テックアカデミーの評判・口コミがわかる受講生インタビュー |テックアカデミー

受講生インタビュー

テックアカデミーを受講された方の声をご紹介

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5分でわかる!〜30、40代で未経験から学習を開始した受講生インタビューまとめ〜

皆さんは年齢や経験の有無を理由に新しいことへの挑戦を諦めていませんか?「自分にもできるか不安」という方に、今回は30、40代からテックアカデミーで学習を開始し、副業としてWeb制作のお仕事に取り組み始めた方のインタビューをまとめました。

テックアカデミーではこれまで10代〜80代まで幅広い年齢層の方に受講いただいており、年齢関係なく受講を完遂することが可能です。
特に30、40代の方の受講はコロナ禍が始まった2020年以降急激に増えており、テックアカデミーの1番人気コース「はじめての副業コース」においては受講した方のうち30、40代が全体の半数以上を占めています。また大半の方が受講する前までプログラミングやWebデザインの知識や経験がなく、未経験からの挑戦となっています。

はじめての副業コース受講後、プログラミング初心者30代から1ヶ月以内に副業を開始

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●1分でわかるインタビューまとめ
大学を卒業後、30代後半に至るまで10年以上薬剤師として勤務しているA.Tさん。
コロナ禍で在宅勤務が広まったことをきっかけに在宅勤務ができない自身の働き方や、薬剤師の働き先に対して不安を感じるようになります。

そんな想いから、まずは副業で新たにスキルを身につけたいと考え「はじめての副業コース」を受講します。仕事の休日を中心に学習を進め、カリキュラムで気になったところはブックマーク機能を活用し、仕事の休憩時間などにスマートフォンで読み直すことを習慣化するなど、隙間時間を上手く活用しながら学習に取り組みます。

その後、テックアカデミーのメンターのアドバイスで効率的にスキルを身につけ、テックアカデミーワークスにて実務に挑戦します。そこで4件ほどWebサイト制作の仕事をやり遂げ、約10万円の収入と実務経験を得ます。テックアカデミー受講後は、WordPressを学習。今後も薬剤師を続けながらWeb制作の副業を実現しています。

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30代事務職→フリーランスのWebデザイナーに転身!

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●1分でわかるインタビューまとめ

短大卒業後、20代を医療秘書や学校の総務などバックオフィスの仕事に従事した小坂さん。30代になり複数の仕事を経験する中で、指示されたことを正確にこなす仕事よりも「0からアイディアを出して提案したり、何かを作ったり工夫する仕事が好き」であることに気がつきます
そこで専門的なスキルを身につけて仕事に専念したいという思いから、会社員ではなくフリーランスのWebデザイナーの道を選択。はじめは書籍を活用し学習に取り組みますが、基礎が身についただけで実務をこなすイメージはつきませんでした。

そこで様々なスクールを検討した結果、最も実務に繋がりそうと考えテックアカデミーを受講。卒業後、テックアカデミーワークスにてメンターからアドバイスを受けながら実務の流れやコツを覚えていったことで、最終的にフリーランスのWebデザイナーに転身することができました。
テックアカデミーでの学習から約1年で地元企業と契約、クラウドソーシングサービス経由でWebデザイン関連の仕事に取り組めるレベルまで成長されています。

余談ですが、小坂さんの当時ははじめての副業コースはなかったのですが、後日小坂さんとお話しした際このコースがあったらこれにしたかったとつぶやいていました。

※記事はこちらから閲覧できます。

約半年で未経験からWebサイト制作の副業を開始

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●1分でわかるインタビューまとめ
元々ゲームやイラストを描くことが好きで、30代前半まで小売業のアルバイトをしていた徳田さん。将来自分のためになるスキルを身につけたいという思いから、プログラミングやWebデザインの副業に興味を持ちます。
そこで書籍でCSSやWebデザインについて学習した後に、テックアカデミーを受講し、Webサイト制作に関する実践的スキルを身につけます。これまでアルバイトをしていない時間をゲームに費やしていましたが、ほとんどの時間を学習に充てるようになりました。学習を通じ、自分ができることの範囲が日々広がっていったことにやりがいを感じるようになります。

テックアカデミーで学習を始めてから約半年後、テックアカデミーワークスでLP制作の実務に挑戦し、そこからコーディング、バナー制作など複数の実務に取り組みます。案件の指示や技術面でわからないことはメンターに聞くなどしながら力を身につけ、現在はテックアカデミーのメンターのサポートなしで、自分一人でWeb制作を対応できるまでに成長されています。

※記事はこちらから閲覧できます。

変わりたい、何かやってみたいと思ったその気持ちが第一歩

いかがでしたでしょうか。
テックアカデミーでは、実際にこのコースだけ学習すればWeb制作の副業・フリーランスとして活躍できるようになる「はじめての副業コース」と、テストに合格された方に必ずお仕事を紹介する「テックアカデミーワークス」というサービスをご用意しております。
心強いメンターが寄り添います。受講のお時間と費用を損したと思わせないよう尽力いたします。

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60代後半の社長自ら学び直し社内のデジタル化に貢献。シニアこそデジタルスキルを学ぶ意義とは

テックアカデミーのWebデザインコースを受講した卒業生に、自社でのデジタル活用やシニア層の方がデジタルスキルを習得することの意義についてお話を伺いました。(※)
(※)記事に記載している内容は2023年3月時点の情報です。

1分でわかる記事要約

・テックアカデミーを受講した理由:コロナ禍でEC事業が伸びたことをきっかけに、自社のサイトやSNSやツールの見直し、業務効率化に向けて経営者自らデジタルスキルを学び直すことに。
・受講後の社内の変化:社内のPCの台数の増加、デザインができる社員の増加、チャットツールの導入、Googleビジネスの活用が進んだ。
・シニア層の方がデジタルスキルを学ぶ意義:少子化、人材不足対策のためにデジタルスキルは必須。若者に迷惑をかけないためにも一人ひとりがデジタルスキルを身につけることでコスト削減に繋がりお互いメリットが大きい。年齢関係なくデジタルスキルを学んだり、誰でも全部オンライン完結できるようなわかりやすい仕組みや環境を作ることが大事。

話してくれた人

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吉野隆一さん(68)
和洋菓子・パン製造販売業を行う食品メーカーの代表取締役を務める。明治時代から100年以上続く老舗企業で東北地方をはじめ複数の店舗を展開している。

コロナ禍でEC事業が伸びたことをきっかけにデジタルスキルを学び直し

ーーご経歴を教えてください。

都内の大学を卒業し、洋菓子店の就職を経て、27才の時に家業の和洋菓子・パン製造販売業を継ぐため東北地方に帰郷しました。東北地方をはじめ複数の店舗を展開している企業なのですが、社長になるために現場でお菓子を作ったり様々なことに挑戦しました。その後、41才の時に代表取締役に就任し、今に至るまで20年以上社長業を務めています。中小企業の代表取締役という立場ではありますが、何でもする事をモットーに働いています。

ーーなぜテックアカデミーを受講されたのでしょうか。

コロナ禍で東北の店舗やお土産屋さんへの客足が遠のき、昔から毎年行っていたイベントも実施できず、売上が落ちてしまいました。
「会社のために何か自分もできることはないか」という想いで悩んでいたところ、急に巣篭もり需要でECサイトでの売上が増え始めたのです。コロナ前からEC事業は行っていましたが、店舗での販売が中心でしたので、自社のECサイトやSEO、SNSなどデジタル面をより強化していく必要がありました。
そこで会社の効率化やデジタル化推進のために経営者の私も学ぶべきと考え、常務の息子と一緒にテックアカデミーの「Webデザインコース」を受講することにしたのです。
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ーー受講前に独学はされましたか。

いいえ、独学はしていませんでした。私自身、強制力が働かないと学習が続かないタイプなのでスクールは合っていたと思います。鉛筆などで絵を書くことが好きでデザインに向いているのではないかと思いWebデザインコースを受講しました。元々仕事でPCを触る機会は少なく、タイピングも片手でするレベルではありましたが、新しいことに挑戦することに対してポジティブでした。学習を怠けないようにあえて自費でMacを購入し、テックアカデミーを受講しました。

ーーどのようにお仕事と並行しながら学習されていましたか。

毎日コツコツ学習するようにしていました。コロナ禍当初は業務が比較的落ち着いていたため、日中に学習時間を確保することができました。15時からメンタリングを入れて、社内で1日1時間ほど学習するようにしていましたね。
これまで夜は接待などで帰る時間が遅いことも多かったのですが、コロナ禍でほとんどなくなったこともあり、学習に関連する動画や書籍を見る時間も作れるようになりました。

経営者の自分が率先して学んだことで大きな変化が生まれた

ーー受講されていかがでしたか。

正直、思っていたよりも難しく歯が立たないと感じることも多かったです。しかし今思い返せば受講して良かったことの方が多いと感じています。
私は強制力が働かないと学習が続かないことがわかっていたので、週2回のメンターさんとのメンタリングはとても効果的でした。メンタリングや受講を通じ、これまで使ったことない沢山のツールに触れたり、新たな発見がありました。その結果、これまで会社として挑戦したことない新しいことに挑戦することができたのです。

ーー会社での変化について教えてください。

受講を開始してから3か月後、様々な変化がありました。
まず、社内でオンラインチャットツールを使った情報共有を積極的に行えるようになりました。テックアカデミーではSlackを使ってやりとりを行いますが、「こんな便利な機能があるのか」と思い、自社にもすぐにチャットツールを入れようと思いました。
これまでは鶴岡、酒田、仙台の店舗の人たちを集めて1ヶ月に1回のオフラインでの報告会がありましたが、一人ひとりから報告を受けていたので時間がかかっていました。今ではGoogle Chatで文章にまとめて各地から報告してもらうようにしています。今のやり方にしたことで情報の量も多くなり、時間が空いているタイミングでまとめてGoogleスプレッドシートやGoogleドキュメントの報告書を読んだりできるようになっています。また各店舗の見える化が進んだためかなり業務効率化に繋がりました。

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また本社や店舗、工場など各拠点でのやりとりが発生することから社内のPCの数を増やしました。
元々PCは印刷、文章作成で使う程度だったため、全店舗合わせても数台程度でしたが、iPadなども含め30台ほど購入しました。

次に、デザインツールを扱える社員の増加です。
PhotoshopやCanvaを扱えるデザイナーが当時社内に1人しかいませんでしたが、今では私を含め事務の女性、販売員の女性の4人に増えました。今ではInstagramの画像をはじめ、デザイン系の業務が1人に集中することなく効率的に運用することができています。

他にもGoogleマップや検索でどのようにしたら認知してもらえるか考え、事務の女性と一緒にGoogleビジネスで自社のビジネスプロフィールなど会社情報や商品や店舗などの画像をまとめたものを作りました。

若者に迷惑かけないために自分が変わらないといけない

ーー大きな変化ですね。社内のデジタル化を推進するために工夫したことはありますか。

常務、部長、工場や店舗にいるスタッフなど、自分よりも優秀な人達に率先してオンラインツールなどを活用してもらい、社内にデジタルが浸透するようにしていました。若い社員はデジタルに慣れるのが早くすぐに対応してもらえましたが、比較的高齢の社員には勉強会などの時間を設け、各所に浸透するようにしていました。

ーー今後の目標はありますか。

これからも積極的に新しいことを学んでいきたいと思っています。デジタルを使って自分でやれることや選択肢を増やしていきたいですね。
最近ニュースなどで取り上げられているChat GPTも、仕事で活用できないか模索中です。AIを取り入れて業務の効率化に繋げたいと思っています。

ーー年齢関係なくデジタルスキルを学ぶ意義、お考えをお聞かせください。

少子化、人材不足対策のためにデジタルスキルは必須だと思っています。
よく「自分はできないから」とか「若い人にやってもらえれば良い」という声を聞きますが、年齢が高いからという理由で新しいことに挑戦したり知識を拒否することに対して、私は断固反対です。

シニア層のデジタルスキルがない・進んで学ばないという問題は深刻で、若い人に迷惑をかけると思っています。例えば、電話で問い合わせをする人が多いと思いますが、窓口が混んでいて繋がらないことがありますよね。対応する若い方の人数と、シニア層の比率を考えたら常に混み合って時間がかかってしまい、お互いに良いことがありません。

ですから、年齢関係なくデジタルスキルを学んだり、チャットを使った問い合わせやオンラインでの注文など、全部自分でオンライン上でできるようなわかりやすい仕組みや環境を作ることが大事だと思っています。多くの人がプロレベルまでいかなくても多少のデジタルスキルを身につけることで、大幅にコストの削減、事務の効率化、スピードUP、生産の無駄をなくすことに繋がるでしょう。

★本記事では個人向けのコースを受講いただいておりますが、DX(デジタル・トランスフォーメーション)や社員のITリテラシー向上、リスキリングに取り組む企業様向けの法人研修「テックアカデミーIT研修」もございます。

企業様のご状況や目指される方向性などに合わせて適切なコースや研修の実施方法をご提案させていただきますのでお気軽にご相談ください。

教員から未経験でJavaを学習しエンジニアに転身!入社2年で年収200万円アップに成功

テックアカデミーのJavaコースを受講した卒業生に、他業種からエンジニアに転職した理由や、転職後の変化についてお話を伺いました。(※)
(※)記事に記載している内容は2023年3月時点の情報です。

1分でわかる記事要約

・エンジニア転職を目指した理由:長期的に講師を続けることに対する不安や、世の中の変化をきっかけに、今後の働き方について考えるようになる。同時期にIT人材の不足などでプログラミングが注目されていることを知り、場所を選ばず働くことができるエンジニアに興味を持った。
・エンジニア転職した後の変化:入社から約2年で年収が200万円以上増加。週5〜6日学校へ勤務していた生活から、週4日在宅ワーク、週1日出社する生活に。
・今後の目標について:人とコミュニケーションを取ることが得意であることからプロジェクトマネージャーなどの管理職を目指す。

話してくれた人

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S.Kさん(27)
語学系の大学・大学院を卒業し、3年間高校の非常勤教員として従事。コロナ禍でエンジニア転職に興味を持ち、テックアカデミーのJavaコースを受講。その後は契約更新の関係で約1年間非常勤教員として働きながら、独学でフレームワークについて学習。テックアカデミーキャリア経由で転職し、現在はRPA開発を行う企業でエンジニアとして働く。

教員からエンジニアになろうと考えた

ーーご経歴を教えてください。

大学・大学院では語学を専攻しており、大学院に通いながら3年間、非常勤教員として高校生に英語を教えていました。大学院を卒業する前にテックアカデミーを受講し、その後RPA(※)開発を事業とする企業のエンジニアとして転職し現在に至ります。

※ロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic Process Automation)の略称で、事務職や営業職といったデスクワークの自動化・効率化を目指した仕組みのことを指す。

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大学院、教員時代に使っていた英語の本

ーーなぜ教員職からエンジニア転職を目指されたのでしょうか?

元々人に教える仕事に就きたいという考えがありました。
しかし実際に講師として働くうちに「今後長期的に働き続けられるのか」という不安や、コロナ禍など世の中の変化があったことをきっかけに、今後の働き方について改めて考えるようになりました。その頃IT人材の不足などでプログラミングが注目されていることを知り、場所を選ばず働くことができるエンジニアの働き方に興味を持ちました。

ーー長期的な働き方を考えてエンジニア転職を考えられたのですね。

はい。ただ語学系の大学院に進学したこともあり、周囲からは進路について反対されました。しかし、元々クリエイティブなことが好きであったことや、新しいことに挑戦してみたいという気持ちから、講師を続けながらプログラミングを学ぶことにしました。
そこで、学習する上でいつでも現役のエンジニアに質問ができる環境を求めスクールに通うことに決めました。

ーーテックアカデミーを選択された理由を教えてください。

場所を選ばずオンラインで学べるプログラミングスクールであること、また知人が受講していたという理由からテックアカデミーを受講しました。
エンジニアとして就職しやすい言語であり、プログラミング初心者でも学ぶ方が多いJavaコース(8週間)を選択しました。

ーーどのように学習されましたか?

毎日単元ごとに決めた分のカリキュラムだけを進めるようにしていました。余裕がある時も決めた量よりも進めないようにし「昨日かなり進んだから今日はサボってもいいや」とならないように、工夫していました。そして学んだことは毎日カレンダーにメモとして記載するよう習慣づけていました。

ーー良いアイデアですね!学習内容はいかがでしたか?

8週間かなり学習に時間を費やしていたと思いますが楽しかったです。
概念を理解することは大変で、カリキュラムもオブジェクト指向から急に難しくなった印象です。ただテキスト自体はわかりやすかったので、比較的勉強しやすいと感じました。

エンジニアとして成長できるように少人数のベンチャー企業を選択。年収や働き方も変化。

ーーテックアカデミーで学習された後、テックアカデミーキャリア経由で就職されたのですか?

はい。1人あたりの裁量が大きく経験やスキルを積むことができる企業に就職したいと考えていました。また少人数の方がわからないことなども聞きやすい印象があったので、社員数が少ないベンチャー企業に絞って選考を受けていました。最終的に選考を受けた15社の中から、現在勤めているRPA開発を行う企業にエンジニアとして就職できました。

契約の関係で、テックアカデミーを受講した翌年の春までの数ヶ月間は非常勤講師として働きつつ、その間独学していました。受講後1ヶ月間テックアカデミーのテキストを読み返し、その後は動画や書籍を見ながらJava言語の環境化で使用できるWebアプリケーションの開発をサポートするフレームワーク(Spring boot)などを学習しました。

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独学をしていた際に読んだ書籍

ーー年収の変化はありましたか?

入社から半年間までは非常勤講師の時と大きな変化はなかったのですが、半年ごとに昇給があり、入社当時と比べると200万円以上増えました

ーー素晴らしいですね!お仕事はどのようなことをされていらっしゃるのでしょうか?

クライアントとコミュニケーションをとり要件定義を決め、開発、テスト、リリース、運用までのサイクルを全て行っています。このサイクルを全て1人でやらせてもらえるため非常にやりがいを感じています。企業によっては、エンジニアとして入社したけど開発やらせてもらえない企業や、上層部の方がクライアントと要件定義を決めて自分たちはコードを書き続ける企業も多い中で、自分にとって良い環境を選択したなと思います。これらはRPA開発ならではなのかもしれませんが、実際に自分が開発したものに対するフィードバックや声をクライアントから直接聞くことができるのもやりがいとなっています。
テックアカデミーで学んだJavaは現在仕事では使用していないのですが、ロジックや考え方、プログラミングの基礎的な部分を理解することができているので、今の仕事にも繋がっていると考えています。今の会社の実務で必要なスキルは、実践を通じて身につけています。また週4日は自宅で勤務(9時〜18時)しており、高校講師をしていた時にはできなかった働き方ができて満足しています。

ーー転職という大きなご決断が自分の満足いくお仕事や働き方に繋がったのですね。今後の目標はありますか?

プロジェクトマネージャーなどの管理職を目指したいと思っています。
コードを書くこと自体は好きなのですが、講師の経験から人とのコミュニケーションを取ることが自分に向いているなと思っているので、いずれそのような仕事にも挑戦できるようになりたいと思っています。また完全フルリモート勤務で地方に住みたいと思っています。

ーー最後に、エンジニア転職を考えている方に向けてメッセージをお願いします。

自分の意思で未経験からエンジニアになりましたが、全く後悔はしていません。
プログラミングは自分には向いていないのではないか?と思う方も多いと思いますが、私は学習するかしないか悩む時間自体、もったいないと思います。無料の学習ツールや動画などで今すぐに学び始めることができるので、まずは手を動かしてみることから始めることをおすすめします。

40歳でWebマーケティングを学び直し実務で活用。過去の経験やスキルの掛け算の重要性とは?

テックアカデミーのWebマーケティングコースを受講した卒業生に、学んだ感想や上手く学習を進めるためのコツ、学んだことを実務で活かしたエピソードについてお話を伺いました。(※)
(※)記事に記載している内容は2023年1月時点の情報です。

1分でわかる記事要約

・ Webマーケティングを学び直した理由:大学の研究員となり、地方創生をテーマにした研究の一環で、地方のアパレルショップのWebマーケティング戦略やWebサイト改善に関わることになったため。
・ 上手く学習を進めるためのコツ:わからないことがあったら、遠慮せずにどんどんメンターに質問すること。メンタリングの際は、必ず目的や聞きたいことなどをまとめて準備すること。
・学んだことがどのように仕事で活かされたか:1ヶ月で3つのアパレルショップのWebマーケティング戦略に携わり、「Googleビジネスプロフィール」を新たに公開したり、Webサイトの改善を行った。また現在の教職でもメンターから教わった知識やアドバイス、自身が学んだことや現場での実体験を生徒に伝えることができている。

話してくれた人

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小宮山 太一さん(42)
大学を卒業しSierのエンジニア、塾講師、小学校教員、ITコンサルタント、ベンチャー企業、金沢大学の研究員を経て、現在は学校法人・専門学校HALでITの専門講師として勤務。
研究員時代に企業のWebマーケティング戦略に関わることになったことから、テックアカデミーのWebマーケティングコース、Webディレクションコース(※)を受講。社会人以降、テックアカデミーだけでなく、書籍で独学したり専門学校へ入学するなど積極的に学び続けている。(※ Webディレクションコースは2023年2月現在募集を停止しております。)

地方創生の研究としてWebマーケティングやWebディレクションを学ぶことに

――小宮山さんのご経歴を教えてください

大学を卒業してからSierのエンジニア、塾講師、小学校教員、ITコンサルタント、ベンチャー企業、大学研究員を経て、現在は学校法人・専門学校HALでITの専門講師をしています。

――かなり色々な職種をご経験されていますね。

教育の仕事に興味があり、プロジェクトを進めながらチームを育てる仕事や、生徒を教育する仕事に就いていました。Sierは一見異なるように見えますが、ここで調整力、マネジメントの基礎を学びました。
テックアカデミーを受講したのは、ちょうど金沢大学の研究員として活動し始める約1ヶ月前になります。

ーー金沢大学の研究員ではどのようなことをされていたのでしょうか。

地方創生をテーマに研究を進めており、Webマーケティング・Webディレクションに挑戦しました。
週1回は勉強会で学び、残りの週4日は金沢にあるアパレルショップまで足を運び、現場でWebマーケティング・Webディレクション戦略策定をしていました。

ーーWebマーケティング・Webディレクションについて、独学はされていましたか?

独学していました。
前職のベンチャー企業でマーケティングに関わる業務に就いたことがあったのですが、デザイナーさんとお話した際に私の知識不足でデザイン性や色や形などの話が通じないということがあったので、様々なサイトを見たりデザイナーさんに勧められた書籍を読んだりしていました。

ただ実践で活かせるかという点においてはあまり自信がなくて。
マーケティングは市場のトレンドを調査するために数値を理解できないといけませんし、ツールを使った顧客へのアプローチ方法なども知っていないといけません。
改めてスクールなどで基礎から1度学び直して、実務に生かしたいと考えていました。

ーーそこでテックアカデミーを受講いただいたのですね。

はい。私は当時金沢と東京を行き来していましたので、オンラインで受講できることや、現役のプロとのメンタリングがある点がポイントとなり、テックアカデミーの「Webディレクションコース(※)」「Webマーケティングコース」(合わせて24週間コース)を受講しました。
※Webディレクションコースは2023年2月現在募集を停止しております。

複数のスクールを調べたのですが、現役マーケターの視点や生の声を知ることができたり、実践に関するアドバイスをいただきたかったので、私にはテックアカデミーが合っているなと感じました。
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メンターからアドバイスをもらいながら苦手なことにも挑戦

ーーWebディレクションコースとWebマーケティングコースの両方を受講いただいた理由を教えてください。

単純にマーケティングだけを学びたいわけではなかったからです。
特にコンテンツマーケティングを実践したかったのですが、そのためにはサイト制作の知識、マーケティングの知識が両方必要だと思っていました。実際に2つのコースを受講して良かったです。

ーー受講されてみていかがでしたか?

メンターさんがとても丁寧で的確なアドバイスをしてくださったことが印象的でした。
Webディレクションコースでは私が苦手としているデザインの基礎や、写真の位置感覚や見せ方、Webサイトに記載する文章のライティングなど多岐にわたってご指導いただき、Webサイトの構成の大切さを学びました。
メンターさんからは「その写真だとダメです」「何を表現したいのか」などプロ目線での率直な意見を言われることもあり、かなり粘り強く鍛えていただきました。そのおかげで、アパレル企業の中長期的なDtoCマーケティング戦略を策定することができました。
研究員として実践する1ヶ月前に受講していたので、実務において非常に役立ちました。
あとはカリキュラムがわかりやすかったですね。

ーーそれはよかったです!どのように学習を進められましたか?

短期集中型で、受講開始期間までにテキストを読み解いて課題も進めていました。
後半では実践的な質問をしたいと思っていたので、テキストを早めに進めておいて良かったです。チャットで何度も質問しました。

ーーどのような質問をされましたか?

計算方法や、課題を進める上でテキストのどこにヒントが載っているのかなど、些細な質問から実務の具体的なことまでたくさん質問しましたね。

ーーメンターからのアドバイスで印象に残っているものはありますか?

Webディレクションのメンターさんからもらった「作ることを目的にしてはいけない」と言うアドバイスですね。例えば企業のWebサイトやWebページは集客のために作ることが多いと思います。ただ長期間そこに注力していると集客という目的から逸れて、制作者側の好みのデザインや文言にしてしまうことがあります。本来であれば、WebサイトやWebページは集客したいターゲットとする人達が好んでくれそうなデザインや文言にするべきです。今自分が教えている学生にもよく話しています。
顧客に求められるデザインが何か考えた上でディレクションをしないといけなくて、販売する側の想いなどを無視して顧客に寄せすぎてもいけないし、逆でもいけないし・・・というせめぎ合いは実践でもありましたね。

あとWebマーケティングのメンターさんからは「現場はすぐ成果求めるが、マーケティングはすぐに成果が出るものではない。プロ目線で説得しないといけない。」と言われたことも印象に残っています。特に経営層の方など施策を早く始めればすぐ改善するという考えの方もいらっしゃるのですが、成果が出るまでに時間がかかる場合も多いので長期的に待っていただく必要があります。実際に現場の工場長や役員の方などとお話することがあったのですが、マーケティングに関するサポートをさせていただく上で、すぐに結果が出るのものではないということをご理解いただいた上でやりとりしていました。

ーー受講した際に意識していたことはありますか?

わからないことがあったら、遠慮せずにどんどんメンターさんに質問することですね。
もちろんまず自分で調べてみることも大切ですが、チャットサポートでは些細な質問に対しても返答してくださるので、こまめに活用していました。
何度も聞いたりすることがあっても粘り強く対応してくださったので自分のモチベーション維持にも繋がりました。
あとは週2回のメンタリングの際は、必ず目的や聞きたいことなどをまとめてご指導いただくように準備していました。

ーーチャットサポートやメンタリングも上手く活用されていらっしゃったのですね。受講時を振り返って、こうすればよかったなどの反省点はありますか?

仕事と並行しながらの受講でしたので、スピード感をもって学習しましたが、振り返ってみるともう少しじっくり学べばよかったなと思いました。

1ヶ月で3つのWebサイトをリリース。顧客視点を考えたディレクションができるように

ーー実際の業務ではいかがでしたか?

複数のアパレルショップさんとやりとりさせていただき、最終的に1ヶ月で3つのWebサイトをリリースすることができました。

そのうちの1つ、金沢にあるアパレルブランドショップさんは全国にまだ店舗数があまりなかったこともあり、実際にお客様の手に取って見てもらう機会が少ないと考えオンライン販売ができるように販売戦略を考えていました。
まずGoogleでアパレルショップ名を検索すると右側に表示される「Googleビジネスプロフィール」を1から作りました。具体的にはショップの住所などの基礎情報や、売っている洋服や店舗の画像をアップしたり、店長さんと相談してブランドコンセプトを作ったりしました。
あとはアパレルサイト中の商品の説明文もライティングしました。店長さんなどの関係者の想いや伝えたいことをヒアリングしながら進めていきました。
他にも要件定義やデザイナーとの制作会議をしたり、アパレルショップの経営層の方や、服を作っている工場の工場長、店舗スタッフともコミュニケーションをとりました。
Webサイト改善、企業の長期的なマーケティング戦略のお役に立てたのではないかと思います。「小宮山さんが来てくれたおかげで色々な環境が整ってきました」と言われた時は嬉しかったですね。

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ーー学んだことを実践されていて素晴らしいですね。

マーケティング視点、デザイン視点、顧客視点で物事を考えること、メンターさんのアドバイスや考え方など、現在のIT講師としての学生指導にもかなり活かされています。
学生指導ではスキルを教えるだけではなく就職支援も行っているので、今回の実体験を踏まえて、ただクリエイターとしての知識を身につけてもらうだけでなく、広告業界のクリエイター職として就職するために必要な考えや現場の理解もしてもらうように工夫しているところです。就職してからまだ数ヶ月ではありますが、学生達にもプラスになるよう努めています。

営業職にこそWebマーケティングをおすすめしたい

ーー今後の目標はありますか?

マーケティングだけでなくコーチング、教育などこれまでの知見や経験を活かしながら、日本の教育のあり方を変えたり、地方創生などにも貢献していきたいと思っています。
副業などでも仕事ができるので、教育現場に止まらず幅広い場所でサポートしたり、自分の価値観のアップデートにつなげたいと思っています。

ーー今、実践で役立つITスキルを身に付けたいという方が増えています。営業などの別の職種の方もマーケティングを学ぶことはメリットがあると思いますか?

はい、あると思います。
営業視点でサイトを見てみるのも大事だなと。先ほどもお伝えしましたが、社内の制作側が考えていることと、顧客がどう感じるのかという点においてはギャップが生じるものだと思っています。
なので顧客に一番近い営業職の方が、マーケティングを学ぶことで双方の理解が深まりプラスに働くと考えています。更にキャリアを伸ばそうと考えている方や、Web開発で上流工程を目指す人にもWebマーケティングをおすすめしたいですね。
私もマーケティングを学び、研究員から現在の専門学校のIT講師に転職して、年収が50〜100万円ほど上がったので、マーケティングスキルとこれまでの知見を掛け合わせることが重要なのかなと思います。

ーー最後に、Webマーケティングを学んでみようか迷っている方に向けてメッセージをお願いします。

学習する前に、まず自分をペルソナとして設定してみてマーケティングそのものを楽しんでいただきたいなと思います。
自分をターゲット顧客に設定し、ある商品を売ることを想定して、どのように今のサイトを改善すれば良いのか、というマーケティング目線で考えてみてください。

テックアカデミーでは現役のマーケターのプロのアドバイスや考え方も学べます。基礎から丁寧に教えてくれるのでしっかり学ぶことで、多くの学びを得られると思いますよ。

実践的な学習だけでなく、実際に仕事を経験しなければ意味がない。学習と仕事の実践へのこだわり

「Web制作に関する仕事をしたい」という強い想いから4年ぶりにテックアカデミーを再受講した卒業生に、テックアカデミー受講後の勉強方法、働き方の変化、年齢関係なく学び始めることなどについてお話を伺いました。(※)今回のインタビュー記事は前編後編に分かれていますので合わせてご覧ください。
(※)記事に記載している内容は2022年9月時点の情報です。

1分でわかる記事要約

現在の働き方 :フリーランスとしてIT企業の総務の仕事、Web制作の仕事をメイン業務として受託。その他にも別の企業の社内報制作のサポート、サイト改修、テックアカデミーワークスでのWeb制作の仕事をその時の状況に合わせて並行しながら対応する。
未経験からWeb制作の学習を始めることについて :Web制作自体、楽しそうというイメージが強かった。ただ駆け出しの状態でどこか企業に就職できるとは思ってはいなかったため、テックアカデミーを受講する前に「何となくの状態で終わってはいけない、実際にWebサイトを作れるようなスキルを身に着けないといけない」と感じていた。
テックアカデミー受講前後の変化 :最低限の知識が身についたことで、自身のスキルを企業にアピールできるようになった。企業で飛び交っている用語も分かるようになった。
テックアカデミーワークスを活用した感想 :学習だけでなく実践も経験しないと仕事にならないと感じた。メンターも一人のプレイヤーとして入っていたので、メンターの動きというのを間近で見れた点がよかった。

話してくれた人

大井川 真穂さん
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デザイナーやPRの仕事を経験。その後Web制作を行うIT企業への就職をきっかけにエンジニアへのキャリアチェンジを目指し、テックアカデミーのWebデザインコースWordPressコースを受講。企業のサイト制作などの経験を経て、より実践的なスキルを身につけたいという想いから4年ぶりにテックアカデミーのフロントエンドコースを受講。現在はフリーランスとしてIT企業の総務の仕事をこなしつつ、Web制作の仕事にも並行して取り組む。

テックアカデミー受講後もエンジニアコミュニティに入って勉強を習慣化

――現在はどのようなお仕事をされていらっしゃいますか。

前編でもお話した通り、フリーランスとしてIT企業さんの総務の仕事とWeb制作の仕事を並行して受けています。その他には、別の企業さんで社内報制作のサポートさせていただいていますが、そういう時にもこれまでの学習が役立っているなと感じます。あとは私が制作したサイトを使っていただいているPR会社さんからも、サイトの改修をしたいという連絡があればその都度対応したり、テックアカデミーワークスでのスポットのWeb制作のお仕事を含めて4つぐらいの案件をその時の状況に応じて同時進行しています。なので忙しい日とそうでない日もそのときによって違いますね。

――1日のスケジュールを教えてください。

これも受けているお仕事によって異なりますが、だいたい朝9時ぐらいから仕事を始めています。現在子どもが小学生なのですが、親なしで1人でできることが増えたので、仕事の時間は以前よりも確保できているかなと思います。ただ食事の支度だけはきちんとしたいなと思っているので、夕方に一旦仕事を切り上げて家族との時間も大切にするようにしています。その後、夜遅くに勉強をすることが多いです。常に勉強したいと思っているので、テックアカデミーの受講期間が終わった現在は、外部のエンジニアコミュニティに入って勉強したり、コミュニティ内での課題に取り組んだり、知り合いのエンジニアさんと一緒に勉強することが増えました

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お子さんとの旅行を楽しむ大井川さん

年齢を重ねたら重ねた分だけ、様々な経験が次の仕事にも活きていく

――Web制作について学習することに対して、最初のイメージはどのようなものでしたか。

Web制作自体、楽しそうというイメージが強かったです。新しいことが知りたい、仕事にしたいという気持ちがあったので、あまりネガティブなイメージはなく勉強を始める時もワクワクしていました。
HTMLなどもこんな文章だけでこうやって表示できるものなのかとか、ツールなども使ったことがなかったので全て新鮮で。ただWordPressは最初本当に分からなくて、学習し始めた頃は「向いていないかも。」と思ったこともあります。HTMLとCSSだと見たまんまというか、マークアップもこうやって書けば表示されるというように、見様見真似でやればできる感じだったのですが、WordPressはそもそもの考え方が分かっていませんでした。テックアカデミーの「WordPressコース」を受講する前までは、WordPressの存在を知っている程度のレベルで、実際に受講を始めた当初は何を言っているんだろうということが多く、メンターさんへの質問も的外れになってしまい理解に苦しむこともありました。
しかし<前編>でもお伝えした通り、苦労しながらも最終的には1つのWebサイトを制作することができたのです。規模もそこそこあるWebサイト制作だったのでとても大変だったのですが、目標だった「自身が学んだことを実践に活かす」という経験ができたと実感しました。

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ご自宅で仕事をする大井川さん

――年齢的に新しいことを始めることに対してのハードルはありましたか。

「Web制作を勉強してみたい。仕事にしたい。」とは思うものの、自身の年齢のことを考えると駆け出しの状態で企業に就職できるとは思っていませんでした。勉強を始めた時も「本当に仕事にできるんだろうか」という不安な気持ちは常にあって…。なので、「こういうのができるんだ」という何となくの状態で終わってはいけない、実際にWebサイトを作れるようなスキルを身に着けないといけないという気持ちが強かったです。年齢が若ければ若いほど、勉強したということと仕事への熱意があればWeb制作会社に入社することができる可能性は高くなると思うのですが、今の年齢的に難しいなと思っていました。そのため、転職はせず勉強を継続し、人づてでWeb制作の仕事を受ける機会を探す方が現実的かなと思いました。

ただ一人で仲間もいなくて、どこかに飛び込むこともできなくて。「一応勉強して形はできたけれど、それで案件をどうやって獲得するんだろう」というように意気消沈はしていたと思います。クラウドソーシングを見てもいっぱい人がいて、自分の技術レベルで仕事を獲得できるのだろうかと常に不安になっていました。一度Webの勉強をする前に、紙の方のデザインでランサーズか何かに登録してコンペに応募したことがあったのですが、全然だめで疲弊してしまって。そのイメージから、クラウドソーシングは難しいだろうなという印象がありました。そのため今は勉強して、とにかく知り合いのWebサイトなどを作ることに専念し、そこで着実に自分の実績を増やしていくのがよいかなと考えました。

――仕事にすることに対して不安や葛藤もあったと思うのですが、最終的にテックアカデミーを選ばれた理由は何でしたか。

1回目の受講を検討していた当時(2017年)からテックアカデミーは実践的なイメージがありました。他のスクールさんに比べて、実際に現役のエンジニアとお話ができるというところや、カリキュラムのレベルが高そうであるという点が決め手になりました。

――実際に受講されてみて、ギャップはありましたか。

ギャップはなかったです。想像していた通り難しいし、とてもカリキュラムや課題のボリュームがあるなと感じました。最初のメンターさんは女性の方で、実は業界で有名な方だったことを後から知ったのですが、その方が担当でとてもよかったです。勉強を始めたばかりの私が、何を分かっていないかを紐解いて理解してくださり、学習する上で大事なポイントも明確にしていただきました。そのメンターさんのキャラクターも素敵で、いつもメンタリングの時間があっという間でした。当時まだカリキュラムに載っていなかったFlexboxで横並びを表現する方法も教えていただいたり、実践的で新しいことを教えてくれるという印象を持ちました。Gitの使い方もメンタリングレポートに記載して振り返りしやすいようにして下さったり、いつも背中を押していただきました。
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メンタリングでのアドバイスをいつもメモにまとめ直して復習しているという大井川さん

――受講時はどのようなタイミングで学習を進められていましたか。

平日の夜中心に学習をしていました。

――受講後、ご自身のお仕事に変化はありましたか。

受講直後すぐ仕事に繋がることはなかったのですが、最低限の知識が身についたことで、自身のやりたい気持ちを企業にアピールできるようになりました。勉強を続けて常にアップデートして若い人に遜色ないような自分でいる努力をするようになりました。同時に、この年齢なりのポジション、強みもあると思うようになりました。そうやって、色々な案件を楽しんでいます。

過去にPR会社で広報やマーケティングにも携わっていましたし、デザインの考え方も理解しているので、その知識がWebの実装についても役立つことがあります。なのでこれまでの仕事や学習は何も無駄にはなっていないと思っています。例えば総務とか経理とか、そういう分野であっても効率化とかプログラミング的な考え方が活きてくると思っています。年齢を重ねたら重ねた分だけ、様々な経験が次の仕事にも活きていくと感じています。

新しいことに常に挑んでいく。今の時代ならではの学習方法とコミュニケーション

――テックアカデミーワークスを利用されたご感想をお願いします。

<前編>でもお話しましたが改めて、学習だけでなく実践も経験しないと仕事にならないと感じました。
あとチームでのプロジェクトに参加させていただくことができた点が貴重な経験になりました。私が受けたお仕事は大手企業さんの大規模Webサイト制作の案件でしたので、「実務ではこういうことがあるんだ」ということがたくさん起きましたし、メンターさんたちも一人のプレイヤーとして入られていたので、メンターさんの動きというのを間近で見れたのが大きいです。技術面やコミュニケーション、メンタル面など生身の一面を見ることができました。この歳になるとなかなかそういう現場に入れないので、チームの一員に入る体験ができたのは大きいですね。

――これからどのようなことに挑戦したいですか。

HTML/CSSとWordPressだけではなくてVue.jsなどのアプリ寄りといいますか、トレンドの技術を使ったお仕事にも挑戦してみたいと常に考えています。勉強すること自体が趣味なので、新しい技術には物怖じせずどんどん挑戦していきたいです。

賞をいただいたアプリも素のVue.jsで作ったのですが、それもいずれ最新の技術で作り直したいなという想いがあります。JavaScriptもまだまだなのでもっと勉強しないとですね。テックアカデミーのコンテストで賞を取った特典として1カ月分無料で受講することができたので、最近はPHP/Laravelコースを受講しました。Webの裏側、サーバー側の動きやデータベース、そういうのを知らないと1人で仕事をする時に立ち回れないことが多いので。そこでまた違う世界があるなと気づいて、好奇心がわいています。
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書籍でも学習を続けている大井川さん

――好奇心から勉強したいとなるんですね。

はい。今IT企業で飛び交っている用語も分かるようになって、それだけでもとても楽しかったりします。

――Web制作の学習を未経験から始める場合、どのコースがおすすめですか。

Webデザインコースがいいんじゃないかなと思います。今ははじめての副業コースや育児をしている女性向けの
Web制作在宅ワークスタートコース for mom
もあるので、そちらでもよいかもしれないですね。全体をまんべんなく簡単にやるならProgateやドットインストールといった無料の学習サービスでもだいたいの世界も知ることができますので、それらを経験してから自分に合うコースを探すのが良いと思います。

――これから新しいことを始めてみようという方へアドバイスをお願いします。

受講を始めるのにお金が発生するので最初は飛び込む感じでしたが、お金は結果的にテックアカデミーワークスで回収することができますので、その点はあまり不安に感じなくても良いのかなと思います。

学習へのモチベーションに不安がある方は、受講する前に、コンテストでの入賞であったり、副業で案件を受けたいといった目標を設定すると良いと思います。昨今の働き方の変化で、勤務時間と学習時間の境がシームレスになっていて、働きながら学習することも以前よりやりやすくなったと感じています。あとは当然のことですが、「人とのコミュニケーションや、社内であっても社外であっても誠実に仕事をする」ことは大事だと思います。それがきっかけで私は仕事の幅が広がりました。

今回の受講でのチャットサポートの経験も役立っているなと思いました。今はチャットのコミュニケーションが多いので。受講中のチャットサポートは本当に楽しかったです。。メンターさんそれぞれ個性があって、今日はどなたが答えてくれるのかなと楽しみでした。たくさんのメンターさんに応援されている気がして励みになりました。みなさん遅い時間になったりしても本当に親切に教えてくださって、涙出そうになりました。私のオリジナルアプリを楽しみにしてると言ってくださったことなど今も覚えています。自分が興味を持って頑張って学習すればするほど、メンターさんは熱量を持って返してくれます。私はそれでプログラミングにハマっていきました。ですので、メンタリングのサポートはぜひどんどん活用していくといいと思います。