられる前はどのようなことをされていたんですか?

塾を28歳の時に立ち上げたんですが、25歳までは大学院にいました。
その後色々なアルバイトをしたり、学校の非常勤講師や、大学の教育学部の指導などでお金を貯めていました。

――教育という分野に興味を持ち始めたのはいつ頃でしたか?

講師として働き始めてからですかね。
大学院時代からぼんやりと岐阜市にも教育の場があればいいなと思ってはいたんですが、本格的にそのビジョンが決まったのは現場に入ってからかと思います。

――大学院時代、予備校を経営したいと思った理由を教えてください。

僕が昔学習塾で習っていた先生が大手で指導されたあと独立し、今は岐阜市で大きな予備校を経営しているんです。
その先生と色々と話していく中で、教え子が成長して外に出て、新しいサービスを作ったり、教育の現場で活躍したりするというお話を聞いて、自分の中で広がりが見えてきたんです。
塾自体に興味があったというのもあるのですが、塾を通してのちの世代の世界が広がっていくというワクワク感に魅せられたのが一番の理由ですかね。なので、そういった社会と繋がっていく形として、今自分にできるのは美術の予備校だろうと思い、決めました。

――美術の面白さは、どのようなところにありますか?

世界を本質的に見れるところでしょうか。表面的に美しいものとかって当然あると思うのですが、やはり本質的なところに目を向ける機会を得られるのが面白い点かと思います。
あとは、何かを生み出していく、生み出す側に立てる、そのプロセスを分かっている、というところが凄く面白いんですよね。
ほとんどの方ってやっぱりサービスを受ける側だと思うんですけれど、実は美術って供給する側としての考え方がしっかり詰まっているんです。そういった考え方自体をうまく生かしていけば、なんでも作れるのではないかなと思いますね。そこが面白いところだと思います。

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講師としてWebの知識をつけたい

――なぜWordPressを学ぼうと思われたんですか?

ひとつは、自身の経営する塾のWebサイトを作成したいと思うようになったところですかね。
勿論、外注という手もあるかと思うのですが、やはりどんどん新しいものを作っていきたいと考えると、自分で制作するのが一番だと思ったのが理由になります。やはり、コーポレートサイトやオウンドメディアを自分で作っていけるという魅力はかなり大きいですよね。

2つめは、今後大学生を対象とするサービスを運営したいと考えているのですが、現状グラフィックデザインのみではインターンなどが難しく、なかなか就職のプラスになる体験ができなかったりするんです。
そこでWebデザインなどに内容を広げていきたいと考えた時に、立ち上げの段階で講師がWebの知識を持っていることが求められると思ったんです。僕自身もそういったところを理解しておきたいと思い、今回の受講に至りました。

――TechAcademyを受講された理由を教えてください。

WordPressを勉強しようと思ったときに、最初は独学でやろうと思ったんです。本も何冊か読んでいたんですが、HTMLから入ったからか、理解できない、難しいと思うところが出てきてしまいました。
そんな中Webサイトを見ていたときにTechAcademyを知って、地方には納得できるようなスクールがなかったのと、金額的な面や時間的な面でも丁度良いと感じたので、受講してみようと思いました。

――受講前に、サイトなどを作られたことはありましたか?

塾の立ち上げの時に、HTMLを本などを読んで独学で勉強し、コーポレートサイトを制作していました。
ここ最近、その時に制作したサイトのデザインが古くなっていたので変えたいなと思うようになりまして、どうせ変えるならWordPressを使ったサイトでブログ記事を投稿したいと考えていたんですね。

――受講してみてよかった点はどのようなところでしたか?

やはりメンター制度がよかったですね。担当のメンターがつくということと、常駐のメンターがいるので、いつでもオンラインで質問ができるというのがありがたかったです。
勿論、テキストだけでも理解できるところはあるのですが、やっぱり人に聞いた方が早いんですよね。いつでも聞きたい時に聞けて、すぐ返答が返ってくるので、時間が無駄にならないんです。

例えばスクールでは、直接聞ける日は週に何回と決まっているかと思うのですが、TechAcademyでは期間中、ずっと聞くことができるので、本当の短期間で学べるというのが自分にとても合っていました。

――どういった方に特に相性がいいと感じましたか?

やはり、地方の方ですね。勿論、東京の方では忙しい方はスクールに通えないのでオンラインでできるメリットというのは絶対あると思うんですけれど、地方の方って、第一線で働いている方と触れ合う機会がほとんどないんですよね。なので地方でお仕事されている、もしくは学生で短期間で結果を出したいという方には絶対的にいいと感じました。

Webサイト立ち上げのシミュレーションができた

――受講中に作られたサイトについて、教えて下さい。

以前作った予備校のサイトをリニューアルしたものです。
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――サイトのデザインは、どのように考えていったんですか?

一番最初に作ったサイトがその当時一番一般的だった、画像をどんどん貼っていって、それにリンクを貼っていくものだったんです。今回WordPressで作成するということで、簡単に投稿したものがリンクとして見られるという部分をデザインの中に組み込もうと思って制作していました。
ユーザー側からのフローをどうデザインに落とし込んでいくか、というところを新しい観点として学ぶことができたので、それを生かしたデザインを意識しました。

――オリジナルのサイトを作っていく中で難しかった点などはありましたか?

オリジナルサイトを作る上で、自分でサーバーを用意して立ち上げるところから学ぶことができるので、そこが難しかった点でもあり、よかった点でもありました。
実際に自分で立ち上げた時にトラブルが起こったので、その時にどう対処したら良いのか学べたのが大きかったですね。
今後やっていくサービスを考えると、Webサイトをいずれ作ると思います。そのときに起き得ることのシミュレーションが同時にできたのが非常によかったです。

とにかく一歩踏み出すことが大切

――受講後に作られているサイトについて、教えて下さい。

学生支援のための「ブリッジ」というサービスのWebサイトになります。
大学生にインターンとしてプロのデザイナーや作家さんの元で働いてもらうことで、自身のポートフォリオを増やせるような就職支援サイトですね。

昨今美大生の将来を不安に思われている方が多いと思うんですが、実は美大生の就職先ってたくさんあるんです。サービスや販売されている「物」自体に美術が絡んでいないことなんてありえなくて、だからこそ職はすべての会社にあると言っても過言ではないと思っています。
なので、美術を学んできた人だからこその良さを企業の人にわかっていただけるようなサイトにするため、現在構想中ですね。

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――今後やってみたいと思っていることはありますか?

アプリ制作をやってみたいですね。
今後僕自身がやっていきたいこととしては、自身でプログラミングを勉強して制作していくこともあるのですが、最終的には発注したり、塾校生に制作を任せることだと考えています。
その時に、例えばここの工程にはどれぐらい時間がかかって、ものを作るには工数がどれぐらいかかるのか理解できていることが一番重要だと思うんです。

今回の受講を経てサイト制作に必要な時間や工数を知ることができたので、今後はアプリに関しても理解していきたいと考えていますね。

――独学で学ばれていた時と受講後で、何かご自身の中で変化はありましたか?

独学で学ぶということは、「自分の知っている範囲でやる」っていうことだと思うんですよね。
もちろんいっぱい勉強しますし、今色んなWebサイトが色々と紹介をしてくださっているので、凄く時間をかけてやれば多くの情報を得られると思うんですけど、どうしても自分の世界にこもりがちになってしまうのではないかなと思うんです。

今回受講してみて、自分が知らない世界を教えてもらったことで、当然新しい見方がたくさん出てきたんです。
Webサイトは出来上がりの見栄えさえよければいいって思っている方もいるかと思うんですが、実は「人に伝える」という本質的なところが一番キモだというところを再認識させてもらえたので、そこが一番自分の中で感じた変化ですね。

――これからTechAcademyの受講を考えている方々に向けてメッセージをお願いします。 

僕自身、プログラミングを独学で学ぶという手もあると考えています。でも、独学でやっていたら、やっぱりどこかで心が折れてしまうタイミングが多いんですよね。
そんな時の選択肢として、オンラインサービスをうまく活用すると、実は自分が思っているよりも立ち上げまでに起きる障壁って凄く少なくて済むのかなと感じました。

なので、やってみたいけど、大変そうだからやっぱりやめようって思ってしまっている人は、何か一歩踏み出してみたらいいと思います。
自分のやりたかったことを形にする壁は、今は凄く低くなっているんだよっていうことを、もっと色んな人、特に地方に住んでいる方に伝えたいです。

(インタビュアー:村田美寿穂)

美容師からエンジニア、そしてCTOへ!未経験からエンジニアとして活躍するためのメソッドとは?

Original

宇田 好宏さんにお話を伺いました。美容師からエンジニアへ転職された後、現在はFogg株式会社にてCTOとして活躍されています。

プロフィール:宇田好宏
1984年生まれ。東京都三鷹市在住。美容師からエンジニアへ転職され、多くの会社を経験された後、現在はFogg株式会社にてCTOとして活躍中。転職のきっかけや、エンジニアとして活躍されるまでのエピソードをお聞きしました。

美容師からエンジニアへ

――簡単に自己紹介をお願いできますか?  

宇田好宏と申します。
今はFogg株式会社でCTOとして、開発の責任者をしています。
役員として経営は勿論のこと、プログラミングなどの技術的な面にも関わらせていただいています。

――最初からエンジニアになることを目指されていたんですか?

最初は美容師として働いていました。
高校を出て美容の専門学校に通い、国家資格を取った後美容師として1年半ぐらい働いていたんです。

――美容師から転職をしようと思ったきっかけはなんでしたか?

ある朝テレビを見ていたとき貧困層特集がやっていまして、その当時番組内では「年収300万以下が貧困層です」って言っていたんですね。
その当時の自分の年収が200万以下だったので将来が不安になり、その場で転職を決意していました。

――転職先にエンジニアを選んだ理由はなんでしたか?

当時自分の中でスーツは着たくないという頑なな思いがありまして、それができる業界を探した時にIT業界を見つけたんです。
ちょうど10年前当時は未経験であっても誰でも採用をしてくれる環境だったので、WordもExcelも触ったことない状態で飛び込みました。

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全てが大変だった研修期間

――初めてプログラミングに触れたのはいつでしたか?

1社目入ったときに、1ヶ月間の研修があってそこで初めて触れましたね。
プログラミングというよりは開発環境を整えるところから始めて、そこから毎日平日、朝から晩までの研修を3週間ほど行っていました。

――はじめてプログラミングに触れるにあたって、大変だったことなどはありましたか?

プログラミングの知識が全くなかったので、全てが大変でしたね。
スピード感が早く全然ついていけなくって、同期の中で大学でプログラミングをやっていた人を頼りに教えてもらってなんとかこなしていました。
実際、約1ヶ月研修しましたけど、研修後も全く何も分からず状態でしたね。

――プログラミングに慣れてきたなと感じるまでにどれくらいかかりましたか?

実務でいうと2年ぐらいですかね。
実は、もともと入った会社が出向という形でエンジニアを派遣する会社で、最初はプログラミングを書かずに資料を作ったりしていたんです。半年くらい経った後に、一緒に働いてくれていた方が気に入ってくれて、プログラミングのコードも書かせてもらえるようになりました。そこで初めて仕事としてやり始めたんですが、ちょっと危機感を感じまして、自分で「初めてのPHP」のような本を頑張って読み始めました。

わからないことを聞きながら、自身で勉強するような形で勉強していまして、当時あんまり勉強することは得意じゃなかったんですけど、エンジニアになってから一番勉強していた時でした。

――独学では、具体的にどのように勉強していたんですか?

今みたいな学習系のサービスとかもなかったので、基本は本を買って勉強していました。
本を買って一から勉強しつつ、実務をこなしながら、分からないところを周囲の人に質問したりして学んでいきました。
本当に運良く色んないい人に巡り合って、色々教えてもらいながらできたので、大きな挫折などはなかったです。

ゼロからサービス立ち上げへ

――エンジニアとして、どのようにスキルアップされていったんでしょうか?

先ほどもあったように、エンジニアの派遣という形で色んな会社を経験させてもらってました。6、7社は行ったかと思います。
そこで色々な人と色々なやり取りをする中でスキルを積んでいきましたね。

――印象に残っている仕事や会社はありますか?

やっぱり、一番印象に残っているのは前職の株式会社ファンコミュニケーションズですかね。
nendというスマートフォン向けアドネットワークを、もう一人のエンジニアの方とゼロに近い状態から作り上げていきました。

――エンジニアとしてのモチベーションは何でしたか?

エンジニアとして働き始めて、1年目、2年目と重ねるごとに自分ができるようになっていく実感があったのと、やっぱり分からないことが分かるようになっていったり、自分の思い描いたようにコードが書けた時に「楽しい」と感じたんです。

他にも、依頼があった時にどうやって作ったらいいのかとか、こういう風に書けば綺麗に書けるとか、そういうのを考えるのもとても楽しかったので、それらがモチベーションに繋がっていたのではないかなと思います。

――エンジニアとして働く中で辛かったり苦しい思いをした瞬間はありましたか?

物理的に一番大変だったのは初めて行ったところでしたかね。

朝から晩まで働いて、会社に泊まる人もいるような環境ではありました。でも、美容師として立ちっぱで仕事をしていた僕からしたらすごく楽だったんです。
本当に家に帰ってきて寝てすぐ出社する生活ではあったんですけど、残業代も出ていましたし…状況的には月給以上に残業代が入るみたいな状況だったりしましたけどね。笑

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チャレンジは若いうちに

――現職のFogg株式会社に移られたのはいつ頃でしたか?

2年前の6、7月ぐらいです。

――転職のきっかけはなんでしたか?

いつも新しいことをやろうとしている環境がすごく楽しそうだと感じたんですよね。
nendに携わっていた時もサービスが大きくなっていく楽しみがあったんですが、最後の方は大きくなってしまって組織化していきました。
勿論、その環境ならではの楽しみもあったんですけど、チャレンジできるのは若いうちしかないよなと思いまして、転職を決意しました。

実際転職して、技術者としても新しいことに挑戦できたので、やっぱり転職してよかったかなと思っています。

――Fogg株式会社では、どのようなアプリを開発されたんですか?

ひとつめは、「iam」っていう、電話帳のアプリですね。
今はSNSで繋がったりしているので連絡先とか交換する必要とかなくなってきていますけど、でも実は結構必要なんじゃないかなと思って、ひとつのIDで全ての連絡先、SNSを管理できるものを作ろうとなったんです。でも時代が早すぎたと言いますか、マネタイズまで時間がかかるということで、他のアプリを考え始めました。

それが、ふたつめの「CHEERZ」ですね。一言で言えばアイドルやJUNONや俳優を応援するためのアプリですね。
僕はそのアプリのサーバー構築のところを一人で担当していました。

「楽をする」ための方法を探る

――開発をする上で何か意識していることはあるんですか?

プログラムを書くときに大事にしていることは、1年後の自分が見ても分かるかどうかってところですね。
あと実際にアプリとかこういうのが作りたいって言われたときに、それを言われた通りじゃなくて求めているものとマッチしているのか、そもそも作る目的は何なのか、本当に必要なものが何なのかを考えながら作ることを意識して開発しています。

――ご自身の強みはどこにあるとお考えですか?

エンジニアとして働いてみて、本当にそのプログラムがサービスにとっていいものなのかっていう目線で見れる人が意外と少ないように感じました。「作ること」がメインになってしまっている人が多いように思うんですよね。
僕自身、機械オンチなところがあって、でもそれってサービスを使う側の、一般の人の気持ちがまだわかるということなので、それが大事なのかなと思っています。

美容師を経験し、プログラミングに関して何も知らずに入ってきて凄く戸惑った経験が今に生きていて、そこが強みになっているのかなとも思います。

――エンジニアとして大切にしていることは何ですか?

良い意味で、「楽をする」ことが大切かなと考えています。
新しいことを色々と試したりしているのですが、それらを「業務で使えるか」「業務が楽になるか」という目線で見ていますね。

こうしたら何時間作業が削れるのではと考えたり、ユーザーが100人増える機能ではなく、1000人増やせる機能を探したりなど、どうせやるなら楽したいですし、やらなくていいことはできる限りやらない方がいいですよね。効率の良い方法をいつも模索しています。

――今後の展望について教えて下さい。

会社のビジョンでもある、「新たなプラットフォームを作る」ことに引き続き挑戦していきたいと考えています。
プラットフォームを作って人の生活を変えるというのは、なかなかできないことだとは思いますが、何かしらそういうところでインパクトが残せるような仕事がしたいですね。

――これからTechAcademyの受講を考えている方々に向けてメッセージをお願いします。 

プログラミングを覚えると、自分の世界が一気に世界が広がります。周りを見渡すと、毎日使っているアプリであったり、居酒屋のタッチパネル、Suica、などなど今の生活とITって切っても切り離せないところまで来ていますよね。
だからこそ、たとえエンジニアにならなくとも勉強して損は絶対にないと思います。

IT業界はとても楽しいので、少しでもエンジニアが増えるといいと思います、是非頑張ってください!

(インタビュアー:村田美寿穂)